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- Vostro 3653(Vosteo 3600シリーズミニタワー)
第6世代Core i5が搭載可能のミニタワー。結構コンパクトだが、拡張スロットを4基実装!
DELL Vostro 3653 レビュー
Vostro 3600シリーズ ミニタワーのうち、Vosteo 3653をレビューする。Skylake設計で、第6世代Core i5が搭載できるモデル。
Vosteo 3653では、スリム型光学ドライブを採用することで、従来のミニタワーよりもやや小型化している。(幅15.4cm、高さ35cm)。光学ドライブがノートPC同様にスリム型なので、読み込み速度が遅いデメリットがあるが、通常サイズの拡張カード(グラフィックカード)が搭載できるなど、ミニタワーの拡張性は維持している。拡張スロットでは、「PCI Express x16が1基、PCI Express x1が2基、PCIスロットが1基」でスロット数が多め。
レビュー時点では、Vostro 3600シリーズ ミニタワーに、Vosteo 3653とVosteo 3650が見られる。どちらもSkylake設計であり、違いが分かりにくいが、DELLサイトを見て分かる範囲では次の通り。
Vosteo 3600シリーズ | 大まかの違い |
Vosteo 3653 | SDカードスロットなし、フロントの防塵フィルタが白、PCIスロットあり |
Vosteo 3650 | SDカードスロット対応あり、フロントの防塵フィルタが赤、PCIスロットなし |
あとは選べる構成の違いのようだが、付属のマニュアルではVosteo 3653 / 3650で兼用のものになっているため、設計上の大きな違いはないと思われる。ただし、内部構造に関して、当サイトではVosteo 3653のみしか分からない。
レビューしたVostro 3250の構成は以下の通りで、Core i5-6400を搭載している。Skylake設計ではDDR4メモリの移行が主だが、Vostro 3653ではDDR3L メモリである。グラフィックカードにはローエンドGPUのNVIDIA GeForce 705を搭載。
※風景にある周辺機器などはDELLとは関係のない市販品である。
2016年1月論評 Skylake設計 |
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従来のミニタワーよりも小型化した筐体で、拡張スロットを4基実装する。(PCI Express x16が1基、PCI Express x1が2基、PCIスロットが1基)。光学ドライブも内蔵している。Skylake設計で第6世代Core i5搭載可能モデル。前面パネルは多面的なモダンデザイン。そして防塵フィルタ付きの吸気口を配置している。 |
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2016年1月31日時点のレビュー。パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更があるため、購入された場合の一致性は保証していない。あくまで、手元にあるVosteo 3653実機における現状レポートである。
Vosteo 3653のモダンなデザイン
Vosteo 3653の前面および背面などの側面デザインを紹介する(右側面は特になにもなし)。ミニタワー型としてはスリム化したので、ATX電源ではなく小型電源を採用している(Vosteo 3200シリーズ・スモールと同じ)。Vosteo 3653実機の電源容量は240Wだったが、DELLサイトでは255Wと記載されている。仕様変更なのか、誤植なのか不明だがいずれにしても、微々たるものなので実用で影響はないだろう。
背面の上部にリフトポイントの窪みがあり、少しばかり持ち運びやすくなっている。
Vosteo 3653のフロントパネルは多面的なモダンデザインで、光沢と非光沢を織り交ぜた構成になっている。(非光沢の面積のほうが広い)。Vosteo 3653の前面にはUSB3.0端子×2基、ヘッドセット端子を配置する。SDカードスロットは非搭載となっており、スロットが塞がっている。一方、DELLサイトをみると、同デザインのVosteo 3650ではSDカードスロットを装備しているようだ。
ノートパソコンで使われるスリム型光学ドライブを搭載しており、縦位置に配置している。従来のようにデスクトップ用(5.25インチドライブ)を採用しないことで、さらにコンパクトなミニタワーデザインとなっている。ただし、スリム型なのでディスク読み込み速度はノート同様に遅めになる。また、トレイをみるとディスクの落下防止ツメがあり、トレイ自体はデスクトップ用に作られているようだ。
