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Whiskey Lake設計、低消費電力!フル・アルミボディの13.3インチ・モバイル!
DELL Inspiron 13 (7380)レビュー
Whiskey Lake設計のInspiron 13 7000こと、Inspiron 7380(コンピューターモデル名)をレビューする。高級感あるフル・アルミボディの13.3インチモバイルノート!広視野角のIPSディスプレイ(1920 × 1080)、高速ストレージのNVMe SSD(M.2)搭載。指紋認証リーダー付き電源ボタン、バックライト・キーボード機能もある。TDP 15Wのプロセッサである第8世代 Core i7-8565Uが搭載できる、薄くてスタイリッシュな低消費電力ノート。バッテリーの持ちも良い。
レビュー時点のカラーバリエーションでは、プラチナシルバーと ピンクシャンパンの2色あるが、ここではピンクシャンパンのモデルで紹介する。なお、Inspiron 13 (7380)で採用されている筐体は、前モデル(KabyLake Refresh)のInspiron 13-7370と同じなので、プラットフォームを変えた後継機と捉えてよい。
2018年11月論評 Whiskey Lake (Uシリーズ) |
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※2018年11月23日時点のレビュー。本製品の発売日は2018年10月5日である。
レビューに関する、注意事項
※手元の実機に限った内容であり、選択や時期により仕様は異なる。また標準搭載の範囲は不明。
※レビュー時点の情報をまとめている。搭載内容や仕様変更など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※DELLサイトにある「販売名」とは別に「コンピューターモデル名」を理解しておくこと。
フル・アルミボディ!13.3インチノート、Inspiron 7380の特長と構成例
このInspiron 13 (7380)レビュー時点では、Core i5-8265Uまたは、Core i7-8565Uが搭載できる。第8世代CoreプロセッサとしてはKaby Lake Refresh、Coffee Lake~と続き、第3弾目に当たる。TDP(熱設計電力)15Wで「4コア実装8スレッド動作のCPU」は、Kaby Lake Refresh(第1弾・8世代)ですでに存在していたが、さらに改良が加えられている。
Inspiron 13 (7380)では単体GPUの搭載はなく、統合型(内蔵)グラフィックのみ。しかし、Core i7-8565U搭載の場合、ドラゴンクエストX が1920 × 1080でもプレイできる性能はある。ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターなら、1280×720で快適にプレイできる。なお、メモリは8GBか16GBの2択になるが、換装できないオンボードメモリなので選択は慎重にしたほうがいい。統合型(内蔵)グラフィックはビデオメモリを持たないので、メインメモリが使われることも念頭に置いたほうがいい。
以下、Inspiron 13 (7380)の概要をまとめておいた。
- Inspiron 13 (7380)の特長・概要
- 高級感あるフル・アルミボディ!(天板・底面・パームレストに、アルマイト加工のアルミ素材採用)
- 指紋認証リーダー付き電源ボタン(Windows Hello対応)
- ※プラチナシルバーのみ、エッジにダイヤモンドカット加工
(カット部分がアルミの金属光沢で、デザイン的アクセント) - ディスプレイが、ほぼ180度オープン可能なヒンジ ~外部モニタ接続時にディスプレイが邪魔にならない
- インターフェース(注目箇所)
- USB Type-C端子を装備 (USB3.1-Gen1、Display Port に対応)
- PowerShare対応(PC起動なしでUSB充電用に使える機能)
- キーボード
- バックライト・キーボード機能(オンオフおよび、2段階の調光可能)
- ディスプレイ
- 13.3インチ 光沢 IPSディスプレイ(1920 × 1080)のみラインナップ
- 広視野角 IPS パネル採用 (レビュー実機の場合:LG製LGD05DD)
~ 極度な角度から視聴しても、色度変移(色ムラ・色調反転)が起きにくく見やすい - 左右は7mm幅のやや狭額ディスプレイベゼルで、スタイリッシュ!
