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ハイ・コストパフォーマンスの11.6インチノート
AMD仕様、Inspiron 11 3000 シリーズ(3180)レビュー
2018年3月9日に発売したAMD仕様のInspiron 11 3000 シリーズこと、Inspiron 3180(モデル名)をレビューする。(DELLサイトではInspiron 11 3180という表記も見られる)。とにかく低価格の11.6インチノートで、高負荷処理には用いないセカンドノートのポジションになりそう。筐体はコストダウンが顕著なポリカーボネート(工業プラスチック)ベース。そしてファンレス構造のユニボディとなっている。
プラットフォームはAMD仕様であり、レビュー時点ではA6-9220e(Radeon R4グラフィックス)または、A9-9420e(Radeon R5グラフィックス)が搭載できる。現在のPC市場では最下層クラス性能だが、ネットやビジネスくらいの用途ならば問題ないだろう。なお、筐体デザインはインテルAtom系ノート(Airmont設計Braswell)のInspiron 3162と同じ。Inspiron 3180はそのAMD仕様と理解すればよさそうだ。
カラーバリエーションに「グレー(見た目は浅めのガンブラック)、ブルー、ホワイト」の3色がラインナップされている。今回のInspiron 3180レビューではA6-9220eを搭載したグレーと、A9-9420eを搭載したブルーを導入した。構成は以下のとおりである。(上の写真はグレーのモデル。ブルーのデザインは次のページで紹介する)
2018年5月論評 AMD A6-9220e |
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2018年4月論評 AMD A9-9420e |
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※2018年5月24日時点のレビュー。手元の実機レポートであり、仕様は各々の選択により異なる。
DELLの製品名について
DELLサイトにある「販売名」は統一性がなく、さらに新旧モデルの区別も困難。そのため唯一無二のコンピューターモデル名で確認する必要がある。詳しくは「DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること」を参照。
当方レビューに関する注意事項
※レビュー時点、レビュー実機の情報であるため、購入された場合の一致性は保証していない。
※標準搭載や仕様変更などの最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※感想は個人的見解である。※風景に写っている周辺機器等は、DELLと関係ない物もある。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能(注文は個人名の記入でOK)。
プラットフォームと製品特徴
ディスプレイ | 11.6インチ 非光沢ディスプレイ(解像度1366 × 768) |
APU |
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グラフィック |
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ストレージ |
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カラー |
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ワイヤレス | 802.11bgn + Bluetooth 4.0, 2.4 GHz, 1x1 |
光学ドライブ | なし |
電源 | 32 WHr, 2セルバッテリー (内蔵) 45WのACアダプタ付属 |
サイズ(公称値) | 幅: 292mm × 奥行き: 196 mm × 厚み: 21 mm / 最小重量 約1.35kg(32GB eMMC搭載時) ※レビュー実機では1165g(グレー)と、1160g(ブルー) |
※レビュー時点の構成例。採用パーツやベンダーは供給状況により異なる。
※構成ベースの販売であり、パーツの組み合わせは制限される。
ストレージパフォーマンス!eMMC搭載
今回、2台のInspiron 3180レビュー実機には、それぞれ32GBと128GBのeMMCを搭載している。なお、DELLサイトから解体マニュアルを確認すると、2.5インチのストレージベイが確認できる。つまり構造上では2.5インチのHDDやSSDが搭載できるようだが、レビュー時点ではそのサポートはなかった。eMMCのみとなっている。
自己責任の改造でeMMCと2.5インチHDDのデュアル・ストレージが可能だと思われる。ただ、Inspiron 3180はファンレス構造なので発熱面を考慮して、HDDよりもSSDとの構成のほうがいいだろう。
eMMC 【embedded Multi Media Card 】とははSSDと同様に、NANDフラッシュメモリと制御回路をまとめたストレージであるが、メモリカード規格であるMMCがインターフェースとなっている。eMMCはSSDよりも転送速度が遅いが、消費電力は低くかなりの小型。スマートフォン、カーナビ等でもよく採用されるストレージである。
eMMCは直付けのオンボードストレージなので換装ができない。容量選びは慎重に。32GBだと容量が少なくオンラインストレージに頼るなどわりと制限されるだろう。できれば128GBはほしいところ。
