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CoffeeLake設計、内部LED照明搭載のゲーミング・ミッドタワー!
DELL Inspironゲーミングデスクトップ(5680)のレビュー
CoffeeLake設計のInspironゲーミングデスクトップこと、Inspiron 5680(コンピューターモデル名)をレビューする。発売は2018年4月24日。当サイトでは便宜上、Inspironゲーミング(5680)と呼ぶことにする。
Core i7-8700やGeForce GTX 1070が搭載できるため、中級者以上のハイスペックPCで、ゲームや編集機に向いている。内部にはLED照明を搭載しており、その光が外装のスリットから見えるデザインとなっている。拡張性もわりとあり、ユーザー自身がカスタマイズしやすい。ATX電源では460Wを搭載しており、ハイエンドクラスとまではいかない。しかし幸いATX電源規格なので換装は容易で、後々いじれる要素は玄人ユーザーの保険となる。
以前レビューした、AMD Ryzen搭載モデルのInspironゲーミング(5675)とはPCケースのベースが同じであるため、ここでは掲載写真をやや少なめにしている。PCケースでは共通箇所が多いので、併せてご覧頂きたい。なお、CoffeeLakeのInspironゲーミング(5680)では、フロントパネルの5.25インチトレイが塞がれてしまい、5.25インチ光学ドライブは搭載できない仕様になっている。(内部のドライブベイは健在)。
2018年6月論評 CoffeeLake |
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※2018年6月10日時点のレビュー。手元の実機レポートであり、仕様は時期や選択により異なる。
当方レビューに関する注意事項
※レビュー時点、レビュー実機の情報であるため、購入された場合の一致性は保証していない。※標準搭載や仕様変更などの最新情報はDELLサイトにてご確認を。※感想は個人的見解である。※風景に写っている周辺機器等は、DELLと関係ない物もある。※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能(注文は個人名の記入でOK)。
DELLの製品名について
DELLサイトにある「販売名」は統一性がなく、さらに新旧モデルの区別も困難。そのため唯一無二のコンピューターモデル名で確認する必要がある。詳しくは「DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること」を参照。
Coffee Lake設計 / レビュー時点の構成例
レビュー時点における、Inspironゲーミング(5680)の構成例をチェックした。 Core i7-8700 または Core i5-8400 が搭載できる。4コア時代が長く続いたが、ついに6コアが当たり前のように導入できる時代となった。 グラフィックカードではGeForce GTX 1060または GTX 1070 が選べる。ストレージでは M.2 SSD + 3.5インチHDDのデュアル構成となっていた。(ただしSSDはPCI Express接続ではなく、SATA接続である。)
CPU | Coffee Lake
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グラフィック |
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ストレージ |
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備考 |
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ワイヤレス | 802.11ac + Bluetooth 4.1, デュアル バンド 2.4&5 GHz, 1x1 |
光学ドライブ | スリム型スーパーマルチDVDドライブ |
電源 | 460W ATX電源(80Plus Bronze) |
サイズ (公称値) |
幅: 216mm × 奥行き: 438 mm × 高さ: 459 mm / 最小重量 約13.74 kg |
※レビュー時点の構成例。採用パーツやベンダーは供給状況により異なる。
※構成ベースの販売であり、パーツの組み合わせは制限される。
Inspironゲーミング(5680)の装備インターフェース
Inspironゲーミング(5680)のフロントパネルはネイビーブルーで、ラメ粉塗装のため若干スパークリング状でキラキラしている。スリム型の光学ドライブを搭載しており、前面端子にヘッドセット端子、USB Type-C端子、USB3.1-Gen1端子、USB2.0端子×2基を配置している。※このUSB Type-C端子では、USB3.1-Gen1対応でPowerShare機能付き。
なお、AMD Ryzen搭載モデルのInspironゲーミング(5675)にはあった5.25インチトレイが塞がれてしまったため、5.25インチ光学ドライブは搭載できなくなってしまった。(フロントパネルを外せば使えるけど)
念の為、付属のクイックスタートガイドを参考にした。スリム型光学ドライブを搭載しない場合は、USB Type-C端子ではなくAコネクタになるようなことが記載されているが、レビュー時点では「なんのことやら?」で無視。
背面のオンボード装備端子をチェック。Display Port 端子、ギガビットLAN端子、USB3.1-Gen1×4基、USB2.0端子×2基、7.1ch対応アナログ音声端子を装備している。
クイックスタートガイドにおける説明。現在、USBの規格がType-CだのGen1、Gen2だの面倒くさい状況なので、以下の補足説明も参考に。
インターフェースの補足説明
※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能。
※USB3.1-Gen1はUSB3.0と同じ(転送速度は5Gbps)
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識をパソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
