M.2スロット(NVMe SSDとSATA SSD)
M.2規格のスロットは、mSATAの後継として開発された。伝送方式には「PCI Express 3.0、SATA 3.0、USB 3.0」の互換性を持っている。 接続インターフェースが従来のSATA3.0規格では「転送速度600MB/s」までのボトルネックがあったが、M.2のネイティブなPCI Express接続によって、本来SSDが持つ性能を引き出せる環境となった。
2013年ごろから、PCI Express接続が可能なM.2スロットとそのSSDが登場した。
ただし、高速であるPCI Express接続には、NVM Express (NVMe)規格のSSDが必要となる。NVMとは「Non-Volatile Memory 」の略で「不揮発性メモリ」のこと。。なお、M.2スロットに挿し込めてもSATA接続のSSDでは、従来の通りSATAの速度である(転送速度600MB/sまでのボトルネックがある)。
NVMeとSATAでは切り欠きが違う(※しかし目安程度に)
NVMe SSDとSATA SSDでは、接続端子の「切り欠き」が異なるので、一応、見た目で判断できる。M.2スロットにおいて互換性があってもそれぞれ速度がぜんぜん違うので要注意。(NVMe SSDとSATA SSDにおける速度の違いは、ストレージ・パフォーマンス比較を参照。)
【備考】AHCIタイプは例外
PC側のAHCIホストコントローラを介して動作する「AHCIタイプのSSD」は例外であり、NVMe SSDのごとく1つの切り欠きなのにSATA(論理AHCI)というものもある。ただし市場での流通は少ない。
干渉部分(切り欠き)が1つのスロットが汎用的によく使われる。注意すべきことは、これが必ずしも「NVMe対応」というわけではない。物理的な利便性で、NVMeはもちろんSATAでも装着できるからである。ただし、装着できても「その規格が使えるかはどうか」はPCのシステム次第である。
ちなみに、SATA向けに作られたスロットは干渉部分(切り欠き)が2つあるため、切り欠き1つのNVMe SSDは物理的に装着できない。
スロット形状で規格を判断するのは良くない。切り欠きによる判断は、絶対ではないので確実にスペックで確認しましょう!
M.2スロットの対応は様々
マザーボードによってM.2スロットは、「NVMe SSDとSATAの両対応」、または「NVMe SSDオンリー」、「SATAオンリー」などと対応が異なる。PCによっては、スロット近くに刻印や印字がされている場合があるのでよく確認すべし。
この写真では、左スロットが「NVMe SSD(PCIE)とSATAの両対応」、右スロットが「NVMe SSD(PCIE)オンリー」ということ。 ※PCIEとはPCI Express の略。つまりNVMe SSDのインターフェース。
M.2のモジュール
M.2と呼ばれるモジュールに、フラッシュメモリとコントローラのチップが実装されている。NVMeの場合は、コントローラーにPCI Expressを実装している。
M.2にはいくつかのコネクタ形状があるが、SSDでは「Key B」か「Key M」が使われている。切り欠き位置が違うので、異なるコネクタには接続ができない。さらに基板の幅、長さ、厚みにも違いがある。
幅 | 12~30mmまでの4種類 (12、16、22、30 mm) |
長さ | 16~110mmまでの8種類 (16、26、30, 38、42, 60、80、110 mm ) |
厚み | 7種類 |
コネクタ (Key ID) |
コネクタ形状はA~Mまでの13種類。Key IDと呼ばれている。主にA,B,E,Mが主体。 SSDでは、KeyB / KeyMの両対応の製品が主流
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M.2 SSDのタイプ (フォームファクタ)
M.2 SSDのサイズは「Type + 数字」で表される。数字は「幅と長さ」を表す。 例えばType 2280ならば、幅は22mm、長さは80mmである。このようなサイズのことを「フォームファクタ」と呼ぶ場合がある。
これはType 2280だが、ラベルに長さ80mmと記載されている例。幅は22mmは事実上SSDの基準なので、わざわざ記載していないもよう。
実際にType 2280のサイズを測ってみる。長さ80mm、幅22mm。これは端子部分を含め、完全に端から端までのサイズである。
Type 2230を測量してみる。この通り長さ30mm、幅22mm。
複数の長さに対応するスロット例
M.2スロットの一例。幅は22mmのスロットであり、長さは3パターンに対応。印字でType 2242、2260、2280が記してあり、各自ロックするネジ穴が用意されている。
こちらはType 2230、Type2280に対応している例。スペーサーネジを移動させれば、長さが異なってもネジで固定できる。
こちらはあるノートパソコンの例。固定金具の位置を変えることでネジ穴の場所を変え、Type 2280、2240、2230に対応できる。
こちらはType 2280の固定位置でブラケット金具を使い、Type 2230のSSDを装着する機構。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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