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DELL Inspiron 15 5000シリーズ(5558)レビュー
第5世代インテル Core i5が搭載できる、15.6インチ・スタンダードノートのInspiron 15 5000シリーズをレビューする。コンピューターモデル名ではInspiron 5558であるため、当サイトでは新旧の混同を避けるため便宜上、Inspiron 15(5558)と呼ぶ。購入の際は、DELLサイトURLの「inspiron-15-5558~」を確認しておけば間違いない。発売は2015年5月。
これはボヤキだが、何でもかんでも後継機にはNEW Inspiron 15、そのまた後継機にもNEW~の繰り返しなので、パソ兄さん自身も、記憶だけでは過去のモデルを思い出すことはできなくなっている。
光学ドライブを搭載し、基本的なインターフェースを実装したスタンダード装備。Broadwell設計で、第5世代インテルCore i5のほかに、互換性として第4世代インテルCore i3などが搭載できる。天板はドット状のテクスチャ立体加工、パームレストにシリコンコーティングが施してある。当サイトのInspiron 15(5558)レビューでは、オプションである光沢タッチパネルの仕様で紹介する。Inspiron 15(5558)の購入予算の目安は、5万円台から8万円台。
型としてはVosteo 15-3000(3558)と同じであるが、「天板やパームレストの表面加工が異なり、ディスプレイは光沢、VGA端子ではなくHDMI端子に差し替えられている」などの違いが見られる。レビューしたInspiron 15(5558)の構成は以下の通り。
![]() 2015年7月論評 Broadwell設計 |
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カスタマイズ例 |
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2015年7月時点のレビュー。 時期や供給状況、注文状況により内容は異なるため、最新情報は上記リンク先にて!
Inspiron 15(5558)の天板デザインと、側面デザイン
まずはInspiron 15(5558)のデザインおよび、装備する端子を細部写真を交えて説明する。当サイトレビューでは記事作成において、DELLサイトの製品解説ページを一応チェックしておくが、このInspiron 15(5558)では著しくデザインの説明がされておらず、実機を見たことがないユーザーは確実にイメージを捉えることはできない。
というわけで、パソ兄さんが詳しく紹介する!
材質と質感では一般的なポリカーボネート(工業プラスチック)ではあるが、天板にはドット状のテクスチャ加工がされている。立体的なので指紋が付きにくい。テカテカしておらず、落ち着いた印象。
天板表面のテクスチャ・パターンの柄。擦ると軽くザラザラっとする。左右側面のエッジは凹凸がなく、つるっとしている。
DELLサイトでは本体重量、約2.32Kg(ノンタッチ構成) 、約2.45 Kg(タッチ構成)と記載されている。構成にもよるのだろうが、実際測ると2.559kg。45WのACアダプタと電源コードを含むと2.832kgであった。ACアダプタのケーブルは細めで取り回しが良い。
15.6インチの画面にこのサイズで定番の解像度、1366 × 768。上部にWebカメラを内蔵。下部にはDELLロゴの印字。このInspiron 15(5558)レビュー実機ではタッチパネル仕様なので、非タッチ仕様とは若干デザインが異なると思われる。
今回、室温36度の猛暑環境でレビューしているが、指先が汗ばんでしまうと指がすべらない。暑い場所ではタッチパネルをまともに使うことができないことに気がついた。そもそも、個人的にはノートパソコンにタッチ機能が必要なのか懐疑的である。
タッチパネル仕様でのベゼル。段差部分のベゼルだけでなく、パネル上にも黒いベゼル部分が発生している。これはタッチパネルだからであろう。
視野角をチェック。これはTNパネルと思われるが、左右からの視聴では概ね問題はない。やはり上下からだと色度変移が表れるので変則的な角度からの視聴には厳しい。光沢パネルなのでメリハリがあるものの、映り込みのデメリットがある。
Inspiron 15(5558)の背面には装備する端子なし。2箇所にヒンジがあり、ディスプレイはここまで開く。通常の使用環境では問題無い角度だと思われる。
Inspiron 15(5558)の前面には端子がないが、右端に「電源・バッテリライト(兼)HDDライト」を配置。Fn + Hキーで使いたいほうのライトに切り替えることができる。時々点滅すればHDDライトになっていると判断できる。また、底面に向かう傾斜部にスピーカを配置している。
インターフェース!主要端子を実装
Inspiron 15(5558)の右側面にはヘッドセット端子、USB2.0端子×2基、光学ドライブ、セキュリティロック・スロットを配置。
