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DELL XPS 13 Ultrabookレビュー項目(XPS L322x)
- Ivy Bridge設計でXPS 13(L322x)が登場!初代XPS 13(L321x)の後継機だ!
- XPS 13 Ultrabook(XPS L322x)の装備端子とキーボードをレビュー
- XPS 13(L322x)のフルHDモデルレビューと有償アクセサリー
2012年10月、13.3インチウルトラブックのXPS 13 Ultrabook(コンピューターモデル名:XPS L321x)に後継機がでました。しかし販売されている製品名(XPS 13)は変わりません。いわゆる新XPS 13 Ultrabookってところで、コンピューターモデル名ではXPS L322xといいます。XPS 13だと新旧でややこしいので、コンピューターモデル名であるL321xとL322xで話します。 【XPS 13 Ultrabook(L322x)の購入キャンペーン情報】
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Ivy Bridge設計でXPS 13(L322x)が登場
2012年3月にSandyBridge設計でL321xが発売されましたが、PC市場ではその2ヶ月後の5月に次世代のIvy Bridge設計が登場しています。これによってL321xの購入を渋ったユーザーもいたんじゃないでしょうか。DELLに言ってやりましょう、「こおらぁ!次世代を前にしてギリギリで旧世代を投入するなよ!」と・・。
そこで2012年10月にようやく、Ivy Bridge設計で新XPS 13 Ultrabookが新発売されました。(コンピューターモデル名:XPS L322x)。筐体デザインはそのまま踏襲していますが、インターフェースに違いがでています。USB端子では、USB2.0が排除されUSB3.0のみになっています。これでXPS 13 Ultrabookの購入動機になったのではないでしょうか?
前機種から引き続き、アルミ削りだしボディ&カーボンファイバーの筐体。強化ガラスの「Gorilla Glass」を採用した贅沢なウルトラブックです。13.3インチノートですが、そのサイズは11インチノート並に抑えられています。次世代とも言うべき、持ち運びが楽な極薄ノートパソコンです。
以下、ここのXPS 13 Ultrabook(コンピューターモデル名:XPS L322x)レビューでは、XPS 13 Ultrabookのみの呼称で紹介していきます。・・・製品名が変わらないのはややこしいなあ。今回レビューするXPS 13 Ultrabookの構成とベンチマークテストの結果は以下の通りです。なお、レビューは2012年11月30日時点の情報であり、DELLでは販売時期によって搭載できるパーツが変化します。最新情報はDELLサイトにてご自身でご確認ください。
2012年10月発売の13.3インチ・ウルトラブック。デザインをそのまま踏襲したL321xの後継機。Ivy Bridge設計で、第3世代Core i5 / i7が搭載可能。チップセットはQS77。USB端子がすべてUSB3.0になった。グラフィックは単体GPU無しなのでインテルHDグラフィックス4000。強度に優れるゴリラガラス採用。筐体は削りだしアルミで底面にはカーボンファイバ素材を採用。11インチノートパソコンと同等サイズで、最薄部6mm。128および256GB SSD搭載可能。公称バッテリ持続時間(最大8時間53分)とロングライフ。 (2012年11月30日時点) |
||
OS | Windows 8 (64bit) | |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ TrueLife HD WLED 液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i5-3317U (1.7GHz, 3MB キャッシュ) ※クロック数最大2.6GHz |
6.9 |
メモリ | 4GB DDR3-SDRAMメモリ | 5.9 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス4000 | 5.6 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.4 | |
プライマリ ハードディスク |
128GB SSD | 8.1 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分39秒 スコア⇒8906 |
|
OpenGL | スコア⇒5231 | |
ストリートファイター4のベンチマーク結果 設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示 |
||
スコア 8954 AVERAGE 48.01 FPS |
RANK C ⇒ プレイできる環境。設定を下げれば快適になる。 | |
バイオハザード5 「ベンチマークテストA」の結果 ※DirectX 10 解像度 1280×720 ウィンドウ表示 |
||
32.3 fps | RANK B ⇒ 一部の動作で重くなりますが、問題なく動作。 エリア1⇒37.7 エリア2⇒32.2 エリア3⇒28.0 エリア4⇒33.1 |
Core i5-3317Uを搭載していますが、2コア4スレッド動作の省エネ版CPUです。内蔵するグラフィックは、インテル HDグラフィックス4000。ストリートファイター4のベンチマーク結果をみるとローエンド単体GPUに匹敵するパフォーマンスです。当方のレビュー調査から判断するに、GeForce GT 520MやRADEON HD 4570に近いグラフィック性能だと思われます。バイオハザード5のベンチマークでは32.3 fps。
本格ゲーム用にはまだ充分とはいえない内蔵グラフィックスですが、ローエンド単体GPUを市場から排除しかねない高性能ぶりです。高精細2Dコンテンツ(ブルーレイや地デジなど)用途ではかなりの余裕ぶりです。