※アナログ音声端子の色分けなどの基礎知識は、サウンドデバイス知識ガイドで解説。
今回のInspironゲーミング(5680)レビュー実機ではGeForce GTX 1070を搭載しており、ディスプレイ出力にDisplay Port 端子×3基、HDMI端子、DVI-D端子が実装される。ブラケットが5基あるが、マザーボード側のPCI Expressスロットは計4基である。
スリットベースのInspironゲーミング(5680)デザイン
側面ごとにデザインをチェックしていこう。前面から左側面にかけての通気口スリットが特徴的なデザインである。ここから内部LEDの光が見えるため、ちょっとしたイルミネーション演出が楽しめる。(色はブルーのみ)。DELLではフィン式シャーシと呼んでいた。
通電時には内部の光によりDELLロゴも点灯する。
スリム型光学ドライブ。いわゆるノートパソコン用ドライブ。
天井面では先端に電源ボタンを配置。小物を置くため、ちょっとした窪みでデザインされている。
電源ボタンは縦棒でLED点灯する。
左側面では半分くらいが通気口となる。
右側面にはとくに何もなし。通気口にはなっていないが、スリットというかグリルのデザインが下部に見られる。
底面には4箇所のスタンドゴム。
内部LED照明
通電時のみのLED照明のため、カスタマイズの作業用照明ではない。木漏れ陽のような演出を狙ったようだ。
光源は2箇所。左側面の照明バーおよび、前面に組み込まれた斜めのバー。
光が反映されるのは、左側面スリット、前面のDELLロゴ、背面の排気ファン。
付属のキーボードとマウス
Inspironゲーミングに付属のキーボードはKB216t。当方の初見はDELL XPS 8900(2015年11月レビュー)導入時。当方レビューの設置写真では、市販のロジクール製マウス&キーボードが映っているので、あしからず。
付属マウスMS116t。梨地の表面加工、ほとんど非光沢の落ち着いたデザイン。左右クリックボタンとホイールだけのスタンダードマウス。標準的なサイズ。
ベンチマークテスト(Core i7-8700 + GeForce GTX 1070)
レビューしたInspironゲーミング(5680)のスペック詳細。
第8世代 Core i7-8700とNVIDIA GeForce GTX 1070を搭載している。
2018年6月論評 CoffeeLake |
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スコア またはFPS |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン) |
15157 | |
4K(3840 × 2160) 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン | 5152 | |
バイオハザード6~2013年 (1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) |
24230 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
677.63 | |
ラストレムナント~2009年 (1920 × 1080 フルスクリーン) |
400.15 | |
4K(3840 × 2160) | 147.63 | |
ドラゴンクエストX: 2013年~ Ver.1.10 (1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ) |
20369 | |
バイオハザード5 (1920 × 1080 DirectX 10 フルスクリーン) |
355.6 | |
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド (1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン) |
16526 |
※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、
当方過去のレビューPCと比較できる。
備考
※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担う。ゆえにCPUの依存度はゲームの内容による。
消費電力
アイドル時は31W、CINEBENCH R15のマルチスレッドではピークで173W、シングルスレッドで61W、ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター では215~235Wあたりだった。
Core i7-8700の、CINEBENCH R15レンダリング能力
Inspironゲーミング(5680)レビュー機のCore i7-8700ではスコア1310だった。XPS8930のときは同CPUでスコア1405だったので、環境次第でまだ伸びしろがありそう。過去のCore i7-7700や6700、2600と比べて伸び率が著しいので、6コア/12スレッド様様というところか。マルチスレッド対応ソフトでは快適さが格段に上がると思われる。
シングルスレッドでも過去のCPUと比べて、パフォーマンスの向上がみられる。
CINEBENCH R15のベンチマークテストとは 3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」がベースで、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。最大256スレッドまで対応しているため、コア数が多く高クロックのCPUほど有利だが、アーキテクチャの新旧にもよる。なお、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。 |
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
内部構造のチェック
Inspironゲーミング(5680)の外装はポリカーボネート(工業プラスチック)だが、サイドパネルの裏側にはスチール製になっている。
内部構造全容。空冷ではCPUファンと9センチ角のPCケースファンだけなので、とりわけ冷却システムが優秀というわけではない。ファン・システムでは至ってノーマルであるが、PCケースの通気口の多さはそこそこ効果があるだろう。いずれにしてもオーバークロックに向くタイプではない。
