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DELL U2913WMレビュー!AH-IPSパネルの超ワイド29インチモニタ
U2913WMは超ワイドな29インチモニタ(解像度2560×1080)。24インチ・フルHDモニタをさらにワイド化したようなモニタです。AH-IPSパネル採用なので視野角が広く、色度変移の心配もない!2012年11月15日発売!
U2913WMは、アスペクト比21:9の超ワイド!解像度2560×1080
ワイドモニタが主流となり、アスペクト比が16:9のモニタ製品が多いですが、21:9という超ワイドなDELLモニタが登場しました。29インチ超ワイドモニタのDELL U2913WMです。「デュアルモニタを使っていたけど2台間の境界が気になっている」というなら、検討の余地がありそうです。基本的にはクリエイター向けとなるでしょうが、こいつがあれば新たなPCライフが開けそうな予感です。
アスペクト比21:9という、なんともマニア心くすぐるスペック。この超ワイドは、これまでに見たことのない異形のインパクトがありありです。ディスプレイベゼルは狭額で、画面に集中できるスッキリしたシンプルデザインです。解像度は2560×1080であり、フルHD(1920×1080)より更にワイドの領域が広くなっています。多数のアイコンをデスクトップ上に並べるユーザーならかなり使いやすいでしょう。Yahooのトップページを2つ並べてもまだ幅に余裕があります。
まずはDELL U2913WMの基本スペックをまとめてチェックしてみましょう。DELL U2913WMレビューは2013年4月時点です。最新情報をDELL公式サイトでご確認ください。
サイズと重量 | 29インチ非光沢液晶モニタ(アスペクト比: 21:9 ) 重量(パネルのみ ) 5.76 kg /重量(梱包時): 11.35 kg |
パネルタイプ | AH IPS(横電界スイッチング)方式、3Hハードコーティング処理、バックライト:LED |
最大解像度 | 2,560 x 1,080(60 Hz) |
最大輝度 | 300 cd/m2 (標準) |
コントラスト比 | 1,000:1(標準)、ダイナミックコントラスト比: 200万:1(最大) |
応答速度 | 8 ms(GTG) |
カラー | 色域(標準): sRGB > 99 %、82%(CIE 1976) |
最大視野角度 | 178 °(垂直)/178 °(水平) |
装備端子 | DVI-D端子 x 1 、DisplayPort端子 x 1 、Mini DisplayPort端子x 1 HDMI端子 x 1 、VGA端子 x 1、USB 3.0端子 x 4 、DisplayPort出力端子x 1、 音声出力 x 1 |
スタンド | 高さ調整、角度調整(チルト)、左右の回転(スイベル) ※VESAマウント対応 |
アスペクト比16:10(解像度1920×1200)で24インチのG2400Wと並べてみました。「DELL U2913WMはフルHD(1920×1080)の24インチモニタをさらにワイド化した」といえばイメージが掴めると思います。
Windows7での大アイコン表示を見てみる。当サイトではDELL製品の写真を多く扱っていますが、この表示領域はすごい。スクロールが少しで済みます。色域(標準)でもsRGBを99 %カバーしています。
輝度が300 cd/m2 で一般的な350 cd/m2 よりも低めですが、屋内で使う分にはまったく問題なし。輝度をMAXにすることは一般の環境ではまずないでしょう。
ワイド化すると心配なのが視野角や色度変移の問題ですが、AH-IPSパネルを採用しているので大丈夫です。もしこれが安価モニタの定番であるTNパネルだった論外だったでしょう。
視野角や色度変移のチェックは後ほど紹介します。 ※AH-IPSパネル=AH(Advanced High Performance )-IPS【LG製パネル】
結構、狭額なディスプレイベゼルでスッキリした印象。下部のベゼルが少し突き出しているデザインですね。下部中央にメッキ加工されたDELLロゴがあり、下部右側に電源ボタンやタッチセンサー式のOSDコントロールボタンがあります。
OSDコントロールボタンは直感的に操作できます。操作項目は多い方ではありませんが、マニアレベルでない限り充分かと思われます。
DELLサイトでは「消費電力(動作時): 標準32 W、最大輝度でデル製サウンドバーおよびUSBがアクティブの場合90 W」とあります。自分の好みだった「輝度50、コントラスト75」に調節して消費電力を測ってみたところ、25Wでした。29型にして解像度2560×1080のモニタとしては、低消費電力です。
DELL U2913WMの背面のデザイン。上部にDELLロゴを配置しており、スタンドにはケーブルをまとめる穴が空いています。
DELL U2913WMはワイドだけじゃない!インターフェースや機能が豊富
DELL U2913WMは、入力端子に「DVI-D端子、DisplayPort端子、Mini DisplayPort端子、 HDMI端子、VGA端子」を装備しており、オールウエルカム体制。しかもハブ機能としてUSB 3.0端子 x 4 基も装備する。
底面側にインターフェースが揃っています。その下には別売りのDELL製サウンドバースピーカ(AX510)を取り付けるフックが見えます。では端子部分をアップで見て行きましょう。
【5つの入力映像端子】
5つの映像入力端子(デュアルリンクDVI-D端子、DisplayPort端子、Mini DisplayPort端子、 HDMI端子、VGA端子)がありますが、アナログであるVGAでは解像度2560×1080の出力はできないので、これは基本使わない端子となるでしょう。※解像度2560×1080の出力では、パソコン(グラフィックカード)がデュアルリンク対応でなければなりません。
【映像出力対応】
