Inspiron 15 5000シリーズ(5567)のレビュー!第2弾
AMD Radeon R7 M445搭載時の、Inspiron 15(5567)
2016年9月に発売したInspiron 15 5000シリーズこと、Inspiron 15(5567)をレビューしている。ネイビーカラーのモデルは、2016年12月24日にレビューしたが、追加レビューとして別構成のものをもう一台導入した。このページでは第2弾として、ホワイトカラー のInspiron 15(5567)を掲載する。構成は以下の通りで、前回との違いは、「非光沢ディスプレイ、AMD Radeon R7 M445搭載、SSD搭載」である。概要についてはネイビーカラーの時と重複するので省略する。
2017年2月論評 KabyLake設計 (Uシリーズ) |
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※ネイビーカラーのモデルは、2016年12月24日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
※ホワイトカラーのモデルは、2017年2月24日時点のレビューで、追記レビューである。
デザイン : ホワイト&非光沢ディスプレイの仕様
第2弾のInspiron 15(5567)レビューでは、ホワイトのカラーバリエーション。前回のネイビーカラーでは光沢 タッチディスプレイだったが、今度のは非光沢ディスプレイで、タッチ機能なしの仕様である。
写真ではわかりにくいが、スパークリング状の表面でありパールホワイトのカラーとなっている。光沢なので指紋が付きやすいが、白いと目立ちにくい。天板中央には、少し凹んで埋め込まれたようなDELLロゴがありシルバーカラー。
Inspiron15の左右側面に端子が配置されている。左側面では「電源コネクタ、LAN端子、HDMI端子、USB3.0端子×2基、ヘッドセット端子」、右側面では「SDカードスロット、USB2.0端子×1基、光学ドライブ、セキュリティロック・スロット」を配置している。
前面の中央には動作ライトを配置しており、「電源・バッテリライト」と「HDDライト」の兼用となっている。Fn + Hキーを押すことでライト機能をどちらかに切り替えられる。なお、ディスプレイが開けやすいように、少し隙間のある形状となっている。
背面は横長のヒンジのみ。ヒンジの隙間に排気口のスリットが見える。理想的な位置ではないが、ローエンドGPUの搭載なら問題ない構造なのだろう。
底面は非光沢で梨地。4つ配置されているスタンドゴムがグレーとなっている。つなぎ目の少ないユニボディで、バッテリは内蔵型。そして吸気口のスリットと凹んだInspiron ロゴが確認できる。側面から見るとわりと丸みがあり、こう白いとストームトルーパーを思い浮かべてしまった・・。
底面側の手前にスピーカを配置しているが、スタンドゴムの厚みで若干空間を設けている機構。ほぼ地面すれすれの感じだが、固くて平らな卓上に置いているぶんには音がこもることはない。ノートの出力くらいでは支障のない配置といえる。
AMD Radeon R7 M445 4GB GDDR5搭載時では、65WのACアダプタが付属している。つなげる電源ケーブルは太いので取り回しはよくない。PC側へのケーブルは細めなので問題なし。
15.6インチ 非光沢ディスプレイ (1920 × 1080)
前回のネイビーカラーの時は光沢タッチディスプレイ仕様だったが、今回のInspiron 15(5567)では非光沢で非タッチモデル。解像度はフルHD(1920 × 1080)である。15.6インチにフルHDはやや玄人向けの表示領域で、ドットバイドット表示だと細かい表示の部類になる。個人的には最近慣れてきて、許容範囲になってきた。
※ドットバイドットとは、1pxの情報を「ディスプレイの1ドットで表示させること」で、拡大縮小をしていない状態のこと。ドットバイドット表示以外は尻切れや滲みの原因となる。システム上では基本表示といえる。高解像度仕様のノートでは、初期設定で拡大されている場合があるが、当レビューの掲載写真ではドットバイドット表示(100%)にしてある。
非光沢の仕様では、どうやら見た目の判断でTNパネルのようだ。左右角度からならまずまずだが、上下からの角度では色度変移が激しい。ネイビーのInspiron 15(5567)をレビューした時は光沢タッチ仕様であったが、そちらは広視野角なのでIPSパネルと思われる。いかんせん、DELLサイトにはパネルの仕様までは記載されていないので、視野角に関しては実機で確認するしかない。非光沢仕様のモデルはこの通り、視野角は狭いが、映り込みは少ないので目には優しい長時間向けといえる。
非光沢モデルは通常のWebカメラ内蔵で、Windows Hello対応赤外線カメラ付なのは光沢タッチモデルだけ。下部のディスプレイベゼルにはプリントのDELLロゴ。
ディスプレイをMAXまで開いた様子。
アルミ板のパームレストと、キーボード
パームレストが一枚のアルミ板となっており、キーボードの地盤もそのまま一部となっている。そのため、キーボードの「たわみ」ははとんど無く良好。タッチパッドの下の方(エッジ)はカーブが強くなっている。
前回レビューのネイビーのときと言うことは同じなので、使用感の説明は省略。カラーバリエーションの違いで、縁周りの色が違うだけ。AMD Radeon R7 M445を搭載すると、右下にRadeonのロゴシールが貼付される。
以上、ホワイトのモデルの外観はこんな感じ。
AMD Radeon R7 M445搭載時のベンチマークテスト
2017年2月論評 KabyLake設計 (Uシリーズ) |
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AMD Radeon R7 M445を搭載した、Inspiron 15(5567)レビュー実機の構成は上記の通り。この構成でのベンチマークテストを実施した。
Core i5-7200U
第7世代 Core i5-7200Uおよび、このCPUに統合されている内蔵グラフィックのインテル HD グラフィックス620。
TDP 15Wという低消費電力のUシリーズ。2コア実装で、HTテクノロジーによって4スレッド動作する。Uシリーズは低消費電力だが、同世代の通常版よりは処理性能が劣る。
第7世代 Core i5-7200Uのパフォーマンス例として、CINEBENCH R15のレンダリングチェック。Core i7-6500Uに近いスコアで、第1世代の上位だったCore i7-740QMよりもちょっとだけ高いパフォーマンスを出している。Uシリーズであってもこれだけの処理性能があれば、十分だろう。
単体グラフィックのAMD Radeon R7 M445
そしてオプション搭載となる、単体グラフィックのAMD Radeon R7 M445。4GB GDDR5のビデオメモリを搭載している。
「AMD Enduro 電力管理テクノロジー」があるので、内蔵グラフィックであるインテル HD グラフィックス620と切り替えて使うことができる。
AMD Enduro 電力管理テクノロジーとは
