薄型になったALIENWAREの15.6インチ・ゲームノート
DELL ALIENWARE 15(R3)のセカンドレビュー
2017年1月に、KabyLake設計のALIENWARE 15(R3)をレビューしたが、そのときは互換性により前世代SkylakeのCore i7-6700HQ搭載の構成だった。今回、2台目の実機を導入したので再レビューするが、Core i7-7700HQ + GeForce GTX 1060の構成となっている。
2017年10月論評 KabyLake設計 |
|
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
※2017年10月4日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
ALIENWARE 15-R3のカスタマイズ更新
2017年1月にレビューした時から、選択できる構成に更新があった(2017年10月4日時点)。まず互換性による前世代(Skylake)のCPU搭載がなくなった。グラフィックには新たにNVIDIA GeForce GTX 1080が追加され、「Max-Q Design」準拠となっている。
Max-Q Designというのは、PCメーカーとNVIDIAの2社が協力して、最新ゲームに最適化した薄型ゲーミングノートPCにつけられるブランド。
ディスプレイではNVIDIA G-SYNC 対応がある。NVIDIA G-SYNC とは、リフレッシュ レートを GPU のフレームレート出力に合わせて動的に調整する機能。ティアリングをなくし、スタッター(カクつき)と入力遅延を最小限に抑える。60Hzディスプレイでは毎秒60フレームであるため、NVIDIA G-SYNC対応でも目に見える恩恵は少ないと思われる。NVIDIA G-SYNC対応なら、120Hzディスプレイがお勧め。
※ティアリング : 画像処理速度が追いつかないために、チラつく現象
※60Hz : 1秒間に60コマの再生、120Hz : 1秒間に120コマの再生 (いずれも再生できる処理性能が必要)
アーキテクチャ | KabyLake設計 |
ディスプレイ |
|
CPU |
|
グラフィック |
|
15.6 インチ (1920 x 1080)IPS 非光沢ディスプレイ
2台目の実機レビューとなったALIENWARE 15(R3)では、15.6 インチ (1920 x 1080)IPS 非光沢ディスプレイ。NVIDIA G-SYNC 対応でも120Hz でもないディスプレイなので、これいといって特記すべきことはない。
広視野角のIPSパネル搭載なので、極端な角度から見ても、色度変移を感じなくて快適。非光沢なので長時間の視聴でも目に優しい。
赤外線カメラを内蔵している。Windows Helloを使うことで、覗き込むだけでログインできる。キーボードでパスワードを入力する手間が省けるハンズフリー機能。
Tobbi EYE Trackingを搭載している。赤外線カメラによりユーザーがいないことを認識し、ディスプレイを暗くしたり、画面オフ、スリープ、ライトオフなど設定できる。
ALIENWARE 15(R3)の内部構造
前回のALIENWARE 15(R3)レビューでは、裏カバーを外した内部構造を紹介していなかったので、改めてレビューする。
デュアルファンとヒートパイプ
後方に内蔵している左右デュアルファンの様子。
デュアルファンの冷却を伝える銅製ヒートパイプ。
メモリスロット
DDR4(SO-DIMM)メモリスロットを2基装備。スロットは二手に分かれている。
M.2スロットが3基
SSDを搭載するM.2スロットが3基あり、Type2280 × 2基、Type2242 × 1基。
ラベルに、長さ80mmと記載されている。
ALIENWARE 15(R3)ではNVMe(PCI Express接続)のSSDが搭載できるが、今回のはSATAのSSDを搭載しているため、パフォーマンスはこの通り。NVMeよりは遅いが、HDDよりかなり速い。
【 過去レビューPCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス 】
2.5インチベイは、この実機では空きとなっている。マウンタとコネクタが付いたままなので、自前でデータ用HDDを増設するのもいいだろう。(自己責任だが)。
ベンチマークテスト比較(Core i7-7700HQ+GeForce GTX 1060)
今回のALIENWARE 15(R3)実機で搭載しているCore i7-7700HQおよび、GeForce GTX 1060のスペック。以下、ベンチマークテストするALIENWARE 15(R3)の構成はこの通り。
2017年10月論評 KabyLake設計 |
|
レンダリング・パフォーマンス (Core i7-7700HQ)
CINEBENCH R15では、CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。コア数が多く、高クロックのCPUほど短時間で処理できスコアが高くなるが、アーキテクチャの新旧にもよる。CPU性能チェックでは、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。(ハイエンドのグラフィックを搭載していても微々たる影響しか無い。) ※OpenGL性能チェックは除く
CINEBENCH R15は、ドイツMAXON社のプロ用3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。掲載しているスコアは、すべて当方がレビューしたPCにて計測したものである。(環境による違いや、バックグランドの状態などで起きる個体差にはご容赦願う。)
CINEBENCH R15ではマルチコア対応に特化しており、最大256スレッドまで対応している。そのためスレッド数が多いほど圧倒的な数値となり、主にマルチコアに対応しているアプリなら参考にできる。アプリのプログラムには様々あるので、これがすべてのパフォーマンスに比例しているわけではない。
マルチスレッドのパフォーマンスを比較してみると、Core i7-6700Tに近い。前世代の6700HQと比べても、伸びがよい。
シングルコアのパフォーマンスを見ても、かなり高いスコアだ。
【 過去レビューPCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
「1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。
【 設定 】 | ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン) |
SCORE |
|
10188 |
【 過去レビューPCと比較 : FF14 紅蓮のリベレーター ~ 1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン 】
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド
「1280 × 720 標準品質(デスクトップPC) DirectX 9 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。 および、「1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。
【 設定 】 | ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド (1280 × 720 標準品質(デスクトップPC) DirectX 9 フルスクリーン) |
SCORE |
|
18675 |
【 過去レビューPCと比較 : FF14 蒼天のイシュガルド~ (1280 × 720 標準・デスクトップPC・DX 9 フルスクリーン 】
