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DELL OptiPlex 3020 レビュー!ビジネス向けスモールPC
コストパフォーマンスを重視したビジネスデスクトップの、OptiPlex 3020をレビューする。レビュー時点では、6万円前後あたりの予算で検討できるモデルだ。OptiPlex 3020デスクトップには、ミニタワー(MT)とスモールフォームファクタ(SFF) の2タイプがある。今回取り上げるのは、拡張性は控えめだがさらにスリムなSFFのほうである。
スリムというコンパクトさはもちろん、縦置きだけでなく横置きが可能で設置性が良い。ドライブや拡張スロットは工具レスで扱えるメンテナンスの良さがある。PCケースには前面吸気ファンを採用している。
2015年2月論評 Haswell設計 |
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レビュー時点での 搭載可能プロセッサ例 |
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2015年2月時点のレビューおよび、撮影したOptiPlex 3020実機の情報となる。 最新情報は上記リンク先へ!
デザインと装備端子
OptiPlex 3020のスモールフォームファクタ(SFF)モデルでは、高さ29 cm x 幅9.3 cm x 奥行31.2 cm。 最小重量は6.0 kgほど。 右サイドにもスタンドゴムがあるため、横置きが可能な設計となっている。
縦置きなら机上に載せられるサイズで、幅はたったの9.3 cm。
フロントパネルがメッシュ状になったデザイン。またフラットではなくやや山型となっている。ヘアライン調のプレートにメッキ加工のDELLロゴが配置されている。前面には「スリム型光学ドライブ1基、USB2.0 × 2基、マイク/ヘッドフォン端子」のインターフェースを装備する。
電源ボタンとHDDライトはLEDで点灯する。
背面にUSB 2.0端子 x 4基、USB3.0×2基、ギガビットLAN端子などを装備する。グラフィックカードを搭載しない構成ではマザーボード直結のVGA x 1基、DisplayPort 1.2 x 1基をモニタ出力用に使う。なお、シリアルポート、PS/2はオプション対応しているようだ。
OptiPlex 3020の内部構造~ドライブは工具レスのメンテナンス性
サイドパネルは2つのネジで固定されている。手回しネジなので固く閉めなければ工具なしで内部にアクセスできる。
OptiPlex 3020の内部。Haswell設計(Intel第4世代Coreプロセッサ対応)、インテル H81チップセットを搭載したマザーボートを搭載する。
前面吸気ファンを採用している。直接、HDDに当たらないところはやや残念。
3箇所のツメを解除すればフロントパネルが外せる。ドライブをメンテする場合は外す必要がある。
ドライブベイ
光学ドライブベイのカバー。ノートパソコンで採用されるスリム型が搭載されるが、今回のOptiPlex 3020実機には非搭載となっている。どうやら光学ドライブがオプション扱いであることが留意点。なお、光学ドライブはノート用のスリムドライブが採用されている。なお、保証対象外であるが自前で搭載することは難しくないだろう。
手前に引いてレバーを上げるとカバーが外せる。
その下には3.5インチHDDベイのマウンタとなっている。レバーをスライドするとロックが解除され、持ち上げることができる。
3.5インチHDDベイのマウンタ。HDDの装着もネジフリーであり工具は必要ない。
CPUとメモリスロット
CPU周りはちょっとした囲いになっており、CPUの冷却が集中的になっている。メモリスロットは2基実装する。
工具レスの拡張スロット
PCI Express x16が1基、PCI Express x1が1基ある。
拡張カードのブラケットは、レバーのみの工具レスでロックできる。
255W電源ユニット
このレビュー実機ではACBEL製の電源ユニットが搭載されており、総合出力は255W。+12Vは2系統ありそれぞれ14A,13Aの最大出力となっている。電源容量から分かるように、搭載できるのはロープロファイルのローエンドグラフィックカードのみとなる。
なお、今回の電源は標準搭載の電源であるが、オプションで80 PLUS GoldやBronzeの高効率変換の電源ユニットが選べるようだ。
パフォーマンス
今回のOptiPlex 3020実機では、Core i5-4590 プロセッサーを搭載しているが、これに内蔵するインテル HD グラフィックス 4600はローエンドGPUに匹敵するパフォーマンスがある。このコストパフォーマンスモデルのニーズからして、とくにグラフィックカードを搭載する必要性はないと思われる。この状態でもビジネス用には過剰スペックとも言える。
ビジネス用ではグラフィック性能よりもCPUパフォーマンスが重点となるが、Core i5-4590搭載時ではハイエンド機に張り合える性能だ。以下、CINEBENCH R10 ベンチマークテストにて検証した結果となる。
2015年2月論評 Haswell設計 |
注意:OSを始め、ドライバや常駐ソフトなどシステム環境の違い、メモリの容量・規格の違いがあるため、厳密なCPU比較にはなっていないことをご理解いただきたい。 |
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以下、比較として当サイトでレビューした新旧ハイエンド機の結果
2014年7月論評 Haswell設計 |
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処理時間⇒30秒 |
2013年 Haswell設計 |
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処理時間⇒30秒 |
2012年 Ivy Bridge設計 |
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処理時間⇒34秒 |
2012年 Sandy Bridge設計 |
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処理時間⇒34秒 |
コスパモデルとはいえ、CPU次第ではなかなかの性能になる。ビジネス用途ではあまり関係ないグラフィック性能を除けば、エンコードなどのCPU性能はハイエンド機に匹敵する。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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比較なら、こちらのレビュー記事も参考に
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