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アルミボディ、13.3インチ(フルHD・広視野角)の2-in-1ノート!IRカメラ搭載の上級機
DELL Inspiron 13 7000 2-in-1(7368) レビュー
- 13.3インチ2-in-1の上級モデル!Inspiron 13(7368)の概要
- Inspiron 13(7368)のキーボード / ベンチマークテスト(Core i5-6200U 搭載時)
2016年6月に発売したInspiron 13 7000 2-in-1こと、Inspiron 7368をレビューする。以降、当サイトでは便宜上、Inspiron 13(7368)と呼ぶ。※2016年9月15日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
なお、2016年9月には、NEW Inspiron 13 7000 2-in-1(7378) が発売された。DELLサイトをみると、筐体デザインや装備端子に変化はみられない。CPU以外は、そのままこのレビューを参考にして構わない。
13.3インチ2-in-1の上級モデル!Inspiron 13(7368)の概要
Inspiron 13(7368)は、3000、5000シリーズの上位である7000シリーズ。13.3インチのタッチスクリーンで、360度回転するヒンジにより、ノート、テント&スタンド、タブレットモードに形態を変えられる2-in-1タイプ。高解像度のフルHD(1920 × 1080)で、斜めからでも見やすい広視野角パネルを採用している。(おそらくIPSパネルであろう。)
天板およびパームレストにはアルミ素材を用いており、下位モデルよりもボディ素材にプレミアム性を持たせてある。赤外線(IR)カメラが標準搭載されており、Windows Helloと連携して顔を認識するので、パスワードを使わずに楽々とログインできる。また、暗い場所でも操作ができるバックライト キーボードを搭載している。USB2.0端子、USB3.0端子のほか、次世代インターフェースであるUSB Type-C端子を装備している。Inspiron 13(7368)が採用しているアーキテクチャはSkylake-Uシリーズで、ウルトラブックで使われる低消費電力のCPUを搭載。今回レビューするInspiron 13(7368)の構成は以下のとおり。レビュー時点の最小構成となっている。
2016年9月論評 Skylake設計 |
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当方レビューに関する注意事項
※パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更がある。
※個人規模および、一個体の調査、一部の情報のため、購入された場合の一致性は保証していない。
※記事はレビュー時点の情報である。標準搭載の内容や変更状況など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※状況については極力丁寧に説明するが、感想やアドバイスは個人的見解であり、その賛否は各々異なる。
※風景にある周辺機器等は、DELLとは関係のないアイテムである。
※DELLサイトにある販売名は気まぐれで、さらに新旧モデルの区別が困難なため、当方では唯一無二の「コンピューターモデル名」を重視している。コンピューターモデル名は、DELLサイトの該当ページにてURLを見れば判断がつくので、困惑したら参考に。
なお、2016年9月には、同デザインでNEW Inspiron 13 7000 2-in-1(7378) が発売され、Skylake設計からKabyLake設計に刷新されている。第7世代Core i7-7500U か Core i5-7200U の選択となり、内蔵グラフィックはインテル HD グラフィックス620。
Inspiron 13(7368)の構成例
2016年9月15日時点の構成例をまとめてみた。第6世代 Core i5-6200Uおよび、Core i7-6500Uの選択となる。いずれも内蔵グラフィックは、統合されているインテル HD グラフィックス520。上級の7000シリーズということもあり、SSDを搭載、メモリも比較的大容量で構成されている。
アーキテクチャ | Skylake設計(低消費電力 Uシリーズ) |
ディスプレイ |
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CPU |
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内蔵グラフィック |
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メモリ |
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ストレージ |
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装備する主要端子 | USB2.0端子、USB3.0端子 ※PowerShare対応(PC起動なしでUSB充電用に使える)、 USB Type-C端子、HDMI端子、メディアカードリーダー(SD / SDHC / SDXC) |
サイズ(公称値) | 幅: 322.4 mm × 奥行き: 224.0 mm × 厚み:18.7 mm~19.2 mm 最小重量: 1.75 kg |
備考 |
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※ほぼ構成販売なので、パーツの組み合わせは制限される。採用パーツやベンダーは供給状況により変更がある。
※構成に関しては、レビュー時点であり変更の可能性もある。
デザインと装備端子
Inspiron 13(7368)のサイズでは、幅: 322mm × 奥行き: 224mmで、見た目は一般的な13.3インチモバイルノート。厚みは19mmほどなので薄くてバッグに収まりやすい。最小重量: 1.75 kgと記載されていたが、手にしているInspiron 13(7368)実機では、ジャスト1.6kgだった。キーボード込みの2-in-1式なので当然だが、タブレットとしては重量級になる。むろん、13.3インチノートという存在感のほうが大きい。なお、ACアダプタは電源ケーブル込で264gだった。
上位機種らしく、リッチなアルミ天板
Inspiron 13(7368)の天板はアルミ素材であり、上級モデルらしい仕様でしかもシンプル。
中央のDELLロゴは、少し凹んだ形状で配置されており、光沢ブラック。アルミ天板にはヘアライン加工がされている。
天板のエッジはダイアモンドカットされており、金属の光沢面がアクセントになっている。天板の先端に長い一本線があるが、これはデザイン性というより、構造上の都合かと思われる。
フルHD(1920 × 1080)、広視野角ディスプレイ、IRカメラ搭載!
