Studio XPS 8000レビュー
クアッドコアのCore i7 / i5が搭載可能な中級者向けモデル、Studio XPS 8000。ゲーム専用やHD映像の動画編集など高度な使用が可能でありながら、購入しやすいコスト。今回はGeForce GTX 260の高パフォーマンスもレビューします。
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Studio XPS 8000、内部アクセス(マザーボードほか編)

Studio XPS 8000のマザーボード

Studio XPS 8000のマザーボードをはじめ、その他のパーツを見ていきましょう。

Studio XPS 8000のチップセットであるP55 Express
Studio XPS 8000のチップセットであるP55 Expressです。Core 2 DuoやCore 2 Quadでは2つあったチップセットですが、Core i7-800以降のPCからは1つになっています。それは速度につながるチップセットがCPUに内蔵されたからです。

リニューアルでStudio XPS 8100になってからはH57 Expressが採用されています。H57 Express ではCore i5-600シリーズに対応しました。もちろん、これまでStudio XPS 8000が搭載してきたCore i7-700シリーズやCore i7-800シリーズも搭載できます。
P55 ExpressとH57 Expressは非常に近い特性があり、Studio XPS 8000からStudio XPS 8100になっても、正直ほとんど新鮮味は感じません。

Core i5-600シリーズにはCPU内蔵するグラフィック機能があり、グラフィックカードを節約できるメリットがあります。しかし、あまり大したグラフィック性能ではないので、ハイエンド・ポジションのStudio 8100ではグラフィックカードが必須となります。

なお、自作レベルの話ですが、P55 Expressでも後発のCore i5-600シリーズが搭載できます。ただし、CPUに内蔵するグラフィック機能は使えず、グラフィックカードが必須になります。

Core i7-800、i5-700シリーズ
Studio XPS 8000のプラットフォーム
一言でいうと、「メモリとグラフィックカードのアクセスをCPUが直でコントロールできるようになった」ということです。より高速処理が可能な環境になったのです。

製品 チップセット 対応CPU
Studio XPS 8000 P55 Express Core i7-800シリーズ
Core i5-700シリーズ
Studio XPS 8100 H57 Express Core i7-800シリーズ
Core i5-700シリーズ
Core i5-600シリーズ

Studio XPS 8100からは、下位であるCore i5-600シリーズの搭載が追加されました。


Studio XPS 8100のプラットフォーム
Core i5-600シリーズを搭載したときのプラットフォームは図の通り。GPUをCPUにパッケージング。内部では分離しているので、正確には統合ではありません。メモリコントローラーとグラフィックス・インターフェースはGPUが管理しています。
グラフィックカードを使用せず、内蔵のグラフィック機能を使用する場合は、FDIを介してチップセットへ信号を送り、チップセットからモニタへと出力されます。グラフィックカードを搭載したときは、この内蔵GPUは無効になります。

従来どおり、Core i7-800シリーズなどの搭載は互換性で可能となっていますが、これらは内蔵GPUを持たないのでグラフィックカードが必須です。

次はコンデンサをチェック。コンデンサは別名「蓄電器」や「キャパシタ」
次はコンデンサをチェック。コンデンサは別名「蓄電器」や「キャパシタ」ともいい、電気を一時的に蓄電するパーツです。いわゆる小規模な充電池みたいなもので、電源出力のわずかな乱れを調整することができます。何らかの原因で電源ユニットの出力が落ちたとき、コンデンサに蓄電された電気で補い、出力低下を防ぎます。 種類には一般的な「アルミ電解コンデンサ」と耐久性がある長寿命の「固体コンデンサ」があります。

Studio XPS 8000では、発熱の高いCPU周りには「固体コンデンサ」が採用されていました。その他のところを抜き打ち的にチェックしたところ、「105℃品」だったのでまず合格です。VRMは5フェーズ。少なすぎても不安定になるし、多すぎても消費電力が高くなるので、ちょうどバランスの良い数です。

今回は2枚ざしのデュアルチャンネル仕様
メモリスロットは4基あります。今回は2枚ざしのデュアルチャンネル仕様。DDR3 SDRAM(1333MHz)に対応しています。従来のDDR2より高速メモリです。

メモリの品質グレードについて以下の指標があります。
製品内部を見るまではどこ製のメモリか分かりません。これまで数多くのDELL製品を見てきましたが、すべて、メモリチップ・メーカーの純正メモリだったので今回もほとんど気にはしていませんでした。今回はELPIDA製メモリです。日本で唯一のDRAM(メモリチップ)専業メーカーで、2008年世界シェア第3位です。なお、メモリの品質グレードについて以下の指標があります。

グレード メーカー テスト内容
高い DRAM(メモリチップ)メーカーの純正
例:Samsung、Hynix、ELPIDA、Nanya
常温だけでなく、悪環境下でのテストを実施。
普通 モジュールメーカー(DRAMメーカーからチップを買い、メモリ製品を製造) 常温でのテストを実施
低い バルク品(ノーブランド) 簡単なテストを実施

9cmのケースファンを採用。
9cmのケースファンを採用。

GeForce GTX 260を搭載。
今回、グラフィックカードにはGeForce GTX 260を搭載。

PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×1が2つ、PCI が1つ。
グラフィックカードを外して拡張スロットをチェック。PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×1が2つ、PCI が1つ。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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