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第7世代Core i7が搭載可能なミニタワー!適度な拡張性を持つ
Vostro 3668 ミニタワー レビュー
- DELL Vostro 3668ミニタワー の概要とデザイン ・ ベンチマークテスト(現在のページ)
- Vostro 3668の内部構造・マザーボード
2017年1月に発売したVostro 3668をレビューする。KabyLake設計で、第7世代のCore i7が搭載可能なミニタワー。グラフィック性能はエントリークラスだが、CPU処理ではハイパフォーマンスが期待できる機種である。Vostro 3600シリーズとして、Skylake設計の前機種であったVostro 3653とPCケース・デザインは同じ。フロントパネルで微妙なカラーリングに変化があるのみ。
2017年8月論評 |
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2017年8月15日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
Vostro 3668の概要
従来のミニタワーよりもコンパクトになり、とくに奥行きが短くなったため設置しやすくなった筐体。しかも標準サイズの拡張カード(グラフィックカード等)が搭載できるデスクトップ機である。ただし、電源容量が240Wとエントリーのため、ローエンド・グラフィックカードに限られる。光学ドライブはスリム型であり、5.25インチ型よりも読み込み速度は遅くなる。
ストレージベイでは3.5インチベイ × 1基、2.5インチベイ × 2基。拡張スロットでは、PCI Express x16(1スロット)、PCI Express x1(2スロット)を装備しており、コンパクトながら適度な拡張性がある。ただし、2.5インチベイ × 2基は、レビュー時点ではサポートされておらず、しかも専用マウンタがつかないので利用できないのが残念だ。
アーキテクチャはKabyLake設計で、レビュー時点では第7世代 Core i7-7700が搭載できるので、CPU性能はかなり高くできる。グラフィックカードは、OEM版であるGeForce GTX 745 が搭載できるので、内蔵仕様よりもそこそこの底上げができる。
当方レビューに関する注意事項
※記事はレビュー時点の情報である。標準搭載の内容や変更状況など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更がある。
※個人規模および、一個体の調査、また一部の情報のため、購入された場合の一致性は保証していない。
※状況については極力丁寧に説明するが、感想やアドバイスは個人的見解であり、その賛否は各々異なる。
※風景にあるキーボード&マウスなど周辺機器等は、DELLとは関係のないアイテムである。
※DELLサイトにある販売名は気まぐれで、さらに新旧モデルの区別が困難なため、当方では唯一無二の「コンピューターモデル名」を重視している。コンピューターモデル名は、DELLサイトの該当ページにてURLを見れば判断がつくので、困惑したら参考に。
Vostro 3668の構成例~KabyLake設計
レビュー時点で、Vostro 3668の構成例をまとめてみた。CPUは第7世代 Core i7-7700 のみとなっている。搭載できるグラフィックカードはNVIDIA GeForce GTX 745 で、PCメーカー向けのOEM版だ。GeForce GTX 750のスペックダウンモデルと考えられる。GTXが付くのでゲーム用途に使える最低ランクの性能とみられるが、ビジネス用途ではそこそこいいパフォーマンスではないだろうか。
グラフィックカードなしの場合は、Core i7-7700 に統合されている内蔵グラフィックの、インテル HD グラフィックス630が使われる。ストレージでは3.5インチHDDを1基搭載し、2.5インチのサポートはない。
アーキテクチャ | KabyLake設計 |
CPU |
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グラフィック |
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メモリ |
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ストレージ |
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光学ドライブ |
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装備する主要端子 | 前面:USB3.0端子× 2基、SDカードスロット(5規格対応) 背面: USB2.0端子× 4基、LAN端子、オンボードモニタ端子(VGA、HDMI端子) |
サイズ(公称値) | 高さ:353 mm × 幅: 154 mm × 奥行き: 278 mm / 重量 約6.3kg |
備考 |
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※ほぼ構成販売なので、パーツの組み合わせは制限される。採用パーツやベンダーは供給状況により変更がある。
※構成に関しては、レビュー時点であり変更の可能性もある。
備考:Vostro 3668の下位モデル、Vostro 3667
Vostro 3668の下位にあたるVostro 3667は、Skylake設計(前世代)である。 DELLサイトで確認する限りでは、Vostro 3668と同じPCケースを用いていると思われる。 予算は抑えられるが、構成をみると、Vostro 3668よりもだいぶしょぼくなる印象だ。アーキテクチャ | Skylake設計 |
CPU |
