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狭額・広視野角・フルHD!天板・底面アルミボディの、15.6インチビジネスノート

Comet Lake版 Vostro 15 5000 ノートパソコン(5590)

2019年9月発売!Comet Lake設計・第10世代Coreプロセッサ(Uシリーズ)搭載の、Vostro 15 5000をレビューする。コンピューターモデル名ではVostro 5590といい、規制モデル名はP88F。少しプレミアム感を持たせた中級グレードの5000シリーズである。レビュー実機ではCore i7-10510Uと単体GPUにGeForce MX250を搭載しており、構成の一例として紹介する。

Vostro 15 5000 ノートパソコン(5590)非光沢画面・広視野角・フルHD解像度(1920 × 1080)の15.6インチノート。約6mm幅の狭額ディスプレイベゼルであるフレームレス・デザイン。さらに狭額でも小型2.7mm HDカメラを内蔵。天板と底面に「アルミニウム素材」を用いた高級感あるボディ。光学ドライブは搭載していない。USB Type-C端子を装備しており、USB3.1-Gen1、Display Port 、Power Deliveryに対応する。カバー・オープン・センサー、インテリジェント温度管理などのテクノロジーも搭載。


2020年1月論評
Comet Lake
(Uシリーズ)

構成:今回レビューした、DELL Vostro 15(5590)

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 15.6インチ 非光沢 ディスプレイ 【広視野角】 (解像度1920 × 1080)
  • 第10世代 Core i7-10510U
    (4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.8GHz / 最大 4.9GHz) TDP 15W
  • 8GB DDR4メモリ (2666MHz) ※オンボードメモリ
  • NVIDIA GeForce MX250 2GB GDDR5
  • 256GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)

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※2020年1月11日時点のレビュー。本製品の発売日は2019年9月3日である。

アイス グレーのVostro 15天板と底面は「アルミ素材」なので高級感があるボディだが、パームレストがポリカーボネート(工業プラスチック)なのは残念なところ。この実機のカラーバリエーションは「アイス グレー」といい、わずかに青みを帯びたアルミシルバー。他にはアーバン グレーという、少し青みの強いカラーもラインナップされている。

寸法Vostro 5590の寸法は幅: 357 mm × 奥行き: 237 mm × 厚み: 17.2 mm 。 DELL公称の最小重量は 約1.66 kgだが、レビュー実機の測量では1.624 kgだった。

第10世代Core i7-10510Uを搭載させた単体GPUにGeForce MX250を搭載プラットフォームではComet Lake(Uシリーズ)を採用。この手元のVostro 5590実機における、スペックおよびベンダーはこの通り。第10世代Core i7-10510Uを搭載させたが、レビュー時点では他にもCore i3-10110UやCore i5-10210Uの選択も可能。単体GPUにGeForce MX250を搭載したが、単体GPUなしの構成ではCPUが統合している「UHDグラフィックス」が利用される。

この実機では8GB DDR4メモリ (2666MHz)をオンボード搭載。オンボードメモリでは換装や増設不可である。ただ、オンライン・マニュアルによれば、オンボードメモリとは別に「メモリスロットを1基実装している」という。なお、パソ兄さん自身の経験上、4GBメモリではアプリによって「もっさり」することがあり、将来性も考慮し8GBメモリ以上をお勧めする。

レビュー実機では、液晶パネルに台湾の奇美電子(Chimei / チーメイ電子)の【CMN14D4】を採用。台湾フォックスコングループに買収され、現在では「イノラックス」と呼ばれている。LG電子、サムスン電子に並ぶ世界有数の液晶パネルメーカー。パネル名を検索するとスペックを調べられるが、パネルの種類までは確認できなかった。ただ実機を見る限りは「広視野角パネル」である。

SKハイニックス製のBC501ストレージでは256GB NVMe SSDを搭載したが、実機の場合、SKハイニックス製のBC501でありパフォーマンスはこの通り。NVMe SSD(PCI Express接続 / M.2スロット)はSATA接続のSSDよりも圧倒的に速い。なお、オンライン・マニュアルによれば、2.5インチHDDベイがあるので、設計上ではSSD+HDDのデュアル・ストレージ構成も可能と思われる。

ネットワーク アダプターを見ると、この実機では無線LANにインテルWireless-AC 9462を搭載。ちなみに有線LANのコントローラを見ると、Realtek(カニさん)のギガビットイーサーなので、サーバー構築している環境でも速度に問題なし。

