Inspiron 13 7000 2-in-1 (7391) のレビュー第2弾!
4K(3840 × 2160)、Core i7-10510U搭載でレビュー
Comet Lake(Uシリーズ)設計の「Inspiron 13 7000 2-in-1」こと、Inspiron 7391 2-in-1のレビュー第2弾!規制モデル名ではP113G。今度の構成は「4K(3840 × 2160)ディスプレイ、Core i7-10510U 搭載」となっている。なお、複数の構成販売およびカスタマイズ販売のため、同一製品でも差異があることにご留意を。
(前ページでは1920 × 1080ディスプレイ、Core i5-10210U搭載のInspiron 7391 2-in-1を紹介した。そちらの記事を先にご覧頂きたい。ここでは重複する内容を省略している。)
ざっとおさらいすると、2019年9月に発売した13.3インチ2-in-1ノートで、360度回転できるヒンジ構造。高級感あるオール・アルミボディで、ディスプレイがフレームレス・デザイン。ヒンジ部分にアクティブペンを内部格納できる。NVMe SSD搭載。LPDDR3-2133MHzのオンボードメモリなので換装は不可。USB Type-C端子(USB3.1-Gen2、Thunderbolt 3、Display Port 対応)を装備。バックライト・キーボードを実装する。
2019年12月論評 Comet Lake (Uシリーズ) |
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※2019年12月30日時点のレビュー。本製品の発売日は2019年9月3日である。
レビュー第2弾!Inspiron 7391 2-in-1の構成とパフォーマンス
レビュー第2弾となる今回のInspiron 7391 2-in-1実機の構成。ならびにパーツのベンダー。第10世代 Core i7-10510U を搭載し、内蔵(統合化)されているインテル UHD グラフィックスが使われる。16GB LPDDR3(2133MHz)のオンボードメモリを搭載している。メモリは増設も換装もできないオンボード式なので容量選びは慎重に。
ディスプレイは4K(3840 × 2160)だが、液晶パネルに台湾の奇美電子(Chimei / チーメイ電子)の【CMN1385】を採用。台湾フォックスコングループに買収され、現在では「イノラックス」と呼ばれている。LG電子、サムスン電子に並ぶ世界有数の液晶パネルメーカー。 CMN1385で検索すると駆動方式が「AAS」とある。これはIPSファミリーに属するとのこと。100% sRGBに対応。
512GBのNVMe SSDはウエスタンデジタル製(傘下になったSandisk製)のSN520。シーケンシャルリードでは1726 MB/sだった。無線LANはインテルWireless-AC 9560 160MHzを搭載。
【 解説 : M.2スロット(NVMe SSDとSATA SSD)について 】
【 当サイトの、SSD / HDDのストレージ・パフォーマンス比較 】
レビューに関する、注意事項
この手元にある実機を基にした限定的な情報であり、購入者の選択により様々な違いがある(標準搭載の範囲を不明とする)。また、カスタマイズ更新や仕様変更によりレビューと異なる場合があり、採用ベンダー(パーツ・メーカー)も時期により異なる。第10世代 Core i7-10510U
Core i7-10510Uのスペック。4ア実装、HTテクノロジーによって8スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は15Wで低消費電力向け。ベースクロックは1.8GHzだがターボブーストにより最大4.9GHzまでアップする。内蔵グラフィックのUHDグラフィックスを統合
【Core i7-10510Uのアーキテクチャ解説 : Comet Lake(Uシリーズ)採用 ※2019年末~】
CINEBENCH R15のマルチスレッドでは、スコア644。過去レビューのPCを見ると、Core i7-10510U自体のポテンシャルはもう少しありそうだ。当方の調査内ではRyzen 5 1400に近い。
【CINEBENCH R15ベンチマークテストとは / および、過去PCと比較 】
Core i7-10510U および内蔵(統合化)されているインテル UHD グラフィックスのパフォーマンスとして、本格ゲームのベンチマークテストを実施。バイオハザード5では「1280×720 DirectX 10」でAランク(88.6 fps)まで行く。ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター だと、1280×720 標準(ノートPC)で実質プレイできるパフォーマンスはあるようだ。
※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、当方過去のレビューPCと比較できる。
※ベンチマークテスト中では、ACアダプタは常時接続している。
2019年12月論評 Comet Lake (Uシリーズ) |