【 設定 】 | ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド (1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン) |
SCORE |
|
11514 |
【 過去レビューPCと比較 : FF14 蒼天のイシュガルド~ 1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン 】
ドラゴンクエストX(Ver.1.10)
「1280×720 標準品質 ウィンドウ」で、ベンチマークテストを実施。および、「1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ」で、ベンチマークテストを実施。スコアからしてどちらも確実に単体GPUは動いているはずだが、スコアが僅差なのが意味不明。とりあえず、調べたままの情報を掲載しておく。
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1280×720 標準品質 ウィンドウ) | スコア |
|
16612 |
【 過去レビューPCと比較 : ドラゴンクエストX ~ 1280×720 標準品質 ウィンドウ 】
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ) | スコア |
|
16006 |
【 過去レビューPCと比較 : ドラゴンクエストX ~ 1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ 】
ストリートファイター4
「1280 × 720 品質:デフォルト 垂直同期OFF ウィンドウ表示」で、ベンチマークテストを実施。 および、「1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。
【 設定 】 | ストリートファイター4 (1280 × 720 品質:デフォルト 垂直同期OFF ウィンドウ表示) |
FPS |
|
452.55 |
【 過去レビューPCと比較 : ストリートファイター4 ~ 1280 × 720 品質:デフォルト 垂直同期OFF ウィンドウ表示 】
【 設定 】 | ストリートファイター4 (1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
FPS |
|
477.76 |
【 過去レビューPCと比較 : ストリートファイター4 ~ 1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン 】
ラストレムナント
「1280×720 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。 および、「1920 × 1080 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。 品質設定はなく、もともとから固定設定。【 設定 】 | ラストレムナント(1280×720 フルスクリーン) | FPS |
|
255.75 |
【 過去レビューPCと比較 : ラストレムナント ~ 1280×720 フルスクリーン 】
【 設定 】 | ラストレムナント (1920 × 1080 フルスクリーン) | FPS |
|
259.69 |
【 過去レビューPCと比較 : ラストレムナント ~ 1920 × 1080 フルスクリーン 】
バイオハザード5
「1280×720 品質:初期設定 DirectX 10 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。および、「1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 10 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。
【 設定 】 | バイオハザード5 (1280×720 品質:初期設定 DirectX 10 フルスクリーン) |
FPS |
|
249.2 |
【 過去レビューPCと比較 : バイオハザード5 ~ 1280×720 フルスクリーン 】
【 設定 】 | バイオハザード5 (1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 10 フルスクリーン) |
FPS |
|
240.6 |
【 過去レビューPCと比較 : バイオハザード5 ~ 1920 × 1080 フルスクリーン 】
バイオハザード6
「1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。 および「1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。【 設定 】 | バイオハザード6(1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) | FPS |
|
18022 |
【 過去レビューPCと比較 : バイオハザード6 ~ 1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン 】
【 設定 】 | バイオハザード6(1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) | FPS |
|
15302 |
【 過去レビューPCと比較 : バイオハザード6 ~ 1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン 】
ALIENWARE 15(R3)の、ALIEN FX ギャラリー
前回の実機でAlienFXを紹介しているが、こちらの実機でもちょっと写真を追加掲載する。AlienFXとは照明演出であり、20色のLEDカラーを組み合わせて、好みのイルミネーションが楽しめる。もちろん、非点灯の設定もできる。
両サイドの長い発光箇所がもっともインパクトある。
カラー設定で色々と雰囲気が変わるので飽きない。
暗い場所でも使えるという、実用性もある。
キーボードでは5区画に色分けできる。
印字部分もくっきりと発光されるキーボード。
ALIENWARE 15(R3)について詳しくは、DELLサイトへ
2017年10月論評 KabyLake設計 |
15.6インチ・ハイパフォーマンス・ゲームノート。ディスプレイはIPSパネル、NVIDIA G-SYNC対応、高リフレッシュレート120Hzなど、様々な選択肢がある。長時間プレイでも目の疲労が少ない非光沢。赤外線カメラを利用したセキュリティ機能などを持つ。光学ドライブ非搭載。 デュアルファンを内蔵しており、多めの排気口を配置したエアーフロー。 USB Type-C端子も装備しており、次世代周辺機器にも対応。ネットワークコントローラーにKiller E2400を採用しているので安定した通信。5個のマクロキーを搭載(3通りのプロファイル切り替えができる)。バックライト・キーボードなど12箇所のイルミネーションゾーンに、20色からLEDカラーが設定でき、自分好みのカラー演出ができる。 PCI Express 接続のSSDやHDDとのトリプル・ストレージ構成が可能。外付けGPUのAlienware Graphics Amplifierにも対応。 |
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!
コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報
レビュー項目
- ALIENWARE 15(R3)の概要・デザイン
- ベンチマークテスト 第6世代Core i7-6700HQ + NVIDIA GeForce GTX 1070
- 安定した操作性!ALIENWARE 15のキーボード
- 追加!DELL ALIENWARE 15(R3)のセカンドレビュー(Core i7-7700HQ + GeForce GTX 1060搭載)