レビューに関する、注意事項

まず、この手元にある実機を基にした一例情報であり、標準搭載の範囲は不明。それに購入者の選択により様々な違いがある。カスタマイズ更新や仕様変更により、レビューと異なる場合もあり、採用ベンダー(パーツ・メーカー)も時期により異なる。 なお、購入アドバイスはただの個人的意見である。

コンピューターモデル名または、規制モデル名を必ず理解しておくこと。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能。(注文は個人名の記入でOK)

Vostro 5590の構成例~設計がComet Lake(Uシリーズ)

Comet Lake(Uシリーズ)のVostro 15

選択できるディスプレイ

※DELLでは広視野角パネルのことをWVA(ワイド・ビューイング・アングル)という造語で呼んでいる。採用パネルの種類までは断定していない。

第10世代Coreプロセッサ(Uシリーズ)

【アーキテクチャ解説 : Comet Lake(Uシリーズ)採用 ※2019年末~

単体GPU(グラフィック)

【解説 : グラフィック専用のチップ、単体GPUとは

ストレージ、メインメモリ

筐体やデザインの特長

インターフェース(特記すべき装備端子)

電源 / 温度管理

Vostro 5590のデメリットや購入前の留意事項

デメリットや購入前

※調査時点における情報である。一部情報は時期により異なる場合もある。
※複数の既存構成(パッケージ)から選び、そこからパーツ変更できるが、構成ごとに制限がある。

天板と底面がアルミ・ボディの、ちょいプレミアム感!

サンドブラストの梨地加工。アルマイト加工でさらっとした手触り天板には高級感があるアルミ素材を採用し、サンドブラストの梨地加工。アルマイト加工でさらっとした手触り。天板中央には少し窪んだ状態でクローム調のDELLロゴが配置されている。 ※アルマイト加工(陽極酸化処理)とは酸化皮膜を生成させる表面処理で、これにより耐食性と耐摩耗性が向上する。

Vostro 5590のアイス グレーこのカラーバリエーションは「アイス グレー」。

Vostroロゴがエンボス加工されている底面も天板と同じくアルミ素材。中央にはVostroロゴがエンボス加工されている。横長の吸気口スリットも確認できる。

ユニボディ設計スタンドゴムは横長で2本、土手のように配置されている。底面から端子がある側面まで一体型であり、トレイみたいな形状に成形されている。これはつなぎ目が少ない「ユニボディ設計」であり、比較的堅牢性に長けた設計である。最近の傾向としては当たり前の構造になっている。

スピーカー孔左右に配置されているスピーカー孔。

前面と背面~装備端子は無し

前面。端子等はなし。

フト・プラスチックカバーが配置背面では2つのヒンジにかぶさるように、ソフト・プラスチックカバーが配置されている。

左右側面~奥に端子を配置

Vostro 5590の左側面。端子が奥にあるので、ケーブルなどは邪魔になりにくい。もし手前にあるとアクセスはしやすいが、ケーブルの常時接続では邪魔くさくなる。良し悪しというよりはユーザー次第によるが。

奥側にあるので、ケーブルはじゃまになりにくい右側面。こちらも端子が奥側にあるので、ケーブルはじゃまになりにくい。なお、ディスプレイはここまで開く。

エアーフローの効率化になるディスプレイを開くと底面側に少し空間ができる構造で、エアーフローの効率化になる。微々たるものだがキーボード面も少し勾配になり、タイピングしやすくなる。

エアーフロー~排気口のチェック

排気口が配置されてヒンジの間に排気口が配置されており、後方へ排気というよりディスプレイベゼルの上を通過するようなエアーフローとなっている。TDP(熱設計電力)15WのCPUを搭載する低消費電力PCだから、許される構造なのだろう。排気口が2つあるが、シングルファン内蔵なので実際の排気は一箇所。(放熱フィンがみえるほう)

インテリジェント温度管理機能(アダプティブ サーマル)

人体またはデスクの上に置かれている状況を識別し、パフォーマンス調整で温度管理する機能がある。 手に持っているとき、膝に置いたときは不快感軽減のため熱くなりくく、デスク上のときは熱くなっても高速処理優先。人体識別なんてどういうセンサーの仕組なのか不明。単純に温度環境のセンサーだと思うけど。

