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広視野角で狭額ベゼルの、13.3インチ・ビジネスノート!
DELL Latitude 7380のレビュー(KabyLake)
Latitude 13 7000シリーズであるLatitude 7380ならびに、Latitude 7390をレビューする。前者はKabyLake設計で第7世代Core(Uシリーズ)搭載機。後者は後継機でKabyLake Refresh設計、第8世代Core(Uシリーズ)搭載機である。筐体デザインが共通なので、まとめてレビューすることにした。なお、被写体となっているのはLatitude 7380である。
Latitude 7380は左右のディスプレイが狭額のデザインで、13.3インチモバイルとしては幅がコンパクトに仕上がっている。フルHD(1920 × 1080)解像度搭載で、広視野角のディスプレイ。天板やパームレストにはシリコン・コーティングが施してあり、滑らかな手触りとなっている。パームレストはアルミ製と思われ、質感もなかなか良い。
2018年2月論評 KabyLake設計 |
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※2018年2月10日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
追記:2018年5月
後日、Latitude 7380の後継機であるLatitude 7390を導入したので、新たに記事を追加した。ここのページでは2018年2月時点でLatitude 7390が手元にない状況で記載している。筐体デザインは共通だが、搭載されているキーボードが異なっていた。
当方レビューに関する注意事項
※記事はレビュー時点、レビュー実機の情報である。購入された場合の一致性は保証していない。
※標準搭載や仕様変更など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※記事は個人的見解である。※風景に写っている周辺機器等では、DELLと関係ない物もある。
※法人向けモデルでも、個人ユーザーが購入することは可能。注文は個人名の記入でOK。
DELLの製品名について
DELLサイトにある「販売名」は、新旧モデルの区別が困難。そのため唯一無二のコンピューターモデル名で確認する必要がある。詳しくは「DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること」を参照。
Latitude 7380と7390の設計比較
Latitude 7380と後継機のLatitude 7390とでは、DELLサイトを見ると筐体自体は共通と思われる(追記:キーボードは異なる)。プラットフォームの違いであり、 Latitude 7390 では 第8世代Core(Uシリーズ)搭載可能。他のPCで検証済みだが、 第8世代のほうがパフォーマンスがかなり高い。Latitude 7380~KabyLake(Uシリーズ)設計
第7世代Core(Uシリーズ)搭載のKabyLakeモデル。Core i3 / i5 / i7搭載可能 。アーキテクチャ | KabyLake(Uシリーズ)設計対応 |
ディスプレイ |
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CPU |
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グラフィック |
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ストレージ |
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サイズ(公称値) | 幅: 305mm × 奥行き: 208 mm × 厚み: 17 mm / 重量 約1.17kg~ |
オプション | スマート・カード・リーダーおよびタッチ式指紋認証リーダー USB Type-C(DisplayPort対応)はオプションでThunderbolt 3に対応 |
Latitude 7390 ~KabyLake Refresh(Uシリーズ)設計
第8世代Core(Uシリーズ)搭載のKabyLake Refreshモデル。ただし、第7世代Core i3にしてコストを抑えることも可能。 Latitude 7390に 第7世代Core搭載はあまり意味がないと思われる。 Core i5-8350UやCore i7-8650Uの内蔵グラフィックでは、インテル UHD グラフィックス620 。HDの頭に「U」が付いており、さらに4Kコンテンツに強化されたようだ。アーキテクチャ | KabyLake Refresh(Uシリーズ)設計および、KabyLake(Uシリーズ)設計 |
ディスプレイ |
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CPU |
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グラフィック |
