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AMDの第7世代APU搭載!23.8-インチ非光沢 IPS 一体型パソコン
DELL Inspiron 24 5000シリーズ(5475)レビュー
2017年6月に発売したInspiron 24 5000 フレームレスデスクトップことInspiron 24(5475)をレビューする。6mm狭額ベゼルの23.8インチ一体型パソコン。IPSパネルの広視野角。AMDの第7世代APU ( Excavator アーキテクチャ )を搭載したコスパモデル。
2017年8月論評 AMD Excavator アーキテクチャ |
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2017年8月30日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
Inspiron 24(5475)の概要
幅6mmという狭額ベゼルの23.8インチ一体型パソコン。IPSパネル採用なので広視野角。さらに非光沢ディスプレイなので、目に優しく長時間用途にもいい。タッチ・ディスプレイの仕様も選択できる。(レビュー実機では非タッチモデル)
HDMI端子の入力・出力の両方を装備しているので、外部モニタへの出力ができるし、入力により単なるディスプレイとしても使える。USB Type-C端子やUSB 3.1端子を装備しており、インターフェースも次世代対応されている。娯楽向けに充実したモデルだが、光学ドライブは非搭載。SSD+HDDのデュアルストレージ構成にも対応。
AMDの第7世代APU ( Excavator アーキテクチャ )を採用しており、コードネーム : Bristol Ridgeで知られるAMD A10や A12を搭載している。AMD搭載モデルは比較的、コストパフォーマンスに優れている。
当方レビューに関する注意事項
※記事はレビュー時点の情報である。標準搭載の内容や変更状況など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更がある。
※個人規模および、一個体の調査、また一部の情報のため、購入された場合の一致性は保証していない。
※状況については極力丁寧に説明するが、感想やアドバイスは個人的見解であり、その賛否は各々異なる。
※DELLサイトにある販売名は気まぐれで、さらに新旧モデルの区別が困難なため、当方では唯一無二の「コンピューターモデル名」を重視している。コンピューターモデル名は、DELLサイトの該当ページにてURLを見れば判断がつくので、困惑したら参考に。
AMDの第7世代APU搭載パソコン~Inspiron 24(5475)
レビュー時点で、Inspiron 24(5475)の構成例をまとめてみた。AMDの第7世代APUを搭載しており、AMD A10-9700E またはA12-9800E の選択となる。どちらもAPUのためグラフィックにRadeon R7を内蔵しているが、単体GPUのRadeon RX560も搭載できる。SATA接続であるがSSD+HDDのデュアル・ストレージ構成も可能。
アーキテクチャ | AMDの第7世代APU ( Excavator アーキテクチャ / コードネーム : Bristol Ridge) |
ディスプレイ |
独自の機構でディスプレイを 上方向に向けられるスタンドである。 |
CPU |
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グラフィック |
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メモリ |
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ストレージ |
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光学ドライブ |
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装備する主要端子 | 背面左側 / HDMI端子(入力)、USB3.1端子、USB3.1(PowerShare対応)、USB2.0端子 背面右側 / HDMI端子(出力)、USB3.1端子、USB Type-C端子、USB2.0端子 左側面 / USB3.1(PowerShare対応)、SDカードスロット(SD、SDHC、SDXC) 底面 / LAN端子 |
サイズ(公称値) | 高さ:413 mm × 幅: 540 mm × 奥行きMAX: 234 mm(スタンド含む) / 重量 約7.35kg |
備考 |
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※ほぼ構成販売なので、パーツの組み合わせは制限される。採用パーツやベンダーは供給状況により変更がある。
※構成に関しては、レビュー時点であり変更の可能性もある。
6mmの狭額!Inspiron 24(5475)のIPSディスプレイ
23.8インチにフルHD(1920 × 1080)解像度を搭載。この画面サイズにフルHDならば、アイコンや文字サイズが、ドットバイドット表示でも見やすいバランスのとれたスペック。非光沢なので長時間の視聴にもいい。
※ドットバイドットとは、1pxの情報を「ディスプレイの1ドットで表示させること」で、Windows設定で拡大縮小をしていない状態のこと。システム上では基本表示といえる。ドットバイドット以外はレイアウト崩れや滲みの原因となるが、どこまでを良しとするかはユーザー次第。なお、良し悪しではなく、当方ではドットバイドットを基準に置いている。
下方一列がスピーカーのデザインとなっており、無数のパンチング穴で埋め尽くされている。なお、サブウーファは内蔵していないので、Inspiron 27-7775のような低音による臨場感はない。よほどのこだわりがなければ、エンタメ用に十分なサウンドだとは思う。
サウンド補正技術にWaves MaxxAudioが採用されており、内蔵型で出力の弱い小型スピーカーでもデジタル処理で効果的なサウンドを展開する。 Waves(Waves Audio社)はイスラエルの音響デジタル技術メーカー。オーディオデジタル処理技術のMaxxAudioでは特に効果音のクオリティが定評である。ゲームサウンドでは良好な結果を残しているのだとか。
