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DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること
DELLのブランド展開や統一性が混沌としており、慣れない方はかなり混乱します。そこで製品把握のコツを紹介をします。DELLの製品名には長らく難色を示すところがあり、「販売名」と「コンピューターモデル名」の両方を持ちます。メインとなっているのが「販売名」ですが、サポート等で管理されるのは「コンピューターモデル名」です。「販売名」はいわば襲名であり、新旧で同名が多数存在します。一方、「コンピューターモデル名」はその製品の唯一無二のものなので、確実に把握できます。なお、販売名とコンピューターモデル名が同じ場合もあります。ほんと、面倒くさいですね。また、Regulatoryモデル(規制モデル名)というのもあり、これも唯一無二のモデル名なので判断材料になります。
例えば、2020年9月時点で発売されている「New Inspiron 15 7000ノートパソコン」の場合。DELLサイトでの販売では「販売名」が大きく表記されており、「New」は新旧のInspiron 15 7000を区別するためしばらく付けられていますが、いつかは消えます。
そして、マニュアルによる記載では、規制モデル名:P102F、コンピューターモデル名:Inspiron 7501とあります。数多ある製品の中で識別するには、コンピューターモデル名の把握が重要です。便宜上、Inspiron 15-7501という把握でも構いません。なお、規制モデル名は念押し程度の把握でいいと思われます。
販売名とコンピューターモデル名

ノートパソコンの場合、ブランド名の後につく数字が画面サイズを指します。例えば「Inspiron 15」 なら15.6インチノート、Inspiron 14なら14インチ、17なら17.3インチ、13なら13.3インチ、11なら11.6インチとなります。一体型なら20が19.5インチ、22が21.5インチ、24が23.8または24インチとなります。デスクトップの製品名では数字なしのブランド名オンリーというものがあり、もはや分類できないレベルです。(Inspironデスクトップ、Inspironマイクロ、XPSタワーなど)。
コンピューターモデル名(例:3000シリーズ、5000シリーズなど)
販売名(例えばInspiron 15)では、新旧モデルで名前が同じなので把握が難しいです。そこで重要なのが4桁の数字で表される唯一無二の「コンピューターモデル名」です。3000シリーズや5000シリーズのようにざっくりと表示される場合がありますが、実際は個々に番号が振られています。
これまでのInspiron 15 3000シリーズで例を挙げると、以下のようになります。
販売名 | 画面 | コンピューターモデル名 | アーキテクチャ |
Inspiron 15 3000シリーズ ※販売時期が新旧で混在する場合は 後継機に” NEW ”が付けられている) |
15.6インチ | Inspiron 3542 |
Haswell |
Inspiron 3552 |
Airmont | ||
Inspiron 3521 | Ivy Bridge | ||
Inspiron 3520 | Ivy Bridge | ||
Inspiron 3543 |
Broadwell | ||
Inspiron 3552 | Broadwell | ||
Inspiron 3567 | KabyLake |
コンピューターモデル名が異なるということは、必ず違う要素を持っています。同じアーキテクチャでもデザインが異なるとか、またはデザインが同じで異なるアーキテクチャを採用しているとか、またはフルモデルチェンジです。無論、コンピューターモデル名が重複することはありません。つまり、販売名は紛らわしいだけの存在であり、結局は「コンピューターモデル名」でラインナップを把握しましょう。
DELLとしては、「襲名による販売名でブランドイメージを蓄積していきたい」という狙いがあるようですが、個人的には企業のエゴではないかと思っています。
コンピューターモデル名の調べ方
コンピューターモデル名はあまり表示されていないので、これを調べるのには骨が折れます。そこで手っ取り早いのが製品ページのURLをチェックすることです。基本的には、DELLサイトのURLをみれば一発で分かります。
販売名が同じ場合、コンピューターモデル名の「数が大きいほうが後継機種である場合」が多いのですが、そうでもない場合もあるので、要注意です。
(画像の例では、Inspiron 15 7000シリーズのうち、Inspiron 7548とInspiron 7537に分類されることが分かります。分類されるということは、デザインか、基本設計のテクノロジーが異なっているってことです。つまりまったくの別物。
コンピューターモデル名のURLチェック時の注意事項
シリーズをまとめてラインナップしているページでは、URLが参考にならない場合があるので注意が必要です。そのため最終的に絞り込んだあとに購入直前のURLで確認をすることです。
例えば、2016年のInspiron 11 3000 2-in-1 という製品で説明します。URLを見ると、Inspiron 3168と判断できますが、実はAirmont設計のInspiron 3168にまぎれて、KabyLake(Yシリーズ)のInspiron 3179が混在している例です。以下、画像を参照。
筐体デザインが同じなので、ひとつのページにまとめていますが、テクノロジーが異なる別製品だと理解しなくてはならないです。個々をクリックしてページを進めれば、URLも製品を示します。とりあえず、まとめてあるページには注意しましょう。
補足:ALIENWAREシリーズの場合
ALIENWAREシリーズでは、リリースの頭文字と思われる「R」でコンピューターモデル名を管理しています。(R2,R3,R4・・)。これはURLに出ていない場合があるため、次の確認法をオススメします。該当製品ページの最終のほうにある 製品サポート「ドライバ、マニュアル、サポート」の直リンクへ飛ぶと、そのページに記載されています。
しかし、以下のような問題もあるので、情報を総括した判断が必要なときもあります。実際、鵜呑みにしてパソ兄さんも何度かハメられました。
マニュアル・サポートページで確認する場合の注意
ALIENWAREに限らず、DELLサイト製品紹介ページから直リンクのマニュアルサポートページに飛んで、コンピューターモデル名を確認できます。しかし結構、旧モデルのマニュアルページへ飛ばされることがあり、混乱することもしばしば。
ミスの多い事例としては、「同じデザインのまま、プラットフォーム(アーキテクチャ)が刷新された場合」です。面倒ですが、内容を確認して整合性を見定めなくてはならないです。(プラットフォームの確認が手っ取り早い)。ミスに気がついたら、マニュアルの製品一覧ページから、自身で探し出すことになるになります。販売名を変えないから、DELLサイドの人たちも錯乱しているのだと思われますが、ユーザーからすれば、本当に本当に勘弁してもらいたいミスが多いです。
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DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より