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ストレージ |
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サイズ(公称値) | 幅: 305mm × 奥行き: 208 mm × 厚み: 16 mm / 重量 約1.19kg~ |
オプション | スマート・カード・リーダーおよびタッチ式指紋認証リーダー USB Type-C(DisplayPort対応)はオプションでThunderbolt 3に対応 |
※レビュー時点の構成例。採用パーツやベンダーは供給状況により異なる。
※構成ベースの販売であり、パーツの組み合わせは制限される。
Latitude 7380の装備する端子
右側面に、ヘッドセット端子、マイクロSDカードスロット、SIMカードスロット(オプション)、USB3.1-Gen1端子(PowerShare対応)、LAN端子、セキュリティロック・スロット。
左側面に、電源コネクタ、USB Type-C端子(Display Port 対応、オプションでThunderbolt 3に対応)、
HDMI端子、USB3.1(Gen1)端子。なお、光学ドライブは非搭載となっている。この実機にはないが、スマート・カード・リーダー搭載がオプション対応とのこと。
DELLサイトではこちら側(左側面)のUSB3.1に「PowerShare対応」とあるが、マークがあるは右側面のほう。後継機のLatitude 7390でも装備端子は共通のようだ。
インターフェースの補足
※PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能。
※装備するUSB3.1端子(Aコネクタ型)は、すべてGen1のため転送速度はUSB3.0と同じ「5Gbps」
※周辺機器とつなぐ端子の知識は、【 パソコンの接続端子(シリアルバス規格) 】で解説。
※ディスプレイ端子の知識は、【 パソコンのディスプレイ端子 】で解説。
前面には右端にステータスライトを配置。
後方には端子はなく、横長のヒンジのみ。
狭額ディスプレイ!しかも広視野角
上部までとはいかないが、左右のディスプレイが狭額でスタイリッシュ。そのため、13.3インチモバイルとしては幅がコンパクトに仕上がっている。
13.3インチ画面にフルHD(1920 × 1080)解像度搭載で、領域も広い。ドットバイドット表示で使う場合は、やや表示は細かめとなる。DELLサイトでは「非光沢」とあるが、厳密には半光沢といえる。ゆえに画面の引き締まり感がそこそこある。
ディスプレイベゼルにあるWebカメラ内蔵と、クローム調のDELLロゴ。
DELLサイトでは何も触れていないが、広視野角ディスプレイであり、斜めの角度から見ても極端な色度変移は起きていない。おそらくIPSパネルの類だろう。狭額ベゼルの相乗効果もあり、すっきりと見渡せる。
【解説:液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式】
Latitude 7380のデザイン
幅: 305mm × 奥行き: 208 mm × 厚み: 16 mm。公称の最小重量は約1.19kgだが、このLatitude 7380実機では1.217kgだった。
ACアダプタは301g。コードが巻けるデザイン。ジョイントする電源ケーブルは太めなので取り回しは良くない。
天板はシリコン・コーティングで滑らかな手触り。中央にクローム調のDELLロゴを配置。
ヒンジの外装がアルミ素材で、質感の印象よし。180度オープンできるので、外部ディスプレイにつなぐ時とか、画面が邪魔にならない。
底面には天板のようなシリコン・コーティングはなく、ポリカーボネート(工業プラスチック)の手触りのまま。前面左右にスピーカを配置。
低消費電力Uシリーズ搭載機のためか、排気口はそんなに大きくない。風切音もわりと静かな方。
このLatitude 7380実機では、M.2 SATA接続のSSD(インテル SSDSCKKF256H6)を搭載していたが、パフォーマンスはこの通り。なお、選択ではもっと爆速なNVMe SSD (PCI Express接続)も搭載できる。
【 過去PCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス 】
端子使用中の様子。光学ドライブはないが、その分薄型である。ACアダプタの電源ライト(白LED)はプラグ先にある。
キーボードと、そこそこ剛性もあるパームレスト
キーボードパーツの型はLatitude 5289 2-in-1のキーボードと同じだが、このLatitude 7380ではバックライト・キーボード機能が省かれている。
Latitude 7380のパームレストではシリコン・コーティングにより、滑らかな手触りとなっている。キーボードのたわみも殆ど感じないし、パームレストの剛性はそこそこある。コーティングで判断つきにくいが、おそらくアルミ素材だと思われる。どことは書かれていないが、DELLサイトでは「マグネシウム合金などのハイエンドな素材で作られている」とある。
