クアッドコアのCore i7 / i5が搭載可能な中級者向けモデル、Studio XPS 8000。ゲーム専用やHD映像の動画編集など高度な使用が可能でありながら、購入しやすいコスト。今回はGeForce GTX 260の高パフォーマンスもレビューします。
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DELL Studio XPS 8000の背面
Studio XPS 8000の背面を見ていきます。
運びやすさにちょっとした工夫があり、窪んだ取っ手が施されています。マニュアルを見るとリフトポイントというそうな。
持ち抱えたときの様子。リフトポイントがあるので持ちやすいです。
350W電源を搭載。今回搭載したグラフィックカードのGeForce GTX 260には少ない気がするのですが、特に問題なく動いています。自作パーツ同様、ATX電源に準拠。
電源部分の下には接続端子とケースファンの通気口。Foxconnの9cmケースファンが格子越しに見えます。
端子解説
光デジタル音声出力のS/P DIF、eSATA端子があり、さらに下がったところにUSB端子が4つ、IEEE1394が1つ、7.1ch対応の音声出力等、ギガビットイーサーLAN端子があります。
リニューアル後継機のStudio XPS 8100ではモニタ出力用のHDMIやDVI端子が追加されました。しかし、グラフィックコアを持つCore i5-600シリーズを搭載しないと使用できません。またStudio XPS 8100はハイエンド機であるため、グラフィックカードの搭載は必須かと思われますが、そうなるとオンボードのHDMIやDVI端子の存在がまったくの無意味です。
端子の特徴をご存じない方のために端子解説します。転送速度は公称されている理論値なので、動作環境によって実測値は変わります。
S/P DIF(光デジタル音声端子) 音声信号をデジタル出力する規格。ケーブルには光ファイバーを使うことから光デジタル音声と呼ばれます。SonyとPhilips社が共同開発したデジタル・インターフェースなので、S/P DIF。 |
eSATA端子 eSATA(External Serial ATA)。 ところがSATA規格のハードディスクのは、前SATA規格で150MB/s、主流のSATA2では300MB/sの速度を持っています。 つまりUSB2.0でつなぐと、SATA2の転送スピードなら20%しかでません。現在のハードディスク速度ではUSB2.0もIEEE1394aも低速なのです。そこで外付け用に開発されたのがeSATAです。 |
USB端子(USB2.0) 外付けドライブやマウス、プリンターなど多くの周辺機器とつなぐことのできる端子です。単純にUSBと呼ばれていますが規格はUSB2.0で、理論値480Mbps(1秒間に60MB)の転送速度。旧規格であるUSB1.1と互換性を持ちます。当然速度を出すには、つなぐ周辺機器がUSB2.0仕様でなければなりませんが、今売られている物はほとんどUSB2.0仕様です。パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。 |
IEEE1394 (6ピン タイプ) ビデオカメラとの接続はこのIEEE1394であることが多く、動画を取り込むためにパソコンとつなぐなら必要になる端子です。「IEEE1394a」と呼ばれることもありますが同じことです。(転送速度が2倍のIEEE1394bという規格があるので、区別化のためにIEEE1394aと呼ぶことがある。) 転送速度は400Mbps(1秒間に50MB)で、数値上ではUSB2.0よりも若干遅くなります。しかし、USB2.0とは違いCPUに負担をかけずに転送できるため、実効速度は同じくらいといわれます。 パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。搭載しているのは6ピンのIEEE1394なので、この端子からの電源供給ができます。(ちなみにノートパソコンに多い4ピンは電源供給ができません。) |
ギガビットイーサーLAN端子(1000BASE-TX) インターネット接続、PC同士をネットワーク接続するポートです。 |
多チャンネル対応のオーディオ端子 7.1chスピーカーに対応したオーディオ端子があります。 端子の数は多いですが、分かりやすく色分けされています。 |
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サイド・スピーカー用 | |
リア・スピーカー用 | |
センター/サブウーハー用 | |
フロント・スピーカー用 | |
※通常のステレオ・スピーカーと接続する場合は、緑の端子のみを使う。 ※5.1chスピーカーと接続する場合は、白い端子(サイド・スピーカ用)以外の3本と接続。 |
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ライン入力 ※ミニコンポなどオーディオ家電と接続。 | |
マイク入力 ※マイクと接続します。 |
S/P DIF(光デジタル音声端子)には防塵キャップが付いています。
拡張スロット
4つの拡張スロットを装備しています。PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×1が2つ、PCI が1つ。
グラフィックカードはPCI Express ×16スロットに搭載されますが、今回のGeForce GTX 260は厚みがあるので、2スロット分占拠します。
GeForce GTX 260はブラケットが2枚分。
GeForce GTX 260の搭載状況。
グラフィックカードを取り外したスロットの様子。
グラフィックカードやその他拡張カードの固定は、1枚の固定具でまとめてロック。
今回のGeForce GTX 260はモニタ出力端子がDVIのみなので、付属の変換プラグをつなぐことでVGA端子やHDMI端子にできます。
変換プラグで、DVIからVGAに変換した様子。
また、DVI端子は画像出力だけで音声出力はできませんが、HDMI端子に変換すれば音声出力も可能です。HDMI対応のモニタでスピーカーを内蔵しているなら、活用してみてください。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
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