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第6世代Core搭載、15.6インチノートの最高峰スペック!付加機能も満載のゲームノート
DELL ALIENWARE 15 R2(Skylake設計)レビュー
- 第6世代Core搭載、15.6インチゲームノート最高峰スペック!ALIENWARE 15 R2レビュー(現在のページ)
- ALIENWARE コマンドセンターを使う!イルミネーション機能のAlienFXなど
- ALIENWARE 15(Skylake設計)の底面と内部 / ACアダプタ
- ALIENWARE 15 (Skylake)のベンチマークテスト
第6世代インテル Core i5 /i7(Skylake設計)搭載ゲームノート、ALIENWARE 15をレビューする。URLを見るとリリース2を表す「ALIENWARE 15-R2」という名のようだが、これも過去製品にあるため、とりあえず2015年の新テクノロジー、Skylake設計のALIENWARE 15と理解していただきたい。2015年9月に発売された、15.6インチノートの最高峰スペックを誇る製品である。
Haswell設計、第4世代Core搭載の前モデルであるALIENWARE 15(2015年1月発売) の後継であるが、筐体デザインに変化は見られない。第5世代Core(Broadwell設計)をスキップして、第6世代Core(Skylake設計)に一新したニューモデルだ。デザインは変わっていないが、最新端子のUSB Type-Cが装備されるなど、インターフェースに違いがある。
レビューしたALIENWARE 15の構成は以下の通り。
2015年11月論評 Skylake設計 |
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第6世代Core(Skylake設計)搭載で、最高峰スペックの15.6インチゲームノート。 イルミネーション機能があり、20色から選び、各10箇所の照明ゾーンに割り当て可能。高品質オーディオ構成であり、Klipsch スピーカとシステムにCreative Sound Core3D-EX を搭載。ネットワーク・コントローラにはネットワークの遅延を抑えるKillerシリーズを採用。 別売りの外付けグラフィック(GPU-BOX)「ALIENWARE Graphics Amplifier」を接続すれば、デスクトップ用のグラフィックカードを搭載でき、自宅用途でさらなるパフォーマンスアップが期待できる。 |
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2015年11月15日時点のレビュー。パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのサプライヤは供給状況により変更あり。
構成例~Skylake設計のALIENWARE 15
第6世代Core i5およびCore i7-が搭載可能となっている。単体GPUでは前モデルと同様で、GeForce GTX 965M 、 GTX 970M 、GTX 980M がサポートされている。(2015年11月時点)。デュアルストレージの構成が可能で、システム用にPCI Express接続(M.2規格)のSSD が搭載でき、圧倒的に速いのでお勧めだ。ディスプレイでは、フルHD(1920 × 1080)解像度のIPSパネルか、4K(3840 x 2160) のIGZOパネルが選べる。どちらも広視野角で色度変移の感じられない高画質が楽しめる。IGZOはさらにハイクオリティだが、4K解像度の必要性はかなりユーザーが限られそう。
CPU搭載例 |
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GPU搭載例 |
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メモリ搭載例 |
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ストレージ搭載例 |
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モニタ搭載例 |
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販売時期や供給状況、注文内容により情報の相違があることを留意していただきたい。最新情報は上記リンク先にて!
PC・デジモノフェア 2015 にて展示
リンクシェア・ジャパン主催「PC・デジモノフェア 2015」のDELLブースで展示されていた、ALIENWARE 15(Skylake設計)。
左から、ALIENWARE 13、ALIENWARE 15、ALIENWARE 17が並んでいる。
ALIENWARE 15、ALIENWARE 17の2ショット撮影。
ALIENWARE 13、ALIENWARE 15の2ショット撮影。なおこのイベントでは、DELL社員から直接、製品の魅力を聞き出すことができる。その他の新モデルも展示されていた。
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以下、ALIENWARE 15(Skylake設計)の詳細レビューとなる。
デザインと、装備インターフェース
高級感あるアルミニウムの天板にアルマイト加工。サンドブラストによる梨地加工がされており、さらっとした手触り。後方側のエッジはカットされたようなデザインになっている。エピックシルバーという、ややダーク系のシルバー。
アクセントになっている天板のエイリアンヘッド。LEDカラー設定が可能であるエリアのひとつ。
ALIENWARE 15は、15.6インチノートとしてはかなり巨体だ。軽量化がトレンドの時代のなか、潔いくらい逆行しており存在感のある重厚さ!どうも「ハイスペックと重量」を比例して受け止めてしまい、なんだか納得してしまう。
厚みは34mm 、幅: 386mm 、奥行き: 270mmほど。平均重量 約3.2kg。「この程度でこのハイスペックを持ち運べるのだから、うだうだ言うな」の世界。筐体にはハイスペックのための機能が詰め込まれており、光学ドライブを潔く搭載していない。
前面~Klipsch Audio Technologiesのスピーカ搭載
前面には端子の装備はないが、。前面左右に高品質のKlipsch Audio Technologies(クリプシュ・オーディオ・テクノロジーズ) のスピーカを配置。Klipsch は市場でも1万円以上のイヤホンが売られている高級ブランドである。全米の劇場で採用されているスピーカーではシェアNo.1らしい。
ALIENWARE 15のサウンドシムテムには、Creative Sound Core3D-EX オーディオを採用しており、Creative Soundblaster Pro Studioソフトウェアを搭載する。このように高品質のサウンドが楽しめる。スピーカのアンダーラインにはLEDカラーが設定できるが、写真では非点灯の状態。イルミネーションの項目で詳しく紹介する。
天板と背面
背面には外付けGPUの「ALIENWARE Graphics Amplifier専用端子」と、HDMI端子を装備。
GPUにNVIDIA GeForceを搭載しているため、HDMI出力はバージョン2.0となる。RADEON選択時はバージョン1.4になるらしいが、レビュー時点ではこのALIENWARE 15にRADEONの選択肢はない。※ALIENWARE Graphics Amplifierについては後述。
デュアルファンを搭載した底面の吸気口から、背面のスリットに流れるエアーフロー。
左右側面の主要端子~「USB Type-C」が新規追加!
