DELLのXPS 14 Ultrabook (L421x)
XPS 15と比較しながら、DELLのXPS 14 Ultrabookをレビュー。装備端子は少なく、光学ドライブもありませんのでモバイルメイン機です。アルミを削り出し、アルミの天板、マグネシウム合金のパームレストなど贅沢素材のウルトラブック!
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14インチのウルトラブック!XPS 14 Ultrabook (L421x)
では、XPS 15(L521x)のレビューに引き続き、姉妹機であるXPS 14 Ultrabookを紹介します。(システムモデル名はXPS L421xですが、以下、XPS 14 Ultrabookで呼称します。) 発売はXPS 15と同じく2012年6月です。レビュー情報は2012年7月時点および、実機での現状レポートになります。DELLの仕様変更、特にパーツ構成は更新される場合がありますので、最新情報はDELLサイトにてご確認ください。
XPS 14 Ultrabookはアルミ素材の塊(インゴッド)から削り出したボディの14インチ・ウルトラブック。ディスプレイには強化ガラスのGorilla Glassを採用するなど、デザインや素材感などXPS 15と共通する箇所が多いので、XPS 15のレビューと合わせてご覧ください。削り出しは均一の強度が得られ、筐体の堅牢性にも関わってきます。ただし手間のかかる加工なので製品自体がコスト高になってしまうデメリットもあります。
XPS 14 Ultrabookは光学ドライブ非搭載、装備する端子は控えめでUSB3.0端子が2つですので、据え置きがメインになってしまうならXPS 15のほうをお勧めします。
15.6インチノート「XPS 15」の24mm厚よりもさらに薄型で、21mmという極薄設計です。XPS 15が2.7kgほどの重量に対し、XPS 14 Ultrabookは約2.1 kgと軽量。据え置きにもモバイルにも使いたいなら購入検討の余地ありです。アルミ削り出しの筐体は明らかにそこらのノートよりも高級感が違いますので、持ち出したくなると思います。天板もアルミ素材です。
XPS 14 Ultrabookの見た目は、XPS 15をコンパクトにしたようなモデル。ディスプレイ上部に130万画素Webカメラを内蔵。その左右にはデュアルアレイデジタルマイク付き。
ディスプレイは14インチ光沢画面、XPS 15と同じく、スマートフォンでお馴染みの強化ガラス「Gorilla Glass」を採用。ガラス一枚板を張り付けたベゼルレスデザイン(Edge to Edgeというデザイン)。実際のサイズよりも画面が広く感じられます。
解像度は(1600x900)なので、14インチノートとしては高解像度。広領域ですが、文字やアイコンがその分、ドットバイドット表示で細かくなりますので、注意が必要です。当サイトの「サブ見出し」と通常テキストのサイズを100円玉と比較してみました。
14インチ(解像度1600×900)(アスペクト比16:9)
15.6インチ(解像度1920×1080)のXPS 15よりは文字は大きめですが、ノートパソコン全般で比較すると文字は小さめです。以下、様々なノートパソコンで撮影した写真と比較してみてください。
13.3インチ(解像度1366×768)(アスペクト比16:9)
15.6インチ(解像度1366×768)(アスペクト比16:9)
15.6インチ(解像度1920×1080)(アスペクト比16:9)
17.3インチ(解像度1600×900)(アスペクト比16:9)

17.3インチ(解像度1920×1080)(アスペクト比16:9)
文字やアイコンはWindowsの設定で拡大表示できますが、場合によってレイアウト崩れが起こるのでその点は留意すべきです。文字が小さくても一画面に沢山載せたいユーザーなら、まったく懸念する必要はありません。
姉妹機のXPS15を右側に配置してみました。キーボードの部品は全く同じですね。パームレストも同じくマグネシウム合金でシリコンのコーティング。
筐体サイズを比較してみると、
XPS 14 Ultrabook⇒幅336 mm、奥233mm、厚み21mm。
XPS 15⇒幅371mm、奥249mm、厚み24mm。
ひとまわり分くらいの差はあります。
タッチパッドも全く同じ。一体型ガラス製タッチパッド。
電源ボタンと、タッチパッドに触れた様子。
XPS 14 Ultrabookでもバックライト・キーボードを搭載。キーボードパーツに関してはXPS 15とまったく同じですのでXPS 15のキーボードレビューを参考にしてください。
パフォーマンスチェック
さて、今回レビューしているXPS 14 Ultrabook実機の構成は以下の通り。構成に関しては購入時期によって変化する場合もあるので、ご理解ください。
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2012年6月発売の14インチ・プレミアムノート。20.7 mmの超薄型でアルミ削り出しのボディの14インチ光沢液晶(1600x900)ノート。第3世代Core i5 / i7 搭載可能(チップセットはHM77)。新発売時点で単体GPUにGeForce GT 630M 搭載可能。ディスプレイに強化ガラスのゴリラガラス採用。 パームレストはマグネシウム合金。 光学ドライブは無いが、約11時間という長時間バッテリ駆動。USB 3.0端子を2つ装備。PowerShare USB対応。サウンドシステムにWaves MaxxAudio 4採用。 SSDを活用した高速起動「インテル スマート・レスポンス・テクノロジー」にオプション対応。 |
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OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | |
液晶ディスプレイ | 14インチ光沢液晶(1600x900) | |
プロセッサ | インテル Core i7-3517U (1.9GHz, 4MB キャッシュ) ※クロック数最大3.0GHz |
7.1 |
メモリ | 8GB DDR3-SDRAMメモリ 1333MHz メモリ | 7.1 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス4000 【 グラフィックスのスコアはこちら側 】 ↑ (NVIDIA Optimusテクノロジーによる自動切替) ↓ GeForce GT 630M 1GB GDDR5 |
(4.7) |
ゲーム用グラフィックス | (6.7) | |
