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大画面17.3インチ、光学ドライブ内蔵、テンキー付きで、低価格帯のモデル
Whiskey Lake設計、DELL Inspiron 17 (3780)レビュー
2019年2月15日発売!Whiskey Lake (Uシリーズ)設計のInspiron 17 3000こと、Inspiron 3780(コンピューターモデル名)をレビューする。低価格帯のInspiron 3000シリーズで、光学ドライブを搭載した17.3インチ・エントリーノート。テンキー付きキーボード搭載。広視野角 IPS パネル採用しているのがオススメどころ。非光沢ディスプレイなので目に優しくビジネス用にもいい。筐体はポリカーボネート(工業プラスチック)材質でとくにプレミアム感はないが、コストパフォーマンス良し。カラーはプラチナシルバーとなっている。
最大で第8世代 Core i7-8565Uが搭載可能。 単体グラフィックにAMD Radeon 520 2GB GDDR5が搭載できるが、ゲーム用途には中途半端な性能だし、無理して搭載するほどのものではない。ストレージには高速のPCI Express接続であるNVMe SSDが搭載可能で、さらに2.5インチHDDを追加したデュアルストレージ構成が可能。
2019年4月論評 Whiskey Lake (Uシリーズ) |
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※2019年4月19日時点のレビュー。本製品の発売日は2019年2月15日である。
レビューに関する、注意事項
※レビュー時点および手元の実機に限った内容であり、選択や時期により仕様は異なる。
※標準搭載の範囲は不明。搭載内容や仕様変更など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※製品把握には「コンピューターモデル名」を必ず理解しておくこと。購入アドバイスは個人的意見。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能。(注文は個人名の記入でOK)
Inspiron 17 (3780)の主な特長
Inspiron 3780 - 概要まとめ
- 17.3インチ 非光沢 IPSディスプレイ(解像度1920 × 1080)
- 広視野角 IPS パネル採用~ 斜め角度から視聴しても色度変移(色ムラ・色調反転)が起きにくく見やすい
- 光学ドライブ搭載(DVDスーパーマルチ)
- テンキー付きキーボード
- 全般的に筐体は、ポリカーボネート(工業プラスチック)材質
- テクノロジー / インターフェース
- Whiskey Lake (Uシリーズ)~最大構成:第8世代 Core i7-8565U
- 単体GPUに、AMD Radeon 520搭載可能
- 高速のPCI Express接続、NVMe SSD(M.2)と、2.5インチHDDのデュアル・ストレージ可能
- デメリットや購入前の留意事項
- 有線LANは100-BASEのため、サーバー構築環境では低速通信(光インターネットには速度十分)
※ただし、無線LANはQualcomm QCA9377(11ac)なのでギガビット対応 - USB Type-Cなし、USB3.1-Gen2 なし
- PowerShare対応なし (PC起動なしでUSB充電用に使える機能なし)
- タイピング時のキーボードのたわみがやや気になる
- 筐体はポリカーボネート材質のエントリーモデル。アルミなどのプレミアムな材質は使用されていない
- 換装のための内部アクセスは、底面ボディをごっそり取り外す構造なのでややハードルが高い。 分解マニュアルはDELLサイトに掲載されているが、分解は保証なしの自己責任であることに要注意!
