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- XPS 13-9350 (Skylake-2015年)
フレームレス画面の、世界最小&高級13.3インチノート。最高クラスの長時間バッテリ駆動
DELL XPS 13 レビュー(Skylake設計)
- XPS 13(9350)のレビューTOP~現在
- XPS 13(9350)の装備インターフェース紹介!USB Type-C端子を新たに装備
極限に薄いベゼル!Infinity Displayデザインの13.3インチモバイルノート、XPS 13(9343)が斬新なデザインで人気を博したが、早くもBroadwell設計からSkylake設計へリニューアルされた。その新XPS 13をレビュー紹介する。
コンピューターモデル名ではXPS 9350というので、当レビューではXPS 13(9350)と記載する。前モデルではシルバーだけだったが、さらに新色のゴールドが追加された。~XPS 13(9350)は2015年10/20に発売
XPS 13-9350の概要
Skylake設計になったことで、第6世代インテルCore (Uシリーズ)搭載モデルとなった。筐体デザインは前モデルXPS 13(9343)と同じだが、インターフェースが変更されている。Mini DisplayPortが廃止され、その位置にUSB Type-C端子が配置された。USB Type-Cは「USB 3.1 とThunderbolt 3のシリアルバス規格」に対応した新しいコネクタだ。
高級素材で構成された堅固な構造で、CNC(コンピュータ数値制御)による削り出しのアルミフレーム、カーボンファイバ素材を採用。世界最小の13.3インチノートとなっている。キーボードにはバックライト機能があり、暗い場所でも作業ができる。
DELLの公称では標準バッテリの持続時間が最大18時間。世界最長レベルだという。前モデルXPS 13(9343)では15時間とアナウンスしていたので、テクノロジーの刷新で延長されたようだ。本体側面に5段階のバッテリーメータが付いているので、起動しなくても残量が確認できる。
今回レビューするXPS 13(9350)本機は以下の構成となっており、新色のゴールドで紹介する。
2015年12月論評 Skylake設計 |
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2015年12月8日時点のレビュー。このXPS 13(9350)本機に限った状況である。パーツ構成やカスタマイズ、パーツのベンダーは供給状況により変更あるため、購入された場合の一致性は保証していない。
Skylake設計 XPS 13(9350)の構成例
レビュー時点では、第6世代インテル Core i5-6200Uか、Core i7-6500U の搭載となる。超低電圧版のUシリーズであり、低消費電力だが通常版よりも処理能力は劣る。グラフィックは内蔵GPUが使われるため、どちらのCPUもインテル HD グラフィックス520となる。
ディスプレイは、13.3 インチ画面。 「非光沢 (1920 x 1080) 非タッチパネルか、 光沢(3200 x 1800)タッチパネル」のどちらかになる。いずれにしても13.3 インチ 画面に対して非常に高解像度で、プレミアム感を強調しているのだと思う。ドットバイドットでは文字がかなり細かいので、実際は拡大設定での利用になるだろう。ストレージではSSDが採用されており、PCI Express接続のM.2規格256GB SSDが搭載できる。 マニュアルにはストレージ・インターフェースに「SATA 6 Gbps 、PCIe 8 Gbps」とある。128GB SSD選択時はSATA接続であろう。
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販売時期や供給状況、注文内容により情報の相違があることを留意していただきたい。
PC・デジモノフェア 2015 にて展示
リンクシェア・ジャパン主催「PC・デジモノフェア 2015」のDELLブースで展示されていた、XPS 13(9350)。
XPS 13(9350)のシルバーとゴールドのモデルが並べられていた。ゴールドは照明の影響を受けやすいのか、「自然光の中ではこの写真ほど金色ではない」という印象。なおこのイベントでは、DELL社員から直接、製品の魅力を聞き出すことができる。その他の新モデルも展示されていた。
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以下、XPS 13(9350)の詳細レビューとなる。
空間の広がりを感じさせる!フレームレスのInfinity Displayデザイン
ベゼル幅わずか5.2mmのフレームレス・ディスプレイ。「無限に, 際限なく」という意味でInfinity Displayと呼んでいるが、日本人には伝わりにくいと思ったのか、DELLでは「フレームレス」を強調している。XPSのデザイナー・マック・トシユキ・タナカ氏がデザインし、これが製造できるディスプレイメーカーを探しだしたという。