左側面には電源コネクタ、100BASE-LAN端子、排気口、HDMI端子、USB3.0端子×1基、SDカードスロットを配置。100BASE-LAN端子なのでインターネットには充分な速度であるが、家庭内サーバーを構築しているなら低速。USB端子が合計3基と豊富な量ではないが、ひと通り基本的な端子は装備している。
キーボードとソフト手触りのパームレスト
Vosteo 15-3000シリーズ(3558)と同じ形状のパームレストとキーボード、電源ボタンやタッチパッドも同じ。ただし、Inspiron 15(5558)の場合、テクスチャ加工のパームレストではなく、シリコン・コーティングによりしっとりしたソフトな手触りに仕上がっている。
15.6インチノートにテンキー付きなので、さすがにテンキーはフルサイズにはならないものの、あまり狭さは感じない。一部変則的なキーがあり、BackSpaceキーとEnterキーが小さく、慣れるまでは気になってしまう。わりとローコスト路線なのか電源ボタンにはLED点灯がない。タッチパッドは一体型。キーストロークは深くはないが、浅過ぎもせず最近のノートとしては一般的な印象。カーソルキーは小さいものの、周囲にキーを置かない独立配置なので、誤接触はほぼない。
テンキー付きなので、ホームポジションはやや左に寄るが、個人用途だけでなく、ビジネス用途を兼ねているならテンキーは重宝できる。
底面のモジュール内
底面のリリースラッチをスライドするとロックが外れ、バッテリーを外せる。
底面よりモジュールカバーを外して、内部にアクセス。見たところ、Vosteo 15-3000シリーズ(3558)と違いは感じられない。メーカ保証外になるが、パーツの換装がしやすいのはありがたい。
マウンタによって装着されている2.5インチHDD。
ウエスタンデジタル製のHDDだったが、アクセス速度は最近のトレンド通り。
SO-DIMMメモリスロットを2基実装しており、省エネタイプのDDR3Lが採用されている。このInspiron 15(5558)実機では4GBを2枚装着中。この左端には無線LANカードを搭載した様子。
Core i5-5200U搭載、Inspiron 15(5558)実機におけるパフォーマンス
![]() 2015年7月論評 Broadwell設計 |
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今回のInspiron 15(5558)実機では第5世代Core i5 5200Uを搭載している。2コアの実装だがHTテクノロジーによって4スレッド動作する。プロセス・ルールはついに14nmと極小レベルまできた。Uシリーズということもあり、TDPがたったの15W。Core i5 5200Uに統合するGPUはインテル HD グラフィックス 5500。
BD超える高画質映像コンテンツ:Pioneer Visual Material Movie01の再生における、CPU負荷率をチェック。この映像は「平均Rate 50Mbps、最大70Mbps/VBR」という通常のBDタイトルを超える転送レートである。 (※通常のBDタイトルの場合は等速36Mbps、最大Rate 40Mbpsで制限されている。)
再生直後はしばらく読み込みで高負荷が続くので、安定した後の負荷率をチェックする。使用率7%程度で済んでいるので、ほかにアプリを同時起動していても安定すると思われる。メモリも8GB搭載しているだけあって、27%程度で済んでいる。
ドラゴンクエストXのベンチマークテストでは、1280×720 ウィンドウ表示でもやや重いと出た。
Inspiron 15(5558)実機にて消費電力を調べた。アイドル時では8Wくらいであり、BDを超える高精細動画の再生時では13W程度。CPUの最大稼動をするCINRBENCHでは24Wあたり、その他ゲームのベンチ中では19Wあたり。UシリーズのCPUということだけあって、消費電力は少なくて済む。
過去レビュー機との、パフォーマンス比較

![]() AVERAGE FPS |
※グラフィック設定・デフォルト / 60FPS以上も測れるようにディスプレイ垂直同期をOFF GPU性能が主体となるが、このゲームはCPU性能の影響がそこそこある。ストリートファイター4のベンチマークテストについてはこちら(別ウィンドウ)にて解説。 |
1280 × 720 「ウィンドウ表示」におけるベンチマークテスト
![]() 51.83 FPS |
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この構成でのInspiron 15(5558)でチェック!1280 × 720 「ウィンドウ表示」におけるストリートファイター4では、51.83 FPSであった。快適プレイできるレベルではないが、単体GPUを搭載していない状態を考慮すると、なかなかのもの。では、過去のレビュー機とゲームパフォーマンス比較してみよう。
![]() 24.77 |
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↑2007年のミドル機であったInspiron 1520(GeForce 8600M GT搭載)を十分超えている。
![]() 67.67 |
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![]() 56.27 |