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スコア またはFPS |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
4776 | |
ラストレムナント~2009年 (1280×720 フルスクリーン) |
61.06 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
84.81 | |
バイオハザード5~2009年 (1280×720 DirectX 10 フルスクリーン) |
88.6 |
基礎知識:ゲームのベンチマークテストについて
※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。なお、CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリによってパフォーマンスが左右されやすい。Core i5-10210U搭載の、Inspiron 7391 2-in-1と比較
前回(レビュー1弾)のInspiron 7391 2-in-1 ではCore i5-10210Uを搭載していたが、 同じ設定のベンチマークテストでは以下のようになっている。Core i7-10510Uにしてもほんの少ししか変わらないことがわかる。そのためCPUよりもメモリやNVMe SSDの容量に購入予算をかけたほうが充実度は高いと思われる。
2019年10月論評 Comet Lake (Uシリーズ) |
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スコア またはFPS |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
4524 | |
ラストレムナント~2009年 (1280×720 フルスクリーン) |
57.68 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
82.26 |
解像度4K(3840 × 2160)
この実機では13.3インチに4K(3840 × 2160)の解像度。初期設定および推奨設定では300%拡大になっているが、ここではドットバイドット表示(100%)に設定し直している。この画面サイズにしてモノスゴイ表示領域だが、テキスト読みなどでは、ドットバイドット表示は細かすぎて実用的とは言い難い。むろん、文字が潰れるわけではないのでただ極粒なだけである。多くのユーザーは適宜に拡大が必要になるだろう。ただし、アイコン画像からデータを探したり、地図の表示など俯瞰的な作業から入る場合では領域が広いため使いやすい。それに、4K動画・映画など美麗なコンテンツを楽しむなら必須となる。作業用に関しては、用途に合わせてドットバイドットと拡大を使い分けることになるだろう。
なお、フルHD(1920 × 1080)のほうが低消費電力で、ドットバイドット表示(100%)でも厳しいほど表示は小さくはならない。「あまり拡大設定で使いたくない」というなら、1920 × 1080をお勧めする。
ちなみに液晶パネルは台湾の奇美電子(Chimei / チーメイ電子)製【CMN1385】。駆動方式が「AAS」とあるのでIPSファミリーに属し広視野角である。100% sRGBに対応。
確かに広視野角。極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きていない。複数人で観るようなシチュエーション、つまり様々な角度から視聴する場合にも好都合。
光沢ディスプレイなので、コントラストが高く黒の引き締まった画質を楽しめる。ただし照明や日光の当たる角度により背景の映り込みが生じるので、環境に応じて角度や照明の調整が必となる。
反射光の影響がない状態(つまり映り込みしない暗闇環境)での視野角チェック。
狭額のフレームレス・デザイン
ディスプレイベゼルが狭額なので、フレームに存在感がなくコンテンツに没頭できる。
その幅、たったの6mmほど。
上部ベゼルも結構狭額で、しかもWebカメラを内蔵している。2箇所の穴はデュアルマイクの内蔵。
ディスプレイ基礎知識
※広視野角 IPS ディスプレイの解説 : 液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式とは※ディスプレイ表面処理 ~ 光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)について
※ドットバイドット表示の解説 :解像度と画素(ドット)について
※画面サイズと解像度の組み合わせ比較
贅沢な、オール・アルミボディのデザイン
以下は、レビュー1弾のInspiron 7391 2-in-1と同じ状況なので内容が重複するが、せっかく撮影したのでさらっと掲載しておく。Inspiron 7391 2-in-1は天板、底面、パームレストがアルミ素材で高級感のあるプレミアムな筐体。XPSノートには敵わないが、Inspironでは上位である7000シリーズならではのアドバンテージ。
Inspiron 7391 2-in-1のノート形態。幅: 307 mm × 奥行き: 216 mm × 厚み: 14~16 mm 最小重量 約1.4 kg (DELL公称)だが、レビュー実機の測量では1.381 kg。
