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デュアルGPU&水冷式の対応モデルとしては、ALIENWAREシリーズ最小!
CoffeeLakeモデル、ALIENWARE AURORA(R7)レビュー
2017年10月24日に発売したALIENWARE AURORA(R7)をレビューする。ALIENWARE AURORAシリーズ7番目のリリースであり、チップセットZ370を採用したCoffeeLake設計の上級ミドルタワーである。筐体は以前レビューしたALIENWARE AURORA-R5と共通だと思われるが、光学ドライブの追加という違いが見られる。
レビュー時点ではCore i7-8700Kが搭載でき、オーバークロック対応。オプション対応が様々あり「水冷システム、オーバークロックメモリのXMP、デュアルグラフィックカードなど」がある。ストレージの拡張性も高く、工具レスでカスタマイズできる機構。LED配色できるイルミネーション機能付き。大口径12センチ角ファンを2基搭載し、前面吸気&天井排気のエアーフローとなっている。また電源ユニットは別のエアーフローを確立しており、オーバークロック対応マシンとして、冷却システムに優れた印象。ただし、当方はオーバークロックが好みではないので、レビューでは未検証。オンラインゲームでは安定した通信が確保できるkillerネットワークを採用。
2018年7月論評 CoffeeLake |
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※2018年7月1日時点のレビュー。手元の実機レポートであり、仕様は時期や選択により異なる。
当方レビューに関する注意事項
※レビュー時点、レビュー実機の情報であるため、購入された場合の一致性は保証していない。※標準搭載や仕様変更などの最新情報はDELLサイトにてご確認を。※感想は個人的見解である。※風景に写っている周辺機器等は、DELLと関係ない物もある。※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能(注文は個人名の記入でOK)。
DELLの製品名について
DELLサイトにある「販売名」は統一性がなく、さらに新旧モデルの区別も困難。そのため唯一無二のコンピューターモデル名で確認する必要がある。詳しくは「DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること」を参照。
LED配色も可能な、シルバーのミドルタワー・デザイン
ALIENWARE AURORA(R7)の前面と右側面のデザイン。
前面ではエイリアンヘッドの電源ボタン、スリム光学ドライブを配置し、下半分は吸気口のスリットデザイン。前面吸気ファンとして大口径12センチ角ファンを搭載している。電源ボタンおよび右側面の3ラインはイルミネーション設定ゾーン。筐体カラーはエピックシルバーと呼ばれている。外装はポリカーボネート(工業プラスチック)だが、内側の梁にはスチールを採用している。公称サイズは、高さ:472.52 mm / 奥行き:360.5 mm / 幅:212 mm / 重量:14.819 kg。
左側面では2つ窓の吸気口を配置。上部は電源ユニット用吸気であり、PCケース内とは別のエアーフローで確立している。下部の吸気口はPCケース内に取り込むために配置されている。こちらの3ラインもイルミネーション設定もゾーン。
大口径12センチ角ファンを搭載した上面排気のエアーフローで、スリットベースのデザイン。先端にUSB3.1-Gen1端子×3基、USB Type-C端子(USB3.1-Gen1)×1基、ヘッドセット端子、マイク端子を装備している。
ALIENWARE AURORA(R7)の背面には、USB2.0端子×6基、USB3.1(Gen1)端子× 3基、USB3.1-Gen2×2基(USB Type-C端子とA端子)、7.1ch対応アナログ・オーディオ端子、S/P DIFでは同軸デジタル端子、光デジタル端子を装備する。グラフィックカードを利用するので関係ないが、ディスプレイのオンボード出力にDisplay Port 端子を装備している。
今回のALIENWARE AURORA(R7)には、グラフィックカードにGeForce GTX 1080 Ti を搭載している。この場合のディスプレイ出力端子は、Display Port 端子×3基、HDMI端子×1基となる。
インターフェースの補足説明
※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※USB3.1-Gen1はUSB3.0と同じ(転送速度は5Gbps)
※USB3.1-Gen2は、USB3.0およびUSB3.1-Gen1の2倍の速度で、「10Gbps」
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
※アナログ音声端子の色分けなどの基礎知識は、サウンドデバイス知識ガイドで解説。
3箇所に設定できる、イルミネーション
イルミネーション配色の例。
ALIENWARE AURORA(R7)ベンチマークテスト
Core i7-8700K、GeForce GTX 1080 Tiなど、以下の構成であるALIENWARE AURORA(R7)のベンチマークテストを行った。なお、オーバークロックは使用していない。
2018年7月論評 CoffeeLake |
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スコア またはFPS |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン) |