- テクノロジー概要
- Whiskey Lake(Uシリーズ)設計。第8世代 Core i7-8565U搭載可能
※TDP 15Wプロセッサ搭載の低消費電力ノートPC - 高速!PCI Express接続のNVMe SSD(M.2)搭載
- Waves MaxxAudio Pro搭載~デジタル処理で効果的なサウンドを展開
- デメリットや購入前の留意事項
- 光学ドライブは無し、有線LAN端子は無し(無線LANは内蔵)
- オンボードメモリなので換装は不可。メモリ容量の選択は慎重に!
- 次世代である、USB3.1-Gen2に対応していない
- 換装のための内部アクセスは難しくはないが、底面ボディをごっそり取り外す構造でネジも多く面倒くさい。
※分解マニュアルはDELLサイトからダンロード可能。ただし保証なしの自己責任であることに要注意。
Inspiron 13-7380の構成例 (Whiskey Lake-Uシリーズ)
ディスプレイ |
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CPU | Whiskey Lake(Uシリーズ)
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グラフィック |
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ストレージ |
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メモリ |
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カラー |
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光学ドライブ | なし |
バッテリ |
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電源 | 45WのACアダプタ付属 (実機の測量では271g ※電源ケーブル含む) |
サイズ | 幅: 310 mm × 奥行き: 216mm × 厚み: 15 mm / 最小重量(公称) 約1.33 kg (レビュー実機の測量では1.307 kg) |
※レビュー時点の構成例。採用パーツやベンダーは供給状況により異なる。
※構成ベースの販売であり、パーツの組み合わせは制限される。
フル・アルミボディの、薄型スタイリッシュ・デザイン
Inspiron 13 (7380)は、天板、底面、パームレストがアルミ素材で構成されたフル・アルミボディである。削り出しアルミではないが、質感の高級感は伝わってくる。低価格イメージのInspironブランドなのに、まるでXPSシリーズのような雰囲気には戸惑うばかりだ。正直、DELLのブランド展開は訳わからず崩壊していると、個人的には思っている。
今回のレビュー実機はピンクシャンパンで、淡いピンクのアルミカラーである。おそらく色付けは蒸着だろう。アルミボディにサンドブラストの梨地加工。アルマイト加工でさらっとした手触り。なお、アルマイト加工(陽極酸化処理)とは酸化皮膜を生成させる表面処理で、これにより耐食性と耐摩耗性が向上する。天板のエッジには、ダイヤモンドカット加工によるカット面はあるのだが、ピンクシャンパンのモデルでは塗装されているため、アルミの金属光沢は楽しめない。そこはプラチナシルバーのモデルと異なる。
幅: 310 mm × 奥行き: 216mm × 厚み:15 mmで、持ち運びやすいサイズ。DELL公称の最小重量は約1.33 kgであるが、レビュー実機の測量では1.307 kg。構成により若干差はあるようだが、だいたい1.3kgと思えばいい。
ちなみにInspiron 13 (7380)で採用されている筐体は、前モデル(KabyLake Refresh)のInspiron 13-7370と同じなので、プラットフォームを変えた後継機と捉えて良い。比較用として過去のレビューも参考に。
【Inspiron 13(7370)のピンク・シャンパン モデル】 【Inspiron 13(7370) プラチナシルバー】
中央にはDELLロゴを配置。クロム調のDELLロゴであるが、若干ピンクっぽく見える。これは反射によるものなのか、ちょっとわからなかった。(ま、どっちでもいいけど。)
左側面のデザイン。厚みが15 mmとかなり薄くてスタイリッシュ。
右側面のデザイン。左右側面とも奥の位置に端子が配置されているので、マウスなどケーブルの常時接続でも煩わしくない。装備端子については後述する。この薄さでは当然、光学ドライブは搭載していない。
前面デザイン
