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低価格!なのに広視野角 IPS&フルHDパネル採用の、狭額 21.5インチ一体型
Inspiron 22 3000 フレームレスデスクトップ(AMD E2-9000e 搭載)
DELL Inspiron 22(3275)のレビュー
- 第1弾 AMD E2-9000e 搭載、Inspiron 22(3275)レビュー
- 第2弾 AMD A9-9425 搭載、Inspiron 22(3275)レビュー
AMD E2-9000e プロセッサーを搭載した、Inspiron 22 3000 フレームレスデスクトップ(販売名)こと、Inspiron 3275(コンピューターモデル名)をレビューする。発売は2018年3月19日。ややこしいことにDELLサイトでは、同じページ、同じ販売名で、Kaby Lake(Uシリーズ)のInspiron 3277がごちゃ混ぜになっている。つまり同デザインで、AMD仕様 Inspiron 3275とインテル仕様 Inspiron 3277があることを理解しよう。(設計の違う別モデルを一緒くたにすんな!怒)。
ここで紹介するのは、インテル仕様よりも低価格なAMD仕様のモデルである。便宜上、Inspiron 22 (3275)と呼ぶ。21.5インチの一体型パソコンで、広視野角IPSパネルを搭載。しかもフルHD解像度なので、作業領域もわりと広い。非光沢なので長時間使用でも目に優しい。時代の流れなのか、光学ドライブは搭載していない。なお、インテル仕様(Inspiron 3277)のほうが処理性能は高く、タッチパネルの選択もある。ただ予算はひとまわり高額となる。カラーバリエーションでは、今回紹介するホワイトのほかに、ブラックのモデルがラインナップされている。
2018年9月論評 AMD仕様 |
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※2018年9月18日時点のレビュー。手元の実機レポートであり、仕様は各々の選択により異なる。
※追記:2018年12月時点では第7世代 AMD A9-9425 プロセッサ搭載モデル。
DELLの製品名について
DELLサイトにある「販売名」は統一性がなく、さらに新旧モデルの区別も困難。そのため唯一無二のコンピューターモデル名で確認する必要がある。詳しくは「DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること」を参照。
当方レビューに関する注意事項
※レビュー時点、レビュー実機の情報であるため、購入された場合の一致性は保証していない。
※標準搭載や仕様変更などの最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※感想は個人的見解である。※風景に写っている周辺機器等は、DELLと関係ない物もある。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能(注文は個人名の記入でOK)。
Inspiron 22 (3275)の装備端子とデザイン
全体把握のため、付属のクイックスタートガイドからInspiron 22 (3275)の装備端子などをチェックする。メインとなる端子にはマーキングした。
SDカードスロット以外はすべて背面に集まっている。据え置き用PCとしては「最低限」といった印象。HDMI出力があるので、外部モニタへの出力が可能。LAN端子はギガビットイーサーなので、サーバー構築の環境でも速度に安心。ちなみにインテル仕様 Inspiron 3277の場合は、装備端子が若干異なる。
インターフェースの補足説明
※USB3.1-Gen1の転送速度はUSB3.0と同じ5Gbps(理論値)だが、電源供給力は高い。
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
幅: 498mm × 奥行き(スタンド除く): 42 mm × 高さ 330 mm / 最小重量(公称) 約4.27 kg。ワイヤレス環境であれば、あとはACアダプタだけあればいいので、気軽に設置場所を変えられる。このサイズの一体型は、屋内のノートユーザーであれば移行しやすいタイプ。
45WのACアダプタが付属。PC側へのケーブルは細いが、ジョイントする電源ケーブルは太めなので取り回しはよくない。
左右側面
Inspiron 22 (3275)の左側面では、最下部にSDカードスロットを配置。この位置にはUSB端子がないので、頻繁に抜き差しするようなユーザーだと、本体裏側に手を伸ばすのが億劫かもしれない。対策としては、USB延長ケーブルを使うのもあり。
右側面には何もなし。(光学ドライブなし)。イーゼルスタンドなので、写真立てのような設置になる。角度調整の最大はこの写真を参考に。クイックスタートガイドにはペデスタルスタンド(台座付きのアームスタンド)の記載があるが、レビュー時点でサポートされているのは、このイーゼルスタンドのみ。
天井と背面と底面
天井面には排気口、そして格納できるWebカメラを搭載している。ぐぐっと押し込むと、自動でゆるゆると立ち上がってくる。
光沢の背面。
スタンドを外してみたが、VESA規格対応じゃなさそうだ。市販のモニタアームの取り付けは不可。
スタンドがあるので、USBメモリなど差し込みづらいのがデメリット。
底面にはゴムスタンドが2箇所。通気口のスリットで占めている。
広視野角IPSの、21.5インチディスプレイ
21.5インチ画面にフルHD(1920 × 1080)解像度。ドットバイドット表示(100%)でこの領域。この組み合わせだと、文字やアイコンのサイズも見やすい部類になる。
ディスプレイベゼルが狭額なので、21.5インチ一体型PCとしてもコンパクト。ざっくり測るとその幅1cm。そして画面の広がりを感じる。ディスプレイベゼルが落ち着いた非光沢なのも、個人的には好み。
下部はスピーカを配置したパンチング・デザイン。DELLロゴの左右に、パンチングのドットサイズでマイクの穴が2つある。一番右側には電源ボタンを配置。
サウンドチューニングにWaves MaxxAudio Proを搭載。内蔵型で出力の弱い小型スピーカーでも、デジタル処理で効果的なサウンドを展開するサウンド補正技術。 ゲームサウンドでは良好な結果を残しているのだとか。ユーティリティソフトを使ってイコライザー調整ができる。
格納できるWebカメラを立ち上げた状態。Webカメラの出しっぱなしは、ひょっこり感が出てちょっとダサいかも。
IPSパネルということで、視野角をチェック。色調の反転はないからTNパネルよりは断然見やすい。やや気になるのはわりと陰になりやすく、斜めからの視聴だと隅の方は見づらい場合も。
広視野角のIPSパネルとは