幅わずか5.2mmのディスプレイベゼルのインパクトはなかなかのもの。こういったスペース削減の構造もあって、XPS 13(9350)は13.3インチモバイルノートでありながら、11インチノート並のサイズに抑えることができたようだ。
このXPS 13(9350)レビューで扱っている本機は、13.3 インチ 光沢液晶タッチディスプレイで解像度が「3200 x 1800」もある。
個人的には、「13.3インチ画面に3200 x 1800もの高解像度はいらないし、タッチもいらない」であるが、これは上級者好みのプレミアムスペックといった価値付けであろう。また光沢液晶タッチディスプレイの場合は、スマホでお馴染みの強化ガラス、Gorilla Glass NBTを採用しており、傷に対する耐久性が非常に優れている。
なお、解像度で言えば、多くのユーザーには1920 x 1080のモデルが無難な選択だと思う。そちらは非光沢液晶の非タッチ仕様となっている。 ※「3200 x 1800」のピクセルピッチは0.0918 mm 、 1920 x 1080ではピクセルピッチ0.153 mm。
13.3 インチ 画面に3200 x 1800だと、ドットバイドット表示ではこんな感じ。当サイトが2ページ並べられてもまだ領域に余裕がある。当サイトの本文(14px)が極粒状態。しかし、ルーペでみたら文字が潰れることな表示されているのには驚く。
眼力の優れた達人なら、このまま使えるのであろうが、パソ兄さんは長時間となると無理である。(もちろん、読めているけどね・・しょぼしょぼ。)
もちろん、ドットバイドットで使うことは想定していないようで、初期設定の段階で、すでに拡大表示されている。いずれにしてもパソ兄さんのようにドットバイドット狂信者でないかぎりは、気にする内容ではない。(基本的にWebやグラフィックのクリエイターはドットバイドット主義。ドットバイドットとは、1pxの情報を、ディスプレイの1ドットで表示させることで、拡大縮小をしていない状態のこと。)
解像度3200 x 1800の領域
3200 x 1800のドットバイドット表示領域はこんなにある。左上にある「ストリートファイター4のベンチマークテスト」の画面は、1280 × 720。一般的な15..6インチノートは1366 × 768だから、どんだけ広いか想像つくだろう。これが13.3インチ画面で展開できるのだ。
テキスト読みでは拡大表示が当たり前になるだろうが、地図など俯瞰して見たいときは高解像度はものすごく役に立つ。無難なところで1920 x 1080のモデルをお勧めしておくが、どちらを選ぶかはユーザーのニーズ次第である。
広い視野角
視野角は広く、色度変移を感じない。ただ光沢パネルの場合は、照明の位置によって映り込みを生じるので、設置角度の調整が必要となる。個人的には非光沢のXPS 13(9350)が好み。
狭額ベゼルのため、Webカメラは上部中央に内蔵できず、左下に内蔵されている。下部中央にDELLロゴを配置。
ディスプレイはここまで開く。仕様書によると、0 度(閉じた状態)~135 度である。まずまずの可動域ではないかと思う。
CNC加工による削り出しアルミの高級ボディ
高級感あるアルミニウムの天板にアルマイト加工。サンドブラストによる梨地加工がされており、さらっとした手触り。
このXPS 13(9350)レビュー本機では、新たに追加された新色のゴールド。ものすごく薄めのシャンパンゴールドであり、写真では伝わりにくい。シルバーに床の色が映り込んでいるのかと思えるくらい。ゴールドライタンやおっちゃんのネックレスのように、「キンキラキンではないことが伝わればいいか」ということでご理解を。
XPS 13(9350)のボディは、アルミのインゴット(塊)からCNC(コンピュータ数値制御)加工で削り出されており、耐久性にも優れた高級ボディ。CNC (Computer Numerical Control ) とは、機械工作において、移動量や移動速度などにコンピュータ数値制御を用いること。同一の繰り返し手順の加工や、複雑な形状の加工に優れている。
タッチモデルは非タッチモデルよりも900gほど重く、約1.29kgと公称されている。実際にXPS 13(9350)本機を測ったところ、1.305kgであった。13.3インチノートとしてはコンパクトだが、特別に軽量というわけではないようだ。実際、数百グラムの重量差よりも、バッグの中でかさばらない方がモバイルで重要だったりする。
底面も抜かり無くアルミ素材。カラーも天板と同じくゴールド。2本の横長スタンドゴムがあり、その間からスリットへ吸気されるエアーフローとなっている。中央にはエッチングされたXPSロゴがあり、プレートを開けると仕様や保証に必要なサービスタグなどが記載されている。これはデザイン性を損なわないための目隠し。
Infinity DisplayモデルのXPS発表会でみた、XPS 13のボディパーツ。削り出しの段階や表面処理前の様子。詳しくはXPS発表会レポートで紹介済み。
数々の受賞歴 XPS 13
このような斬新で洗練されたデザインで、いくつかの受賞歴がある。興味のある方は、どういう賞なのか調べてみては?
