モバイルパソコンを選ぼう!DELL Inspiron 13zレビュー
USB3.0端子装備のモバイルノートが欲しい!というならInspiron 13z。光学ドライブがない分、薄型で軽量。端子には防塵キャップがついているので持ち出しには安心。
【Inspiron 13z(5323)とInspiron 14z (5423)レビュー項目】
Inspiron 13z(5323)をお気軽に購入!13.3インチモバイルノート
低価格で購入できるDELL 13.3インチモバイルノート、Inspiron 13zをレビュー紹介します。これはDELLでサポート管理されているシステムモデル名ではInspiron 5323という製品です。2012年6月5日発売されました。
Inspiron 13zという販売名は過去に別製品で何台もありますので、新旧の混乱を避けるため当サイトではInspiron 13z(5323)と表記します。何で製品名を変えないのか理解に悩むのですが、どうやらディスプレイサイズを把握しやすい数字を使うためだそうです。一見さんならともかく、リピーターユーザーとしては面倒臭いブランディング展開です。なお、レビュー情報は2012年7月時点となります。
Inspiron 13z(5323)はHM77 Expressのチップセットを採用したIvy Bridge設計で、13.3イン光沢液晶モバイルノート。XPSシリーズほどのスタイリッシュ・デザインではないものの、これだけのノートが低価格で購入できるのはありがたい。モバイルだと傷がついたり汚れたりするので、より安いノートをお探しなら検討すべきモデルでしょう。
解像度は13.3~15.6インチノートで一般的な1366x768。Inspiron 13z(5323)は13.3インチなので少しばかり高解像度といったところでしょう。文字やアイコンが小さすぎるという印象はありません。
なお、写真ではディスプレイ画面が青みかかっていますが、デジカメのホワイトバランスをディスプレイ画面に合わせていないためであり、実際の見た目では「白いところは白い」です。
ディスプレイ周りにキーボードとの緩衝用ラバーが張り巡らされており、デザイン性を保っています。ベゼルに棒状のゴムが張り付いていないので、すっきりした印象です。100万画素Webカメラ&デジタルマイクをベゼル上部に内蔵しています。下のベゼルにはメッキ加工のinspironロゴが配置されています。
モバイル性はどうか
Inspiron 13z(5323)は「厚み20.7 mm、 幅: 332 mm、 奥行き: 230 mm」。最小重量で1.73 kg。
薄いし、2kg未満の重量なのでモバイル性に長けています。
13.3インチノートなのでモバイルとしては大画面。その分、面積が広いですが、薄型なのでカバンに入れてもかさ張らないです。
ディスプレイだけでなく、本体部分も薄い。
今回紹介するInspiron 13z(5323)の構成とパフォーマンス
今回手元にあるInspiron 13z(5323)実機の構成は以下の通り。DELLはカスタマイズ性があるため、購入時の選択可能パーツはご自身で確認してください。
2012年6月発売の13.3インチ光沢液晶(1366x768)。21mmと薄い!低価格で購入できるモバイルノート。第3世代Core i5 搭載可能(チップセットはHM77)。第3世代CPUなら内蔵グラフィックは「インテル HDグラフィックス 4000」で、本格ゲーム以外ならほとんどの娯楽用に十分なグラフィック性能。 21 mmと薄型、わずか1.73 kg。USB 3.0端子を3つ装備。PowerShare USB対応。SWITCHオプション対応で、天板部のカバーを着せ替え可能。 | ||
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i5-3317U (1.7GHz, 3MB キャッシュ) ※クロック数最大2.6GHz |
6.9 |
メモリ | 4GB (4GBx1) DDR3 1600MHz メモリ | 5.9 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス 4000 | 5.0 |
ゲーム用グラフィックス | 6.3 | |
プライマリハードディスク | 320GB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
Inspiron 13z(5323)は第3世代インテルCore i3 /i5が搭載可能で、2012年8月時点でCore i3-2367M、Core i5-3317U 選択肢があります。今回のレビューではCore i5-3317U を搭載しており、末尾にUが付くので超低消費電力板のCPUです。
今回のInspiron 13z(5323)の構成にて、CPUとGPUの詳細をチェック。Core i5-3317U は2コア実装のHTテクノロジーによる4スレッド動作。22nmプロセスのIvy Bridge世代のCPUで、最大TDP 17 W という低消費電力です。グラフィックは単体GPUを搭載しないので、Core i5-3317Uに内蔵する「インテル HDグラフィックス 4000」が採用されます。Core i3-2367M ではHDグラフィックス 3000です。
ベンチマークテストでは以下の結果でした。
ストリートファイター4のベンチマーク結果 設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示 | ||
RANK D ⇒ プレイできるが、処理が重くなることがある。 スコア 8088 |
||
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分35秒 スコア⇒9266 |
|
OpenGL | スコア⇒3738 |
内蔵グラフィックなので本格ゲーム用にはスペック不足ですが、2Dの高精細コンテンツには充分なパフォーマンスです。CINEBENCH R10のレンダリングでも「処理時間⇒1分35秒」なので、快適なCPU処理能力です。
ちなみに、2009年1月発売した16インチ・ミドル~ハイミドルノート「DELL Studio XPS 16 (1640) 」では、Core 2 Duo P8700 (2.53GHz, 3MB L2キャッシュ) 搭載で処理時間⇒2分33秒でした。この3年近くでここまでノートパソコンのパフォーマンスが高くなっています。