液晶モニタではTFT液晶(アクティブ マトリックス方式)が使われるが、IPS方式(In Plane Switching)は、TFT液晶の中で視野角が最も広く、色度変移(見る角度によって色合いが変化する現象)が少ない。DTP分野や医療用などシビアな色表現を求める業界で好まれる。従来のデメリットでは、バックライトの透過率が低い、応答速度が遅いなどがあるが、技術補正されているようで現在ではほぼ気にしなくてもよい。IPSパネルは比較的コスト高なので、上位モデルで採用される。【解説:液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式】
ワイヤレスキーボードとマウス
標準付属なのか不明だが、レビュー時点ではワイヤレスのキーボードとマウスがパッケージに含まれている。DELLサイトでは「Dell KM636 ワイヤレス キーボードとマウス(日本語),ホワイト」という記載がされている。
ワイヤレスキーボードはWK636pのホワイト版が付属。(リンク先に詳細レビュー)。ブラックのInspiron 22 (3275)の場合は、キーボードもブラックになるようだ。
ワイヤレスマウスはWM116pのホワイト版が付属する(リンク先に詳細レビュー)。ブラックのInspiron 22 (3275)の場合は、ブラックのマウスになるようだ。ペアリングの規格はDELLユニバーサルで、USBレシーバ1つで最大6台までの対応機器が無線接続できる。
AMD E2-9000e(Radeon R2 グラフィックス内蔵)のベンチマークテスト
今回の実機の構成とスペック詳細。レビュー時点では、Inspiron 22 (3275)はこの構成のみとなっている。メインメモリが4GBなので事実上、最低限という印象。ディスプレイパネルのメーカーを調べると、DELLの「DEL93FC」と出るので、既存パネルではなくおそらくDELLの特注品なのだろう。採用されているベンダーは時期により異なると思われるので、あくまで一例と理解してほしい。
さらにInspiron 22 (3275)に搭載しているプロセッサーのAMD E2-9000eの詳細。統合しているGPUはRadeon R2 グラフィックスである。2コア実装の2スレッド動作。バックグラウンドの動作状況では、もっさりした挙動がチラホラ見られた。
CINEBENCH R15のマルチスレッドではスコアが69。Celeron N3050、Celeron J1800などの少し前のAtom系といい勝負。ドラゴンクエストX (旧バージョン・Ver1.10)では処理がカクカク。現在のトレンドからすると、かなりしょぼいパフォーマンスと言わざるをえない。用途は2D動画などの娯楽に限られるだろう。
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
ドラゴンクエストX (旧バージョン・Ver1.10)で比較
ドラゴンクエストX で比較すると、Pentium N3700搭載マシンにパフォーマンスは近い。だたしCPUパフォーマンス(CINEBENCH R15)では Pentium N3700ほうが上。ということは、このクラスのCPUに統合するGPUとしてはやや優秀ということか。
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1280×720 標準品質 ウィンドウ) | スコア |
2018年9月論評 AMD仕様 |
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2141 |
2016年5月論評 |
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2160 |
2018年9月論評 |
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2103 |
2010年7月論評 |
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1985 |
2016年9月論評 |
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1933 |
2018年4月論評 |
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1797 |
2018年4月論評 |
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1561 |
2007年12月論評 |
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1434 |
2010年4月論評 |
|
1281 |
当方のレビューPCにおける調査より
消費電力
アイドル時では。ディスプレイ輝度75%で17W。この輝度におけるCINEBENCH R15のマルチスレッドが22Wあたり。ドラゴンクエストX では20W。PC自体の消費電力はかなり低い。
ストレージとネットワーク・コントローラ
レビュー時点では、1TB HDDの搭載となっている。SSDのサポートはなし。このInspiron 22 (3275)実機では、東芝製MQ04ABF100を搭載していた。よって7mm厚の2.5インチHDDだと分かる。猛者であれば、分解マニュアルをダウンロードしてSSDの換装もありだが、むろん保証がなくなる。
【 過去PCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス 】
デバイスマネージャからネットワークコントローラーをみると、有線LANはRealtek(カニさん)のギガビットイーサーである。無線LANでは、クアルコム・アセロス社(Qualcomm Atheros, Inc.)を採用。この企業は、アメリカの半導体メーカーでLAN関連製品のトップシェアを誇っている。
Inspiron 22 (3275)のレビューは以上。AMDモデルの場合は、5万円台からと格安であり、シンプルで狭額ディスプレイのデザインも好印象。さらにIPSパネルとフルHD解像度の好スペック。懸念要素はAMD E2-9000eのパフォーマンスがさほど魅力的ではないこと。セキュリティソフトなどのバックグランド動作で、もっさりする場合がある。ネットやビジネス用途であれば概ね良好だが、先々高負荷作業を期待するなら、インテル仕様のInspiron 22 (3277)のほうが無難である。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- 第1弾 AMD E2-9000e 搭載、Inspiron 22(3275)レビュー
- 第2弾 AMD A9-9425 搭載、Inspiron 22(3275)レビュー