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DELL Inspiron 15R Special Editionレビュー
- 性能・筐体素材グレードアップの15.6インチノート!Inspiron 15R Special Edition(概要)
- Inspiron 15R Special Editionのキーボードと底面アクセス(HDDベイやメモリスロットへ)
- Inspiron 15R Special Editionのベンチマークテスト(Ivy Bridgeなどテクノロジー解説付き)
なお、システムモデル名ではInspiron 7520という製品ですが、ここでは販売名のInspiron 15R Special Editionで呼びます。レビュー情報は実機の状況および、2012年7月時点となります。 最新情報はDELLサイトにてご確認ください。 【Inspiron 15R Special Editionのキャンペーン情報!】
性能・筐体素材グレードアップの15.6インチノート!
Ivy Bridge設計こと、第3世代Core iシリーズ搭載の15.6インチ・エントリーノートにInspiron 15R(5520)がありますが、この製品のスペシャル版モデルがあります。それがInspiron 15R Special Editionです。2012年5月に発売されています。
今回のレビュー機では、Core i7-3612QM + AMD Radeon HD 7730M搭載です。USB 3.0端子を4つも装備するので、据え置きノートとして利便性が高いです。
DELL Inspiron 15R Special Editionはライトミドル・ノート!
Inspiron 15R Special Editionは、Inspiron 15R(5520)の上位版にあたりますが、まずグラフィック性能が強化されています。レビュー時点で調査する限りではInspiron 15R(5520)に単体GPUを搭載していませんが、Inspiron 15R Special Editionでは単体GPUのAMD Radeon HD 7730M搭載しています(レビュー時点)。
※販売時期によって単体GPUは変わると思いますが、基本的にローエンドの単体GPUは搭載されると思います。
AMD Radeon HD 7730Mは、内蔵グラフィックスで強力な「インテル HDグラフィックス4000」よりも高い処理能力ですが、本格ゲーム用となるともう少し頑張ってもらいたいレベルです。GeForce GT 630M と比べても格差が大きいです。GeForce GT 650Mと比較したら、赤子同然。
最近のミドルノート(Inspiron 17R Special EditionやXPS 15-L521X)などはほとんどゲームノートとして通用するので、そのレベルに達しないInspiron 15R Special Editionはミドルノートとは言えず、「ライトミドルノート」といったポジションです。
それでも、解像度 1280×720 ならバイオハザード5が一応プレイできる性能ですので、エントリーノートよりは能力が高いです。ベンチマークテストの比較は後に紹介します。
ローエンドGPUを搭載するメリットとしては、やはりCPUの負担を軽減する役割があります。高精細2Dコンテンツ(ブルーレイや地デジなど)をガンガン使うユーザーなら、搭載しておいて無駄はないでしょう。HD動画編集するならエントリーモデルよりも快適です。またGPGPUのメリットもあります。
単体GPUにはGPGPUという技術があり、画像処理だけでなく汎用処理も行うようになりました。つまり、CPUの仕事までお手伝いするようになっています。動画再生支援機能ではCPUの処理負担を軽減する役割もあります。
Inspiron 15R Special Editionを箱から取り出す!
スペシャル・エディションといっても梱包は茶色のダンボール。パルプ材の緩衝材でInspiron 15R Special Edition本体が保護されています。解説書にあたるものはペラのクイックガイドだけなので、詳細マニュアルはDELLサイトからダウンロードします。製品はInspiron 15R Special Editionではなく、システムモデル名のInspiron 7520で指定してください。付属しているDVDはデバイスドライバ。あと、90WのACアダプタと電源ケーブルが同梱されています。単体GPUを搭載しているため、ACアダプタは少々容量が高めです。
Inspiron 15R Special Editionでは材質のグレードアップ
Inspiron 15R (5520)よりも筺体グレードが引き上げられています。具体的には、アルミ素材のシャーシやマグネシウム合金のパームレストを採用しています。
サイズは「厚み29.4 mm~33.4 mm 、幅: 378 mm 、奥行: 252 mm 」。重量は大体2.9 kgなので、Inspiron 15R (5520)よりも少しばかり重力アップ。基本は据え置きノートとなりますが。持ち運んだとしても無謀というわけでは無さそうです。
天板はハニカムデザインで、光沢と非光沢で組み合わせた6角形のエッチング処理がされています。中央にはメッキ加工されたDELLロゴ。天板はアルミ素材ではなくポリカーボネート(工業用プラスチック)。ここは表面積が広く、目立つところなのに、材質がグレードアップしていない仕様にがっかり。中途半端ですな。
DELLのカスタマイズページでは、ステルスブラック(アルマイト加工)と記載されており、あたかも天板素材のことを言っているのかと勘違いしますが、これはパームレストやシャーシ部分のことを言っているのでしょう。(う~っむ、紛らわしい。)
Inspiron 15R Special Editionの15.6インチ・ディスプレイ
今回レビューするInspiron 15R Special Editionのディスプレイは、15.6インチ非光沢液晶。フルHD解像度(1920x1080)搭載です。2012年10月時点では光沢液晶ディスプレイ(1366 x 768)も選べます。
フルHD(解像度1920×1080)なので15.6インチに対してはかなり高解像度。ドットバイドットの表示では、かなり細かい文字になりますが、その分、広領域となります。拡大表示もできますが、ドットバイドットではない表示はにじみの原因になります。「広い領域にはこだわらない、細かすぎる字はちょっと」というなら、1366 x 768にするのが無難です。
