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Eシリーズ・ドッキングステーション対応の、12.5インチウルトラブック(法人モデル)
DELL Latitude 12 7000シリーズ(E7270)レビュー
2016年1月に発売した12.5インチ・ウルトラブック、Latitude 12 7000シリーズことLatitude 12(E7270)をレビューする。正式名ではLatitude E7270。マグネシウム合金のシャーシを採用した高級素材のボディで、DELLのEシリーズ・ドッキングステーションに対応した法人モデルである。ドッキングステーションは別売りだが、インターフェースが増設でき、レガシーポートも追加され、デスクトップ同様の装備となる。
テクノロジーにはSkylake世代のUシリーズが採用されており、レビュー時点ではCore i3-6100U / Core i5-6300U / Core i7-6600Uが選べる。Uシリーズのため通常版よりも処理能力が劣るものの、ビジネス用途では過剰スペックといってもいいくらい。いずれもTDP 15Wという低消費電力で、バッテリーの持ちがよい。内蔵グラフィックの構成であり、いずれのCPUを選択しても「インテル HD グラフィックス 520」が採用される。またSkylake世代のPCでは、メモリの規格がDDR3とDDR4が混在しているが、Latitude 12(E7270)では最新のDDR4が採用されている。今回レビューしたLatitude 12(E7270)の構成は以下のとおり。
2016年3月論評 Skylake設計 |
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Eシリーズ・ドッキングステーション対応の、12.5インチウルトラブック。マグネシウム合金のシャーシを採用した高級素材のボディ。天板、パームレストには薄くシリコン・コーティング。ディスプレイが180度開くヒンジ構造。USB3.0端子 × 3基、HDMI端子、Display Port 端子などを装備するなど、ウルトラブックにしてはインターフェースが豊富。光学ドライブは非搭載。レビュー時点ではCore i3-6100U / Core i5-6300U / Core i7-6600Uの搭載が選べる。 |
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2016年3月20日時点のレビュー。パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更があるため、購入された場合の一致性は保証していない。あくまで、手元にあるLatitude 12(E7270)実機における現状レポートである。
Latitude 12(E7270)の構成例
CPU構成例 |
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メモリ構成例 |
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ストレージ構成例 |
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Latitude 12(E7270)のデザインとインターフェース
DELLサイトやマニュアルではオプション扱いになっている記載が多々みられ、どこまで標準なのか分かりにくい。ここでは、とりあえず手元のLatitude 12(E7270)における装備インターフェースを紹介しておく。購入の際はDELLサイトでの確認をしていただきたい。ざっと確認したところ、スマートカードリーダーと指紋認証リーダーがオプションで追加できるようだ。また、キーボードではバックライト仕様も選べる。
天板には、左右・前側面やパームレストと同様に、薄くシリコン・コーティングが施してあり、少しだけ滑らかな手触りとなっている。中央にはDELLロゴを配置している。
幅: 310.5 mm× 奥行き: 215mm。 厚みが18.85 mm と薄型の設計。また最小重量では1.26 kgという記載があるが、このLatitude 12(E7270)実機では1.304kgだった。
装備端子のチェック
前面には端子はなく、左端にステータスライト(電源、ストレージ、バッテリーの3つ)がある。そして傾斜部にステレオスピーカを配置。
右側面では、ヘッドセット端子、SDカードスロット(防塵ダミーカード付き)、USB3.0端子(PowerShare対応:PC起動なしでUSB充電用に使える)、SIMカードスロットを配置。なお、SIMカードスロットの着脱は、ピンを使いカードマウンタを取り出す機構となっている。
実機の場合、セキュリティロック・スロットと排気口のみだが、スマート・カード・リーダーがオプションで追加できる。排気口のスリットは左側面のほかに底面側にも配置されている。
背面に、LAN端子、HDMI端子、Display Port 端子、USB3.0端子×2基、電源コネクタを配置。ヒンジと横の棒がヘアライン加工のアルミ素材となっており、ちょっとした高級感のアクセントになっている。
ACアダプタ
65WのACアダプタが付属。プラグが白LEDで点灯する。電源ケーブルはアース付きの3ピンコネクタであり、ケーブルが太く取り回しはよくない。なお、90W ACアダプタのチョイスもある。
底面
底面の様子。前面の傾斜部分にステレオスピーカの配置。後方にドッキングステーションのコネクタを配置している。また、底面にはシリコン・コーティングはなく、ポリカーボネート(工業プラスチック)の手触りのまま。
Latitude 12(E7270)の、12.5インチ非光沢ディスプレイ
Latitude 12(E7270)では12.5インチの画面に解像度1366 × 768を搭載。15インチくらいまでの標準的な解像度である。非光沢ディスプレイなので、長時間使用でも目に優しい。
パネルをみたところ、おそらくエントリー的なTNパネルと思われる。ただこの角度くらいなら色度変移を気にせず視聴できる。ディスプレイベゼルにはWebカメラを内蔵。下部にはプリントではない、エンブレムパーツのDELLロゴが配置がされている。
この角度からの視聴となると、色度変移が見られる。TNパネル採用としては標準的な視野角だと思われる。なお、Latitude 12(E7270)では非光沢パネルの仕様だが、斜めから見ると若干の光沢性があるようだ。そのためか非光沢にしてはコントラストが強めで、ややメリハリのある画質と感じた。
ヒンジ構造
180度のオープンが可能なので、外部ディスプレイ接続時には使い勝手がいい。
キーボードとパームレスト
マグネシウム合金にシリコン・コーティングされたパームレスト。コーティングは薄めなので、ほどほど程度のしっとり感。オプションでバックライト・キーボードが選べるが、このLatitude 12(E7270)実機では非バックライトの仕様。水漏れ防止キーボードとなっているようだ。オプションでパームレスト右側に指紋認識リーダーを搭載できる。
キートップは少し湾曲しており、指先にフィットする形状。キーストロークでは、ウルトラブックにしてはしっかりした押下を感じる。カーソルキーは小さいが、一段下がった配置になっており、扱いやすくなっている。Page UPとDownのキーがちょっと邪魔くさいが、誤操作を招くほどではない。Enterキーが狭いが一番端にあるので、さほど使いにくくはない。
