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DELL Latitude 10 レビュー項目(タブレットPC)
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2013年1月にLatitude 10が発売されました。IPSパネルを採用した10.1インチ液晶のタブレットPCです。Windows 8が登場して、タッチ機能が本領発揮される製品がようやく出ましたね。なお、Latitudeブランドは法人向けなんですが、個人向け販売の枠でも開放されています。
※当方のレビュー情報は2013年3月8日時点です。DELLは販売時期により選択できる構成が変化しますので、最新情報はリンクしているDELLサイトにて確認してください。
バッテリー対策OK!低価格で購入できる本格タブレットPC、DELL Latitude 10
Latitude 10は、「ユーザーがバッテリーの着脱ができる!マイクロUSB端子を使って充電できる!」など、バッテリー対策に安心の仕様となっています。ちなみに機能を削ぎ落した廉価版Latitude 10というべき「Latitude 10 essentials」という製品もありますが、今回レビューで取り上げるのはフル機能版のLatitude 10です。お間違いのないように。
まずはLatitude 10の特長を箇条書きにまとめてみました。
- 広視野角のIPSパネル採用!10.1インチのタブレットPC。解像度1366 × 768
- 傷がつきにくい強化ガラスのGorilla Glassディスプレイを採用。マグネシウム合金のフレーム筐体。
- 5点認識のタッチ機能。(5本指での操作を認識する)
- 700g未満という軽量かつコンパクト。
- 背面よりバッテリーの着脱が可能。予備バッテリーを購入しておけば長時間使用に安心。
- マイクロUSB端子を使って充電できる。ACアダプタがなくとも充電可能。
- 200万画素Webカメラ以外にも、800万画素カメラ+フラッシュ機能搭載。
サイズと重量
構成により微々たる差はあると思いますが、当方のチェックでは本体(バッテリー込み)で689g。ACアダプタは234g。1.5kg近くあるXPS 12 Ultrabookと比べれば非常に軽い。サイズ(約)は幅274mm×高さ177mm×厚み11mm。
Latitude 10の装備端子
まずはLatitude 10の4方面にあるインターフェースをまとめてチェック。通常サイズのUSB2.0端子が計1本というのは少し寂しい気がしますね。できれば2本は欲しいところですが、タブレットPCという特性を理解するしかなさそうです。なお、ミニHDMI端子があるので、プロジェクタや液晶テレビにモニタ出力できるのはありがたい。
メモリカードスロットではminiSDとかmicroSDのサイズではなく、通常のSDカードサイズなのでこれは扱いやすい。LAN端子は装備していないので、ネット接続には無線環境が必要になります。今回のLatitude 10では「デル ワイヤレス 1536C (802.11 a/b/g/n 1X1) + Bluetooth 4.0 LE コンボカード」を標準搭載。
ではインターフェース部分を拡大してチェックしてみます。
写真上段はLatitude 10の左側面の拡大部分。+と-のマークがありますがこれは音量調節ボタン。その横の穴はセキュリティロックの穴。
写真中段はLatitude 10右側面の拡大部分。「ミニHDMI端子、USB2.0端子、ヘッドフォン・マイク共用端子」を装備。
写真下段はLatitude 10上面の拡大部分。左側から「画面回転ロックボタン、電源ボタンならびに電源ライト、メモリカードスロット、マイクの穴」がある。
底面には、「バッテリーライト、別売りのドッキングステーション用端子、マイクロUSB端子」を装備。マイクロUSB端子を使って本機への充電ができます。つまり作業中に充電可能。
ドッキングステーションを導入すれば端子が増設されるし、充電にも便利です。しかしLatitude 10はサブ機になるでしょうから、個人的にはドッキングステーションはいらないかな。※ドッキングステーションは、DELL公式サイトでは「プロダクティビティドック」と呼ばれている。
30WのACアダプタをLatitude 10に装着
こちらが30WのACアダプタ。コネクタ部分はipadを意識してそうなデザイン。▲マークがあるので表裏が分かりやすい。
Latitude 10の10.1インチ・ディスプレイ
Latitude 10は10.1インチ画面で、解像度は15.6インチノートで一般的な解像度の1366 × 768。
10.1インチだとするとかなり高解像度の部類。Webカメラとスタートボタンがあるためか、ディスプレイベゼルはやや面積を取り過ぎている印象があります。これは、もしかしたら指でつかむ分のスペースを考慮しているのかもしれません。
マルチタッチではスマホと同じく静電容量式。Webを見るには一旦Windowsを立ちあげてからという手間はありますが、SSD搭載なので起動時間は数秒であり爆速。
広視野角のIPSパネル採用なので、わりとキツイ角度からでも認識できる。ベゼルの下方にはスタートボタンを配置。
デスクトップアプリのIE(Internet Explorer)では細かすぎて、ドットバイドットでの指操作は困難。ジェスチャー操作で表示拡大するか、別途スタイラスペンを使うかで対応ですね。Latitude 10では5点認識のタッチ機能なので、5本指での操作を認識します。
Windows8の本領というか、タッチ操作でブラウズするならストアアプリのIEを使いましょう。明るさの調節はチャームバーから行えます。
Latitude 10の角度に合わせて自動で画面回転。縦長にするとWeb閲覧に便利。ipadよりも縦長サイズです。切り替え速度もわりと速いのでストレスは感じない。これぞタブレットPCの醍醐味ですね。なお、画面回転ロックボタンで自動回転を止めることもできます。
ディスプレイにはスマホでお馴染みのGorilla Glassが使われています。
特殊ガラス・メーカーのCorning社が開発したGorilla Glassは、プラスチックの数十倍の強度とされる強化ガラス。スマートフォンを始め、iPhone 4、Galaxy Tabなどタッチスクリーンのデバイスで多々採用されています。触れてもベタつきにくいのは、さすがタッチスクリーンでも実績のあるGorilla Glassです。 Gorilla Glassのアピールとして、工具ドライバで擦りつけても傷がつかないデモを見かけます。
Latitude 10の背面、着脱可能なバッテリーなど
Latitude 10の大きなポイントとしては、ユーザー自身が着脱可能なバッテリーがあります。ありがちな内蔵型ではないんですね。予備でバッテリーを購入しておけば、充電できない場所に持ち運ぶ場合に安心です。
Latitude 10の背面。大半はバッテリーで占めていますが、ここにはカメラやスピーカーが内蔵されています。また、シリコンと思われる表面コーティングがしてあり、滑らかな手触りです。これは滑り止め効果がありそうです。
Latitude 10はマグネシウム合金のフレームを採用した強固な筐体であり、頻繁に持ち運ぶ用途に考慮されています。この価格からするとかなりお得な仕様ではないでしょうか。
下方にあるラッチをスライドすれば、板チョコみたいな2セルバッテリーが取り外せます。どうやら4セルバッテリーもオプション販売されているようです。ちなみにLatitude 10 essentialsは内蔵型なので交換はできないらしい。
ディスプレイベゼルにある200万画素の内蔵Webカメラとは別に、Latitude 10裏面には800万画素のカメラを搭載しています。しかもフラッシュ機能まで搭載。
下方左右にスピーカを内蔵しています。通常の音を出す分には充分なサウンドクオリティ。
DELL Latitude 10レビュー~2013年3月時点
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