電源に関する機能

わずか1時間で0%から最大80%まで充電する「ExpressCharge Boost」がある。また、 ディスプレイを開くと、自動でWindowsが起動するカバー・オープン・センサー機能搭載。

装備インターフェース~USB Type-C装備

USB Type-C装備Vostro 5590の左側面では、電源コネクタ、電源ライト、HDMI端子、USB3.1-Gen1 端子×2基、USB Type-C端子を配置。 ※DELLサイトによれば、このUSB Type-Cでは、「USB3.1-Gen1、Display Port 、Power Delivery」に対応するとある。

ギガビットイーサーLAN端子、セキュリティロック・スロットMicroSDカードスロット、ヘッドセット端子、USB2.0端子、ギガビットイーサーLAN端子、セキュリティロック・スロットを配置。 ※高速10Gbps転送のUSB3.1-Gen2 に対応していないところは残念。ユーザーによるだろうが、MicroSDカードスロットというのもやや扱いにくい。

インターフェースの補足説明

※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※USB3.1-Gen1はUSB3.0と同じ(転送速度は5Gbps)
※Power Delivery(USB PD)とは、USB電力拡張規格のこと。ホスト側から電力を得て、数珠つなぎ式で対応周辺機器へ電源供給ができる。順に電力消費をしていって、電力不足になるまで繋いでいける。

※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。

ACアダプタ付属

GeForce MX250搭載のため65WのACアダプタ今回の構成ではGeForce MX250搭載のため65WのACアダプタが付属。測量したところアダプタ本体224g、ジョイントするケーブルは106gだった。なお、単体GPU非搭載時は45Wになるようだ。

ACアダプタからPC側へのケーブルは比較的細めだが、ジョイントするAC電源ケーブルは太めなので取り回しはよくない。AC電源ケーブルは一般的に市販されているメガネ型3P(通称ミッキー型 / IECコネクター・60320-C5)なので、市販品への変更は可能。当方では細めの市販ケーブルを予備にストックしている。

電源プラグ電源プラグの様子。

狭額!広視野角!15.6インチ 非光沢 ディスプレイ(1920 × 1080)

CMN14D415.6インチ 非光沢 ディスプレイ(1920 × 1080)。レビュー時点ではこれのみ。液晶パネルに台湾の奇美電子(Chimei / チーメイ電子)の【CMN14D4】を採用。検索してみてもパネルの種類は不明。IPSパネルと断言はできないが一応、実機を見る限り広視野角パネルではある。DELLではWVA(ワイド・ビューイング・アングル)という造語で呼んでおり、パネルの種類までは触れていない。

DELLの初期設定および推奨設定では125%拡大になっているが、ここでは(写真では)ドットバイドット表示-100%に設定し直している。15.6インチにフルHDは高解像度だが、拡大が必要なほど細かくはないだろう。

ベゼルは少し段差約6mm幅の狭額ディスプレイベゼル。ベゼルは少し段差になっている。

狭額ディスプレイベゼルVostro 5590ならフレームレスでコンテンツを楽しめる。

小型2.7mm HDカメラを内蔵上部ベゼルも狭額でありながら、小型2.7mm HDカメラを内蔵。3次元ノイズ リダクション機能付きで、暗い場所でもはっきりした映像が撮れるとのこと。このWebカメラの左右にデュアルマイクを内蔵。

少し窪んだ形状でクロム調DELL-LOGOディスプレイベゼル下部のDELLロゴは、少し窪んだ形状でクロム調。

IPSか不明だが広視野角パネルということです広視野角パネル。極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きていない。複数人で観るようなシチュエーション、つまり様々な角度から視聴する場合にも好都合。

暗闇環境でのディスプレイパネルの反射光をカットした状況(つまり暗闇環境)での視野角。

ディスプレイ基礎知識

※広視野角 IPS ディスプレイの解説 : 液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式とは
※ディスプレイ表面処理 ~ 光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)について
※ドットバイドット表示の解説 :解像度と画素(ドット)について 
画面サイズと解像度の組み合わせ比較

パームレストは工業プラスチック

パームレストはポリカーボネート(工業プラスチック)Vostro 5590は天板と底面がアルミ素材のボディだか、パームレストはポリカーボネート(工業プラスチック)となっている。パームレストは直接触れる機会が多いので、特にこの落差を感じてしまう。あまり癖がなく至ってシンプルな印象を受けるパームレスト。