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グラフィック |
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メモリ |
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ストレージ |
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※構成に関しては、レビュー時点であり変更の可能性もある。
Vostro 3668のデザインと装備端子
Vostro 3668の前面および背面などの側面デザインを紹介する。ミニタワー型としてはスリム化したので、ATX電源ではなく小型電源を採用している(Vosteo 3200シリーズ・スモールと同じ)。
ついでなので、同時にレビューしたスモールタワーのVostro 3268と並べた状態で紹介する。言うまでもないが、大きい方が今回レビューしているVostro 3668である。
フロントパネルは多面的なモダンデザインで、光沢と非光沢を織り交ぜた構成になっている。(非光沢の面積のほうが広い)。DELLロゴのラインが、従来の光沢ブラックからダークシルバーに変更されている。前面の吸気口には、赤色の防塵メッシュが配置されており、デザインと機能性を兼ね備えている。
前面にはUSB3.0端子×2基、5規格対応カードスロット、ヘッドセット端子を配置する。そして電源ボタンとHDDライト。
ノートパソコンで使われるスリム型光学ドライブを搭載しており、縦位置に配置している。従来のようにデスクトップ用(5.25インチドライブ)を採用しないことで、さらにコンパクトなミニタワーデザインとなっている。ただし、スリム型なのでディスク読み込み速度はノート同様に遅めになる。また、トレイをみるとディスクの落下防止ツメがあり、トレイ自体はデスクトップ対応で作られているようだ。
右側面には、通気口もなし。正規ではないが横置きにするなら、この面に耐震マットでも張り付けて対応できそうだ。
左側面ではデザインパターンの通気口が空けられている。
Vostro 3668の左側面通気口。ちょうど拡張スロットの位置である。
天井にサイドパネルとのつなぎ目ラインが見えており、少々気になるが微々たるものだ。
底面にはゴム足スタンドを配置。
背面の装備端子
背面の装備端子ではVostro 3268と同じだが、マザーボードは同じ型ではない。
Vostro 3668の背面:装備端子は、 USB2.0端子× 4基、LAN端子、オンボードモニタ端子(VGA、HDMI端子)、オーディオ端子。右上には、持ち抱えるときに指を差し込める窪み(リフトポイント)がある。
周辺機器とつなぐ端子の知識は、【 パソコンの接続端子(シリアルバス規格) 】へ
ディスプレイ端子の知識は、【 パソコンのディスプレイ端子 】へ
オーディオ端子についての知識は、【 サウンドデバイスで扱われる、主な装備端子 】へ
拡張スロットのブランケットは4基あるが、マザーボードの構造で、PCI Express x1が2基、PCI Express x16が1基となっている。
セットアップ風景
23インチモニタとVostro 3668をセットアップした様子。なお、風景にあるマウスとキーボードはDELLとは関係のない市販品。
Vostro 3668で同梱されるキーボードとマウスは、前モデルの時と同じである。キーボードはKB216 。質感のチープさはあるものの、実用性には問題ない。とりあえず1000円あたりで売っていそうなキーボードと認識すればいい。そこそこ重めの押下で、個人的には好みのタイプである。
スタンダードなマウスMS116。梨地で非光沢であるため指紋が付きにくい。個人差はあるだろうが、自身の感覚では万人向けの中間サイズと思った。
Core i7-7700 搭載時のベンチマークテスト
2017年8月論評 |
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今回レビューしているVostro 3668では、Core i7-7700 プロセッサーを搭載している。グラフィックカードは非搭載なので、Core i7-7700に内蔵しているインテル HD グラフィックス630が使われる。この構成でのベンチマークテスト結果を紹介する。
まず、Core i7-7700のスペックをチェックしよう。TDP(熱設計電力)が65W、4コア実装でHTテクノロジーによって8スレッド動作する。定格3.6GHzだが、ターボブーストで4.2GHzまで上がる。Core i7-7700に内蔵(厳密には統合)しているインテル HD グラフィックス630のスペックはこの通り。
Core i5-7400のCPUパフォーマンス
CINEBENCH R15でレンダリングを行った。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。コア数が多く、高クロックのCPUほど短時間で処理できスコアが高くなるが、アーキテクチャの新旧にもよる。搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。(ハイエンドのグラフィックを搭載していても微々たる影響しか無い)。CINEBENCH R15は、MAXON社のプロ用3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間でスコアが算出される。掲載しているスコアは、すべて当方がレビューしたPCにて計測したものである。(環境による違いや、バックグランドの状態などで起きる個体差にはご容赦願う。)
Core i7-7700のスコアは、869。当方が調査した範囲では最高となるCore i7-6700Kに匹敵するパフォーマンスだった。前世代に当たるCore i7-6700と比較しても、誤差レベルではないパフォーマンスアップが感じられる。消費電力では、アイドル時18Wだったが、CINEBENCH R15ベンチマークテスト中では83Wほどだった。