内蔵グラフィックスと「単体GPU」をソフトウェア上で切り換えて利用する技術。ライトな使用では低消費電力・低度処理の内蔵グラフィックス、高度な3Dパフォーマンスが必要なときは”高消費電力・高度処理”の単体GPUを利用する。基本的には臨機応変のグラフィック自動切り替え機能だが、万能ではないのでアプリごとに任意で指定できる。NVIDIAのOptimusテクノロジーに対抗する機能。
ユーティリティソフトのRadeon設定から、Radeon追加設定をクリックすると、従来のCatalyst Control Centerのような画面が開かれる。基本的には負荷によって自動切り替えだが、ここで任意の指定も可能。ここで常に「AMD Radeon R7 M445」を稼働させる「パフォーマンスを最大にする」に設定しておいた。
が、それでもアプリによって「AMD Radeon R7 M445」が稼働しない場合がある。当方の場合、ドラゴンクエストX のベンチマークソフトが「AMD Radeon R7 M445」で稼働しない。そんなときは、アプリ指定で任意の稼働設定が必要。
そこで、直々にアプリ指定して任意の稼働をさせる。
ゲーム・ベンチマークテストの結果
2017年2月論評 KabyLake設計 (Uシリーズ) |
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Core i5-7200U + AMD Radeon R7 M445 4GB GDDR5のパフォーマンスをチェック!
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルドでは、プレイできそうな設定を見積もって、1600 × 900、標準品質(ノート)、Direct X9で計測した。結果、スコア5855であり、この辺の設定がベターであろう。
ドラゴンクエストX では、最高品質・フルHDだとスコア4126で、快適な動作までとはいかない。フルHDでのプレイなら品質は標準が妥当だろう。なお、標準品質・1280×720だと、スコア10069もある。消費電力:39~42Wあたり(ディスプレイ輝度最大時・満充電済み・むろんACアダプタ接続)
1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 95.96 |
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1280×720 フルスクリーン表示 スコア 3589 |
ストリートファイター4ならフルHDでも軽く60fpsを超えており、95.96 FPS。かなり快適動作でさらに高負荷設定も可能。
バイオハザード6となるとさすがに重いので1280×720に留めたが、スコア3589で厳しめ。指標ではランクBの一応標準的な動作となっているが、シーンによってはコマ落ちが目立つ。。
消費電力
ゲームのベンチマークテスト中の消費電力は、先述したとおりだが、そのほかでの消費電力をチェック。アイドル時では7W、CINEBENCH R15のレンダリング中では29W、BDより少々重い高精細コンテンツ再生時は13W
インテル HD グラフィックス620と、AMD Radeon R7 M445との差
グラフィックは任意でも切り替え出来るので、インテル HD グラフィックス620での動作と、AMD Radeon R7 M445での動作を比較してみた。使用したベンチソフトはラストレムナント。
【 設定 】 | ラストレムナント (1280 × 720 フルスクリーン) | FPS |
KabyLake設計 (Uシリーズ) |
※AMD Radeon R7 M445 4GB GDDR5で動作 消費電力:48~51Wあたり |
70.52 |
Radeon追加設定のアプリ指定で、「省電力」 ※インテル HD グラフィックス620で動作 消費電力:27~28Wあたり |
31.95 |
消費電力のチェックでは、「ディスプレイ輝度最大時・満充電済み・むろんACアダプタ接続」
AMD Radeon R7 M445 4GB GDDR5搭載であれば、ラストレムナントが1280×720 解像度で快適にプレイできるパフォーマンスがある。(70.52 FPS)。ちなみにフルHDだと35.92 FPSなので厳しい。
インテル HD グラフィックス620だと、1280×720 解像度で31.95 FPSであり、プレイには無理。しかし消費電力は確かに低くなっている。
Radeon R7 M445はゲーム用としては十分なパフォーマンスとは言い難いが、上記で紹介したことくらいのレベルで良ければ搭載する価値はある。
ラストレムナント(1280×720 フルスクリーン)で、過去PCとの比較
【 設定 】 | ラストレムナント(1280×720 フルスクリーン) | FPS |
2017年2月論評 |
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70.52 |
2014年7月論評 |
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69.12 |
2012年8月論評 |
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37.50 |
2013年4月論評 |
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23.96 |
2016年5月論評 |
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14.15 |
2010年4月論評 |
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10.28 |
ドラゴンクエストXでパフォーマンス比較
以下の設定で、スコアを比較してみる。構成の異なる2台のDELL Inspiron 15(5567)をチェックしているので、まずこの2台を比較する。 ※ドラゴンクエストXはアプリ指定しないと、 ちゃんとRadeon R7 M445で動作しなかった。【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1280×720 標準品質 ウィンドウ) |
スコア |
2017年2月論評 |
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10069 |
2016年12月論評 |
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5547 |
CPUは同じくCore i5-7200Uなので、Radeon R7 M445搭載か、内蔵グラフィック仕様【インテル HD グラフィックス620 】 かの違いで捉えればいい。一応、これを見れば搭載するだけの価値はありそうだ。なお、過去のPCと比較すると、このような差がある。↓
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1280×720 標準品質 ウィンドウ) |
スコア |
2015年12月論評 |
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10677 |
2017年2月論評 |
