安価モデルでも、スタイリッシュな5mm狭額ベゼル!広視野角IPSの23インチモニタ
DELL Sシリーズ!S2318H レビュー
DELLの低価格帯エントリーモデルでありながら、広視野角のIPSパネルを採用したS2318Hをレビューする。一番の注目ポイントは、幅5mmの狭額ベゼルで、画面にのめり込めるスタイリッシュなデザイン。またフルHD(1920 × 1080)解像度の23インチ型であり、スタンダードなスペックである。3Wスピーカを内蔵しているので、音を出すくらいのニーズに応えている。スタンドはフレーム状で存在感が薄く、メインとなる画面を引き立てているデザインだ。
デメリットとしては入力端子が最低限であり、VGA、HDMIが1基ずつしかない(Display Port 端子なし)。装備数からしても多数のデバイス接続には向かない。また、VESAマウントには対応していないので、モニタアームを付けたいユーザーは対象外となる。
※2017年7月時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
S2318Hの概要
S2318H スペック概要 |
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装備端子 | VGA、 HDMI 、音声ライン入力 、音声ライン出力 |
スピーカー | 3W × 2 スピーカ内蔵(下方放射型) |
IPSパネルのフルHD(1920 × 1080)解像度搭載
23インチにフルHD(1920 × 1080)解像度なので、ドットバイドット表示でも文字やアイコンは見やすいサイズ。
IPSパネル採用!視野角チェック
S2318HはIPSパネル採用なので、このような角度からでも色反転することなく、すっきりと見渡せる。
光沢ディスプレイなので、照明や日光のあたる角度により背景の映り込みや反射を生じる。場合に応じて角度の調整が必要だが、コントラストが高く黒の引き締まった画質を楽しめる。公称の視野角: 178 °(垂直)/178 °(水平)は、実際の環境下では大げさであるが、一部のIPSパネルにみられる青紫のような色変化もないし、概ね良好なIPSパネルと感じた。
5mm幅の狭額ベゼル
一番の注目ポイントともいえる狭額ベゼル。上部と左右は5mm幅でスタイリッシュ。底部のベゼルは倍の厚みになるが、それでも薄い部類である。(ちなみにパソ兄さんが使用中のサブモニタは20mm幅)。下部ベゼルの中央には、クローム調のDELLロゴを配置している。個人的な好みではベゼルを非光沢にして、落ち着かせたデザインのほうがよかった。
狭額ベゼルだと、ネットサーフィンだけでなく映画鑑賞も画面に集中できる。
S2318Hの側面デザイン
S2318Hの背面も光沢ブラックで、よく映り込む。中央にはDELLロゴを配置。ケーブルは縦挿しで、奥行きを圧迫しない。VESAマウント対応ではないので、ネジ穴がない。コスパを優先したのだろうか、ちょっと勿体無い。重量を測ったら3.2kgだった。
上から見た外観。背面は少しドーム状である。
底面。電源コネクタのほか、VGA端子、 HDMI端子 、音声ライン入力 、音声ライン出力を装備。エントリーモデルとあって最小限の装備である。
底面その2。右端にOSDのボタンが4つ並び、LEDライト付きの電源ボタンを配置している。また両サイドに下方放射型の3Wスピーカを内蔵している。
左右側面のデザインとスタンド
左右側面には特に何もなし。チルト(上下の首振り)範囲は写真の通り。
スタンドを溝に差し込むだけのネジフリーの構造。押し込むとポッチでロックされる機構となっている。外すときは穴に硬い棒を差し込んで、ロックを解除した状態で引き抜く。
ケーブルホールがあるので、ACアダプタなどのケーブルを一箇所にまとめられる。
OSDの操作
OSDのメニュー数はエントリー相応という印象。
ボタンは左から、プリセットモード、音量、メインメニュー、キャンセルとなっており、あとは表示に従い直感操作できる。
プリセットモードにComfortViewなるものがあったが、画面全体が黄ばんだ。どうやらブルーライトカットのモードのようだ。なるほど、それでコンフォート(慰め・快適・やわらげ)というのか。
当初、DELLサイトでは「内蔵スピーカからの高音質のサウンドとComfortView機能により、耳と目を楽しませることができます。」とあり、ComfortView機能が何なのか意味がわからなかった。
メインメニュー、これはなぜか透過表示。背景がテキストだとちょっと読みにくいかも。なお、当方の調べでは個人的に適度な数値 「明るさ60%、コントラスト75%」で消費電力13Wであり、ここから明るさ最大にしたら17Wまで上昇した。
付属品ならびにスタンドの設置
S2318Hは低価格のモデルなのに、意外にもカラー写真付きの梱包箱。では付属品を一部紹介する。
40WのACアダプタに、電源ケーブル、HDMIケーブルが付属している。VGAケーブルはないので、古いパソコンをお使いなら別途用意が必要で、また電源ケーブルでは、プラグ先がアース付きの3つ又なので、ここは是非「変換プラグ」を付けてほしい。
ACアダプタ。
鋳造されたアルミ合金のアーム部分。
スタンドの台座部分。これは鋳造のアームと違って、ポリカーボネート(工業プラスチック)にシルバーペイント。補強のため、内部にアルミフレームが組み込まれた構造。かませるための突起つはアルミ合金。
アームと台座はつまみネジで固定するだけで、工具不要。
詳しくはDELLサイトへ
Inspiron 580(2010年のミニタワー型)と設置した例。光沢パネルに光沢筐体で少しテカテカ感が強いが、正面から見ると、狭額ベゼルもあってほとんど画面しか視界に入らないので、使用中では気にならなかった。VESAマウントに対応しないのが、残念なところだが、もともと接地面の圧迫感がないので、省スペース性ではさほど変わらないだろう。詳しくは以下DELLサイトにて!
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より