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中~上級者向けデスクトップ、XPS 8910のスペシャル・エディション!アルミデザイン
XPSタワー スペシャルエディションのレビュー
XPSタワーことXPS 8910は2016年8月に発売したが、それに遅れること10月にXPS 8910のスペシャルエディションが発売された。販売名はXPSタワー スペシャルエディションであるが、当レビューではコンピューターモデル名を用いて、XPS 8910 スペシャルエディションと呼ぶ。
2017年1月論評 Skylake設計 |
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※2017年1月30日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
XPS 8910のスペシャルエディションについて
XPS 8910の強化版として、別枠で用意されているのがXPSタワー スペシャルエディションという製品。マザーボードはXPS 8910同じく品番:IPSKL-VMなので、基本ベースは同じだが、さらに上位構成が可能となっている。レビュー時点では、GeForce GTX 1070 および、AMD Radeon RX 480 8GB GDDR5が搭載可能であり、ゲームユーザーであればALIENWARE シリーズ以外での選択肢となる。筐体デザインはXPS 8910そのものであるが、違う点としてフロントパネルがアルミ製となっており、デザイン面においてもプレミアム感が高い。
以下、XPS 8910と同じ特徴である。上面排気システムの筐体(熱は上昇するので効率がいい)。この筐体としては大口径の12センチ角・排気ファンを搭載。通気口の多いスリット・デザインが特徴的。 光学ドライブがノートと同じスリム型となり1基のみの搭載となったが、ストレージの拡張性が高くなっている。ストレージでは、「3.5インチベイ × 3基、M.2スロット × 1基」を装備しており、ミニタワーながら拡張性は高い。USB Type-C端子およびAコネクタのUSB 3.1を装備しており、次世代周辺機器への対応もできている。
当方レビューに関する注意事項
※パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更がある。
※個人規模および、一個体の調査、一部の情報のため、購入された場合の一致性は保証していない。
※記事はレビュー時点の情報である。標準搭載の内容や変更状況など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※状況については極力丁寧に説明するが、感想やアドバイスは個人的見解であり、その賛否は各々異なる。
※風景にあるキーボード&マウスなど周辺機器等は、DELLとは関係のないアイテムである。
※DELLサイトにある販売名は気まぐれで、さらに新旧モデルの区別が困難なため、当方では唯一無二の「コンピューターモデル名」を重視している。コンピューターモデル名は、DELLサイトの該当ページにてURLを見れば判断がつくので、困惑したら参考に。
スペシャル エディションだけの、アルミ製フロントパネル
通常版XPS 8910のフロントパネルは、背景が映り込むほどの光沢ブラックで、ポリカーボネート(工業プラスチック)製であるが、このXPS 8910 スペシャルエディションでは、アルミ製のフロントパネルとなっている。
サンドブラストによる梨地の加工で、さらっとしたアルミの手触りで、ちょっとした優越感が堪能できる。フロントパネル以外は、インターフェースなど全く同じである。
アルミはさすがに厚みのある無垢とはいかず、カバー状にかぶせてある加工だが、裏側からじっくり観察しないと分からない。
中央にあるクローム調のDELLロゴは半立体で、斜めに溝が彫られたプレミアムなエンブレムとなっている。見たところXPS17(XPS L702X)などのノートで使われていたパーツと同じ。
左下にXPSのロゴ。これもDELLロゴと同じ加工がされている。
XPS 8910 スペシャルエディションの筐体と設置風景
アルミのフロントパネル以外は、通常版のXPS 8910と同じPCケースで、装備インターフェースも同じであるが、一応紹介しておく。XPS 8910の筐体は、従来のXPS 8000シリーズ(XPS 8900まで)から、奥行きが短くなり設置しやすいコンパクトタイプになった。5.25インチ型の光学ドライブに対応しなくなったが、そのかわりストレージの拡張性が高くなり、筐体もコンパクトとなった。
XPS 8910 スペシャルエディションを23インチモニタと設置したときの風景。排気口が天井にあるため、壁際に詰めても排気熱が跳ね返ることがない。
天井に大口径12センチ角ファンを搭載し、上面排気システムとなっている。熱気は上昇する性質があるため、従来モデルよりも効率的な冷却機構。ファンで排気することで自然吸気を促す「負圧式」のエアーフローだ。しかも、12センチ角ファン搭載なのでやや大口径であり、少ない回転数でも空気を押し出す力が強い。そのため比較的静音性に優れている。なお、XPS 8910 スペシャルの天井面と左側面は通気口のスリットが多く、外側の素材はポリカーボネート(工業プラスチック)になっている。
左側面と右側面。右側面はスチール素材。
前面のインターフェース
XPS 8910の前面に装備する端子は、「SDカードリーダー(3規格対応)、ヘッドセット端子、マイク端子、USB3.0端子 × 4基」となっている。左端に電源ボタンを配置しており、起動時はLEDで点灯する。