※調査時点における情報である。
筐体サイズ
- 幅: 416 mm × 奥行き: 280 mm × 厚み: 25 mm
- 重量(公称) 約2.79 kg (レビュー実機の測量では2.686 kg)
ACアダプタ
- 65WのACアダプタ付属(AMD Radeon 520搭載の場合)
実機の測量では本体のみで227g / 接続する電源ケーブル101g - 45WのACアダプタ付属(単体GPUなしの場合~UHD グラフィックス620)
バッテリ
- 3セル(42 WHr) 内蔵
装備インターフェース ~ 基本的な端子と光学ドライブを搭載
左側面では、電源コネクタ(隣にインジケータライト)、HDMI端子、100BASE-LAN端子、USB3.1-Gen1 端子×2基、ヘッドセット端子を配置。
左側面では、SDカードスロット、USB2.0端子、光学ドライブ、セキュリティロック・スロットを配置。
付属のクイックスタートガイド(簡易マニュアル書)によるインターフェースの記載。これまでマルチ言語の説明であったが、ついに英語とアイコンのみの簡略化になった。前面および背面には端子の装備はない。電源ボタンに搭載可能な「指紋認証リーダー」はオプション扱いらしいが、レビュー時点では選択できるような様子はなかった。
インターフェースの補足説明
※USB3.1-Gen1の転送速度はUSB3.0と同じ5Gbps(理論値)だが、電源供給力は高い※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説
構成例~Whiskey Lake (Uシリーズ)
以下、Inspiron 17(3780)レビュー時点における構成例をまとめてみた。販売は既存構成が基本になっており、選択できるパーツや組み合わせは制限される。また採用パーツやベンダーは供給時期により異なる。ディスプレイ
- 17.3インチ 非光沢 IPS ディスプレイ(解像度1920 × 1080)
※広視野角の IPS パネルを搭載している。レビュー実機では、液晶パネルにAU Optronics(BenQグループ)製のB173HAN01.3を採用。このベンダーは1996年に設立された達碁科技(Acerの子会社)が2001年に聯友光電と合併してAUOになった。LG電子、サムスン電子、イノラックスに次ぐ大手液晶パネルメーカーである。なお、採用されているベンダーは時期により異なると思われるので、あくまで一例と理解してほしい。
ディスプレイ基礎知識
※広視野角 IPS ディスプレイの解説 : 液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式とは※ディスプレイ表面処理 ~ 光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)について
※解像度と画素(ドット)について
※画面サイズと解像度の組み合わせ比較
プロセッサ : Whiskey Lake (Uシリーズ)
第8世代Coreプロセッサ(第3弾) | |
プロセスルール | 14nm++ |
PCトレンド時期 | 2018年末~ (登場:2018年8月~) |
PCレビュー | Whiskey Lake (Uシリーズ)採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | 第8世代Coreプロセッサの第3弾だが、第1弾目(Kaby Lake Refresh)の改良版といえる。処理性能ではKaby Lake Refreshから大したパフォーマンスアップはないが、統合PCH(コントローラー系)に改良が加えられている。ネットワークの強化で、4K解像度のストリーミング再生などに有効。 |
第8世代Coreプロセッサ(ノート向け第3弾)
- 第8世代 Core i5-8265U
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.6GHz / 最大 3.9GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i7-8565U
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.8GHz / 最大 4.6GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】
※レビュー時点ではこの2つ。コア数とスレッド数は同じなので、大きな差はクロック数の高さの違い。「性能差は実感できるほどのものではない」と思われる。
初心者向けCPU基礎知識
※基本的な設計である、ノートPC向けのアーキテクチャ※基本的なCPUのスペック : 動作周波数(GHz)や、キャッシュメモリ、TDPなど
※定格内の自動クロックアップ(最大~GHz)、ターボ・ブースト・テクノロジーとは
※PCの複数同時処理! ~コア/~Tという、マルチコアとマルチスレッドとは
グラフィック
- 単体GPUなし ~ CPUに統合されている内蔵グラフィック
- AMD Radeon 520 2GB GDDR5
メインメモリ
- 8GB(8GB×1) DDR4メモリ (2666MHz)
ストレージ
- 1TB HDD(2.5インチ SATA接続)
- 128GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express接続) + 1TB HDD(2.5インチ SATA接続)
※NVMe SSDとHDDのデュアル構成が可能。NVMe SSDは「SATA接続よりも圧倒的に高速なPCI Express接続」なので、選択したときのメリットは大きい。
レビュー機のストレージ・パフォーマンス