出力用のDisplayPort端子を1基持ち、ディジーチェーン接続によって最大3台のモニタ接続が可能。
【USB3.0端子のハブ機能】
DELL U2913WM底面側ではUSB3.0端子が2基あります。※USB3.0端子を使うにはダウンストリーム側とPCとの接続が必要です。いわゆるハブ機能として備わっているUSB3.0端子です。
そしてDELL U2913WMの左側面にUSB3.0端子が2基装備。
付属していたケーブルは、「デュアルリンクDVI、DisplayPort、USBケーブル(ダウンストリーム用)」ほか、電源ケーブルがあります。出荷時に色補正されているので「色補正完了報告書」も同梱されています。
Display Managerというアプリも同梱されており、インストールすれば「仮想的な画面分割、自動プリセット、自動スリープ、ビデオ表示の設定」などが行えます。※同梱物情報については2013年4月レビュー時点。
高さ調整、左右の回転(スイベル)、上下首振り(チルト)ができる多関節スタンド
DELL U2913WMのスタンドは、高さ調整、左右の回転(スイベル)、上下首振り(チルト)ができる多関節スタンドです。左右の回転と高さ調整の可動域は下の写真を参照してください。
調整は軽く押すだけで自由自在。持ち上げてロックしたりという面倒な行程ではありません。標準のスタンドでここまで調整出来れば、市販のモニタアームは必要ないでしょう。なお、これだけの超ワイドなので流石にピボット機能(縦長回転)はありません。・・・たぶん安定性が無くなるのでしょうなあ。
上下の首振り(チルト機能)と、高さ調整の可動範囲を横から見た様子。写真でご確認ください。
台座はプラスチック製ですが、裏側には金属の骨組みがあるので頑丈です。
DELL U2913WMのスタンドの着脱は簡単で、工具もいりません。取り付け時は上から差し込んでカチッとはめるだけ。取り外しではロックボタンを押して固定解除したら逆の工程で取り外します。なお、VESAマウント対応なのでお気きに入りの市販モニターアームだって取り付け出来ます。
DELL U2913WMの視野角と色度変移
DELL U2913WMはAH IPSパネル採用なので、安価モニタに多いTNパネルとは比較にならないほど広い視野角です。また見る角度によって色が変わってしまう色度変移に関しても、気にならないレベルです。DELLサイトでは最大視野角を「178 °(垂直)/178 °(水平)」と謳っていますが、見た目ではどうかチェックします。
まずDELL U2913WMの上方からチェック。こんな角度から見ることはないでしょうが、すっきり見通せます。
アイコンだってかなり鮮明に視認できます。
上からの視野角はかなり広いとみた。
左右からの視野角では、これだけ超ワイドということもあり室内照明の関係で奥の方はやや陰になる。そして見た感じでは160度あたりから黒っぽくなるので、公称されている「178 °(水平)」ほどはないと思いました。まずこんな角度から使うケースはないと思いますけど。
色度変移ではどうか
当サイトの小見出しである赤バーたちを対照します。赤色が場所によってどれだけ変化するかのチェックです。奥のほうが陰になっているので少し濃い目になっていますが、これは室内照明によってある程度調整できる範囲かと思われます。
上から見た時の色度変移ではまったく問題なし。
娯楽面でのアスペクト比21:9は?DELL U2913WMの活用性
アスペクト比21:9の超ワイドは、Web閲覧やWindows Explorerにおける画像管理ではかなり便利です。では映像娯楽面ではどうかチェックします。
映画の多くはシネマスコープ(横縦比は2.35:1)なので、ほとんどのユーザーは上下に黒帯が入るはず。
そこで「21:9の超ワイドならフル画面で観られるはず!」と思いましたが、当方の環境では左右上下に黒帯が入っていました。再生ソフトはDELL XPS 8300購入時にプリインストールされていたPower DVD9です。
どうやら再生ソフトやコンテンツそのものが対応している必要があるようです。またはスケーリング調整できるソフトを使えばフル画面で行けるみたいですね。確か、AMDのグラフィックカードであればCatalyst Control Centerでスケーリング調整できるので試して見る価値はありそうです。(今回は未検証)
ちなみに応答速度が8 ms(GTG) で、2013年4月レビュー時点においては6~2ms製品がざらにあるため比較的遅めの数値です。しかし実際に映画を見てわかりますが、十分な応答速度です。
次はPCゲームです。ストリートファイター4では2560×1080の解像度設定があるものの、動作時では下方が切れてしまっている。
バイオハザード5も同様で、2560×1080の解像度設定があるものの、動作時では下方が切れてしまっている。
ロストプラネットでは横に引き伸ばされてしまっている。アスペクト比21:9や2560×1080というのはまだ希少なスペックなので、コンテンツやアプリケーションで非対応の場合が多いです。
今のところ、デュアルモニタのユーザーであればDELL U2913WMの購入を検討してみていいのかもしれません。基本はクリエイター向けとなるでしょう。ツールが沢山並べられるし、開け閉めする手間も省けるので、Web制作やCAD等であれば作業がはかどりそうです。
2013年4月レビュー時点において、「3年間保証、良品先出しサービスとプレミアムパネル保証」が標準なので、長期使用を検討して購入できる製品です。( ※プレミアムパネル保証とは、モニタにドット抜けが1点でもあれば、無償で代替品に交換できるサービス)。価格も決して高くないので、新たなパソコンライフ・アイテムとして見逃せない逸品です。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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