中央に光学ドライブのイジェクトボタンを配置している。これはノートパソコンと同じだから、デスクトップPCとしては小さいボタンであり、デスクトップの常連ユーザーなら最初は違和感を覚えるかもしれない。スリムドライブのデメリットは、5.25インチ型よりも読み込み速度が遅いことである。ただし、光学ディスクから大容量を読み込む機会が減った時代なので、さほどデメリットにはなっていないかも。
背面のインターフェース
マザーボード直結のオンボード端子には、「USB2.0端子 × 2基、USB3.0端子 × 3基、USB3.1端子 × 1基、USB Type-C端子、 ギガビットイーサーLAN端子、オーディオジャック」を装備している。
最新インターフェースであるUSB3.1が、USB Type-CおよびAコネクタの両方で対応している。(白線で囲っているところ)。USB3.1 - Gen2 であり、理論値10Gbps(1250MB/s)の転送速度を持つ。数値上では、USB 3.0の2倍の速度になる。
また、オンボード端子として、HDMI端子とDisplay Port 端子を装備しているが、XPS 8910ではグラフィックカード搭載のため、ここの不使用となる。グラフィックカードの調子が悪くなっても、オンボードで臨時対応できるのはメリット。
PCI Express スロットは4基あり、上から、「PCI Express x16が1基、PCI Expressx1が2基、PCI Express x4が1基」となっている。塞いでいるブラケットには碁盤目状の通気口が開けてある。
今回のXPS 8910 スペシャルエディションの実機には、NVIDIA GeForce GTX 1070 8GB GDDR5 のグラフィックカードを搭載している。GeForce GTX 1070 が装備するモニタ出力には、Display Port 端子 × 3基、HDMI端子、DVI端子がある。2スロット分の厚みがある。
背面の突っ張った取っ手を引くと、左サイドパネルの上部鉤爪のロックが解除され、内部にアクセスできる。まず上部が外れ、下部を持ち上げてパネルを取り外すスタイルだ。従来のスライド式ではないので、咬み合わせがハッキリするようになった。左サイドパネルは内側がスチールになっている。
3.5インチ/2.5インチ兼用 ストレージベイ
3箇所の矢印の位置に、3.5インチHDDドライブマウンタを配置している。このマウンタにはすべてミリネジの位置(M3)があり、2.5インチのHDDやSSDも自前で搭載できる。つまり兼用タイプ。
電源の縦位置配置により、電源ユニットの吸気が(サイドパネル側から)外気をダイレクトに取り込める。つまり、熱のこもるPC内部からは吸気しないメリット。
スイング・アームとATX電源
背面のラッチを解除して、スイング・アームを動かしてATX電源を移動すれば、マザーボードにアクセスできる。このスイング・アームは、拡張カードのブラケット・ロックとしても機能している。
搭載されていた460WのATX電源ユニット。、+12Vは3系統持つ。最大出力はそれぞれ、18A、16A、8A(合計MAX385W)となっている。仕様は通常版のXPS 8910と同じだった。供給時期により異なると思うが、この実機ではデルタ・エレクトロニクス製であった。奥行きは14cmだが、アームのマウンタではあと+5cmまでの空間がある。メーカーの保証対象外だが、市販のATX電源との換装が可能なので、自作気質のユーザーにはありがたい仕様だ。
大口径12センチ角!上面の排気ファン
天井面に配置された12センチ角排気ファン。
GeForce GTX 1070搭載時の様子
GeForce GTX 1070のグラフィックカードを搭載したときの様子。このグラフィックカードの長さは27センチ(端子の出っ張り部分を除く)であり、壁まであと4センチほどの空間が残っている。少し空間を考慮して、30センチ以内のグラフィックカードであれば、搭載できる筐体である。
グラフィックカードの補助電源であるPCI Express 電源コネクタでは、8ピン(6ピン+2ピン)、6ピンが付く。このGeForce GTX 1070では、8ピンの補助電源が必要となっていた。
PCI Express スロットは4基あり、上から、「PCI Express x16が1基、PCI Expressx1が2基、PCI Express x4が1基」を実装している。GeForce GTX 1070搭載時では、あとPCI Expressx1が1基、PCI Express x4が1基の空きとなる。
マザーボード
採用されているマザーボードは、通常版のXPS 8910と同じく、IPSKL-VMであった。通常版XPS 8910とスペシャルエディションの違いは、カスタマイズ内容(グラフィック)とフロントパネルの素材だけと理解してよさそうだ。
無線LANカード搭載。
ストレージ
今回のXPS 8910 スペシャルエディション実機では、東芝製の3.5インチHDDとサムスン製のM.2 SSDを搭載している。パフォーマンスは上記の通り。M.2 SSDはPCI Express 接続となっており、シーケンスリード(Q32T1)では3000MB/sを超える爆速パフォーマンスであった。
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レビュー項目
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