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3万円台から検討できるコスパ、基本スペックの非光沢15.6インチノート

DELL Inspiron 15-3580(光学ドライブ・モデル) レビュー

2019年2月発売!Whiskey Lake設計のInspiron 15 3000 ノートパソコンこと、Inspiron 3580をレビューする。コストパフォーマンス重視の3000シリーズで、基本機能を備えた15.6インチ(非光沢)・スタンダードノート。テンキーを装備している。

留意すべきこととして、このInspiron 15 3000シリーズでは2モデルが混在している。光学ドライブを搭載するのが、今回レビューするInspiron 3580。そして光学ドライブを搭載しないほうがInspiron 3583である。DELLサイトでは混在させて販売しているが、構成パターンも異なっており、基本的には別モデルある認識を持っていたほうが無難である。

Inspiron 15-3580(光学ドライブ・モデル) レビューDELL LOUNGE(2019年9月、期間限定開催)にて展示されていたInspiron 3580。今回は展示モデルによるレビューとなる。

レビュー時点での構成は以下の通り。両機ともWhiskey Lake設計であるが、第8世代Coreプロセッサ(Uシリーズ)の搭載が見当たらない。(構造上では可能だが)。現状では下位のCeleronやPentium搭載仕様となっている。レビュー時点で、Inspiron 3580ではCeleron 4205U 、Inspiron 3583ではPentium Gold 5405Uの搭載である。さらにディスプレイ解像度、ストレージも異なっている。注意したほうがいいのが、Inspiron 3583ではWindows 10 Home(Sモード)となっており、Proへはオプション料金がかかる。

アーキテクチャ解説 【 Whiskey Lake設計 ※2018年末~2020年

Inspiron 3580 ※光学ドライブ
2020年4月論評
Whiskey Lake
(Uシリーズ)

Inspiron 3580 ※光学ドライブ内蔵

  • Windows 10 Home (64ビット) ※Proはオプション
  • 15.6インチ 非光沢 ディスプレイ (解像度1366 × 768)
  • Celeron 4205U (2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.8GHz / ターボ無)
    TDP 15W
  • UHD グラフィックス
  • 4GB(4GB×1) DDR4メモリ 2666MHz
  • 1TB HDD(2.5 インチHDD-5400 rpm )
  • トレイロード式 DVD ドライブ (DVD±RW/CD-RW)

カラーバリエーション : スパークリング ホワイト、カッパー、ブラック、プラチナ シルバーから選択可能としている。

マニュアル(Inspiron 3580 設定と仕様)によると、メモリスロットは2基実装する。2.5インチベイ×1基のほか、Type 2280 のM.2スロットは実装しているもよう。有線LANは100BASE。

Inspiron 3583 ※光学ドライブなし

  • Windows 10 Home(Sモード)64ビット ※Proはオプション
  • 15.6インチ 非光沢 ディスプレイ (解像度 1920 × 1080)
  • Pentium Gold 5405U(2コア / 4T、2MBキャッシュ、2.3GHz / ターボ無)
    TDP 15W
  • UHD グラフィックス
  • 4GB(4GB×1) DDR4メモリ 2666MHz
  • 128GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
説明では「ブラック、プラチナ シルバー、スパークリング ホワイト、ウルトラ ブルー、ベイジン レッド、カッパー、パープル」があるようだが、レビュー時点ではスパークリング ホワイトのみ

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※2020年4月30日時点のレビュー。本製品の発売日は2019年2月15日である。

レビューに関する、注意事項

この手元にある実機を基にした限定的な情報であり、購入者の選択により様々な違いがある(標準搭載の範囲を不明とする)。また、カスタマイズ更新や仕様変更によりレビューと異なる場合があり、採用ベンダー(パーツ・メーカー)も時期により異なる。 それに購入アドバイスはただの個人的意見である。

コンピューターモデル名または、規制モデル名を必ず理解しておくこと。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能。(注文は個人名の記入でOK)

Inspiron 3580のデザイン

Inspiron 3580の寸法光学ドライブを内蔵するInspiron 3580の寸法は幅: 380 mm × 奥行き: 258 mm × 厚み: 23 mm 。 DELL公称の重量は約2.2kg。一方、光学ドライブなしのInspiron 3583では更に薄く20mm。重量は2.03kgと公称されている。3セル 42WHr バッテリー内蔵とのこと。基本的なデザインはDELL Inspiron 15(5570)とほぼ一致するが、装備端子やパームレストのパターンで異なっている。

スパークリング ホワイト というカラーリング天板、パームレスト、底面ボディに至るまでの筐体素材はポリカーボネート(工業プラスチック)。低価格モデルでは一般的な質感。この展示されていたInspiron 3580では、スパークリング ホワイト というカラーリング。ラメ塗装でキラキラした表面。パールホワイトといったほうがイメージしやすい。

右側面~光学ドライブ内蔵(Inspiron 3580の場合のみ)