現在では主流となったアイソレーション・キーボード(浮石型キーボード)を採用。各キーの位置がくり抜きされたパームレスト部分と一体型のタイプ。オプションで指紋認識リーダーがあるようだが、このLatitude 7380レビュー実機では非搭載。
一部のキー(BackSpaceと¥など)を隣接させつつ、キートップの段差で隔離している加工。プレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っているようだ。ENTERキーの幅が狭いので少々扱いにくい。慣れが必要になるかも。カーソルキーは小さめであるが、段差をつけた配置であり、まずまず扱い易くはなっている。
スペースキーの左右も、無変換と変換がひと枠の構造。
キーストロークはそこそこあり、モバイルにしてはしっかりした押下。キートップは少し湾曲して指先に馴染む。割と角に丸みを帯びたキーである。
電源ボタンは、縦棒でLED点灯する。
クッリクボタンはゆるゆるした手応えで、かっちりしたクリック感ではない。これは好みがありそうだが、ストロークはやや深めな印象。
ベンチマークテスト(Core i5-7300U+インテル HD グラフィックス620)
レビューしているLatitude 7380では、2コア実装、HTテクノロジーによって4スレッド動作するCore i5-7300Uを搭載している。TDP(熱設計電力)が15Wという低消費電力で、まさにモバイル向き。そしてCore i5-7300Uに内蔵するグラフィックは、インテル HD グラフィックス620。
CINEBENCH R15のマルチスレッドによるレンダリングでは、Core i5-7300Uのスコアが「355」。ここにあるCPU結果は当サイトが過去にレビューしたPCのものだが、なぜだか、上位のCore i7-7500Uのスコアより、やや上の結果となった。Uシリーズとはいえ、かつての上位CPUであったCore i7-740QM(2010年ごろのNehalem設計)よりも、高いスコアを出している。
次はシングルスレッドでのスコアだが、結果は136。Core i7-2600に近いようだ。
【 過去レビューPCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
ゲームでのベンチマークテスト
2018年2月論評 KabyLake設計 |
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スコア またはFPS |
ラストレムナント~2009年 (1280×720 フルスクリーン) |
34.58 | |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
1567 | |
ドラゴンクエストX: 2013年~ Ver.1.10 (1280×720 標準品質 ウィンドウ) |
6148 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
52.83 |
今回の構成におけるLatitude 7380のベンチマークテスト結果。ゲームタイトルのリンクをクリックすると、過去PCと比較できるので参考に。ラストレムナントやFF14-紅蓮のリベレーターでは1280×720でもプレイは厳しい。せいぜいドラゴンクエストX くらいだ。一般的なビジネス用途であれば、十分すぎる性能であるが、比較として一応調べた。
なお、ドラゴンクエストX では、もうVer.1.10は手にはいらないので、Ver.1.51でも調べた。
Ver.1.10ならびにVer.1.51で測った結果を掲載する。Ver.1.51のほうが若干伸びがよく、最適化された印象がある。
ちなみに消費電力では、アイドル時:6W、CINEBENCH R15のマルチスレッドでは27W、シングルスレッドで19W,ドラゴンクエストX ベンチマークテスト中では、23~27Wほど。(いずれも満充電、ディスプレイ輝度最大時である。)
第8世代Core i7-8550U搭載機と比較
ラストレムナントのベンチマークテストにおける比較としてピックアップ。Core i5-7300U搭載のLatitude 7380および、Core i7-8550Uを搭載した以下の2機種と比較してみる。
【 設定 】 | ラストレムナント(1280×720 フルスクリーン) | FPS |
2018年2月論評 |
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34.58 |
2017年11月論評 |
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64.92 |
2017年11月論評 |
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62.66 |
詳しくはDELLサイトへ
こういうわけで、パフォーマンスとしては第8世代Core(Uシリーズ)が魅力的。そのため同デザインの後継機、Latitude 7390をオススメする。Latitude 7380のレビューは以上!
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
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