レビューしている2台のInspiron 3180では、それぞれ32GB eMMCと128GB eMMCを搭載しているが、パフォーマンスはこの通り。ベンダーはDell WR202KD032G E70290F5、Dell WR202KD0128G E70245F5で、DELLの特注品と思われる。シーケンシャルリードでは最近の2.5インチHDDくらいの速度だが、ランダムアクセスでは少しばかり速いようだ。ちなみにeMMCではSATA 3Gbps接続となっている。
【 過去PCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス 】
A6-9220eのスペック
A6-9220eを搭載したInspiron 3180グレーのモデルのスペック。
A6-9220eをCPU-ZおよびGPU-Zでチェックした場合。
A9-9420eのスペック
A9-9420eを搭載したブルーのInspiron 3180。
A9-9420eをCPU-ZおよびGPU-Zでチェックした場合。
A6-9220eとA9-9420eのパフォーマンス比較
CINEBENCH R15のレンダリングスコア(マルチスレッド)。インテルのAtom系搭載PCと並んで最下層を漂っている。A9-9420eは流石にA6-9220eよりも高いスコアだが、そもそものスコア数値が小さすぎる。体感速度ではほとんどわからないくらいの差。
ちなみに茶色いバーの方は、Inspiron 3185 2-in-1に搭載していたもの。ほぼ適正値としてみてよさそうだ。A6-9220e(Radeon R4)と、A9-9420e(Radeon R5)の性能比較は、Inspiron 3185 2-in-1のレビューを参考にされたし。
このInspiron 3180でA9-9420eを搭載しているほうの消費電力を測ってみたら、アイドル時で6W、このCINEBENCH R15テスト中では14~15Wほどだった。(条件:ディスプレイ輝度最大時、バッテリ満充電状態)
Inspiron 3180のインターフェース
付属のクイックスタートガイドでInspiron 3180が装備する端子をチェック。必要最小限といった印象。主要端子にはUSB3.1-Gen1端子、USB2.0端子、HDMI端子、microSDカードスロットを各1基装備している。光学ドライブは搭載していない。
インターフェースの補足説明
※USB3.1(Gen1)の転送速度はUSB3.0と同じ5Gbps。ただしUSB3.0よりも電源供給能力が高い。
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
【デザイン】 グレーモデルのInspiron 3180
まずはグレーのカラーバリエーションにて紹介。「グレー」と言うよりも「浅めのガンブラック」と言ったほうがしっくりくる。ラメ粉を含んだ塗装で、スパークリング状にキラキラしている。ポリカーボネート(工業プラスチック)の筐体ベースで特にコーティングなどはない。天板はスベスベした手触り。あまりきつい光沢ではなく、半光沢くらいで落ち着いている。重量を測ると、このレビュー実機では1165g。DELLの公称値よりもだいぶ軽い。わりと丸みを帯びたデザインだ。
中央にはクロム調のDELLロゴを配置。
底面は非光沢で、中央に光沢のinspironロゴを配置。丸いスタンドゴムが4箇所。この通り、吸気口、排気口はなく、ファンレス構造となっている。またつなぎ目の少ないユニボディ。自然排熱なので、物理的に可能でも2.5インチHDDの搭載はあまり好ましくない。(そもそもレビュー時点ではサポートされていないけど)
左側面と装備インターフェース。電源コネクタ、HDMI端子、USB3.1-Gen1端子、microSDカードスロットを配置。横から見ると分かるが、ラメ塗装は天板のところであり、端子がある本体部分は底面と同じく塗装がない。
右側面ではヘッドセット端子、USB2.0端子、セキュリティロック・スロットを配置。
前面と背面。動作を確認するようなステータスライトが一切ないのは、コスパモデルの妥協点。
45WのACアダプタが付属する。ジョイントする電源ケーブルは太め。アダプタはケーブルを含め総重量265g。
パームレストは天板と同じく、ラメ粉塗装の浅いガンブラックカラー。スベスベした手触り。
搭載されているキーボードパーツは、Inspiron 3185のキーボードと同じ。キーピッチが19mm満たないところもあるが、極端に小さいキーはなく、11.6インチノートにしてはわりとバランスが取れている。
キーボードの上部にスピーカーを配置。
電源ボタン。LED点灯しないのはコスパモデルらしい。
一体型のタッチパッド。クリックボタンはわりと重い。
ディスプレイ
11.6インチ画面に1366 × 768の解像度を搭載。エントリーの15.6インチノートと同じ表示領域なので、スタンダードといえる。ディスプレイベゼルはとくに狭額というわけでもなく、コスパノート相応。
言うまでもなく、TNパネルでしょうな。上下の角度からは色度変移で視認には厳しい。左右からの視野角は悪くはない。なお、DELLサイトでは「非光沢液晶」とあるが、厳密には半光沢でそこそこのメリハリがある。
ディスプレイベゼルにはWebカメラ。そしてシルバープリントのDELLロゴ。ロゴがメッキでないのはコスパモデルだからだろう。
ディスプレイはここまで開く。通常の用途ならば十分な可動域。
詳しくはDELLサイトへ
低価格の11.6インチノートで、高負荷処理には用いないセカンドノートのポジション。レビュー時点ではA6-9220e(Radeon R4グラフィックス)または、A9-9420e(Radeon R5グラフィックス)が搭載できる。筐体はコストダウンが顕著なポリカーボネート(工業プラスチック)ベース。ファンレス構造のユニボディ。 Inspiron 11(3162)と同じ筐体デザインと思われる。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- AMD仕様、Inspiron 11 3000 シリーズ(3180)レビュー
- Inspiron 3180 ブルーカラーのデザイン