Inspiron 17(3780)レビュー実機ではシステム用のCドライブにに東芝製KBG30ZMS128G (128GB NVMe SSD)を搭載している。パフォーマンスはこの通りで、シーケンシャルリードでは1166MB/sの爆速。一般的にSATA接続のSSDではシーケンシャルリードが大体500MB/sあたりだが、PCI Express接続のNVMe SSDとなるとその速度は爆速。(ただし、SATA SSDとNVMe SSDの差は、双方ともすでに及第点のため通常の操作では実感しにくい。実質、数値的な満足感)。
一方、デュアル・ストレージとしてデータ用にウエスタン・デジタル製のWDC WD10SPZX(1TB)を搭載しており、パフォーマンスはこの通り。HDDではこんなもんである。なお、ベンダーは供給時期により異なり、SSDには個体差もあるので、あくまでこの実機に限った一例である。
NVMe SSDの基礎知識と、パフォーマンス比較
※M.2スロット(NVMe SSDとSATA SSD)について※過去PCとストレージ比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス
ネットワーク・デバイス
デバイスマネージャから、レビュー機Inspiron 17 (3780)のネットワークコントローラをチェック。無線LANはQualcomm QCA9377(11ac)、そしてBluetooth搭載。有線LANはRealtek(カニさん)のFast Ethernet (100 BASE)なのでサーバー構築している環境では不向き。そのため、ギガビットに近い無線LAN(11ac)を利用したほうが速い。
ネットワーク基礎知識
パソコンのインターフェース:有線LANと無線LAN規格についてDell Cinema
映像コンテンツには音声・カラー・通信管理を総括したDell Cinemaを搭載している。パーソナルシアターを楽しむためのテクノロジーとして、「カラー(CinemaColor)、サウンド(CinemaSound)、ストリーミング(CinemaStream)」の3つで構成されている。
- CinemaColorでは、ニーズにあわせ用意されたカラー・プロファイルが利用できる。
- CinemaSoundでは、Waves MaxxAudio Proをサウンドチューニングに採用(後述)
- CinemaStreamではSmartByte(Rivet Networks社のアプリ)を利用しており、ストリーミング再生を検出すると帯域幅を優先的に割り当て、シームレスな映像を実現する。
Waves MaxxAudio Pro
サウンドチューニングにWaves MaxxAudio Proを搭載。内蔵型で出力の弱い小型スピーカーでも、デジタル処理で効果的なサウンドを展開するサウンド補正技術。 ゲームサウンドでは良好な結果を残しているのだとか。ユーティリティソフトを使ってイコライザー調整ができる。
Inspiron 17 (3780)レビュー機の、スペック詳細
Core i5-8265U
Inspiron 17 (3780)はWhiskey Lake (Uシリーズ)のプラットフォームで、今回搭載したCore i5-8265Uのスペックはこの通り。NameではKabyLake RefreshのCore i5-8250Uが表示されているが、これの改良版とみえる 。 4コア実装、8スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は15W。ベースクロックは1.6GHzだが最大3.9GHzまでアップする。統合している内蔵グラフィックは、UHD グラフィックス620。
AMD Radeon 520
今回のInspiron 17 (3780)レビュー機には単体GPUにAMD Radeon 520を搭載している。スペックはこの通りでGPUコアが320基でまさにローエンド・スペック。搭載する意味があるのか微妙だが、ビデオメモリ 2GB GDDR5が追加されるところは一応アドバンテージ。
ベンチマークテスト(構成:Core i5-8265U + AMD Radeon 520)
Inspiron 17 (3780)に搭載したCore i5-8265Uのパフォーマンスを、CINEBENCH R15のレンダリングでチェックする。比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している)
CINEBENCH R15 マルチスレッド
マルチスレッドの結果では、Core i5-8265Uのスコアが550。Core i5-7400やCore i5-6500に近いみたいだ。一方Core i7-8565Uではややポテンシャル高めといった印象で劇的な差はない。Core i7-7600など2コアばかりの第7世代(KabyLake -U)よりは確実に高いパフォーマンスをみせている。
CINEBENCH R15 シングルスレッド
1コアのパフォーマンスであるシングルスレッドでは、スコアが159。Core i7-8565Uのほうがクロック数の高さでやや差をつけているのがわかる。ざっと過去データをみると、2011年ごろのデスクトップ向けであったCore i7-2600(第二世代Core)よりも、やや高いスコアである。
CINEBENCH R15のベンチマークテストとは
3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」がベースで、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。最大256スレッドまで対応しているため、コア数が多く高クロックのCPUほど有利だが、アーキテクチャの新旧にもよる。なお、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】ゲームのベンチマークテスト