以下、過去にレビューしたノートPCと比較してみてください。
- Inspiron 15(1564) 【2010年1月~】
(Core i5-430M / インテル HDグラフィックス / 4GB) AVERAGE 16.33 FPS - Inspiron M102z(1122) 【2011年4月~】
(AMD デュアルコア E-350 / Radeon HD 6310 / 2GB) AVERAGE 23.61 FPS - Inspiron 15R(N5110) 【2011年3月~】
(Core i3-2310M /インテル HDグラフィックス 3000 / 2GB) AVERAGE 24.62 FPS - Inspiron 1520 【2007年6月~】
(Core 2 Duo T7100 / GeForce 8600M / 2GB) AVERAGE 24.77 FPS - Inspiron 13z(N301Z) 【2010年6月~】
(Core i3-330UM / Radeon HD 5430 / 4GB) AVERAGE 27.18 FPS - XPS 13 Ultrabook (L321X) 【2012年3月~】
(Core i7-2637M / インテル HDグラフィックス3000 / 4GB) AVERAGE 28.69 FPS - Inspiron 13z(N311z) 【2011年8月~】
(Core i3-2330M / インテル HDグラフィックス 3000 / 4GB) AVERAGE 30.2 FPS - Inspiron 15(3520) 【2012年7月~】
(Core i5-3210M / インテル HDグラフィックス4000 / 4GB) AVERAGE 36.59 FPS - Inspiron 13z(5323) 【2012年6月~】
(Core i5-3317U / インテル HDグラフィックス4000 / 4GB) AVERAGE 37.57 FPS - Inspiron 14z Ultrabook(5423) 【2012年6月~】
(Core i5-3317U / インテル HDグラフィックス4000 / 4GB) AVERAGE 38.68 FPS - XPS 14z(L412z) 【2011年11月~】
(Core i5-2430M / GeForce GT 520M / 4GB) AVERAGE 44.08 FPS - Inspiron 15R(5520) 【2012年6月~】
(Core i5-3210M / インテル HDグラフィックス4000 / 4GB) AVERAGE 45.26 FPS - Studio 15(1557) 【2009年10月~】
(Core i7-720QM / RADEON HD 4570 / 4GB) AVERAGE 49.74 FPS - XPS 14 Ultrabook(L421X) 【2012年6月~】
(Core i7-3517U / GeForce GT 630M / 8GB) AVERAGE 54.12 FPS - Vostro 3560 【2012年6月~】
(Core i5-3210M / Radeon HD 7670M / 4GB) AVERAGE 59.03 FPS
- Inspiron 17R Special Edition(7720) 【2012年6月~】
(Core i7-3610QM / GeForce GT 650M / 8GB) 処理時間⇒41秒 - XPS 15(L521X) 【2012年6月~】
(Core i7-3612QM / GeForce GT 630M / 4GB) 処理時間⇒45秒 - XPS 17(L702X) 【2011年2月~】
(Core i7-2670QM / GeForce GT 555M / 8GB) 処理時間⇒49秒 - Inspiron 15R Special Edition(7520) 【2012年5月~】
(Core i7-3612QM / Radeon HD 7730M / 8GB) 処理時間⇒1分00秒 - Inspiron 15(3520) 【2012年7月~】
(Core i5-3210M / インテル HDグラフィックス4000 / 4GB) 処理時間⇒1分19秒 - XPS 17 (L701x) 【2010年10月~】
(Core i7-740QM / GeForce GT 445M / 4GB) 処理時間⇒1分19秒 - XPS 14 Ultrabook(L421X) 【2012年6月~】
(Core i7-3517U / GeForce GT 630M / 8GB) 処理時間⇒1分23秒 - XPS 15(L502X) 【2010年10月~】
(Core i5-2410M / GeForce GT 525M / 4GB) 処理時間⇒1分33秒 - Studio 15(1557) 【2009年10月~】
(Core i7-720QM / RADEON HD 4570 / 4GB) 処理時間⇒1分33秒 - Inspiron 13z(5323) 【2012年6月~】
(Core i5-3317U / インテル HDグラフィックス4000 / 4GB) 処理時間⇒1分35秒 - Alienware M15x 【2009年9月~】
(Core i7-720QM / GeForce GTX 260M / 4GB) 処理時間⇒1分49秒 - Studio 17(1749) 【2009年10月~】
(Core i5-450M / Radeon HD 5650 / 4GB) 処理時間⇒1分48秒 - Inspiron 15R(N5110)【2011年3月~】
(Core i3-2310M /インテル HDグラフィックス 3000 / 2GB) 処理時間⇒1分56秒
CINEBENCH R10のベンチマークでは、CPUをフル稼働している状態ですが、25Wほどしか消費していませんでした。さすがに省エネ版のCore i5だけのことはある。グラフィック機能が要求されるバイオハザード5ベンチマークでは41Wほどでした。