電源コネクタ、セキュリティロック・スロット、USB3.0端子×2基(1つはOFF時でも給電可能なPowerShare対応)、マイクとヘッドセット端子を配置。
3規格対応SDカードスロット、USB Type-C × 1基、USB3.0端子×1基、ギガビットイーサネットLAN端子を配置。
前モデルにはなかった、新たなインターフェースである「USB Type-C」が追加された。USB Type-CではThunderbolt3に対応している。
SDカード挿入の様子。SDカードを押し込むと反動で押し戻される着脱式。未使用時はダミーカードを挿して防塵する。
オプション販売の、ALIENWARE Graphics Amplifierとは
背面にALIENWARE Graphics Amplifier端子があるが、これはデスクトップ用のグラフィックカードを搭載できるGPU-BOXで、オプション販売されている。いわばグラフィック動作のためだけのPCみたいなもので、外付けGPUとして使う。
このALIENWARE Graphics Amplifierを接続すれば、さらなるパフォーマンスアップが期待できるわけだが、3.5kgほどあり、サイズも大きいため持ち運びには向かない。おそらく、ALIENWARE 15 そのものはモバイル用途、自宅ではALIENWARE Graphics Amplifier接続でデスクトップマシンなみに楽しむというコンセプトだろう。
GPUが交換できないノートのデメリットを払拭し、グラフィックカードを換装すれば、未来の高負荷ゲームにスペックを対応させていくことができる。しかし、サイズ、価格、設置性、汎用性を考慮すると、「いっその事、デスクトップ・ゲーム機にしたほうがいいのではないか?」と、いろいろ葛藤がありそう。あくまでALIENWARE 15を使い続けることが前提のアイテムだ。
今後、4K (3840 x 2160) 対応のゲームが出てくると、4Kディスプレイ仕様のALIENWARE 15を選んだ場合、搭載GPUでは厳しくなってくるかもしれない。そんな場合は、ALIENWARE Graphics Amplifierの出番か。
460W電源ユニットと「PCI Expressスロット装備の基盤」という、わりとシンプルな構造。グラフィックカードの補助電源に使うPCI Express電源コネクタは、「6+2ピン」の8ピンコネクタが2つある。
USB3.0拡張カードを搭載しており、USB3.0端子が4基追加されている。
ALIENWARE Graphics Amplifier専用ケーブル。ノイズに強い編組シールド(電磁波シールド)のケーブル。
USB Type-Cとは
ついにシリアルバス規格にUSB 3.1が登場し、主な特長は大容量の電源供給能力である。そのため、多くのUSB 3.1対応周辺機器はACアダプタ不要になるようだ。このUSB 3.1は従来のUSB3.0以下と通信互換はあるが、使われるコネクタが変更されて「USB Type-C」となった。これまでのUSBコネクタと違って上下の決まりはないので、表裏を気にせず挿入できる。
このUSB Type-Cは、Thunderbolt 3にも対応している。Thunderbolt 2 までのコネクタ形状は、モニタ出力でも使われるMini DisplayPortだったが、Thunderbolt 3からはUSB Type-Cに変更された。Thunderbolt 3は最大40Gbpsの転送速度であり、理論値上ではUSB3.0の8倍のスピードとなる。
USB 3.1 とThunderbolt について、以下わかりやすくまとめてみた。速度に関しては規格の理論値であり、どのパソコンでも実測値とはかなり違うことをご理解いただきたい。
USB 3.1 では、転送速度の異なるタイプが2つある。(初期登場のGen1と、後期のGen2)。 初期のUSB3.1 - Gen1 理論値5Gbps(625MB/s)の転送速度。速度が違うだけで、機能はGen2と同じ。 USB3.1 - Gen2 理論値10Gbps(1250MB/s)の転送速度。SuperSpeed + と呼ばれる。 供給できる電流は5A(USB3.0の約5.5倍)、電圧が20V(USB3.0の4倍)。 マウス/キーボード、ディスプレイ、オーディオ機器、外付けストレージ、LANハブなどのネットワーク機器は各専用ケーブルが必要であったが、USB 3.1 Type-Cで集約されていく予定。(2015年以降、対応機器の登場次第) USB Type-Cコネクタに上下の決まりはなく、どちらの向きでも挿し込むことができる。抜き挿しでは約10,000回ほど耐えられるという。AコネクタとBコネクタのように、ホスト側とデバイス側でコネクタ形状を変えるのを廃止。どちらもUSB Type-Cコネクタで1つで統一した。USB Type-Cは双方向に電源供給が可能で、映像出力用にも使える。 |