パソ兄さん自身の意見だと、15.6インチに解像度1920×1080はかなり文字が小さいと感じています。パソ兄さんの普段の作業が24インチ(解像度1920×1200)である影響かもしれませんが、どう感じるかは個人差があります。正解不正解の問題ではありません。
解像度にかかわらずWindowsの拡大表示で対応できますが、にじみやレイアウトの崩れが生じるので、あまり拡大表示はお勧めできません。目に自信がある方か、エクセル等で一気に表示したい方に向く解像度かと思われます。「長時間使用でなければ、まあフルHD解像度も悪くないか」と判断しています。長時間使用ユーザーには完全にNGと断言します。
Inspiron 15R Special Editionのディスプレイベゼルには100万画素Webカメラを内蔵、レンズの左側にはデジタルマイクを内蔵。映像チャット以外に顔認証ログインなどに使うことができます。ディスプレイを一周するようにラバー素材の緩衝材が付いており、キーボードとの摩擦を防止しています。一般的なノートでは唐突に棒状の緩衝ゴムが付いていますが、Inspiron 15R Special Editionではデザインと一体化した工夫がされています。
ディスプレイ下部にはメッキ加工されたinspironロゴが配置されています。これまではDELLロゴが定番でしたが、inspironブランドを押すようになってきました。半立体のinspironロゴは埋没した加工になっています。
ビデオチャット用のソフトもインストールされています。
視野角では直感的印象ですが「これまでレビューしてきたDELL機種と比べて狭め?」と感じました。ただ、通常の使用でここまで際どい角度では見ることはないので、問題視しなくてもいいと思います。
ヒンジの構造上、ディスプレイの可動域はここまで。通常使用であれば問題ない可動域でしょう。
Inspiron 15R Special Editionのインターフェース
Inspiron 15R Special Editionの主要端子は左右側面に集中しています。USB3.0端子は4つあるのでノートパソコンとしては充実しているほうです。
Inspiron 15R Special Editionの前面には、各ステータスライト「電源ライト、HDDライト、バッテリーライト、ワイヤレスライト」があります。
そして前面右側に8規格対応のカードスロットがあるので、アクセスしやすい。普段は防塵用のダミーカードが挿入されています。一番右側の写真はSDカードを挿入したときの様子。
Inspiron 15R Special Edition背面~リリースラッチと強固なヒンジ
Inspiron 15R Special Editionの背面には端子がないので、プリンタを常時接続しているユーザーには少々不利かもしれません。
中央にはリリースラッチが配置されており、スライドすると天板カバーが外れます。これはSwitchという天板カバーを着せ替えできる機構なんですが、2012年10月時点ではDELLでサポートされていませんでした。今後、サポートするのかしないのかは分かりません。
せっかくなので天板を外してみましょう。ラッチの側にある大きめの穴が固定する機構になっています。天板裏側には無数の鉤爪があります。Special Editionというくらいなので、「天板素材にはアルミ素材とか使うのか」と思いましたが、これはポリカーボネートですね。
注目したのは強固なメタルヒンジ(蝶番)で、かなりガッシリした印象です。
Inspiron 15R Special Editionの左側面インターフェース
左側面にはUSB3.0を2つ装備。外部モニタ出力に、HDMI端子、VGA端子を装備。ほか電源コネクタとヘッドフォン&マイク端子を装備。
Inspiron 15R Special Edition左側面の奥手には排気口なので、ここは温度が高く、ポータルHDDを置くのはご法度です。USB端子は手前にあるので、アクセスしやすく便利です。
ここのUSB3.0端子のうち1つはPower Share USB仕様なので、Windowsを起動していなくてもUSB経由の周辺機器充電が可能。パソコンを使う予定がなくても、MP3プレイヤやケータイの充電に便利です。
右側面のインターフェースをチェック!
Inspiron 15R Special Editionの右側面には光学ドライブ、USB3.0端子が2つ、ギガビットイーサLANを装備。あとセキュリティケーブルスロットがあります。Inspiron 15R(5520)では100Base LANなので、Inspiron 15R Special EditionはギガビットイーサLANという面で上位。
Inspiron 15R Special Edition右側面にはマウスをつなぐと思いますが、奥手にUSB端子があるので光学ドライブを引き出してもケーブルがさほど邪魔になりません。これが手前にあるとトレイの引き出しが煩わしいんですよね。
USB3.0は理論値5Gbps(625MB/s)の転送速度。理論上、USB2.0の10倍近くの速度で、SuperSpeed USBと呼ばれる。 AコネクタはUSB2.0と共通ですが、Bコネクタの形状が異なります。そのため、USB3.0ケーブルはUSB2.0機器には接続できません。 |
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HDMI |
HDMI端子は「DVI」をベースに設計されたデジタル出力規格。1本のケーブルで映像・音声・著作権保護の制御信号を転送することができます。液晶テレビや外部モニタへデジタル出力することができる。 |
1Gbps(125MB/s)であるため、ギガビットイーサーネットと呼ばれる。エンハンスト・カテゴリ5以上のLANケーブルを推奨。ホームサーバー等、家庭内ネットワークを組むなら大容量データを転送するためにも必須。伝送距離は最大100m。 | インターネット接続、PC同士をネットワーク接続する端子。通信速度が
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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Inspiron 15R Special Edition(7520)レビュー