前面中央にはステータスライト(電源&バッテリーライト)を配置。
ステータスライト。
背面と、なかなか理想的な排気口の配置場所
背面では、2箇所のヒンジと、その中央に排気口を配置。最近のモデルに多い「ヒンジの内側」ではなくて、外部にむき出している設計は好印象である。
排気口のスリット。
底面は、堅牢性に長けたユニボディ
底面では天板と同じくアルミ素材で、アルマイト加工。サンドブラストの梨地加工。中央にはInspironロゴのエンボス加工が施してある。上下に2本スタンドゴムが配置され、ボディカラーに合わせて肌色に近いピンクカラーになっている。横長のスリットが吸気口となっている。
そして左右にスピーカが配置されているが、スタンドゴムで浮かせた空間で距離をとっているようだ。理想的な場所ではないものの、大音量でない限りはさほどデメリットに感じなかった。モバイルノートに求めるサウンドとしては及第点かと思う。
底面から端子がある側面まで一体型であり、つまり底面側は一枚のプレートをプレス加工して、トレイみたいな形状にしてある。これはつなぎ目が少ない「ユニボディ設計」であり、比較的堅牢性に長けた設計である。
Display ヒンジの構造
2箇所に配置されたディスプレイのヒンジは、ほぼ180度オープンが可能な可動域である。
完全な180度オープンではなく、ディスプレイが少し潜り込む状態であるが、ほぼ180度ということで理解。狭い場所での外部モニタ接続時には、本体ディスプレイが視界の妨げにならなくて便利である。ただ、排気口を塞ぎがちになるので、この状態での長時間・高負荷動作は避けたほうが無難だろう。
45WのACアダプタ付属
Inspiron 13-7380には45WのACアダプタが付属しており、いかにも低消費電力ノート。PC側へのケーブルは細めだが、メガネ型3P(C5とC6)でジョイントする電源ケーブル(アース付)は太めなので、取り回しはよくない。実機を測量したら、ケーブル込みで271gだった。Inspiron 13 (7380)本体が約1.3kgなので、トータルで1.6kgぐらいになる。
なお、Inspiron 13 (7380)本体には3セル(38WHr)バッテリーを内蔵しており、Quick Charge対応。DELLサイトの公称によれば、最長9時間31分のバッテリ駆動とのこと。
Inspiron 13-7380 インターフェース詳細
まず付属のクイックスタートガイド(簡易マニュアル書)から装備端子などをチェックする。これまでマルチ言語の説明であったが、ついに英語とアイコンのみの簡略化になった。
Inspiron 13 (7380)には光学ドライブを搭載していない。また有線LAN端子もないのでネットーワークには無線環境が必要となる。(無線LANカードは内蔵している)。装備端子は左右側面にあり、前面と背面には装備していない。では、実機と照らし合わせて確認していこう。
右側面に、SDカードスロット、USB3.1(Gen1)端子、セキュリティロック・スロットを配置。
左側面に、電源コネクタ、USB Type-C端子(USB3.1-Gen1、Display Port 対応)、HDMI端子、USB3.1-Gen1端子(PowerShare対応)、ヘッドセット端子を装備。光学ドライブは搭載していない。
13.3インチモバイルノートとしては、十分なインターフェースを取り揃えているかと思われる。USB3.1(Gen2)に対応していないところはやや残念なところか。
インターフェースの補足説明
※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能。
※USB3.1-Gen1の転送速度はUSB3.0と同じ5Gbps(理論値)だが、電源供給力は高い。
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
高速のPCI Express接続!NVMe SSDを搭載
レビュー実機では東芝製KBG30ZMS512GのNVMe SSDを搭載している。パフォーマンスはこの通りで、シーケンシャルリードでは1630MB/s。SATA接続のSSDよりも圧倒的に速い。シーケンシャルライトではNVMe SSDのなかでもまずまず速い方と思われる。ベンダーは供給時期により異なり、SSDには個体差もあるので、あくまでこの実機に限った一例である。なお、デバイスマネージャーを開いているので、ついでに無線LANもチェック。インテルWireless-AC9260を搭載していた。
【基礎知識 : M.2 SSDについて】
【 過去PCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス 】
Waves MaxxAudio Pro搭載