上部および左右のベゼル幅を測ると、6mmという狭額デザイン。下部には赤外線カメラとWebカメラを内蔵しており、 Windows Helloを使うことで、覗き込むだけでログインできる。キーボードでパスワードを入力する手間が省けるハンズフリー機能。カメラの上には、クローム調のDELLロゴを配置している。
狭額なのでゲームや動画などでは画面に集中でき、世界観に没頭できる。
IPSパネル採用なので、視野角が広く、TNパネルのような激しい色度変移はない。ただ、角度が急になると陰が目立つようになる。
各側面デザインと、装備インターフェース
パールホワイトとブラックのツートンカラー。写真では分かりにくいが、スパークリング状の光沢のあるホワイトである。なお、DELLサイトでは最小重量が 約7.35kgとのことだが、手元のInspiron 24(5475)実機では7.3kgだった。概ね公称値通り。
背面左側 / HDMI端子(入力)、USB3.1端子、USB3.1端子(PowerShare対応)、USB2.0端子
背面右側 / HDMI端子(出力)、USB3.1端子、USB Type-C端子、USB2.0端子
PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能。
底面には、オーディオ端子、LAN端子、電源コネクタを配置。ディスプレイを正面にしたポジションで、底面右側に、HDMI入出力切り替えボタン、電源ボタンを配置している。見えにくい位置だが電源ボタンではLED点灯する。
チルトは、前方5度。後方30度の可動域。
左側面では、USB3.1(PowerShare対応)、SDカードスロット(SD、SDHC、SDXC)、ヘッドセット端子を配置。
右側面には何もなし。
天井面には排気口のスリット。この外観からは分からないが、マニュアルによれば4つのマイクが内蔵されているらしい。立体的な音声認識をする、クワッドアレイ・デジタルマイクなんだとか。
アームと台座のセットアップ
スタンドとなるアームと、ディスプレイの付け根部分。
座の組み立ては手回しネジで固定するだけ。台座の外装はポリカーボネート(工業プラスチック)だが、内部はアルミ合金で補強されている。台座の外装はボディと同じくパールカラー。
※タッチモデルの場合、アーティキュレーティング・スタンド(分節スタンド)を標準搭載
独自の機構でディスプレイを 上方向に向けられるスタンドである。
ベンチマークテスト(AMD A10-9700E + 内蔵GPUのRadeon R7)
2017年8月論評 AMD Excavator |
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今回レビューしているInspiron 24(5475)では、AMD A10-9700E 搭載している。単体GPUを搭載していないので、A10-9700Eに内蔵しているRadeon R7がグラフィック処理に使われる。この構成でのベンチマークテスト結果を紹介する。
AMD A10-9700E および、Radeon R7のスペック。コードネーム「Bristol Ridge」ことAMDの第7世代APUである。
4コア実装、4スレッド動作。TDP(熱設計電力)は35W。Ryzenシリーズと同じSocket AM4のソケットが使われている。
2016年6月のAMDプレスイベントでは、「Bristol Ridgeの内蔵GPU性能は、Core i7-6500Uよりも50%も上回っているとのこと。ただし、設計はExcavatorなので前世代のCarrizoとは基本ベースが変わっていない。
APU 【 Accelerated Processing Unit 】とは
CPUとGPUを一つの半導体チップにまとめた統合型プロセッサ。CPUとGPUがプロセッサ内部で交信できるため、高性能化しやすいし、低消費電力化につながる。インテルでも同様のことをやっているが、AMDではこれらのプロセッサをAPU、かつてはFusion APUと呼んでいた。PlayStation 4では専用カスタマイズしたAMD製APU(Jaguar 8コア)を搭載するなど、この技術で評価が高い。
レンダリング・パフォーマンス (AMD A10-9700E )
CINEBENCH R15では、CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。コア数が多く、高クロックのCPUほど短時間で処理できスコアが高くなるが、アーキテクチャの新旧にもよる。CPU性能チェックでは、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。(ハイエンドのグラフィックを搭載していても微々たる影響しか無い。) ※OpenGL性能チェックは除く
CINEBENCH R15は、ドイツMAXON社のプロ用3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。掲載しているスコアは、すべて当方がレビューしたPCにて計測したものである。(環境による違いや、バックグランドの状態などで起きる個体差にはご容赦願う。)
CINEBENCH R15ではマルチコア対応に特化しており、最大256スレッドまで対応している。そのためスレッド数が多いほど圧倒的な数値となり、主にマルチコアに対応しているアプリなら参考にできる。アプリのプログラムには様々あるので、これがすべてのパフォーマンスに比例しているわけではない。
A10-9700E のスコアは275。グラフィックでライバル視していたCore i7-6500Uは323。CPUパフォーマンスでは、ちょっとばかり差があるようだ。当方の調査では、Core i7-7Y75に近いと判断した。
【 過去レビューPCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
ゲームパフォーマンス : ストリートファイター4
「1280 × 720 品質:デフォルト 垂直同期OFF ウィンドウ表示」および、「1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。 結果は以下の通り。
【 設定 】 | ストリートファイター4 (1280 × 720 品質:デフォルト 垂直同期OFF ウィンドウ表示) |
FPS |
2017年8月論評 |
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128.02 |