以前レビューしたXPS 13 Ultrabook (L321X)と比較
L322Xの前機種であるL321Xのベンチマークテストの結果を引っ張りだしてみます。こちらはSandyBridge世代でCore i7-2637M(インテル HDグラフィックス3000)搭載での調査でした。
2012年3月発売の13.3インチ・ウルトラブック。SandyBridge設計で、第2世代Core i5 / i7が搭載可能。チップセットはQS67。グラフィックは単体GPU無しなのでインテルHDグラフィックス3000。強度に優れるゴリラガラス採用。筐体は削りだしアルミで底面にはカーボンファイバ素材を採用。11インチノートパソコンと同等サイズで、最薄部6mm。SSD搭載なので起動時間は8秒以内とされる。(2012年6月時点) | ||
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ TrueLife HD WLED 液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i7-2637M (1.7GHz, 4MB キャッシュ) ※クロック数最大2.8GHz |
6.9 |
メモリ | 4GB DDR3-SDRAMメモリ | 5.9 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス3000 | 5.8 |
ゲーム用グラフィックス | 6.1 | |
プライマリハードディスク | 256GB SSD | 7.9 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒2分36秒 スコア⇒5656 |
|
OpenGL | スコア⇒4695 | |
ストリートファイター4のベンチマーク結果 設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示 | ||
スコア 7352 AVERAGE 28.69 FPS |
RANK E ⇒ プレイをするにはスペックが不足している。 |
OSも違うし、厳密な比較にはなりませんが・・、うーむ、Core i5-3317U(インテル HDグラフィックス4000)搭載のXPS 13 Ultrabook(L322x)のほうが好成績ですね。フラットフォームが1世代違うとはいえ、とくにCPUパフォーマンスでは差がありすぎる。他の要因でもあるのだろうか。
SSDのパフォーマンス
今回搭載している128GB SSDのパフォーマンスもチェック。Windowsエクスペリエンスインデックスでは8.1もあり、HDDとは比較にならないくらい速いですね。OSの起動も爆速!レビュー調査時点では256GBも搭載可能なので、容量不足を懸念するユーザーは少ないでしょう。
XPS 13 Ultrabookの寸法と重量
厚みでは先端の最薄部では6mm、後方の最厚部で18 mmしかない薄さ。 幅316 mm / 奥行き205 mmであり、11インチノート並みのコンパクトさ。 最小重量ではたった1.36 kgであり、かつてのミニノートを思いださせる軽量ぶりです。
XPS 13 Ultrabookはアルミ削り出しボディ、アルミの天板、底面カーボンファイバー
XPS 13 Ultrabookは、ボディそのものがアルミ削り出しですが、天板もアルミニウム素材です。さらっとした手触りで指紋がつきにくく、金属の高級感が伝わってきます。中央にはDELLロゴがあり、浅い溝のなかにブラックでペイントされています。
強度はなかなかのもので、ちょっとひねってみても歪む手応えは皆無。まるで金属プレートです。耐圧性は不明ですが、これなら満員電車のなかでも安心して持ち運べそうです。
XPS 13 Ultrabookの底面はカーボンファイバ素材でできており、表面はシリコン・コーティングされているので滑らかな手触りです。6セルバッテリは内蔵されており、気軽に取り外すことはできません。公称ではバッテリ持続時間(最大8時間53分)とあります。中央のプレートを開けると仕様やサービスタグなどが記載されています。
カーボンファイバ繊維を目で楽しむことができます。
全面ガラスのベゼルレスデザイン!Gorilla Glass採用
傷がつきにくい強化ガラスのGorilla Glassディスプレイを採用。一枚板のガラスを張り付けた構造。Edge-to-Edgeというベゼル段差がないフラットな画面です。極めて狭いベゼル部分なので、画面が広々感じます。
解像度は15インチタイプで一般的な1366x768。13.3インチのXPS 13 Ultrabookからするとやや高解像度というところでしょうか。
特殊ガラス・メーカーのCorning社が開発したGorilla Glassは、プラスチックの数十倍の強度とされる強化ガラス。スマートフォンを始め、iPhone 4、Galaxy Tabなどタッチスクリーンのデバイスで多々採用されています。触れてもベタつきにくいのは、さすがタッチスクリーンでも実績のあるGorilla Glassです。 Gorilla Glassのアピールとして、工具ドライバで擦りつけても傷がつかないデモをよく見かけまが、ここでは検証をご遠慮しました。
ディスプレイが極めて薄い!ディスプレイベゼルとキーボードの緩衝用ラバーが回りこむように配置されており、美観を損なわないデザインです。唐突に緩衝ゴムがついているデザインではありません光沢液晶(TrueLife) なので画面のメリハリが出ますが、背景映り込みのデメリットがあります。画面の角度調整が必要になる場合がありますが、光源が直接当たるような場所でなければまず問題ないでしょう。
ディスプレイ上部には、130万画素Webカメラおよび、デュアルアレイデジタルマイクを装備。集音マイクが2つあるのでクリアに音源をゲットできます。
XPS 13 Ultrabookのディスプレイはここまで開きます。
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