サウンドチューニングにWaves MaxxAudio Proを搭載。内蔵型で出力の弱い小型スピーカーでも、デジタル処理で効果的なサウンドを展開するサウンド補正技術。 ゲームサウンドでは良好な結果を残しているのだとか。ユーティリティソフトを使ってイコライザー調整ができる。
広視野角!13.3インチ 光沢 IPS ディスプレイ(1920 × 1080)
レビュー時点では、13.3インチ 光沢 IPS ディスプレイ(解像度1920 × 1080) のみとなっている。広視野角のIPSパネルを採用している。左右のディスプレイベゼルはわりと狭額なので、そこそこスタイリッシュ感がある。
調べたところ、この実機ではLGエレクトロニクス製パネル(LGD05DD)だが、供給時期によりベンダーは異なる。 なお、LGD05DDで検索したが、詳細は分からなかった。ちなみにLGエレクトロニクスは、2014年には液晶パネル世界シェア1位となったメーカーである。LGとは、前身であった金星社(Lucky-Goldstar)の略。
DELLの初期設定および推奨設定では150%拡大になっているが、ここでは(写真では)ドットバイドット表示-100%に設定し直している。13.3インチ画面に「1920 × 1080のドットバイドット表示」はかなり細かい見え方になるが、人によってはそれでも使える印象がある。個人的には小画面の高解像度ディスプレイに触れることが多くて、13.3インチに1920 × 1080はわりと許容範囲になってきた。ただしディスプレイの見え方に関しては、視力や好みの違いにより意見が分かれるので、あまり正解/不正解をいう気はない。ドットバイドットに拘らなければ、自由に拡大設定をすればいい。
ディスプレイベゼルのWebカメラ。左右にデュアルマイク、カメラの右隣に動作ライトを配置している。なお、レビュー時点のDELLサイトでは、「赤外線カメラ」の記載がちらっと見られるが、ちょっと何言ってんか分かんない。マニュアル等もみたがオプション追加でもなさそうだし、おそらく誤記だと思われる。DELLのWebチームさん、結構やらかしているのを見かけるけどちょっとミスが多くないか?
エントリー感の強いInspironブランドにしては珍しく、安っぽいプリントではなく立体的に加工されたDELLロゴ。もう何がInspiron ブランドなのか分かんない!
Inspiron 13-7380では広視野角IPSディスプレイのため、極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きていない。光沢ディスプレイなので、照明や日光のあたる角度により背景の映り込みや反射を生じる。環境に応じて角度や照明の調整が必要だが、光沢画面はコントラストが高く黒の引き締まった画質を楽しめる。
基礎知識:広視野角のIPSパネル
液晶モニタではTFT液晶(アクティブ マトリックス方式)が使われるが、IPS方式(In Plane Switching)は、TFT液晶の中で視野角が最も広く、色度変移(見る角度によって色合いが変化する現象)が少ない。DTP分野や医療用などシビアな色表現を求める業界で好まれる。従来のデメリットでは、バックライトの透過率が低い、応答速度が遅いなどがあるが、技術補正されているようで現在ではほぼ気にしなくてもよい。IPSパネルは比較的コスト高なので、上位モデルで採用されることが多い。【解説:液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式】
今回搭載しているCore i7-8565Uについて
Core i7-8565Uのスペックをチェック。第8世代CoreプロセッサとしてはKaby Lake Refresh、Coffee Lake~と続き、第3弾目に当たる。(異なる3つのアーキテクチャで、それぞれ8世代Coreが混在していて厄介・・・)。 プロセスルールは14nm++となっている。
CPU-Zの最新版(1.87.0)でチェックしたがまだ最新CPUに対応できていないようで、KabyLake-Uになっている。訂正すると、Core i7-8565UはWhiskey Lake-Uである。ただし、Kaby Lake Refreshと同じコアを使った設計なので、それも必然か。統合型(内蔵)グラフィックはKaby Lake Refreshと同じネームであり、インテル UHD グラフィックス620。CoffeeLake-U世代からはスペックダウンしている。
TDP(熱設計電力)15Wで「4コア実装8スレッド動作のCPU」は、Kaby Lake Refresh(第1弾・8世代)ですでに存在していたが、さらに改良が加えられている。大きな違いは統合PCH(メモリやグラフィックなどのインターフェース・コントローラー)である。ネットワークでは、インテルWireless-AC 160MHzのギガビットWi-Fiコントローラーが内蔵されており、4K解像度のストリーミング再生がシームレスに行える。