17240 | |
ドラゴンクエストX: 2013年~ Ver.1.10 (1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ) |
21449 | |
ラストレムナント~2009年 (1920 × 1080 フルスクリーン) |
424.49 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
821.63 | |
バイオハザード6~2013年 (1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) |
27387 |
備考
3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担うため。ゆえにCPUの依存度はゲームの内容による。
消費電力のチェック
アイドル(待機)時は37W、CINEBENCH R15のピーク時で215W(マルチスレッド)、シングルスレッドでは68Wあたりだった。、ラストレムナントで250~316Wあたりの変動が多かった。
Core i7-8700Kのパフォーマンス
Core i7-8700Kのスペック。最上クラスのプロセッサーということもあり、TDP(熱設計電力)は95Wと高い。6コア実装、HTテクノロジーによる12スレッドは強力である。もともとのクロック数も高い。
CINEBENCH R15のマルチスレッドでは、Core i7-8700Kのスコアが1571。過去PCレビューで比較すると、スレッド数で勝るRyzen 7-1700Xよりも高いパフォーマンスだった。ちなみにCore i7-8700よりも高い。
Core i7-8700Kはシングルスレッドでも高いパフォーマンスを出している。ベースクロック3.7GHz、ターボブーストで4.7GHzという高さが影響しているようだ。
CINEBENCH R15のベンチマークテストとは 3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」がベースで、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。最大256スレッドまで対応しているため、コア数が多く高クロックのCPUほど有利だが、アーキテクチャの新旧にもよる。なお、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。※OpenGL性能チェックは除く |
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
環境コントロールに、Alienware Command Center
ALIENWARE AURORA(R7)の環境コントロールソフトに、Alienware Command Centerがインストールされている。機能のひとつであるALIENサーマルでは温度管理ができる。
これはオーバークロックの設定パネル。
ALIEN FXでは20色のカラーパレットからLEDカラーの配色設定を行う。ALIENWARE AURORA(R7)では3箇所にイルミネーションゾーンがある。Alienware Command Centerではプロファイル管理ができるので、ユーザー設定が複数保存できる。
拡張性もある、ALIENWARE AURORA(R7)の内部構造
構成に関してはユーザーの選択によって異なるため、ここではあくまで手元のALIENWARE AURORA(R7)実機の例として理解してもらいたい。採用されているパーツのベンダーは供給時期により変更が行われるので、一致しない場合もある。
ALIENWARE AURORA(R7)のATX電源ユニットは、開閉するスイングアームのマウンタに取り付けられている。PCケース内とは別のエアーフローを確立しており。基本的には電源がダイレクトに外気から吸気しているシステム。今回のALIENWARE AURORA(R7)には奥行き19センチの大容量850Wを搭載しており、+12Vは3系統でそれぞれ32A、48A、16Aの高出力仕様となっていた。さらに80Plus Bronze認証電源。ちなみに、自作でおなじみのATX電源規格なので換装は可能。(メーカー保証外だが)。なお、マニュアルをみると、電源には460Wと850Wがあり、構成により異なるようだ。
80PLUS BRONZEの電源を採用
「80PLUS」とは、効率指標の共通規格。変換効率で優秀とされる基準は変換率80%であるが、「80PLUS認証」がついた電源ユニットであれば、それをクリアしている。(第三者機関による認証プログラムなので信用性が高い)。
※変換効率とは、「コンセントもとのAC(交流電流)から、PCで使うDC(直流電流)に変換したとき、どれだけ有効に変換できたか」の指数。例えば、変換効率70%なら、残りの30%は「変換時の電力」と熱としてPCに使われず消えている。80PLUSには以下のグレードがある。
グレード | 負荷率20%の場合 (クリアすべく変換効率) |
負荷率50%の場合 (クリアすべく変換効率) |
負荷率100%の場合 (クリアすべく変換効率) |
80PLUS Standard | 80% | 80% | 80% |
80PLUS BRONZE | 82% | 85% | 82% |
80PLUS SILVER | 85% | 88% | 85% |
80PLUS GOLD | 87% | 90% | 87% |
80PLUS PLATINUM | 90% | 92% | 89% |