旧Inspiron 13z(N311z)とパフォーマンスを比較
ネタとして、2011年に発売した旧Inspiron 13z(N311z)とパフォーマンスを比較してみましょう。旧Inspiron 13z(N311z)はIvy Bridgeの1世代前になるSandyBridge設計です。
2011年8月発売の13.3インチ・薄型モバイルノート。SandyBridge設計で、第2世代Core i3搭載可能モデル。単体GPUなしの構成で、グラフィックはCPUに内蔵するインテルHDグラフィックス。「モバイルPCにありがちな超低電圧CPU等の搭載」ではないので、据え置きエントリーノートと同性能。ブルーレイや地デジなどの高精細に対応できるスペックだが、本格PCゲーム用には不向き。(2011年12月時点) |
||
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | Core i3-2330M (2.2GHz, 3MB キャッシュ) ※ターボブーストなし |
6.5 |
メモリ | 4GB (4GBx1) DDR3-SDRAMメモリ | 5.9 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス 3000 | 4.7 |
ゲーム用グラフィックス | 6.1 | |
プライマリハードディスク | 320GB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
ストリートファイター4のベンチマーク結果 設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示 |
||
RANK D ⇒ プレイできるが、処理が重くなることがある。 スコア 7483AVERAGE 30.2 FPS |
旧Inspiron 13z(N311z)はCore i3-2330M(内蔵グラフィックはインテル HDグラフィックス 3000 )ですが、ストリートファイター4のベンチマークでAVERAGE 30.2 FPS。
Inspiron 13z(5323)の方が上でした。内蔵グラフィックがIvy Bridge設計になって強化されたことがよく分かりました。
消費電力とパームレストの温度
Inspiron 13z(5323)にて1時間ほどベンチマークテストを行なってみて、消費電力とパームレストの温度を測ってみました。
アイドル値では28~30W前後ぐらいでわりと省エネであることが伺えます。スト2のベンチではだいたい50Wあたり、CPUをマックスに稼働するCINEBENCH R10のレンダリングでも41Wあたりでした。気温31度の環境で、パームレストの温度は写真の通り。左側が最も熱くなります。さすがにミニノートのような低発熱とはいかないようです。パフォーマンスはミニノートなんかより全然上ですからね。
装備するインターフェース
Inspiron 13z(5323)はモバイル性重視といっても、高速インターフェースのUSB3.0を3基装備するので使い勝手は充分。ステータスライトも省略されていません。HDMI端子もあるので外部モニタや液晶テレビとの接続もできます。ただ、内蔵光学ドライブは割愛されています。
Inspiron 13z(5323)の前面では「電源、HDD、バッテリー、ワイヤレス」のステータスライトを装備。
Inspiron 13z(5323)の右側面では、「ヘッドフォン端子、USB3.0端子1つ、8規格対応カードスロット、100base-LAN端子、セキュリティケーブルスロット」を装備。防塵用にソフトキャップが付いています。
左側面では、USB3.0端子が2つ、HDMI端子、電源コネクタを装備。こちらも防塵用キャップで保護されています。そして排気口はこちらの面となります。
USB3.0端子のうち左側のは、キャップに稲妻マークが印字されていますが、PowerShare USB仕様となっています。パソコンを起動しなくてもここのUSB端子から周辺機器を充電することができます。Inspiron 13z(5323)を持ち歩けば、USB充電器の役割を成します。
USB 3.0 端子についてUSB3.0は理論値5Gbps(625MB/s)の転送速度。理論上、USB2.0の10倍近くの速度で、SuperSpeed USBと呼ばれる。 Aコネクタの形状はUSB2.0と共通ですが、Bコネクタは異なるのでUSB2.0機器にUSB3.0ケーブルを使用することはできない。 |
Inspiron 13z(5323)は防塵キャップがついているので、モバイル用途では土ぼこりの侵入が防げて安心です。しかし、据え置きだと接続のたびにコネクタ部分が引っかかるので、ここはちょっと扱いづらい。
Inspiron 13z(5323)の背面とリリースラッチ
Inspiron 13z(5323)の背面には装備端子はありません。中央にリリースラッチが付いており、天板カバーの着せ替えができます。2012年7月時点では「ムーンシルバー、ロータス・ピンク 、 ファイアレッド」の3色がラインナップされています。
今回のInspiron 13z(5323)ではファイアレッド。ややメタリック感がありヘアライン加工がされています。中央にはメッキ加工されたDELLロゴが配置されています。
ヒンジ(蝶番)部分は、強固なメタルヒンジ。ディスプレイの可動域はここまでですが、通常使用であれば充分な可動域。
リリースラッチをスライドすると、手前側から天板カバーが外れます。天板カバーの裏側には鉤爪が付いており、各穴に固定されます。天板カバーはメタル風ですが裏返せばポリカーボネート(工業用プラスチック)であることが確認できます。オプションで別カラー天板を購入しないとまったく無意味な機構です。
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!
コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報
DELL Inspiron 13z(5323)レビューの更新履歴!2012年
DELL Inspiron 14z Ultrabook(5423)レビューの更新履歴!2012年