プライマリハードディスク | 500GB SATA HDD(5400回転)+ 32GB mSATA SSD ISRT(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー)対応 |
5.9 |
インテル HM77 Express のチップセットを採用したIvy Bridge設計。レビュー時点での搭載CPUは、Core i5-3317U、Core i7-3517Uが搭載可能。超低消費電力版のCPUでTDP 17Wということもあり、公称のバッテリー駆動時間は最大11時間もあります。実際の駆動時間ももっと下がるのでしょうが、XPS 15よりも駆動時間は長いと推測できます。
今回はCore i7-3517U搭載。2コア実装でHTテクノロジーにより4スレッド動作します。最大TDPで17Wはかなりの低消費電力ですね。
XPS 14 Ultrabookでは、最高カスタマイズでXPS 15ほどスペックアップできませんが、グラフィックには「NVIDIA GeForce GT 630M 」が搭載できるのでミドルノートに近いグラフィック・パフォーマンスがあります。特にグラフィック能力を向上させなくてもいいというなら、単体GPU非搭載でCPU内蔵グラフィック(インテル HDグラフィックス4000)のままで購入することができます。単体GPUでGeForce GT 630Mを搭載した場合は、NVIDIA Optimusテクノロジーによってインテル HDグラフィックス4000への自動切り替えが可能です。(2012年7月時点)
ただ、注意したいことは超低消費電力版のCPUのため、通常版のモバイルCPUよりも非力な面があります。ゲームのベンチマークテストではGeForce GT 630Mを搭載していながらも、CPUが足を引っ張っているようでした。
では、当サイトが調べた、XPS 14 Ultrabookのベンチマークテストの結果をご覧ください。今回の構成でのチェックです。
CINEBENCH R10のベンチマークCINEBENCH R10は、Cinema 4Dをベースとしたベンチマークソフトです。そのCinema 4Dというのは映画・テレビ業界・ゲーム制作・建築で採用されている3Dソフトです。マルチコアに最適化されているので、クロック数の高さだけでなくマルチスレッドでの能力を測ることができます。レンダリングにかかる時間を測定するテストですが、主にCPU性能を比較することができます。 |
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CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分23秒 スコア⇒10552 |
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OpenGL | スコア⇒5763 | |
※比較参考に別コンテンツ⇒これまでレビューしたPCと、CINEBENCH R10ベンチ比較 | ||
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ストリートファイター4 のベンチマーク2009年にPC版が登場した対戦型格闘ゲーム、ストリートファイター4にてベンチマークテストを行なっています。2次元の操作ではありますが、描写は3Dという珍しいゲームです。高スペックが要求される本格PCゲームの中では、求められるスペックが比較的低めです。
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ストリートファイター4のベンチマーク結果 設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示 |
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RANK B ⇒ 快適にプレイできる環境。 スコア 9460 |
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※比較参考に別コンテンツ⇒これまでレビューしたPCと、ストリートファイター4ベンチ比較 | ||
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超低消費電力版のCPUを搭載したので、バッテリー最大11時間駆動(あくまで実用時とはことなるが・・)を実現したのが高ポイント。しかし、ゲームノートにもなるミドルノートとして捉えると、そのCPUが大きくパフォーマンスを落としていることが気にかかります。XPS 14 Ultrabookはモバイルを中心としたニーズで購入すべき製品ですね。
控えめなインターフェースは否めない
モバイルに特化していることもあり、インターフェースは控えめです。据え置きをメインとすべきモデルではありません。光学ドライブは搭載しておらず、USB3.0×2つのみ。
では側面ごとにチェック。
前面・背面は端子なし。前面中央には「電源ライト兼バッテリーステイタスライト」を配置。
右側面にはヘッドフォン端子、3規格対応メディアカードスロット(SD,SDHC,SDXC)を装備。メディアカードスロットには防塵用のダミーカードが挿入されています。奥にあるのはセキュリティケーブルスロット。光学ドライブは搭載していません。こちらの面にUSB端子はないので、マウスを使いたい場合は無線を活用したほうがよさそうです。
USB3.0×2つ装備で、一番右端のUSB3.0はPowerShare対応なので、起動なしで周辺機器へのUSB経由充電が可能。外部モニタ出力として「mini DisplayPort、およびHDMI 」を装備しています。ほか電源コネクタとLAN端子を装備。
LANケーブルを接続すると、下の部分が開いて延長する構造です。無線LAN環境がなくともインターネットできます。
排気口がXPS 14 Ultrabook背面のスリットにあります。浅い段差の面なので布団の上では使わないほうがよさそうです。ヒンジ部分が非常に長いのもXPS 15と同じ。8セルバッテリーは内蔵されており(ビルトイン)、ユーザーが気軽に内部アクセスできる構造ではありません。ただし、玄人向けの分解マニュアル「オーナーズマニュアル」をダウンロードすることができます。
XPS 14 Ultrabook、梱包の様子
梱包の様子ですが、ほとんどXPS 15と同じです。
箱は2重になっており、XPSシリーズならでは贅沢な梱包。単体GPUを搭載したときは90WのACアダプタが付属し、単体GPU非搭載時は65Wのようです。今回はGeForce GT 630Mを搭載しているので、90Wアダプタになります。
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