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Thunderbolt はインテルがアップルと共同開発したもので、データ転送PCI Expressと、映像出力Displayportの技術が使われている。全二重通信。銅線ケーブル接続が主流だが、光ファイバーを使うことで数十メートル長まで延ばせる。 1端子で周辺機器を最大6台までデイジーチェーン接続できる。(例えば、PC ⇒ モニタ ⇒ 外付けHDD ⇒ 外付けHDDといった数珠つなぎになる。PCから分岐する必要がない。 Thunderbolt 2まで Thunderbolt は、双方向(上りと下り)で10Gbpsの転送速度。 Thunderbolt 2 までのコネクタ形状は、モニタ出力でも使われるMini DisplayPort。 |
Thunderbolt 3 では、 USB Type-C |
Thunderbolt 3 (USB Type-Cコネクタを採用した) Thunderbolt 3規格は、USB Type-Cコネクタが採用されており、旧規格とコネクタが異なる。通信プロトコルにUSB3.1が追加された。最大40Gbpsの転送速度。供給できる電源は15W(銅線ケーブルの場合)。 |
ALIENWARE 15 の広視野角ディスプレイ
今回のレビュー実機では、15.6 インチ IPS 非光沢ディスプレイ (1920 x 1080)。ドットバイドットで使う場合、個人的には15.6インチにフルHD(1920 × 1080)が限界という印象。4Kでドットバイドット表示は、かなり極粒になるのでかなり利用が限定されそうだ。
IPSパネルということだけはあり、極端な角度から見ても妙な色度変移は感じられない。安定した視聴が可能で、さらに非光沢なので映り込みも気にならない。これなら長時間のゲームプレイでも目に優しいだろう。※IGZO パネルだとリフレッシュ回数(チラつきの原因)が少ないのでもっと目に優しいとされる。
ディスプレイベゼルに、200万画素WebカメラとALIENWAREのロゴ。ロゴはイルミネーション設定が可能であり、非点灯時は乳白色っぽい非点灯状態。
ヒンジ構造
ヒンジのデザイン。2箇所の配置でかなりしっかりした安定感。
ディスプレイはそこそこ開く方で、背面の排気口の邪魔にならないヒンジ構造。
キーボードとパームレスト
パームレストにはシリコン・コーティングが施してあり、ソフトな手触りになってる。後述するが、キーボード内の5エリア、タッチパッドにはイルミネーションのカラー設定が可能となっている。ALIENWARE 15本体は厚みがあるため、薄型ノートよりも高い位置でタイピングすることになる。
地盤が堅いのか、たわみは殆ど感じない。高価なノートになれば、キーボードの剛性が違う。
15.6インチノートとしては筐体が大きい分、パームレストにゆったりと手を置ける。
タッチパッドの感度、クリックボタンの操作性は良好。タッチパッドエリアはLEDカラー設定が可能で、非点灯時はスモークがはいったようなブラック。
キーボードの左上に、HDDライト、ワイヤレス動作ライト、CapsLockのライトを配置。中央上部にはエイリアンヘッドの電源ボタン。これらはLEDカラー設定が可能なエリア。
キー配列チェック
すっかりスタンダードになってしまったアイソレーション・キーボードではなく、ゲーマー好みの古参タイプ。特記すべき変則的なキーはない。カーソルキーは、一段下がったポジションなのでゲーム操作で良好。最近のノートはカーソルキーが随分小さいが、ALIENWARE 15ではがっつり操作できる。ただ、個人的に、カーソルキーの上にあるPgUp、PgDnのポジションが邪魔かな。
ゲーミングキーボード仕様であり、左側に5つマクロキーを装備している。マクロキーの存在にしばらくは違和感を感じるかもしれないが、これはすぐに慣れると思う。ゲームに合わせてショートカット入力を登録しておけば、プレイに役立つ。また、3つのプロファイルが登録できるので、ゲームごとの切り替えが楽。※マクロキーの一番上にあるキー(X印字のキー)を押すことで、切り替えが可能。
ファンクションキー列。
キーストロークはそこそこあるので、打鍵感が心地よい。
わずかだがキートップが湾曲なので指先にフィットする。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- 第6世代Core搭載、15.6インチゲームノート最高峰スペック!DELL ALIENWARE 15 R2(Skylake設計)レビュー
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前モデル:Haswell設計のALIENWARE 15レビュー項目