光学ドライブ内蔵右側面の外観。Inspiron 3580では光学ドライブを内蔵する。DELLサイトでは「オプション」という表記もみられるが、完全にモデルが異なるので惑わされないように。光学ドライブなしはInspiron 3583である。

DVD±RW/CD-RW対応トレイ式の光学ドライブを内蔵。DVD ドライブ (DVD±RW/CD-RW対応)とのこと。

SB2.0端子、光学ドライブ右側面では、SDカードスロット、USB2.0端子、光学ドライブ、セキュリティロック・スロットを配置。

左側面のインターフェース

装備端子左側面の外観。装備端子は主に中央に集まっている。

100BASEのためサーバー接続環境左側面の装備端子では、電源コネクタ、HDMI端子、100BASE-LAN端子、USB3.1-Gen1 端子×2基、ヘッドセット端子を配置。有線LAN端子は100BASEのためサーバー接続環境では低速。

インターフェースの補足説明

※USB3.1-Gen1はUSB3.0と同じ(転送速度は5Gbps)
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説

背面と排気口、底面の吸気孔

手前には吸気孔のスリット背面ヒンジの隙間に排気口を配置。すぐ手前には吸気孔のスリット。あまり電力を使わないモデルだからか、吸気口の面積は小さめ。

中央にinspironロゴポリカーボネートの底面は天板と同じく、ラメ塗装。中央にinspironロゴのくぼみ。

スピーカ前面の傾斜部にスピーカを配置。

15.6インチ画面に解像度1366 × 768

Inspiron 3580では、15.6インチ画面に解像度1366 × 768搭載。従来のイメージではスタンダードな解像度であるが、近年はフルHD(1920 × 1080)が普通にスペックとしてあるので、低スペックのうちになるのかな。ちなみにInspiron 3583では1920 × 1080搭載となっている。

TN(ねじれネマティック)パネルと記載非光沢画面を採用。ディスプレイベゼルはスタイリッシュモデルと違って薄くはない。スタンダードと言っておくか。マニュアル(Inspiron 3580 設定と仕様)には TN(ねじれネマティック)パネルと記載されており、視野角は広くない。

Webカメラと内蔵マイクディスプレイベゼル上部中央のWebカメラと内蔵マイク。コストパフォーマンスモデルのため、シングル・マイクの内蔵という仕様になっている。

DELLロゴはただのプリントディスプレイベゼル下部のDELLロゴはただのプリント。これもローエンド・ノートらしい。

テンキー付きのキーボード

この模様はDELL Inspiron 17 (3780)のパームレストと同じパームレストもポリカーボネート(工業プラスチック)で、エントリーモデルらしい。パームレストでは僅かに凹凸を持たせた立体テクスチャ加工がされている。この模様はDELL Inspiron 17 (3780)のパームレストと同じ。

G7-15(7588)で使用されている汎用キーボードパーツ。テンキー付きのキーボードを搭載。バックライト機能は無い。一枚板くり抜きタイプ。15.6インチノート向けでもテンキーを載せているため、やはりEnterキー、BackSpace、¥、右Shiftあたりが犠牲になり、やや幅が狭くなっている。また、英字キーのくり抜きをそのまま流用したコストダウン化が見られる。

見たところ、G7-15(7588)で使用されている汎用キーボードパーツ。
【パーツ詳細はリンク先にて→G7-15(7588)などで採用されているキーボード・パーツ

Inspiron 3580のボタン電源ボタン。LED点灯するようなギミックはなし。

タッチパッド一体型のタッチパッド。

最新情報など、詳しくはDELLサイトへ

DELL LOUNGE(2019年9月、期間限定開催)Inspiron 15-3580が展示されていた、DELL LOUNGE(2019年9月、期間限定開催)

Inspiron 15-3000シリーズにおけるInspiron 3580のレビューは以上。ここで紹介した実機は一例であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。

Inspiron 3580 ※光学ドライブ
2020年4月論評
Whiskey Lake
(Uシリーズ)

3万円台から検討できる、基本スペックの非光沢15.6インチノート
DELL Inspiron 15-3580(光学ドライブ内蔵モデル)

Whiskey Lake設計のInspiron 15 3000シリーズ。非光沢の15.6インチ・エントリーノート。光学ドライブを搭載するのがInspiron 3580、非搭載のほうがInspiron 3583で、異なるモデルが混在して販売されている。レビュー時点で、Inspiron 3580ではCeleron 4205U 、Inspiron 3583ではPentium Gold 5405Uの搭載。ディスプレイ解像度、ストレージも異なっている。Inspiron 3583ではWindows 10 Home(Sモード)となっており、Proへはオプション料金がかかる。

低価格モデルのため、材質はポリカーボネート(工業プラスチック)。ディスプレイはTNパネルで視野角は狭い。ただしSDカードスロット、USB2.0端子、HDMI端子、100BASE-LAN端子、USB3.1-Gen1 端子×2基など基本的なインターフェースは実装している。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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