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最安値11.6インチ2-in-1ノート!360度回転ヒンジによりタブレットPCになる
DELL Inspiron 11 3000 シリーズ 2-in-1(3185)レビュー
2018年3月9日に発売したInspiron 11 3000 シリーズ 2-in-1こと、Inspiron 3185(モデル名)をレビューする。11.6インチの2-in-1ノートであり、360度回転ヒンジによりタブレットに変形できる。プラットフォームはAMD仕様であり、レビュー時点ではA6-9220e(Radeon R4グラフィックス)または、A9-9420e(Radeon R5グラフィックス)が搭載できる。筐体はコストダウンが顕著なポリカーボネート(工業プラスチック)ベースであるが、ファンレス構造のユニボディとなっている。DELL製品では最安値の11.6インチ2-in-1ノートとなっており、導入しやすい価格帯である。
今回のレビューではA6-9220eを搭載したグレー(見た目は浅めのガンブラック)のモデルと、A9-9420eを搭載したホワイトのモデルを導入した。構成は以下のとおりである。
2018年4月論評 AMD A6-9220e |
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2018年4月論評 AMD A9-9420e |
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※2018年4月20日時点のレビュー。手元の実機レポートであり、仕様は各々の選択により異なる。
DELLの製品名について
DELLサイトにある「販売名」は統一性がなく、さらに新旧モデルの区別も困難。そのため唯一無二のコンピューターモデル名で確認する必要がある。詳しくは「DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること」を参照。
当方レビューに関する注意事項
※レビュー時点、レビュー実機の情報であるため、購入された場合の一致性は保証していない。
※標準搭載や仕様変更などの最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※感想は個人的見解である。※風景に写っている周辺機器等は、DELLと関係ない物もある。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能(注文は個人名の記入でOK)。
製品特徴
ディスプレイ | 11.6インチ 光沢タッチ ディスプレイ(解像度1366 × 768) |
APU |
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グラフィック |
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ストレージ |
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カラー |
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ワイヤレス | 802.11bgn + Bluetooth 4.0, 2.4 GHz, 1x1 |
光学ドライブ | なし |
電源 | 32 WHr, 2セルバッテリー (内蔵) 45WのACアダプタ付属 |
サイズ(公称値) | 幅: 292mm × 奥行き: 202 mm × 厚み: 21 mm / 最小重量 約1.475kg~、オンラインマニュアルでは1.55 kg ※eMMC搭載のレビュー実機では1.257kgと、1.275kg ※公称重量はおそらくHDD搭載機のことだと思われる。 |
※レビュー時点の構成例。採用パーツやベンダーは供給状況により異なる。
※構成ベースの販売であり、パーツの組み合わせは制限される。
ストレージ
DELLサイトでは「最大500 GBのオンボードストレージを利用できるため~」と紛らわしい書き方をしているが、オンラインマニュアルの分解図を見ると、500GB HDD(5400rpm)は着脱できる普通の2.5インチHDDである。よってオンボードストレージとはeMMCのことである。なお、DELLのサポートにはないが、Inspiron 3185の構造上ではeMMCと2.5インチHDDのデュアル・ストレージが可能だと思われる。