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6042 |
2015年12月論評 |
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4791 |
2016年9月論評 |
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4502 |
2017年2月論評 |
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4438 |
2016年9月論評 |
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3996 |
2013年4月論評 |
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3403 |
2016年5月論評 |
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2160 |
2010年7月論評 |
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1985 |
2016年9月論評 |
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1933 |
2010年4月論評 |
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1281 |
【 設定 】 | ドラゴンクエストX (1280×720 標準品質 ウィンドウ) | スコア |
ストリートファイター4
「1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。Core i5-7200U+ AMD Radeon R7 M445 4GB GDDR5 のパフォーマンスとして、過去PCと比較。【 設定 】 | ストリートファイター4 (1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
FPS |
2017年2月論評 |
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95.96 |
2016年12月論評 |
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96.10 |
2012年7月論評 |
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114.37 |
2011年12月論評 |
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95.37 |
2014年7月論評 |
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77.73 |
2016年12月論評 |
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70.35 |
2016年4月論評 |
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67.65 |
2015年12月論評 |
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66.67 |
2010年11月論評 |
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64.90 |
2015年12月論評 |
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39.83 |
【 設定 】 | ストリートファイター4 (1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
FPS |
バイオハザード6
【 設定 】 | バイオハザード6 (1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) |
FPS |
2017年2月論評 |
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3589 |
2016年12月論評 |
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3615 |
2015年12月論評 |
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3183 |
2014年7月論評 |
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3094 |
2013年4月論評 |
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1195 |
2010年4月論評 |
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679 |
ストレージ
今回のInspiron 15(5567)実機では、INTEL SSDSC2KF256H6 256GBを搭載している。2.5インチのSSDである。(だだし、供給時期によりベンダーは異なる)。SSDだとHDDよりも断然、起動が速い。以下、2016年にレビューしたPCにおけるストレージと比較してみる。
2016年にレビューしたPCにおけるSSD(SATA接続)。ライトのパフォーマンスはベンダーごとにまちまち。
HDDだと、シーケンスQ32T1で100MB/sあたりである。Inspiron 15(5567)のレビューは以上!
Inspiron 15(5567)について詳しくは、DELLサイトへ
15.6インチノート。フルHD(1920 × 1080)解像度を搭載しており、広視野角タッチディスプレイモデルでは、Windows Hello対応の赤外線カメラを内蔵している。 一方、非光沢ディスプレイでは実機を見る限り広視野角ではない(おそらくTNパネル)。赤外線カメラもなし。 光学ドライブ搭載。テンキー付きのキーボードを搭載している。パームレストはアルミ製。 装備端子は基本を押さえた程度で、USB2.0端子×1基、USB3.0端子×2基、HDMI端子などを搭載している。 レビュー時点ではグラフィックに「AMD Radeon R7 M445 4GB GDDR5」を搭載できる。また、複数のカラーバリエーションを取りそろえている。 |
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レビュー項目
- 第1弾:ネイビーカラー Inspiron 15(5567)の概要・デザイン
- 第1弾の続き:ベンチマークテスト!第7世代 Core i5-7200U (内蔵:インテル HD グラフィックス620)
- 第2弾:ホワイトカラー Inspiron 15(5567)~AMD Radeon R7 M445搭載構成