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↑2011~2012年ごろのローエンド単体GPUを搭載するノートには一歩及ばずだが、GeForce GT 520M 搭載のXPS 14z(L412z)に近いレベルまで来ている。
![]() 43.73 |
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![]() 40.91 |
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![]() 39.75 |
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↑インテル HD グラフィックス 4400、4000 、4200のノートパソコンよりも一回り上を行っているようだ。
![]() 30.2 |
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![]() 24.62 |
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![]() 16.33 |
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![]() 14.52 |
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第1世代の内蔵GPU(初代インテル HDグラフィックス)だとこんな程度。無論、ベンチマーク結果の要因はトータル構成で検証するのが好ましいが、いずれにしてもBroadwell設計では省エネに注目して、1Wあたりのパフォーマンスは確実によくなっている。
CPUをMAX稼働!CINEBENCH R10にて

![]() 処理時間 |
CINEBENCH R10についてはこちら(別ウィンドウ)にて解説。 | CINEBENCH R10はマルチコアに最適化されているので、クロック数の高さだけでなくマルチスレッド効果を発揮する。 GPU性能が与える影響はごく僅か(数秒程度の影響力はある)。このため、概ねCPUパフォーマンスとして比較してもいいと思われる。レンダリング処理時間が短いほど高性能。
![]() ⇒1分25秒 |
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処理にかかった時間は1分25秒だった。Uシリーズなので省エネの分、同世代の通常版よりもパフォーマンス力は落ちる。しかし、過去のレビュー機と比べて検証すると、第1世代Core i7-740QM (通常版)に匹敵した。Core i5-4200U と処理時間だけで比べると、大きな差は感じられない。なお昔のCore 2 Duoと比べると断然速い。以下、ピックアップした過去レビュー機の処理時間。比較参考にどうぞ。
![]() ⇒1分08秒 |
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![]() ⇒1分23秒 |
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![]() ⇒1分23秒 |
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![]() ⇒1分24秒 |
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![]() ⇒1分27秒 |
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![]() ⇒2分31秒 |
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![]() ⇒4分18秒 |
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![]() ⇒7分36秒 |
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光学ドライブや基本的な端子を装備しており、無難にチョイスできるスタンダードな15.6インチノ光沢液晶ノート。天板はテクスチャ加工で飽きさせないデザイン。テンキー付きなのでビジネス用途を兼ねても良い。Uシリーズ搭載なので通常版より性能が低いものの、省エネ面ではメリット。本格ゲームなどをしないのであればUシリーズで十分である。タッチパネルにはオプション対応。
Inspiron 15(5558)のレビューは以上。購入や現在の価格など詳しくはDELL公式サイトへ!
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※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※2019年9/26に内容改定~予告なく変更または終了する場合があります。
DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より