ファンレス構造なのでHDD搭載の場合は熱のこもらない環境で使うとか、ちょっと気遣いが必要かと思われる。一方低発熱のeMMCでは32GBか、128GBの2択で容量が控えめになる。Inspiron 3185の場合、128GBがいいバランスだと思われる。
eMMC 【embedded Multi Media Card 】とは
eMMCはSSDと同様に、NANDフラッシュメモリと制御回路をまとめたストレージであるが、メモリカード規格であるMMCがインターフェースとなっている。eMMCはSSDよりも転送速度が遅いが、消費電力は低くかなりの小型。スマートフォン、カーナビ等でもよく採用されるストレージである。
レビューしている2台のInspiron 3185では、それぞれ32GB eMMCと128GB eMMCを搭載しているが、パフォーマンスはこの通り。ベンダーはDell WR202KD032G E70290F5、Dell WR202KD0128G E70245F5で、DELLの特注品と思われる。シーケンシャルリードでは最近の2.5インチHDDくらいの速度だが、ランダムアクセスでは少しばかり速い程度。
【 過去PCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス 】
Inspiron 3185の装備インターフェース
付属していたクイックスタートガイドにてインターフェースを総チェック。主要端子にはマーキングした。なお、ガイドは多言語対応なのだが、従来ではあった日本語が掲載されてなかったので英語版で確認している。
主要端子はHDMI端子、USB3.1-Gen1端子、USB2.0端子×2基、MicroSDカードスロットを装備している。光学ドライブや有線LAN端子がないところには留意。ノートPCとしては基本だけ押さえている装備である。
※USB3.1-Gen1の転送速度はUSB3.0と同じ「5Gbps」
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
とりあえず、グレー(見た目はガンブラック)のモデルをサンプルとして紹介する。前面と背面には端子はない。
背面ではメタル・ヒンジ(蝶番)が2箇所。
左側面の様子。電源コネクタ、HDMI端子、USB3.1-Gen1端子、MicroSDカードスロットを装備している。ノートPCとしては基本だけ押さえている装備である。SDカードスロットがマイクロ・サイズというのがやや扱いづらいかも。
右側面の様子。こちらではヘッドセット端子、USB2.0端子×2基を装備。
そして手前側に電源ボタン、音量ボリュームボタンが並んでおりタブレットモードとしての位置を優先している。ノートパソコンとして使っているとき、設置角度を変えるために掴んでしまい何度か誤って押してしまうことがあった。ノートパソコンとしてはイレギュラーな位置となるので、常に留意するには慣れが必要だろう。
ノートパソコンからタブレットへの可変
幅: 292mm × 奥行き: 202 mm × 厚み: 21 mm。大体A4サイズといった感じ。特別に薄い印象はないが2センチくらいの厚みなら、AコネクタのUSB端子があるノートでは一般的であろう。DELLサイト公称では最小重量 約1.475kg~、さらにオンラインマニュアルでは1.55 kgとある。おそらくHDD搭載時のことだと思われる。今回レビューしているInspiron 3185のグレーは1257g、ホワイトは1275gであった。eMMC搭載時なら1.3kg超えないくらいと理解してよさそうだ。
360度回転するヒンジにより、ノートからタブレット形態に変形できる。
ノートモードの様子。
ディスプレイを後方に折りたためばタブレットモード。
折りたたむ過程の応用で、スタンドモード。
テントモード。なお、価格帯で想像できるが液晶パネルはTNパネルと思われる。ご覧の通り視野角は広くないので、IPSパネルを使った上位2-in-1モデルと比べて、角度をつけるスタンドモードやテントモードは扱いにくい。
ディスプレイ
11.6インチ画面に解像度1366 × 768搭載。15.6インチノートのスタンダード解像度なので、この画面サイズだとまずまずの高解像度といえる。ドットバイドット表示だと、テキストやアイコンのサイズが、14インチ(解像度1600×900)や15.6インチ(解像度1920×1080)に近い。
ディスプレイベゼルにはデュアルマイクとWebカメラを内蔵。下部にはDELLロゴ。
光沢ディスプレイのタッチスクリーン仕様。液晶パネルはTNパネルと思われ視野角は狭い。角度をつけると色度変移が顕著でありタブレット用途では妥協点となる。ここはコスパ重視のため仕方がないといえる。
