DELL Inspironデスクトップ(3668) レビュー
Core i5-7400 + GeForce GT730搭載のパフォーマンス
2017年1月に発売したInspironデスクトップこと、Inspironデスクトップ(3668)をレビューしている。レビューした構成では、Core i5-7400 + GeForce GT730搭載しているので、これのベンチマークテストを実施した。
2017年3月論評 |
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2017年3月1日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
スペック詳細
KabyLake設計である第7世代Core i5-7400のスペックと、単体グラフィックであるNVIDIA GeForce GT730のスペック。
Core i5-7400はTDP(熱設計電力)65Wで、4コアを実装。HTテクノロジーはないのでコア数通りの4スレッド動作。グラフィックカードに搭載されているGPUは、NVIDIA GeForce GT730で、ビデオメモリが2GB DDR3。
このNVIDIA GeForce GT730はいくつか種類があってややこしいのだが、メモリ・インターフェースで分類できる。このInspironデスクトップ(3668)に搭載されているのは、DDR3 / 64bitのタイプである。DELLサイトではGDDR3とあったが表記間違いだろう。
メモリ・インターフェース | DDR3 / 128bit | DDR3 / 64bit | GDDR5 / 64bit |
アーキテクチャ | Fermi世代 | Kepler世代 | Kepler世代 |
プロセス | 40nm | 28nm | 28nm |
CUDA コア | 96基 | 384基 | 384基 |
コアクロック数 | 700MHz | 902MHz | 902MHz |
ビデオメモリ量 | 1GB | 2GB | 1GB |
メモリクロック | 1800MHz | 1800MHz | 5000MHz |
消費電力 | 49W | 23W | 38W ※NVIDIAサイトでは25Wと記載? |
マルチディスプレイ | 2 | 3 | 3 |
GeForce GT730の種類。Inspironデスクトップ(3668)で採用されたのは、Kepler世代でDDR3 / 64bitのもの。
Core i5-7400のCPUパフォーマンス
Core i5-7400を搭載するInspironデスクトップ(3668)で、CINEBENCH R15でレンダリングを行った。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。コア数が多く、高クロックのCPUほど短時間で処理できスコアが高くなるが、アーキテクチャの新旧にもよる。搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。(ハイエンドのグラフィックを搭載していても微々たる影響しか無い)。CINEBENCH R15は、MAXON社のプロ用3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間でスコアが算出される。掲載しているスコアは、すべて当方がレビューしたPCにて計測したものである。(環境による違いや、バックグランドの状態などで起きる個体差にはご容赦願う。)
Core i5-7400のスコアは、547。当方が調査した結果と比べると、前世代のCore i5-6500に近いパフォーマンス。まだ、2世代Core i7-2600にはかなわないようだ。
当サイトがこれまでレビューしたPCで計測した各CPUのスコア(画像は自動更新)。重複するCPUは最大スコアのみを残している。
ゲームで・パフォーマンス(NVIDIA GeForce GT730)
2017年3月論評 |
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本格ゲームでのベンチマークテストを行った。グラフィックがメインであるが、CPUにもやや影響する。
NVIDIA GeForce GT730はローエンドグラフィックなので、過度な期待はできないが、ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルドでは「1280×720 標準品質(デスクトップPC) Direct X 9」であればプレイできるレベルのようだ。
ドラゴンクエストX では標準品質フルHD(1920 × 1080)でも、快適にプレイできる性能。ただし、これを最高品質に上げると快適な動作とはいかないようだ。
ついでにワット数をチェックした。アイドル時では23W、CINEBENCH R15レンダリング中では57W、ストリートファイター4では36~39W、ドラゴンクエストX では48Wあたり、ラストレムナントでは54Wあたり。搭載電源は240Wとローエンドだが、この消費電力であればまったく問題ない。
インテル HD グラフィックス630と、NVIDIA GeForce GT730の差
GeForce GT730を搭載しない場合は、Core i5-7400に統合(内蔵)している「インテル HD グラフィックス630」が使われるのだが、そのパフォーマンスの差を簡易的に調べた。きっちりやるのであれば、ドライバをアンインストールして、グラフィックカードを取り外してチェックすべきだが、面倒くさいので次のようにしている。モニタ出力をグラフィックカード側からオンボード出力側(マザーボード側)につなぎ変えただけである。
ゲーム | GeForce GT730 2GB DDR3 | HDグラフィック630 |
ラストレムナント 「1280×720 フルスクリーン」 |
56.55 FPS | 40.21 FPS |
ストリートファイター4 フルHD(1920 × 1080)・ フルスクリーン 品質デフォルト |
67.22 FPS | 57.43 FPS |
内蔵グラフィックも性能が向上しており、NVIDIA GeForce GT730を搭載しても劇的な向上ではないことが分かる。また、NVIDIA GeForce GT730を搭載しても、ラストレムナントでは60FPSは超えられず、1280×720 設定でも快適レベルまではいかない。
ストリートファイター4であればフルHD(1920 × 1080)で快適なプレイが可能だが、インテル HD グラフィックス630だと60 FPSまであとちょっとのところ。
過去のPCと、パフォーマンス比較
同条件ベンチマークテストを行い、過去のPCと比較すると以下の通り。
ラストレムナント
「1280×720 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。【 設定 】 | ラストレムナント (1280×720 フルスクリーン) |
FPS |
2017年3月論評 |
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56.55 |
2013年7月論評 |
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269.83 |
2017年2月論評 |
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70.52 |
2014年7月論評 |
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69.12 |
2012年8月論評 |
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37.50 |
2017年3月論評 |
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35.35 |