Inspiron 13(7368)では、13.3インチ画面にフルHD(1920 × 1080)解像度を搭載している。このサイズにフルHDはかなり細かい表示になるためか、初期設定では150%の拡大になっている。当レビューではドットバイドット表示である100%に戻して撮影した。(ドットバイドットとは、1pxの情報を「ディスプレイの1ドットで表示させること」で、拡大縮小をしていない状態のこと。ドットバイドット表示以外は尻切れや滲みの原因となる。)
赤外線(IR)カメラ搭載
ディスプレイベゼル上部中央には、赤外線(IR)カメラが搭載されており、Windows Helloと連携して顔を認識するので、パスワードを使わずに楽々とログインできる。赤外線カメラの周辺には、赤外線エミッタ、カメラステータスライト、デュアルマイクが内蔵されている。ベゼル下部中央にはDELLロゴを配置。
広視野角
Inspiron 13(7368)の視野角をチェック。光沢ディスプレイなので光の映り込みには角度調整が必要だが、視野角は広く、色度変移をほとんど感じさせない。DELLサイトではパネルの種類が明記されていないが、おそらくIPSパネルであろう。
Inspiron 13(7368)が、装備するインターフェース
前面中央には、電源・バッテリ・ストレージの兼用ライトが配置されている。どのアクティビティライト表示にするのかは、ユーザー自身が機能を切り替えて選択できる。
背面
背面では、排気口を配置。なお、底面側のカーブ面に吸気口のスリットを配置している。
右側面
右側面では、「電源ボタン、音量ボタン、SDカードスロット、USB2.0端子、セキュリティロック・スロット」を配置している。
カードスロットでは結構奥まで格納される。取り出すときは、一度カードを押し込むと押し返されるので、それを取り出す。ディスプレイを閉じているときは、電源スイッチは入らないので、移動中でも安心。
左側面
左側面では、「電源コネクタ、USB Type-C端子、HDMI端子、USB3.0端子、ヘッドセット端子」を配置している。
光学ドライブとや有線LAN端子は装備していない。ネットワークは無線か、USB接続のLANアダプタが必要となる。Inspiron 13(7368)はパームレストもアルミ素材だが、端子の配置する側面もそのまま折り曲げてアルミ素材となっている。
USB 3.1 では、転送速度の異なるタイプが2つある。(初期登場のGen1と、後期のGen2)。 マウス/キーボード、ディスプレイ、オーディオ機器、外付けストレージ、LANハブなどのネットワーク機器は各専用ケーブルが必要であったが、USB 3.1 Type-Cで集約されていく予定。(2015年以降、対応機器の登場次第) USB Type-Cコネクタに上下の決まりはなく、どちらの向きでも挿し込むことができる。抜き挿しでは約10,000回ほど耐えられるという。AコネクタとBコネクタのように、ホスト側とデバイス側でコネクタ形状を変えるのを廃止。どちらもUSB Type-Cコネクタで1つで統一した。 初期のUSB3.1 - Gen1 理論値5Gbps(625MB/s)の転送速度。機能はGen2と同じ。 USB3.1 - Gen2 理論値10Gbps(1250MB/s)の転送速度。SuperSpeed + と呼ばれる。 |
360度回転のヒンジで4つの形態に
Inspiron 13(7368)では2箇所のヒンジにより、ディスプレイを折り曲げる形で360度回転する。この機構で、ノートパソコン形状のほか、タブレット、テント、スタンドの計4つの形態に変えられる。
13.3インチモバイルノート
まずは普通にモバイルノート。2-in-1と言うけれど、ほとんど13.3インチモバイルノートを購入した感覚に近い。強いて言えば、電源ボタンが右側面に配置されている違和感くらいしかない。ノート形状でタッチパネルを使うのもいいが、指で押すとディスプレイがプラプラするので、あまりノート形状でタッチ操作はしないかな。
タブレット
ディスプレイを後方に折りたたむことで、タブレットPCになる。一定の位置まで折り曲げると、キーボードは無効になる。ディスプレイベゼルにWindowsキーはないので、掴んでいる親指で押してしまう煩わしさはなく、中央を挟み持つことができる。裏側はキーボード面になるので、キーの感触がちょっと気になるくらいか。
傾けた方向にあわせ、ジャイロセンサーにより自動回転する(任意で回転ロックも可能)。縦置きだと、WEB閲覧に便利。フルHD(1920 × 1080)解像度なので、縦にしてもドットバイドット表示なら当サイトが丸々収まる領域を持つ。
DELLロゴの位置を下にした持ち方の場合、排気口が手に当たるので、高負荷処理が続くと手が熱くなりそうだ。しかし、高負荷な作業をするときは、まずノートパソコンモードだろうから、さほど懸念要素ではないだろう。ネットくらいでは熱風が出ることはまずないし。気になるようであれば、反対側の位置を持てばいいだろう。
テントモートとスタンドモード
ノートとタブレットの中間ポジションを利用したモード。写真左にあるテントモードは、接地面が少ないので、キーボードとマウスを繋いで、一体型パソコンみたいな使い方ができる。スタンドモードは、タブレットをスタンドに置いたような使い方と言っておこう。
底面
底面はアルミ素材にはなっていない。ガンブラックカラーで、ポリカーボネート(工業プラスチック)の材質。中央には溝になったInspiron ロゴを配置。Skylake設計のUシリーズ搭載なので、さすがにファンレス構造とはいかず、小さめの通気口がある。
左右のカーブ面に、スピーカーを内蔵している。ノートパソコン程度のサウンド出力なので、配置による不具合は感じなかった。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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