前面の下部では、ピラミッド形にへこんだデザイン。三角形の通気口が3つ縦並びしており、防塵フィルタが取り付けられている。このVosteo 3653では防塵フィルタが白色だが、DELLサイトをみると、同デザインモデルのVosteo 3650では赤色のようだ。
電源ボタンとHDDライトは白く点灯する。そして、中央の光沢面にメッキ加工のDELLロゴを配置している。
Vosteo 3653背面のインターフェース
Vosteo 3653の背面オンボード端子では、5.1サラウンド対応のオーディオ端子(アナログ)、USB2.0端子×4基、LAN端子を配置。オンボードのモニタ出力にはVGA、HDMI端子があるが、今回はグラフィックカードを搭載しているので不使用となる。今回、グラフィックカードにNVIDIA GeForce 705 (2GB GDDR3)を搭載しているため、モニタ出力に、「DVI、HDMI、VGA端子」を装備している。これのいずれかの端子とモニタを接続する。
天井、底面、左側面
Vosteo 3653の天井面と底面。ゴム足スタンドが4つ付いている。天井につなぎ目のラインが見えており、少々気になるが微々たるものだ。
開閉できる左側面パネルでは、拡張スロットの位置に吸気口を配置している。吸気口は三角系のデザインチックな形状で開けられている。
姉妹機のスモールタイプ、Vostro 3250とのサイズ対比
Vostro 3653ミニタワーの姉妹機、Vosteo 3250スモールと並べてサイズを対比してみる。Vostro 3653は一回り大きくなるが、標準サイズの拡張カードが搭載できる違いがある。また、Vosteo 3653では拡張スロットが4基あり、Vosteo 3250よりも拡張カードによる機能追加がやりやすい。
電源ではVosteo 3250よりも+60W大きい240Wの電源ユニットを搭載している。ただ、電源容量に関してはいずれにしてもエントリー容量であり、補助電源のいるグラフィックカードは搭載できない。さほど判断基準になるような差ではないだろう。
そのほかの面からサイズ対比。奥行だけはさほど変わらないようだ。
Vosteo 3653の内部をチェック
左側面パネルとフロントパネルを外したところ。フロントパネルの裏側には白色の防塵フィルタが3箇所に配置されているのが見える。同型モデルのVosteo 3650では防塵フィルタが赤色のようだ。
片側のドライブベイ・エリアが観音開きで開く。右側に「3.5インチHDDベイ1基、スリム光学ドライブベイ1基」がある。この3.5インチHDDベイではレール状のドライブマウンタを取り付けてあり、スライドしながら着脱する機構だ。そして右側に2.5インチベイが2基あるのだが、マウンタが付属していないため、ユーザーが活用することができない。(レビュー時点では、DELLでの搭載サポートもない)。
この空いている2.5インチベイだが、振動のない2.5インチSSDならウレタンやシリコン材で隙間を埋めてしまえば、搭載しても問題なさそうな気がする。ただし確実な固定が必須のHDDでは、無理やり使うことはお勧めできない。
今回のVosteo 3653実機では東芝製の3.5インチHDDを搭載していたが、シーケンシャルで172GB/sとHDDとしてはまずまずのパフォーマンス。
マザーボードやスロット、電源など
Vosteo 3653のマザーボードと電源ユニット。メモリスロットが2基実装する。
一番下に240Wの電源ユニットを搭載している。+12Vが2系統あり各最大は16.5A、16Aとなっている。
メモリスロットの近くに無線LANカードを搭載している。ネットアダプターは掲載の通り。
CPUとグラフィックカード
このVosteo 3653実機では、インテル Core i5-6400 プロセッサー を搭載している。レビュー時点では他の選択肢はないようだ。
ミニタワーの利点として、拡張スロットの多さ。Vosteo 3653では、「PCI Express x16が1基、PCI Express x1が2基、PCIスロットが1基」のスロットを実装。今回のVosteo 3653ではグラフィックカードのNVIDIA GeForce 705を、PCI Express x16に装着している。レガシー化したPCIスロットを実装しているところは、ビジネスモデルっぽい仕様である。
また、DELLサイトを見ると、姉妹機のVosteo 3650では、PCIスロットがないようだ。PCI ExpressスロットはVosteo 3653と同じ実装らしい。古いPCIカードを使いたいユーザーなら、必然的にVosteo 3653の選択となる。
詳しくはDELLサイトにて!