【 過去レビューPCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
ゲーム・パフォーマンス(Core i7-7700 + HD グラフィックス630)
本格ゲームでのベンチマークテストを行った。グラフィックがメインであるが、これはCPUにもやや影響する。ただ、インテル HD グラフィックス630の概ねのパフォーマンスチェックとする。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルドでは、 (1280×720 標準品質・デスクトップPC DirectX 9 フルスクリーン)の設定なら「とても快適」という結果に。消費電力では54W~58Wあたり。
ドラゴンクエストX では、1280×720 標準で ”とても快適” 、フルHD(1920 × 1080)最高品質で ”普通” という結果に。(画像参照)。プレイにはスコア5000以上ほしいところなので、標準品質でフルHD(1920 × 1080)あたりが良さそうだ。
なお、フルHD(1920 × 1080)でのベンチマークテスト中では、消費電力39Wほど。
過去のレビューから鑑みると、Core i7-740QM + GeForce GT 435M のノートに近い性能で、Core i5-7400 + GeForce GT730 2GB DDR3のデスクトップよりのやや劣るパフォーマンスであった。
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1280×720 標準品質 ウィンドウ) | スコア |
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8082 |
【 過去レビューPCと比較 : ドラゴンクエストX ~ 1280×720 標準品質 ウィンドウ 】
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ) | スコア |
2017年8月論評 |
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3452 |
【 過去レビューPCと比較 : ドラゴンクエストX ~ 1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ 】
ストリートファイター4 (1920 × 1080)
フルHD(1920 × 1080)設定であっても、DELL Vostro 3668ミニタワーの内蔵グラフィックで60 FPS以上あり、コマ落ちなく十分な結果となる。(64.68 FPSをマーク)。ストリートファイター4は2009年の古いゲームだが、当時の感覚としては、内蔵グラフィックでフルHDがコマ落ちなく動くのは驚愕である。なお、この構成のVostro 3668では、消費電力が49~58Wあたり。【 設定 】 | ストリートファイター4 (1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
FPS |
2017年8月論評 |
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64.68 |
【 過去レビューPCと比較 : ストリートファイター4 ~ 1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン 】
【 設定 】 | ストリートファイター4 (1280 × 720 品質:デフォルト 垂直同期OFF ウィンドウ表示) |
FPS |
2017年8月論評 |
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115.24 |
【 過去レビューPCと比較 : ストリートファイター4 ~ 1280 × 720 品質:デフォルト 垂直同期OFF ウィンドウ表示 】
バイオハザード6
「1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。 消費電力では53Wあたり。 この構成のDELL Vostro 3668ミニタワーでは厳しい。低設定でもプレイ可能な状態にするにはグラフィックカードは必須となる。【 設定 】 | バイオハザード6(1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) | FPS |
2017年8月論評 |
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2544 |
【 過去レビューPCと比較 : バイオハザード6 ~ 1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン 】
ラストレムナント
「1280×720 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。 この構成のDELL Vostro 3668ミニタワーでは厳しい。 消費電力では62Wあたり。【 設定 】 | ラストレムナント(1280×720 フルスクリーン) | FPS |
2017年8月論評 |
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45.12 |
【 過去レビューPCと比較 : ラストレムナント ~ 1280×720 フルスクリーン 】
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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