テンキー付き。キーボード枠に電源ボタンを収めた構造(一番右上に電源ボタン)。一部のキー(BackSpace、Enter、shiftなど)はその横のキーと隣接させつつ、キートップの段差で隔離している加工がされている。これはユーザービリティのためではなく、単なるコストダウン加工と思われる。プレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っているようだ。

BackSpaceと¥、半角全角キーが小さいのでやや扱いづらい。カーソルキーでは段差や空間がなく、他のキーと整列されているため、やや扱いにくい。15.6インチノートという幅の制限があるため、テンキーはやや窮屈。

テンキーがあるためホームポジションの様子。テンキーがあるため、やや左寄りになる。

電源マークはプリント指紋認証リーダー(オプション)なしの場合の電源ボタン。電源マークはプリント。LED点灯などといった加工は無くエントリー感がある。

Vostro 5590のキーボードについては、こちらで使用感レビューを公開している。参考にどうぞ!【パーツ詳細はリンク先にて→Vostro 15(5590)で採用されているキーボードパーツ

タッチパッド一体型のタッチパッドを搭載。

第10世代 Core i7-10510U搭載の場合

Core i7-10510Uのスペック。4コア実装第10世代 Core i7-10510Uのスペック。4コア実装、HTテクノロジーによって8スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は15Wで低消費電力の仕様。ベースクロックは1.8GHzだがターボ・ブースト・テクノロジーによって最大4.9GHzまでアップする。内蔵グラフィックのUHDグラフィックスを統合している。キャッシュやクロック数ではCore i5-10210Uより、ちょいスペックアップした程度のもの。今回の実機では単体GPUのGeForce MX250を搭載しているが、このUHDグラフィックスに切り替えて使うことも可能。

初心者向けCPU基礎知識

※基本的なCPUのスペック : 動作周波数(GHz)や、キャッシュメモリ、TDPなど
※定格内の自動クロックアップ(最大~GHz)の、ターボ・ブースト・テクノロジーとは
※PCの複数同時処理! ~コア/~Tという、マルチコアとマルチスレッドとは

CPUの内蔵グラフィックとは

UHDグラフィックスとは内蔵グラフィックで、CPUコアと統合している「統合型グラフィック」。低消費電力、低コストのメリットがある。本格ゲームなど高負荷な用途でない限り、これで十分というユーザーは多い。4Kコンテンツに対応するパフォーマンスがあり、2Dコンテンツでは十分。

さらに解説 【CPUに統合された、内蔵グラフィックとは

Core i7-10510Uのパフォーマンス

CINEBENCH R15によるレンダリングCore i7-10510Uではマルチスレッドのスコアが596ベンチマークテストはCINEBENCH R15によるレンダリングだが、比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している) 。オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。

今回のCore i7-10510Uではマルチスレッドのスコアが596。個体差によるバラつきがあるが、当方のレビュー調査内では、Core i5-10210UもCore i7-10510Uも似たようなスコアになっている。必ずしもCore i7-10510Uが上というわけでもない。目安としてはCore i5-7400、6400のやや上くらいのパフォーマンスか。

なお、CINEBENCH R15の結果がCPU性能の全てではないのでご留意を。

CINEBENCH R15ベンチマークテストとは / および、過去PCと比較

GeForce MX250 2GB GDDR5 搭載時

GeForce MX250 2GB GDDR5 のスペック今回のVostro 5590に搭載しているGeForce MX250 2GB GDDR5 のスペック。

NVIDIA Optimus テクノロジーにより、CPUの統合グラフィックと切り替え可能なグラフィックとなっている。上の写真左はNVIDIAコントロールパネルの設定画面。「グローバル設定」は全体的に総括したグラフィック設定。グローバル設定で意図したグラフィックで動作しない場合は、「プログラム設定」でアプリごとに任意の指定をする。

切り替え可能グラフィックとは

単体GPUを搭載したノートパソコンに登場したのが、切替可能なグラフィックである。2Dコンテンツやネットなど低負荷の動作では「内蔵グラフィック」を使い、消費電力を抑える。一方、本格ゲームなど高負荷な動作では「単体GPU」を使い、消費電力は高くなるが処理能力を優先させる。つまり、常ではなく ” 必要なときだけ単体GPUが動いてくれればいい ” というもの。特にバッテリー駆動のモバイル用途には重宝できる機能。