ACアダプタ
45WのACアダプタが付属する。3Pコネクタにジョイントするケーブルは太め。重量はケーブルを含め266gだった。
カラーバリエーション:Inspiron 3185のグレー
これまでInspiron 3185の構造についてグレーのモデルを掲載してきた。カラーバリエーションとして後にホワイトモデルも紹介するので、まずはグレーのモデルとして改めて紹介する。DELLサイトでは「グレー」と称しているが、厳密にはガンブラックで黒寄りである。ラメ粒の表面塗装なのでキラキラしたスパークリング・シャインとなっている。とくにコーティングなどはないが、すべすべした手触りでべっとり指紋がつくような表面ではない。どちらかというと半光沢。
中央のDELLロゴは少し窪んだ加工。
底面は非光沢でざらざらしたサンドフィニッシュの梨地表面。4箇所のスタンドゴムを配置し、中央にInspiron ロゴ。パーティングラインがやや目立つものの、パーツとしてはつなぎ目が少なく堅牢性に長けたユニボディとなっている。このとおり通気口がなくファンレス構造であり、HDD搭載時は発熱具合が気になるところだが、あいにくレビュー機はeMMC仕様なので検証できず。
この実機は1257gなので、タブレットにしても重量級とまではいかない印象。USB端子が3基、HDMI端子あり、基本中の基本は装備しているので、ノートパソコンとしても及第点。ただ、有線LAN端子や光学ドライブがないところは留意すべし。MicroSDスロットというのも少々扱いづらく妥協点。
ちょっと丸みが強調されており、ダンディ感がない。ポップ系か。
タブレットモードの様子。
Inspiron 3185(グレー)のキーボード
パームレストおよびキーボード。天板と同じくラメ粒の半光沢塗装。この面に電源ボタンがないのが2-in-1らしい。
パンチング穴のスピーカー部分。スピーカー口が2箇所あるが、グレーのモデルでは色合いによりほとんど見えない。
一体型のタッチパッド。個体差があるのかもしれないが、クリックボタン押下が硬め。手前は緩やかなカーブ。
ホームポジションの様子。筐体サイズの都合上、手をゆったり置くスペースがないが、キーボードに関してはさほど狭さを感じない。メインのキーではキーピッチ18mm、キーストローク1.5mmほどある。際立つような特異性はなく概ね良好。なお、採用しているキーボードパーツについては後ほど別ページで紹介する。
13.3インチ以上の2-in-1の場合、どちらかと言うとノート寄りのポジションになるが、11.6インチのInspiron 3185ではノートとタブレットで偏りのない中間ポジションという印象。そのためノートとしてはサブノートどまりになるだろう。
ホワイト・モデル
次はInspiron 3185のホワイトモデルのカラーバリエーションをチェック。
コーティングとかはなく、わりとすべすべした手触りで半光沢の天板。テカテカしていないので、ホワイトでも比較的落ち着いた印象がある。微量のラメ粉塗装でキラキラしたスパークリングだが、純白のためグレーのモデルよりはわかりにくい。一方メタルヒンジのパールカラーは分かりやすい。
底面は非光沢でザラザラした梨地加工。中央にinspironロゴのくぼみ。底面から側面まで一体のボディで、堅牢性のあるユニボディ。ネジ止めの穴がグレーモデルと比べて目立つのがデメリット。
前面ならびに、底面を横から見た様子。
グレーのInspiron 3185と並べて確認してみる。まずは前面。
右側面。
左側面。
スタンドモード
タブレットモード。このInspiron 3185では1275gだった。ストレージがeMMCなのでHDD搭載よりはやや軽量。これ以上重くなるとタブレットとしてはヘビー級と思われる。
テントモード。
ホワイトモデルのディスプレイ。TNパネルのため視野角は広くない。
写真ではほとんどわからないがパームレストも天板同様、ラメ粉塗装のスパークリング。
キーボードの上部にスピーカーを配置。一列のパンチング穴デザインだが、グレーモデルと違ってスピーカー口がはっきり確認できる。
一体型のタッチパッド。
キータッチ・ホームポジションの様子。
詳しくはDELLサイトへ
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- DELL Inspiron 11 3000 シリーズ 2-in-1(3185) AMDモデルレビュー(現在のページ)
- A6-9220e(Radeon R4)と、A9-9420e(Radeon R5)の性能
- Inspiron 3185で採用されているキーボード・パーツ