モバイルノートのキーなので、部分的に小さいキーが存在するが、形状をグループ化することで、視覚的に狭さを感じさせない工夫がされている。もちろん物理的には小さいのだが、「小さいキーを押さなくてはならない」というプレッシャーが軽減され、意外にも効果がある。
ホームポジションの様子。および斜め横から見たキーボード。
電源ボタンは縦一本のLEDライトが点灯する。また、タッチパッドのクリックボタンにはシリコン・コーティングが施してあり、ちょっとしたグリップ性がある。
Latitude 12(E7270)のパフォーマンス~Core i5-6300U搭載時
2016年3月論評 Skylake設計 |
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ベンチマークテストしたLatitude 12(E7270)の構成は上記の通り。
Core i5-6300U を搭載しており、TDP 15Wの低消費電力であるUシリーズ。2コア実装、HTテクノロジーによって4スレッド動作する。Core i5-6300Uに統合している内蔵GPUは、インテル HD グラフィックス 520。スペックは上記の通り。
CINEBENCH R15のレンダリング
CINEBENCH R15のレンダリングでは、スコアが313。2010年の上位CPUであった、Core i7-740QMよりも若干速い傾向にある。同設計の通常版よりは遅いUシリーズだが、ここまでのパフォーマンスがあれば、ビジネスにおいて不満はほぼないだろう。
CINEBENCH R10のレンダリング
Core i5-6300Uを搭載したDELL Latitude 12(E7270)の実機では、処理時間が⇒1分05秒だった。過去にレビューしたPCで、同じSkylake設計で比較すると以下のとおり。Uシリーズは低消費電力のかわりに通常版よりも遅いことがわかる。(むろん、グレードの違いもあるが)。また、Core i7-6500UやCore i5-6200Uを搭載した機種と比較しても、体感できるほどの差はないようだ。
通常版 | 第6世代Core | |
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⇒31秒 | |
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⇒33秒 | |
低消費電力版 | 第6世代Coreの、Uシリーズ | |
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⇒1分00秒 | |
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⇒1分05秒 | |
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⇒1分08秒 | |
低消費電力版 | 第6世代Coreの、Core mシリーズ | |
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⇒1分39秒 |
※近いパフォーマンスの過去PC
今回のDELL Latitude 12(E7270) に近いパフォーマンスの過去PCをピックアップ。通常版だと 第3世代Core i7-3612QM、第4世代Core i5-4200Mに近い性能とみて良さそうだ。 一世代前のBroadwell設計で比較すると、Core i7-5500U に近かった。
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⇒1分00秒 | |
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⇒1分08秒 | |
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⇒1分09秒 |
ストリートファイター4 ベンチマークテスト(グラフィックパフォーマンス)
ストリートファイター4(1280×720 ウィンドウ表示)では、79.78FPSを記録。快適プレイのRANK A。過去と比べると、内蔵グラフィックとしてはかなり高パフォーマンス。過去のレビュー機と比較すると、GeForce GT 330M 1GBを搭載したDELL Vostro 3700に近かった。また、GeForce GT 420M搭載のXPS 14(L401x)よりも少し高いFPSをマークしている。
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過去レビューのLatitudeシリーズと比較
PC | Latitude E5250 |
Latitude E7250 |
Latitude 3450 |
Latitude E5550 |
OS | Windows 8.1 (64bit) | Windows 8.1 (64bit) | Windows 8.1 (64bit) | Windows 8.1 (64bit) |
CPU | Core i3-4030U | Core i5-5300U | Core i3-4005U | Core i3-5010U |
GPU | HDG 4400 | HDG 5500 | HDG 4400 | HDG 5500 |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD | 128GB SSD | 500GB HDD | 500GB HDD |
※ST4 | 43.45 FPS(RANK C) | 50.39 FPS(RANK B) | 44.69 FPS(RANK C) | 49.82 FPS(RANK C) |
消費電力
アイドル時(輝度最大、満充電済み)では6W。CINEBENCH R15レンダリング中では26Wあたり、ストリートファイター4ベンチ中では28Wあたりで、低消費電力。
ストレージパフォーマンス
このLatitude 12(E7270)実機では、サムスン製SSDのPM871を搭載していたが、Crystal Disk Mark5.1.2によるパフォーマンス結果はこの通り。シーケンシャルリードでは500MB/s前後ある。
Latitude 12(E7270)について、詳しくはDELLサイトにて
Eシリーズ・ドッキングステーション対応の、12.5インチウルトラブック。マグネシウム合金のシャーシを採用した高級素材のボディ。天板、パームレストには薄くシリコン・コーティング。ディスプレイが180度開くヒンジ構造。USB3.0端子 × 3基、HDMI端子、Display Port 端子などを装備するなど、ウルトラブックにしてはインターフェースが豊富。光学ドライブは非搭載。レビュー時点ではCore i3-6100U / Core i5-6300U / Core i7-6600Uの搭載が選べる。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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