今回のInspiron 17(3780)における「Core i5-8265U + AMD Radeon 520」 の構成で、ゲームのベンチマークテストを実施。ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド および紅蓮のリベレーター がHD(1280×720)でプレイできるようだ。ラストレムナントでもHD(1280×720)なら、まずまずの及第点。
ただし、過去PCと比較すると、AMD Radeon 520搭載してもほとんど内蔵グラフィックとスコアが変わらない。しいてメリットをあげるのなら、2GB GDDR5のビデオメモリが追加されることであり、PCのメモリ領域にゆとりが持てる。いずれにしてもゲームプレイを期待してAMD Radeon 520を搭載しても旨味はない。
2019年4月論評 Whiskey Lake (Uシリーズ) |
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スコア またはFPS |
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド (1280 × 720 標準品質(デスクトップPC) DirectX 9 フルスクリーン) |
6233 | |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
5219 | |
ラストレムナント~2009年 (1280×720 フルスクリーン) |
62.10 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
80.73 |
※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、
当方過去のレビューPCと比較できる。
※ベンチマークテスト中では、ACアダプタは常時接続している。
基礎知識:ゲームのベンチマークテストについて
※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担う。ゆえにCPUの依存度はゲームの内容による。なお、CPU内蔵グラフィック仕様の場合(単体GPUの搭載なし)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリの環境によってパフォーマンスが左右されやすいことを念頭に置いたほうがいい。消費電力(ワットチェッカー)
条件 コンディション 「バッテリー満充電、ACアダプタ接続」ベンチマークテストでは、「ディスプレイ輝度最大時」 ※単体GPUでの動作時。 |
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アイドル時(待機時) | ディスプレイ輝度最大時: 11W、輝度最小:5W |
CINEBENCH R15 (マルチスレッド) |
60Wあたりから始まり、後半41Wあたりへ変動。 |
CINEBENCH R15 (シングルスレッド) |
38Wあたり。 |
FF14 紅蓮のリベレーター | 50~57Wあたりが多かった。 |
ラストレムナント | 57Wあたり |
※ベンチマークテストでの消費電力はシーンにより変動がある。そのため、比較的よくみられた数値をワットチェッカーを眺めながら直感的に判断した。ざっくりとした目安で厳密性はない。
筐体デザイン
天板および底面、パームレストに至るまでポリカーボネート(工業プラスチック)の材質で、質感はエントリーモデル相応。プラチナシルバーと呼ばれるカラーで塗装されている。レビュー時点ではカラーはこれのみ。天板中央にはクロム調のDELLロゴを配置しており、少し溝になった加工になっている。
サイズは、幅: 416 mm × 奥行き: 280 mm × 厚み: 25 mm。公称重量 約2.79 kg だが、このInspiron 17 (3780)レビュー実機の測量では2.686 kgkgであった。 大画面17.3インチノートなので、基本的な用途は屋内での据え置きであろう。
前面と背面のデザイン
Inspiron 17(3780)の前面には端子はなく、底面寄りの傾斜部にスピーカを配置している。
背面は横長のヒンジがあるのみ。ヒンジの隙間に空間があって、排気口が設けられている。
右側面~ 光学ドライブの内蔵
手前側にSDカードスロットとUSB2.0端子を配置しており、有線マウスだとケーブルがやや煩わしい配置となる。奥にはDVDスーパーマルチドライブを内蔵している。
ちなみに、このInspiron 17 (3780)実機の場合、光学ドライブのメーカーはPhilips & Lite-On製だった。
挿入したSDカードはやや突っ張り気味になる。
左側面
左側面の端子は奥側にあるので、接続したままのケーブルはさほど邪魔にはならない。
ディスプレイのオープンは、通常の用途であれば十分な可動域。
底面
底面も天板と同じくポリカーボネート(工業プラスチック)素材で塗装カラーも同じ。中央には溝になったinspironロゴが配置されている。吸気口スリットはやや控えめの面積で配置されている。丸型のスタンドゴムが四隅に配置。
底面から端子がある側面まで一体型であり、つまりトレイみたいな形状にしてある。これはつなぎ目が少ない「ユニボディ設計」であり、比較的堅牢性に長けた設計である。
底面から左右側面をみた様子。底面に向かって緩やかなカーブとなっており、LAN端子は接続時に開口するギミック。
底面から排気口を見る。排気の妨げにならないよう若干段差にはなっている。
ACアダプタ付属
AMD Radeon 520搭載の場合、65WのACアダプタが付属する。出力は19.5V-3.34A。
ACアダプタからPC側へのケーブルは比較的細めだが、ジョイントするAC電源ケーブルは太めなので取り回しはよくない。実物を測量したところ、本体227g、AC電源ケーブル101gだった。一般的に市販されているメガネ型3P(通称ミッキー型 / IECコネクター・60320-C5)なので、市販品ケーブルへの変更は可能。