負荷率20%、50%、100%のときの変換効率がチェックされる。やはり電源ユニットは負荷率50%のとき、変換効率が良い。80PLUS BRONZE以上は負荷率50%時の変換率が高く設定されている。 なお、電源ユニットならびに80PLUSにこだわるユーザーであれば、80PLUS BRONZE以上がトレンドとなっている。
ATX電源規格なのは自作要素も盛り込めるのでありがたい。
大口径12センチ角ファン×2基搭載
大口径12センチ角の前面吸気ファンを搭載している。グラフィックカードや2.5インチストレージがダイレクトに空冷できるポジション。
天井面の内側。スリム(9.5 mm)光学ドライブベイが前方にある。なお、スリム光学ドライブベイ用2.5インチマウンタが市販されているので、ストレージベイにしてしまうのも一興。その後方に天井排気の大口径12センチ角ファンを搭載。今回は水冷システム導入なので、ラジエーターの冷却ファンでもある。
オーバークロックに水冷システム
Core i7-8700Kに設置された水冷システム。VRMに使われるスイッチングデバイス「MOSFET」にヒートシンクが載せられている。さすがに高い電力が必要となるため、CPU用電源にEPS12V コネクタ(8ピン)(Entry Chassis Power Supplies)を使っている。
【簡易水冷式CPUクーラーの解説~構造について】
オーバークロック・メモリのXMP
メモリスロットは4基。この実機ではオーバークロックができるXMP対応メモリを搭載している。
XMP(Extreme Memory Profile)とは、インテル独自のメモリ用オーバークロック規格。具体的にはSPD情報が拡張されており、動作速度などが設定されている。 (オーバークロック用のタイミング等が格納されている)。メモリーのオーバークロックではPCへの負担は避けられず、自己責任の範疇になる。
Killerネットワーク
クアルコム・アセロス社(Qualcomm Atheros, Inc.)のKillerネットワークを搭載している。※クアルコム・アセロス社は、アメリカの半導体メーカーでLAN関連製品のトップシェアを誇っている。
ALIENWARE AURORA(R7)ではKiller1535の無線LANカードを搭載。ネットワークデバイスをみると、有線LAN端子はKiller E2500のギガビットイーサネットであることが確認できる。
専用のユーティリティソフト「Killer Network Manager」で設定することにより、ネットワーク接続をモニタリングし、オンラインゲームのパフォーマンスを最大化することができる。KillerはWindowsが抱えるネットワーク処理の一部を肩代わりする機能を持つ。優先度の設定に基づいてネットワーク帯域幅を最適化、管理する。CPU負荷を低減させ、ネットワークの遅延を抑えるため、とくにオンラインゲームでは安定した通信が確保できる。
ストレージ
データ用の3.5インチHDDではST2000DM001-1ER164を搭載。
グラフィックカードの下にあるM.2スロットには、NVMe SSD (PCI Express接続)のSM961を搭載。
【 過去PCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス 】
底部には2.5インチ・ストレージベイが2基ある。専用のマウンタがついており、挟むだけの工具レス仕様。振動防止ゴムもピン部分に設置されている。
DELLサイトによるとストレージベイ(またはスロット)は合計5基あるという。4基までしか確認できなかったが、マニュアルによると、「3.5 インチ HDD ベイに取り付けられた U.2 ドライブ※オプション」というものがあるらしい。
グラフィックカードと、PCI Expressスロット
今回のALIENWARE AURORA(R7)レビュー実機構成では、グラフィックカードにNVIDIA GeForce GTX 1080 Tiを搭載。ほぼ限界レベルの格納サイズとなっている。
NVIDIA GeForce GTX 1080 Tiに使う補助電源は、6ピン+8ピン。ちなみにこの電源ユニットでは「6ピン+2ピン」を4セット持つ。デュアルグラフィック構成で使用されるのだろう。
残るはPCI Express x4が1基、PCI Express x8が1基(形状がPCI Express x16だが、レーン数は×8)。デュアルグラフィックの場合、x8になるようだ。正直を言うと、コスト面や消費電力のデメリットを受け入れてまで、デュアルグラフィックをやる旨味や達成感が理解できない。個人的には次世代の高性能GPU待ちのシングル派である。志向に良し悪しは無いのだけれども・・。ALIENWARE AURORA(R7)のレビューは以上!
詳しくはDELLサイトへ
2018年7月論評 CoffeeLake |
チップセットZ370を採用したCoffeeLake設計の上級ミドルタワー。 レビュー時点ではCore i7-8700Kが搭載でき、オーバークロック対応。オプション対応が様々あり「水冷システム、オーバークロックメモリのXMP、デュアルグラフィックカードなど」がある。ストレージの拡張性も高く、工具レスでカスタマイズできる機構。LED配色できるイルミネーション機能付き。大口径12センチ角ファンを2基搭載し、前面吸気&天井排気のエアーフローとなっている。また電源ユニットは別のエアーフローを確立しており、オーバークロック対応マシンとして、冷却システムに優れた印象。安定した通信が確保できるkillerネットワークを採用。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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