高性能化に関しては、旧8世代よりもブーストクロックが引き上げられている傾向にある。ただ、統合型(内蔵)グラフィックは、ネームから推測できるようにKaby Lake Refreshと大差はないようだ。実際、第9世代Coreプロセッサまでのつなぎである印象は隠せない。それでも従来と比べて、TDP15Wのプロセッサ搭載PCとしてはパフォーマンスは高い。
CPUパフォーマンス!CINEBENCH R15ベンチマークテスト
CINEBENCH R15によるレンダリングでCPUパフォーマンスをチェック。比較するのは、パソ兄さんが過去にレビューしたPCにおける搭載CPUのスコアである。(重複するCPUでは最高値だったものを残している)
Core i7-8565Uのマルチスレッドを見ると、KabyLake Refreshの「i5-8250U、i7-8550U、i7-8650U」より若干下で、とくに目覚ましいといえるようなパフォーマンスアップは見られない。(とは言ってもSandyBridgeのデスクトップ向けであるCorei7-2600に迫るパフォーマンス)。シングルスレッドを見ると、これらよりも極僅かに上であり、ターボブースト最大4.6GHzの効果かと思われる。シングルスレッドのアプリで効果が期待できそうだ。
CINEBENCH R15のベンチマークテストとは 3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」がベースで、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。最大256スレッドまで対応しているため、コア数が多く高クロックのCPUほど有利だが、アーキテクチャの新旧にもよる。なお、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。 |
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
本格ゲームのベンチマークテスト(UHD グラフィックス620)
Inspiron 13 (7380)は単体GPUを搭載しておらず、統合型(内蔵)グラフィックのため本格ゲームノートではないが、ゲームのベンチマークテストを実施してみた。
結果、今回の構成では、ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターやラストレムナントが1280×720なら快適にプレイできる性能だった。ストリートファイター4だと1920 × 1080でも十分快適。ドラゴンクエストXだと、品質設定しだいで1920 × 1080が快適にプレイできるようだ。2018年時点で重量級のFINAL FANTASY 15は、設定どうこう以前に完璧に無理と言っておこう。
なお、過去PCと比較してみると、やはりグラフィックパフォーマンスではKabyLake Refresh (Uシリーズ)世代とさほど変化がない。「インテル UHD グラフィックス620」という名前も同じだから想定内である。過去にレビューしたKabyLake Refresh のInspiron 13(7373)2-in-1※と、スコアは似たり寄ったりだった。
※過去にレビューしたInspiron 13(7373)2-in-1の構成
第8世代Core i7-8550U(8MB キャッシュ, 最大 4.0 GHz) 、16GBメモリ 、UHD グラフィックス620
2018年11月論評 Whiskey Lake (Uシリーズ) |
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スコア またはFPS |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
5038 | |
ドラゴンクエストX: 2013年~ Ver.1.10 備考: 過去PCとの比較のため、旧バージョン(Ver.1.10)のままにしている。最適化した後発バージョンのほうが、スコアが高めになる傾向にあり、当方では検証にてVer.1.51では10%ほどスコアが高くなると認識している。 |
4470 | |
ラストレムナント~2009年 (1280×720 フルスクリーン) |
69.86 | |
ラストレムナント~2009年 (1920 × 1080 フルスクリーン) |
32.17 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
78.89 | |
FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト (1280×720 軽量品質 フルスクリーン) |
1366 |
※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、
当方過去のレビューPCと比較できる。
基礎知識:ゲームのベンチマークテストについて
※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担う。ゆえにCPUの依存度はゲームの内容による。なお、CPU内蔵グラフィック仕様の場合(単体GPUの搭載なし)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリの環境によってパフォーマンスが左右されやすいことを念頭に置いたほうがいい。
消費電力(ワットチェッカー)
統合型(内蔵)グラフィックがありながら、TDP15Wと低消費電力もあってか、比較的熱を持ちにくい印象だった。ベンチマークテスト中にしては、比較的静音だった。アイドル時ではディスプレイ輝度を最小にすれば4Wという低消費電力。
条件 コンディション 「バッテリー満充電、ACアダプタ接続」ベンチマークテストでは、「ディスプレイ輝度最大時」 |
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アイドル時(待機時) | ディスプレイ輝度最大時: 7~8W、輝度最小:4~5W |
CINEBENCH R15 (マルチスレッド) |
44Wあたりから始まり、中盤以降31Wあたり |
CINEBENCH R15 (シングルスレッド) |
33Wあたりから始まり、中盤以降30Wあたり |
FF14 紅蓮のリベレーター | 35~37Wあたり |
ラストレムナント | 34~35Wあたり |
※ベンチマークテストでの消費電力はシーンで変動があるため、ワットチェッカーを眺めながら直感的に判断したものである。ざっくりとした目安で厳密性はない。
バックライト付き!Inspiron 13-7380のキーボード
パームレストはアルミ素材であり、アルマイト加工でさらっとした手触り。タイピングしたところ、剛性はそこそこ高く、たわみもほぼなく安定した印象がある。上記のベンチマークテスト後でもさほど熱くはなっていなかった。TDP15WのCPUは伊達じゃないってところか。
右上に電源ボタン。そして一体型のタッチパッド。
キーボードは前モデルのInspiron 13(7370)と同じ。各キーの位置がくり抜かれた「パームレスト部分と一体型」のタイプ。
左側キーボード。ファンクションキー(F1 ~ F12)とマルチメディアキー/設定キーが兼用になっているため、優先キーになっていない方はキーボード左下側にあるFnキーと同時押しで使う。なお、「Fn + Esc キー」を押すと、その優先順を切り替えることができる。F1~F6まではメディア・コントロールキー、F8はディスプレイの切り替え、F10はバックライトキーボード、F11・12はディスプレイ輝度調整の操作になっている。
右側キーボード。一部のキー(BackSpace、Enter、shiftなど)はその横のキーと隣接させつつ、キートップの段差で隔離している加工。これはユーザービリティのためではなく、単なるコストダウン加工と思われる。プレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っているようだ。 BackSpaceと¥のキーが小さいのでやや扱いづらいのがデメリット。
ホームポジションの様子。13.3インチノートとして特に不満要素はない。
電源ボタンが指紋認識リーダー(Windows Hello対応)にもなっている。電源ボタンの周囲はダイヤモンドカット加工で、アルミの金属光沢がアクセントになっている。。
タッチパッドの周囲もダイヤモンドカット加工。
バックライト・キーボード機能を搭載(オンオフおよび、2段階の調光可能)。薄暗い会議室や、寝室などとっさの使用でも照明を点けずに操作することができ、わりと重宝する機能である。機能がオンのときは、キーに触れると自動的に点灯する。数秒ほど操作をしないと自然に消灯する。
バックライト・キーボードの視認性は良好。
Inspiron 13 (7380)のレビューは以上。メモリは8GBか16GBの2択になるが、換装できないオンボードメモリなので選択は慎重に。なお、統合型(内蔵)グラフィックはビデオメモリを持たないので、メインメモリが使われることも念頭に。
詳しくはDELLサイトへ
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