ディスプレイ
17.3インチ非光沢ディスプレイに1920 × 1080解像度。広視野角のIPSパネルを採用している。17.3インチ画面にフルHD(1920 × 1080)なら、ドットバイドット表示(100%)で無理のない表示サイズだ。、DELLの初期設定および推奨設定でも100%拡大になっている。エントリータイプの3000シリーズとあって、ディスプレイベゼルは狭額にはなっていない。かといって厚ぼったくもなくスタンダードな印象。
このInspiron 17 (3780)実機では、液晶パネルにAU Optronics(BenQグループ)製のB173HAN01.3を採用。ベンダーは供給時期により異なると思うが、このパネルだと発色がややビビッドな印象。
ディスプレイベゼル上部のWebカメラ。エントリーのためかシングルマイク内蔵になっている。ベゼル下部にあるDELLロゴはただのプリント。このへんはいかにもエントリーモデルの雰囲気。
広視野角!IPSディスプレイ
広視野角IPSディスプレイのため、極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きていない。
非光沢ディスプレイなので、長時間の使用でも比較的目に優しい。
パームレスト、テンキー付きキーボード
Inspiron 17(3780)のパームレストはポリカーボネート(工業プラスチック)材質で、低価格モデル相応の質感。あまり厚みがないためか、Enterキー周辺のキーを打つと、たわみがはっきり感じられる。DELL製品のなかでもあまり剛性のない印象である。テンキー付きのアイソレーションキーボードを搭載。
キーボードホームポジションの様子。
エントリーノートでみられる汎用的なパーツを使っており、これはG7-15(7588)などで採用されているキーボード・パーツ(パーツ詳細はリンク先にて)。一枚板くり抜きタイプ。テンキー付き。主に15.6インチノート向けのキーボードパーツなので、17.3インチノートであるInspiron 17 (3780)では左右のスペースが広く残る。15.6インチノート向けでもテンキーを載せているため、やはりEnterキー、BackSpace、¥、右Shiftあたりが犠牲になり、やや幅が狭くなっている。また、英字キーのくり抜きをそのまま流用したコストダウン化が見られる。当方では2016年末ごろから確認している。
Inspiron 17 (3780)の各キーを拡大。
キートップはフラットで、滑らすようなタイピングが向く。
タイピングの様子。
パームレストのパターンデザイン
パームレストのデザインはなんとも不思議な加工だった。格子状のプリントに僅かな山折り谷折りの凹凸加工。指紋がべったり付くことはない手触りになっている。
電源ボタンの様子。クイックスタートガイドではオプションで指紋認証リーダー付き電源ボタン可能とあるが、DELLサイトを見たところ、実質そのサポートはなさそうだ。LED点灯もないエントリー的な電源ボタンである。
わりと広範囲の一体型のタッチパッド。固さとしてはちょうどいい具合かと思われる。
保証対象外の分解で、Inspiron 3780内部チェック
DELLサイトのダウンロードマニュアルには、Inspiron 3780の分解手順まで掲載されている。しかし、保証対象外の行為であるため、失敗した場合はすべて自己責任である。そのことを踏まえた上で、Inspiron 17 (3780)の内部構造を紹介する。むろん、選択によって搭載パーツは異なる。今回のInspiron 17 (3780)レビュー実機の例である。
底面全体がカバーになった構造なので、内部アクセスはややハードルが高め。複数のビスを外していくのだが、それだけでは外せない。一番の難関は複数箇所で引っ掛けてあるカバーのフックを破損せずに取り外すことだ。
内蔵されていた、9.5mmウルトラ・スリムドライブ。これは固定しているビスを外すだけでカバーを取らずとも取り外せる。
カバーのフックはパテ用プラスチック・ヘラでほじくるようにして、ひとつずつ丁寧に外していく。ひねりを加えるため4~5センチくらい幅があるヘラが使いやすい。指先だけだとフックの手前まで入っていかないので無理に力がかかり破損の恐れがある。そのためヘラは必需品である。そもそも分解をオススメしているわけではない。
このように底面そのものがカバーとなっている。つまりユニボディ構造。
内部全体。
違う角度からチェック。
CPUクーラー
CPUファンにヒートパイプ。その隣にはメモリスロットが2基。
CPUファンと放熱フィン。
メモリスロット
DDR4-SO-DIMMメモリスロットが2基。今回は8GBメモリ1枚を搭載している。
無線LANカード
メモリスロットの上の方に無線LANカードの搭載。
光学ドライブベイ
9.5mmウルトラ・スリムドライブが搭載されていた光学ドライブベイ。
2.5インチHDD
7mm厚の2.5インチHDD。周辺にはボタン電池やスピーカの配置がみられる。
違う角度から。
もういっちょ。
バッテリー
3セル(42 WHr) バッテリー内蔵。右下の方にスピーカーを配置。
NVMe SSDスロット
東芝製KBG30ZMS128G を搭載。Type2230のモジュールのようだ。
Inspiron 17 (3780)では、もともとType 2280が搭載できるスロットサイズのようだ。それ以下のモジュールではこのように固定金具を使用している。Whiskey Lake設計のInspiron 17 3000シリーズこと、Inspiron 3780のレビューは以上。
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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