- Dell XPS 13 グッドデザインアワード 2015年度受賞
- Dell XPS 13 CESイノベーションアワード2015受賞
- Dell XPS 13 デザイン&イノベーションアワード 2015 金賞受賞-COMPUTEX TAIPEI
- Dell XPS 13 レッドドット・アワード 2015: デザイン賞受賞
ACアダプタ
45 W ACアダプタ。この実物では268gだった。
パームレストとキーボード
カーボーンファイバー素材のパームレスト。シリコンコーティングが施されており、滑らかな手触り。カーボン繊維が薄っすらと見えるので、耐久性だけでなく視覚的にも楽しめる。
電源ボタンの様子。起動中は棒状のLEDライトが点灯する。
2段階の調光が可能なバックライト・キーボードを装備している。これなら暗い会議室などでも操作ができる。
XPS 13(9350)は前モデルXPS 13(9343)とデザインが同じで、テクノロジーと装備端子の一部が異なるだけである。パームレストやキーボードの詳細は、以前のXPS 13(9343)レビューを参考にしてほしい。
XPS 13(9350)のパフォーマンス・レポート
2015年12月論評 Skylake設計 |
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調査しているXPS 13(9350)本機では、このような構成となっている。このパフォーマンスをチェックする。なお、構成が違えば結果は異なるし、個体差もあるのでご理解の上、ご覧あれ。
PCI Express接続のM.2 SSDは速い(256GB SSD搭載時)
今回、手元にあるXPS 13(9350)実機では、256GB M.2 SSDを搭載している。どうやらPCI Express接続のようだが、シーケンシャルリードで725.3MB/s を記録した。確かに速い!供給状況でパーツメーカーは違うが、この本機ではサムスン製PM951 NVMeだったことを追記しておく。
マニュアルにはストレージ・インターフェースに「SATA 6 Gbps 、PCIe 8 Gbps」とあるので、たぶん、128GB SSDの選択ではSATA接続だと思われる。SATAの場合は、ここまでは高速ではないだろう。
Core i7-6500Uと、内蔵するインテル HD グラフィックス520
今回、手元にあるXPS 13(9350)実機では、第6世代インテル Core i7-6500Uを搭載している。 Core i7-6500Uでは2コア実装で、HTテクノロジーによって4スレッド動作する。 TDP 15Wの低消費電力を誇る超低電圧版のUシリーズだが、通常版よりも性能は落ちる。
そして、Core i7-6500Uにはインテル HD グラフィックス 520を内蔵(厳密には統合)しており、内蔵グラフィックとしては飛躍的にパフォーマンスが向上している。
少ない消費電力
何もしていないアイドル時では、ディスプレイ輝度最大時で10W、輝度最小でたったの8Wだった。
CPUを最大稼働させるCINEBENCH R10 ベンチマークテストでもたったの13Wだけ。ストリートファイター4ベンチ中では、26W程度だった。ワットパフォーマンス(少ない電力でも効率のよい処理能力)はかなりよい。
ストリートファイター4のベンチマークで比較
このXPS 13(9350)にてストリートファイター4のベンチマークテストを実施。1280×720 ウィンドウ表示では、AVERAGE 65.52を記録。フルHD(1920 × 1080)では厳しいが、HD解像度なら快適に遊べる性能だ。このパフォーマンスに近い、過去のレビューPCを探してみると、2012年のInspiron 15R Special Edition(7520)がある。以下の構成を参考に。
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Core i7-6500Uのインテル HD グラフィックス 520は、「Core i7-3612QM +AMD Radeon HD 7730M 」のパフォーマンスに近づいているようだ。
また、過去のノートでは単体GPUを搭載していながら、XPS 13(9350)のAVERAGE 65.52を超えられないものもある。以下の構成を参考に。これを見ると、パソ兄さんが初めて購入したDELLパソコンのInspiron 1520は、2007年の当時、ミドルクラスだったのに今比較すると悲しいパフォーマンスだ。
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以上のことから、本格ゲーム用途でなければ、多くのユーザーが「ニーズに応えられるパフォーマンス」と実感できると思われる。ただ、長時間バッテリ駆動の要因となっているUシリーズなので、通常版よりもCPU性能は落ちる。電源の持ちに心配がなく、レンダリングやエンコード作業がメインとなるなら、それを踏まえた上、検討したほうがいいだろう。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- XPS 13(9350)のレビューTOP~現在
- XPS 13(9350)の装備インターフェース紹介!USB Type-C端子を新たに装備
(KabyLake設計)2017年1月発売
※装備端子を除く、筐体デザインはXPS 13(9350)と共通。こちらのほうが掲載画像が多いので、合わせてご参考に。前モデル・XPS 13(9343) ※Broadwell設計