Vosteo 3653 ベンチマークテスト比較(Core i5-6400を搭載)
今回のVosteo 3653で搭載している、Core i5-6400とNVIDIA GeForce 705のスペック。Core i5-6400は4コア実装しており、スレッドはコア数通りの4スレッド。TDP:65Wの通常版CPUだ。
NVIDIA GeForce 705はCUDAコア48基で非常にエントリースペック。現役の最下位モデルというところだろう。Core i5-6400の内蔵グラフィックよりも処理能力が高いのか疑問で、搭載する価値があるのかは賛否両論。ただビデオメモリを搭載しているので、メインメモリの負担は軽くなるし、CPUの負担軽減にはなるので、一応、グラフィックカードを搭載しているというメリットは否定しない。
CINEBENCH R15における、レンダリング・スコアの比較
Core i5-6400とNVIDIA GeForce 705構成のVosteo 3653では、CINEBENCH R15のスコアが517。
過去のレビュー情報を元にすると、Core i3-6100では377なので、これよりも処理能力が明らかに速い。Core i7-6700と比べてしまうと、だいぶ下のようだ。
以下、当サイトが過去にレビューした機種と、パフォーマンス比較をしてみる。ベンチマークテストは、CINEBENCH R10とストリートファイター4で行なっている。
CINEBENCH R10
2016年1月論評 Skylake設計 |
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⇒37秒 |
2016年1月論評 Skylake設計 |
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⇒43秒 |
2016年1月論評 Skylake設計 |
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⇒28秒 |
2016年1月論評 Skylake設計 |
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⇒50秒 |
ストリートファイター4ベンチマークテスト
画像 | 構成 | 1280×720 ウィンドウ表示 (平均FPS) |
1920 × 1080 フルスクリーン (平均FPS) |
2016年1月論評 Skylake設計 |
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67.37 | 41.90 |
2016年1月論評 Skylake設計 |
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72.70 | 44.58 |
今回のVostro 3653 はNVIDIA GeForce 705 を搭載しているが、同じくCore i5-6400 を搭載して内蔵グラフィック仕様のDELL Vostro 3250 スモールよりも低い結果となった。ただし、差が誤差レベルなので、ほぼ同じくらいのパフォーマンスといえる。つまり、NVIDIA GeForce 705 を搭載しなくても、体感できるパフォーマンスは変わらないということ。単純にメインメモリとCPUの負担が軽減できるメリットぐらいなものだ。
同じくSkylake設計のPCと比較する(内蔵グラフィックでの比較)
画像 | 構成 | 1280×720 ウィンドウ表示 (平均FPS) |
1920 × 1080 フルスクリーン (平均FPS) |
2016年1月論評 Skylake設計 |
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103.20 | 61.53 |
2016年1月論評 Skylake設計 |
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143.44 | 83.64 |
2016年1月論評 Skylake設計 |
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64.36 | 42.21 |
Core i5-6500T やCore i7-6700 搭載PCではかなりスコアが伸びており、内蔵グラフィックの性能向上はすごいものがある。このようにSkylake設計のPCにおけるベンチマークテスト結果をみると、ローエンド・グラフィックを搭載するのはよく検討したほうがよさそうだ。(内蔵GPUが優秀!!)
もちろんグラフィックカードを搭載すれば、CPU負担の軽減にはなるし、ビデオメモリが追加されるので、メインメモリの容量を食うこともなくメリットはある。しかし、ローエンドグラフィックカードを搭載する旨みは、ほぼないだろう。しいて言えば、モニタ出力端子が追加されることくらいか。
過去レビューPCと比較 ※第4世代インテル Core以前
1280 × 720 「ウィンドウ表示」における、ベンチマークテスト比較 GPU性能が主体となるが、このゲームはCPU性能の影響がそこそこある。 |
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比較 | ローエンドGPUを搭載させた過去のPC |
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比較 | 第4世代インテル Core以前の内蔵グラフィックのパフォーマンス状況 |
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Vostro 3653の消費電力(GeForce 705 搭載時)
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Vostro 3653の消費電力をチェック。NVIDIA GeForce 705 を搭載しており、搭載CPUは上に同じ。
アイドル時は29W,レンダリングでは63Wあたり、ストリートファイター4のベンチマークテストでは54Wあたり。
以下は、姉妹機DELL Vostro 3250のレビューで測った消費電力だが、Vostro 3653でグラフィックカードを搭載しなかったら、消費電力はこんなところだろうと思われる。
比較参照:DELL Vostro 3250のレビュー時
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レビューしたVostro 3250の消費電力。グラフィックカード無しの内蔵GPU仕様である。アイドル時は18W,レンダリングでは53Wあたり、ストリートファイター4のベンチマークテストでは42Wあたり。
これをみると、NVIDIA GeForce 705 をやめると10Wくらいの節電にはなりそうだ。これを搭載するなら、グラフィックの処理速度ではなく、「CPUとメモリの負担軽減、モニタ出力端子の増設」を目的にしたら良いだろう。Vosteo 3653のレビューは以上。
Vosteo 3653について、詳しくはDELLサイトにて
Vostro 3250スモール レビュー(Skylake設計)
OptiPlex 7040シリーズのレビュー!(Skylake設計)
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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