NVIDIA Optimus テクノロジーにより、単体GPU(NVIDIA GeForce シリーズ)とCPUに統合されている内蔵グラフィックをシームレスに切り替えることができる。この機能はグラフィックをソフトウェア的に切り替えており、基本的には負荷に応じた自動切り替えである。

ところが自動切り替えでは実のところ、その判別はあまり賢くない。そのため単体GPUで確実に動かしたい場合は、NVIDIAコントロールパネルの「プログラム設定」から高パフォーマンス指定で、アプリごとに手動で指定したほうがいい。これを知らないユーザーは「想定していた性能が出ていない」とパニックになるようだ。確かに、バッテリー駆動がメインでない据え置きのノートPCでは、ありがた迷惑な機能ではある。

もっと、切替可能グラフィックの解説~NVIDIA Optimus と、AMD Enduro 電力管理テクノロジー】

ゲームのベンチマークテスト(Core i7-10510U + GeForce MX250)

本格ゲームのベンチマークテストではGeForce MX250でちゃんと動くように自動切り替えではなく、NVIDIAコントロールパネルから任意指定した。(自動認識が信用できないのがNVIDIA Optimusの面倒くさいところ)。

依存具合はゲームタイトルによるが、搭載しているCPUの性能もスコアに影響を与える。むろんGPUが主体ではあるけれども、「CPUとGPUの組み合わせによるパフォーマンス」としてチェックしたほうがいい。

Core i7-10510U + GeForce MX250かなり高負荷なFINAL FANTASY XVでは、1280×720 軽量品質で「3577-普通」という結果。動きはするが実際「もっさり」している。

最高品質でも「3500-快適」 ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター では、1920 × 1080 最高品質でも「3500-快適」という結果だが、実質的な快適を求めるならもう少し品質を落とすのが現実的。ただ、筐体のエアーフローから長時間プレイでの安定性はどうなのだろう~という懸念はある。

ラストレムナントの1920 × 1080が「ちょうどコマ落ちなく、とても快適にプレイできる性能」というのが目安(ベンチマークテストで87.33 fps)。以下、ベンチマークテスト結果を参考に!

※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、当方過去のレビューPCと比較できる。
※ベンチマークテスト中では、ACアダプタは常時接続している。

DELL Vostro 15(5590)
2020年1月論評
Comet Lake
(Uシリーズ)

構成:今回レビューした、DELL Vostro 15(5590)

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 15.6インチ 非光沢 ディスプレイ 【広視野角】 (1920 × 1080)
  • 第10世代 Core i7-10510U
    (4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.8GHz / 最大 4.9GHz)
  • 8GB DDR4メモリ (2666MHz) ※オンボードメモリ
  • NVIDIA GeForce MX250 2GB GDDR5
  • 256GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
スコア
またはFPS
FF14紅蓮HD ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
(1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン)
11707
紅蓮のリベレーター フルHD ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
(1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン)
3500
ラスレム-フルHD ラストレムナント~2009年
(1920 × 1080 フルスクリーン)
87.33
バイオハザード6のフルHDプレイ バイオハザード6~2013年
(1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン)
5210
FINAL FANTASY XV FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト
(1280×720 軽量品質 フルスクリーン)
3577

基礎知識:ゲームのベンチマークテストについて

※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。なお、CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリによってパフォーマンスが左右されやすい。

購入ガイドーVostro 15Vostro 5590のレビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。

最新情報など、詳しくはDELLサイトへ

レビュー記事:DELL Vostro 15(5590)
2020年1月論評
Comet Lake
(Uシリーズ)

狭額・広視野角・フルHD!天板・底面アルミボディの、15.6インチノート
DELL Vostro 15(5590)

非光沢画面・広視野角・フルHD解像度の15.6インチノート。テンキー付きキーボード搭載。約6mm幅の狭額ディスプレイ。さらに狭額でも小型2.7mm HDカメラ内蔵。天板と底面がアルミ合金の高級感ボディ。光学ドライブは搭載していない。USB Type-C端子を装備しており、USB3.1-Gen1、Display Port 、Power Deliveryに対応する。カバー・オープン・センサー、インテリジェント温度管理などのテクノロジーも搭載。単体GPUではGeForce MX250が搭載できるので、ちょっとしたゲームもプレイ可能な性能。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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