XPS 8300のATX電源を勝手に・・

XPS 8300にATX電源(500W)Enhance製のStronger SPSN-050を搭載することにしました。80Plus電源で、メーカーPCではまず搭載されないような上位電源です。80Plus電源とは変換効率が80%以上あるものに認証されます。

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XPS 8300のATX電源を交換する(80Plus 電源について)

Studio XPS 8100に独自で搭載していたATX電源を、XPS 8300に移植することにしました。交換するATX電源(500W)は、Enhance製のStronger SPSN-050。
80Plusの500W電源で、メーカーPCではまず搭載されないような上位グレードです。

nhance製のStronger SPSN-050

レビュー情報は2011年4月時点。最新情報はDELLサイトにて。

80Plus 電源とは

こだわりの電源ユニットを選べるのがメリット
変換効率が80%以上あるものに認証されるのが、「80PLUS」モデル。電源ユニットはAC(交流電気)をDC(直流電気)に変換するパーツですが、電気コンセントから来たACの100%をDCに変換しているわけではありません。ACから来たのが100Wだとして電源ユニットの変換効率が70%だとすると、DCとして実際に使えるのは70Wです。残りの30Wは熱となって消えていきます。変換効率の悪い電源ユニットほど熱を発するばかりで、、冷却ファンをよく回し電気を無駄に消費します。変換効率の良い電源ユニットは、電気の無駄も少なく発熱は程々で静音であるといえます。

電源ユニット自体にかかる消費電力に加え、変換し損じたロスがあるため、100%をすべてACからDCへ変換することはできません。変換効率の良いとされる目安は80%で、「80PLUS認証付き」の製品があります。

80PLUS製品
これまで電源ユニットメーカーが、変換効率を公表している場合もあったのですが、各社独自の測定のため他社製品との性能比較は困難でした。そこで参考になるのが、ECos Consultingという会社が管理している認証プログラムです。変換効率が80%以上あるものに「80PLUS」が認証され、ロゴマークの添付が認められます。ECos社が同じ規定で各社の製品を測定しているので、信用性が高いです。
「80PLUS」をもっと細かく区分すると以下のような表記がされます。

ロゴ 80PLUSノーマル
80PLUS
スタンダード
ブロンズBRONZE
80PLUS
BRONZE
シルバーSILVER
80PLUS
SILVER
ゴールドGOLD
80PLUS
GOLD
負荷率20%時
負荷率100%時
変換効率
80%以上
変換効率
82%以上
変換効率
85%以上
変換効率
87%以上
負荷率50%時 80%以上 85%以上 88%以上 90%以上

変換効率80%以上から80PLUSが認証され、82%以上で銅、85%以上で銀、87%以上で金です。これらは負荷率を20%かけたときと、100%かけたときの変換効率です。
負荷率50%時では金銀銅の場合、もっと高い変換効率が基準となります。

市販の電源を取り付ける場合は、こだわりの電源ユニットを選べるのがメリット。そもそも電源ユニットは傷みやすいパーツなので、2~3年で交換してもいいパーツです。

必要な総合出力の目安

今回は500Wの電源を取り付けます
XPS 8300に搭載されていたのは総合出力460Wでしたが、今回は500Wの電源を取り付けます。総合出力では「高負荷時でも総合出力の70%くらいが適度」というジンクスがあります。なお、趣味でなければ、わざわざXPS 8300の電源を交換しなくてもいいことです。

総合出力とは、+12Vや+5V、+3.3Vといった低い電圧の各系統を合わせた出力です。パソコンは構成パーツによって消費電力が異なりますし、技術の進歩で低消費電力化もあるので、選択がなかなか難しいものです。

ローエンド アイドル値(待機時)50W前後/高負荷時 90W前後
ミドルレンジ アイドル値(待機時)80W前後/高負荷時 190W前後
ハイエンド アイドル値(待機時)130W前後/高負荷時 330W前後

ざっくりとしていますが、ローエンドからハイエンドパソコンまでの消費電力の目安は上記のとおり。(HDDなど増設すればもっと電力がかかります)。

高負荷時の消費電力が、電源ユニットの総合出力100%では負担が大きすぎます。目安としては高負荷時でも総合出力の70%くらいの状態にしたいところ。 例えば高負荷時 330Wなら、電源ユニットは471Wあたりが適度なので500W電源がいいでしょう。なお、パソコンが必要としている電力よりも多すぎてもよくありません。(少なすぎるほうが問題ですけど・・。)

グラフィックカードを2枚同時搭載するSLI(デュアルグラフィック)仕様やオーバークロックしたパソコンですと著しく電気を食いますので、800Wとか1000Wなどマニアックな出力になります。

もともとXPS 8300に搭載されているATX電源を確認


すでに先述していますが、もともとXPS 8300に搭載されているATX電源を確認しましょう。

Studio XPS 8100が350Wと少なかっただけ
XPS 8300では自作でもおなじみのATX電源を採用しており、その容量は460W
前機種のStudio XPS 8100が350Wと少なかっただけに、ミドルユーザーには納得出来る容量となりました。PCゲームを本格的に始める入門機としても、文句のないレベルです。

電源は総合出力
XPS 8300を仕様ラベルを見ると、「+12VA、+12VB、+12VC」の3系統あり、それぞれ「18A、16A、8A」の出力。+12Vのトータルは385Wです。

グラフィックカードの補助電源であるPCI Express電源コネクタbyXPS 8100
グラフィックカードの補助電源であるPCI Express電源コネクタは、6ピンが2本。

次は実際に交換作業を行います。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

次は、XPS 8300のATX電源を交換する(取り付け作業)

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