360度回転するヒンジ構造となっているため、ディスプレイを後方へ折り、360度回転させるとタブレットPCに変形できる。一定の角度まで曲げると、キーボード操作は無効になるので、誤操作の心配はない。
ジャイロセンサーにより自動で画面が回転する。(任意で回転ロックも可能)。タブレットPCとしては重量級である。これは本来はノートPCそのものであるため、「2-in-1タイプ全般に言えるデメリット」である。
また、支えている手の指先では、本体背後キーボードのプチプチ感が気になってしまうのもご愛嬌。 2-in-1タイプを選ぶ場合は、「ノートパソコンがあくまでメインであり、タブレット用途はおまけ機能」と捉えておけば、購入後の後悔はないだろう。やはり、軽量でお手軽な専用タブレットPCとは、ニーズがちょっと変わってくる。ノート形状からタブレット形状への、可変途中を利用した応用的なモードである「テントモード」「スタンドモード」もある。
前面に装備する端子は無い。
右側面では、限定的で扱いにくいMicroSDカードスロット、ヘッドセット端子、USB3.1-Gen1 端子を配置。
左側面では、電源コネクタ(隣に電源&バッテリライト)、HDMI端子、USB Type-C端子(Thunderbolt 3対応、DELLサイトではさらにPower DeliveryおよびDisplayPort対応とある。またさらにオンラインマニュアルではUSB 3.1 Gen 2対応とあるが、製品説明ページではUSB 3.1 Gen 2対応の記載はない。
付属のクイックスタートガイドには記載されている、インターフェース解説。
背面にも端子はなく、横長のヒンジ構造。ちなみに、排気口はこのヒンジの隙間に配置されている。
底面もアルミ素材。横に長い吸気口を配置、中央にinspironロゴのエンボス加工。左右のカーブ面にスピーカを内蔵。
65WのACアダプタが付属する。アダプタ本体224g。AC電源ケーブル104g。
アルミのパームレスト、バックライト付きキーボード
パームレストも、天板や底面と同じくアルミ素材。キーボードパーツはInspiron 13 5000(5390)Wi-Fiモデル や Inspiron 14-5490など13.3~14インチノートで採用されているものと同じ。ただキーのカラーは様々あるようで、これはダークグレーのキーボードである。
【キーボードの使用感レビューはこちらを参考に(パーツ自体は同じなので総括)→Inspiron 13 5000(5390)Wi-Fiモデル で採用のキーボードパーツ】
一体型のタッチパッド。その周囲はダイヤモンドカット(ダイヤカット)されている。この加工はダイヤモンドバイトという「精密金型加工に適した刃先の道具」で金属を削るため、そう呼ばれる。アルミの地色を削り出す表面処理加工法であり、金属を削り出したそのままの肌がデザイン性を高める。
キーボードの上部(ヒンジの部分)に Dellアクティブペン PN350Mを格納できる窪みがある。ペンを格納したままディスプレイを閉じれるので紛失のリスクが軽減できる。また磁力で吸い付くのでペンの落下防止にもなる。
バックライト・キーボードを利用した状況。オンオフおよび、2段階の調光可能。薄暗い会議室や、寝室などとっさの使用でも室内照明を点けずに操作することができ、わりと重宝する機能である。機能がオンのときは、キーに触れると自動的に点灯する。しばらく操作をしないと自然に消灯する。
内部構造
バッテリーで半分の面積を占めており、あとはシングルファンとマザーボードの搭載。ヒートパイプの下にはCPUの設置場所しかないので、そもそもの設計が単体GPU非搭載仕様のようだ。NVMe SSDのM.2スロットは、Type 2280、2230に対応するようで、現状ではType 2230のNVMe SSDを搭載。オンボードメモリ仕様なのでメモリスロットは無い。
底面そのものが、内部アクセスのためのカバーになっている。薄いアルミプレートの底面カバーで、引っ掛けるツメ部分などプラスチックのフレームが張り付けられている。
Dell アクティブペン PN350M
Inspiron 7391 2-in-1のヒンジ(アクティブペンガレージ)に格納できるDellアクティブペン PN350M。電池込みの重量では20g。材質はアルミと思われる。
梱包の様子。電池は単6電池1本。上のスクリューキャップを外し電池をセットする。
ペン先。
電池格納ためのスクリューキャップ。DELLロゴがエッチングされている。ストラップの穴もあり。
クリックボタンとその操作方法。
Inspiron 13 7000 2-in-1こと、Inspiron 7391 2-in-1 第2弾レビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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DELL Inspiron 13 7000 2-in-1 (7391) レビュー項目
- 第1弾!構成:フルHD(1920 × 1080)ディスプレイ、Core i5-10210U搭載
- 第2弾!構成:4K(3840 × 2160)ディスプレイ、Core i7-10510U搭載(現在ページ)