2013年4月論評 |
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23.96 |
2016年5月論評 |
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14.15 |
2010年4月論評 |
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10.28 |
【 設定 】 | ラストレムナント(1280×720 フルスクリーン) | FPS |
ストリートファイター4
「1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。【 設定 】 | ストリートファイター4 (1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
FPS |
2017年3月論評 |
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67.22 |
2015年12月論評 |
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66.67 |
2017年1月論評 |
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580.99 |
2016年12月論評 |
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528.22 |
2017年1月論評 |
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487.61 |
2015年12月論評 |
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434.82 |
2014年7月論評 |
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414.35 |
2017年3月論評 |
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367.42 |
2012年6月論評 |
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333.01 |
2013年7月論評 |
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314.75 |
2016年11月論評 |
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291.35 |
2015年2月論評 |
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270.97 |
2017年3月論評 |
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249.16 |
2010年8月論評 |
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242.40 |
2014年5月論評 |
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237.19 |
2010年7月論評 |
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221.23 |
2015年12月論評 |
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186.69 |
2015年4月論評 |
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173.05 |
2010年1月論評 |
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150.97 |
↑のグラボ換装 | GeForce GTX 460 768MB DDR5 | 200.65 |
2011年4月論評 |
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143.77 |
2012年7月論評 |
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114.37 |
2016年12月論評 |
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96.10 |
2017年2月論評 |
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95.96 |
2011年12月論評 |
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95.37 |
2014年7月論評 |
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77.73 |
2016年12月論評 |
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70.35 |
2016年4月論評 |
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67.65 |
2010年11月論評 |
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64.90 |
2017年3月論評 |
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57.46 |
2015年12月論評 |
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39.83 |
【 設定 】 | ストリートファイター4 (1920 × 1080 品質:デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
FPS |
レビューは以上。
Inspironデスクトップ(3668)について、詳しくはDELLサイトへ
2017年3月論評 |
従来のミニタワーよりもコンパクトになり、とくに奥行きが短くなったため設置しやすくなった筐体。しかも標準サイズの拡張カード(グラフィックカード等)が搭載できるデスクトップ機である。ただし、電源容量が240Wとエントリーのため、ローエンド・グラフィックカードに限られる。 光学ドライブはスリム型であり、5.25インチ型よりも読み込み速度は遅くなる。 ストレージベイでは3.5インチベイ × 1基、2.5インチベイ × 2基。拡張スロットでは、PCI Express x16(1スロット)、PCI Express x1(2スロット)を装備しており、コンパクトながら適度な拡張性がある。ストレージではSSD+HDDのデュアル構成が選択できる。ただし、空いたドライブベイには専用マウンタがつかないので利用できないのが残念だ。 アーキテクチャはKabyLake設計で、レビュー時点では第7世代Core i5-7400 を搭載している。前モデル・Skylake設計だったInspiron 3650のリニューアルモデルである。PCケース(筐体)は変わっていない。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- Inspironデスクトップ(3668)の概要とデザイン
- Inspironデスクトップ(3668)の内部構造・マザーボード
- Core i5-7400 + GeForce GT730搭載のパフォーマンス