ストレージのベイおよびスロット
前面の下部に、3.5インチベイが2基あり、専用マウンタでビス止めされている。
3.5インチベイの上段に、2.5インチベイのマウンタも装着されている。
Inspironゲーミング(5680)実機に搭載されていた3.5インチHDD(シーゲート製ST1000DM010-2EP102)のパフォーマンスはこの通り。
グラフィックカードの下の方にM.2スロットがあり、Type2280のM.2 SSDが搭載されている。システム用(ブート用)である。レビュー実機ではSandiskのX600が採用されており、パフォーマンスはこのとおり。SATAのためPCI Express接続(NVMe SSD)には劣るが、HDDよりもアクセスは速い。
【M.2スロットおよびM.2 SSDの基礎知識】
【 過去PCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス 】
光学ドライブベイ
前方の上部に光学ドライブベイがある。スリム型ドライブが搭載されており、その下には5.25インチベイがある。しかし、Inspironゲーミング(5680)のフロントパネルが塞いでしまっているため、5.25インチ光学ドライブ用には使えない。3.5インチや2.5インチへの変換マウンタを使って、シャドウベイとして利用することはできる。
460Wの電源ユニット
後方下部にATX電源ユニットを搭載している。この実機では奥行き14センチの電源ユニットであるが、PCケースの奥をみると、ストッパーのようなレバーがあり、どうやら奥行き19センチの電源も搭載できるようにしてあるようだ。いずれにしても市販されている電源ユニットの換装が容易なのはありがたい。
搭載されていたのは「80Plus Bronze」の電源ユニットで、変換効率のお墨付き。(負荷率50%の場合 、変換効率85%以上を保証)。総容量460Wなのでミドルレンジではギリギリの及第点としておくか。+12V系統が3つで、それぞれ18A、16A、8Aが最大となっている。+12V系統の最大は385Wと記載されている。メーカーはデルタ・エレクトロニクスだった。
80PLUS BRONZEの電源を採用
「80PLUS」とは、効率指標の共通規格。変換効率で優秀とされる基準は変換率80%であるが、「80PLUS認証」がついた電源ユニットであれば、それをクリアしている。(第三者機関による認証プログラムなので信用性が高い)。
※変換効率とは、「コンセントもとのAC(交流電流)から、PCで使うDC(直流電流)に変換したとき、どれだけ有効に変換できたか」の指数。例えば、変換効率70%なら、残りの30%は「変換時の電力」と熱としてPCに使われず消えている。80PLUSには以下のグレードがある。
グレード | 負荷率20%の場合 (クリアすべく変換効率) |
負荷率50%の場合 (クリアすべく変換効率) |
負荷率100%の場合 (クリアすべく変換効率) |
80PLUS Standard | 80% | 80% | 80% |
80PLUS BRONZE | 82% | 85% | 82% |
80PLUS SILVER | 85% | 88% | 85% |
80PLUS GOLD | 87% | 90% | 87% |
80PLUS PLATINUM | 90% | 92% | 89% |
負荷率20%、50%、100%のときの変換効率がチェックされる。やはり電源ユニットは負荷率50%のとき、変換効率が良い。80PLUS BRONZE以上は負荷率50%時の変換率が高く設定されている。 なお、電源ユニットならびに80PLUSにこだわるユーザーであれば、80PLUS BRONZE以上がトレンドとなっている。
グラフィックカード:NVIDIA GeForce GTX 1070を搭載
NVIDIA GeForce GTX 1070搭載の様子。補助電源は8ピンで、グラフィックカードを換装したら、固定用の支柱は使い物にならないかも。
マザーボード
マザーボードはMicroATXってところか。
4基のメモリスロット。SATAコネクタは全部で4基あり、青いコネクタはどうやらSATA 6Gbpsのようだ。
PCI Expressスロットではグラフィックカードが2基分占有しているので、使えるのは残りのPCI Express x1とPCI Express x4。
無線LANカードの搭載。およびネットワーク・コントローラの詳細。
VRM(電圧レギュレータモジュール)は6フェーズなので、ミドルレンジとしてはぼちぼちか。
VRM(電圧レギュレータモジュール)とは
VRM (Voltage Regulator Module)というのは、電圧レギュレータモジュールでCPU用の電源安定化回路。VRMは電源ユニットから供給された電圧を「CPUに供給する電圧」に生成する装置である。マザーボードへ供給された+12Vや+5V電流の一部が、VRMによってCPUの駆動電圧へと生成される。(+1.5Vほどの電圧)。
VRMの装置数をフェーズ数といい、複数の位相(フェーズ)のマルチフェーズ方式が採用されている。フェーズ数が多いほどコンデンサの負担が減り、安定した電流供給ができるが、多フェーズになるほどコストが上がってしまう。目安として3~4フェーズあれば標準。
CoffeeLake設計のInspironゲーミングデスクトップこと、Inspiron 5680のレビューは以上!詳しくはDELLサイトへ
2018年6月論評 CoffeeLake |
CoffeeLake設計のミドルレンジ・ゲームPC。Core i7-8700やGeForce GTX 1070が搭載できるため、中級者以上のハイスペックPCで、ゲームや編集機に向いている。内部にはLED照明を搭載しており、その光が外装のスリットから見えるデザインとなっている。拡張性もわりとあり、ユーザー自身がカスタマイズもしやすい。ATX電源では460Wを搭載しており、ハイエンドクラスとまではいかないが、ATX電源規格なので換装は容易。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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