Core i7-6500Uよりも50%も上回っているとのことだが、2015年レビュー のDELL XPS 13(9350)(Core i7-6500U +インテル HD グラフィックス520)では 65.52 FPSである。内蔵グラフィックは圧倒的な差を見せつけていることは分かった。
【 過去レビューPCと比較 : ストリートファイター4 ~ 1280 × 720 品質:デフォルト 垂直同期OFF ウィンドウ表示 】
【 設定 】 | ストリートファイター4 (1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
FPS |
2017年8月論評 |
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92.11 |
確かにグラフィックパフォーマンスは、内蔵GPU仕様としては非常に高く、フルHD(1920 × 1080)設定でも60 FPSを軽く超えて92.11 FPSもある。過去のレビューPCと比較すると、 2011年レビュー のDELL XPS 17(L702X)(Core i7-2670QM + GeForce GT 555M )に近く、当時のミドルレンジ・ノートに匹敵する性能だ。
【 過去レビューPCと比較 : ストリートファイター4 ~ 1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン 】
ドラゴンクエストX(Ver.1.10)
「1280×720 標準品質 ウィンドウ」および、「1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ」で調査した結果。
実際のプレイには5000以上はほしいところなので、1280×720 なら申し分ない。フルHD(1920 × 1080)なら最高品質はやや重荷なので、グラフィック設定を下げれば満足に遊べそうだ。しかし、内蔵グラフィックでここまでの性能は確かに魅力だ。
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1280×720 標準品質 ウィンドウ) | スコア |
2017年8月論評 |
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7813 |
【 過去レビューPCと比較 : ドラゴンクエストX ~ 1280×720 標準品質 ウィンドウ 】
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ) | スコア |
2017年8月論評 |
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4551 |
【 過去レビューPCと比較 : ドラゴンクエストX ~ 1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ 】
消費電力
いずれもディスプレイ輝度を最大にした状態で、消費電力を測った。アイドル時(待機時)では32W、CINEBENCH R15レンダリング中では73W、ストリートファイター4では70Wあたり、ドラゴンクエストX では80Wあたりが頻繁に確認された。
付属のACアダプタと、ワイヤレスキーボード&マウス
単体GPUを搭載しない時は、130WのACアダプタが付属する。ケーブルが太めなので、取り回しはよくない。
付属していたワイヤレスキーボードは、WK636(ホワイト版)。グレードが高いような雰囲気はないが、至ってノーマルな印象。ほぼ全体が非光沢の梨地で落ち着いたデザイン。マウスとセットで売っているなら実勢価格3000円以下でありそうな感じ。そこそこ重めの押下で、実は個人的に好みのタイプである。縁周りの面積が最小限であり、コンパクトに扱える。 チルトスタンドはなく、すでに勾配のついた形状となっている。その足となる突出部に単4電池2本がセットされる。オンオフ・スイッチがあるので、節電対策もできる。写真右側にある小さいUSBデバイスが、ワイヤレス・キーボードと共用のUSBレシーバ。
キーボードとセットになっているワイヤレスマウスは、梨地加工の非光沢。指紋が付きにくいのが好印象。多機能ではなく、2クリックボタンとスクロールボタンの標準タイプ。男性からすれば標準的なサイズと思われる。トップ中央にはバッテリーライト、底面側に電源スイッチを配置している。DELLロゴの窪みが底面にあるので、普段の設置では無印良品のマウスかと思ってしまう。センサー部分が発光しないので、レーザーマウスだろう。
ワイヤレスマウスは単三電池1本で動作。一枚板のトップカバーは磁石でくっ付くだけなので、電池交換は楽である。USBレシーバを使わない時は、なくさないようにマウス内部へ収納できる。
Inspiron 24(5475)の欠点といえるのが、ACアダプタのケーブルの位置。電源コネクタの位置の都合で、ケーブルについているフェライトコアが目障り。それにキーボードを股下に格納することを妨害しているのが残念。
・・・と、思ったが、アームスタンドの穴にケーブルを通して、奥まで引っ張れば先述のストレスはなんとか解消できそう。
DELL Inspiron 24(5475)のレビューは以上!
Inspiron 24(5475)の詳細は、DELLサイトへ
2017年8月論評 AMD Excavator アーキテクチャ |
幅6mmという狭額ベゼルの23.8インチ一体型パソコン。IPSパネル採用なので広視野角。さらに非光沢ディスプレイなので、目に優しく長時間用途にもいい。タッチ・ディスプレイの仕様も選択できる。(レビュー実機では非タッチモデル) HDMI端子の入力・出力の両方を装備しているので、外部モニタへの出力ができるし、入力により単なるディスプレイとしても使える。USB Type-C端子やUSB 3.1端子を装備しており、インターフェースも次世代対応されている。娯楽向けに充実したモデルだが、光学ドライブは非搭載。SSD+HDDのデュアルストレージ構成にも対応。 AMDの第7世代APU ( Excavator アーキテクチャ )を採用しており、コードネーム : Bristol Ridgeで知られるAMD A10や A12を搭載している。AMD搭載モデルは比較的、コストパフォーマンスに優れている。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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