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アルミの天板とパームレスト!薄型軽量スタイリッシュの、14インチ・ビジネスノート
DELL Vostro 14(5468)のレビュー
- Vostro 14(5468) レビューTOP ~概要・デザイン
- ベンチマークテスト(第7世代 Core i3-7100U搭載時)
2016年9月に発売したVostro 14 5000 シリーズこと、Vostro 5468レビューする。以降、当サイトでは便宜上、Vostro 14(5468)と呼ぶ。※2016年12月9日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
Vostro 14(5468)はDELLの法人向けモデルであるが、個人ユーザーでも購入できるので検討されたし。サポートが法人向けであったり、PCリサイクル料を含まないなど、個人向けとはサービスが異なることを留意しておけばいいだろう。
なお、DELLは「日経コンピュータ(2016年9月15日号)顧客満足度調査2016-2017 ノートPC部門 1位」を受賞!
Vostro 14(5468)概要
Vostro 14(5468)は、第7世代インテルCore(低消費電力のUシリーズ)を採用したKabyLake設計。14インチ・ビジネスノートで目に優しい非光沢ディスプレイ。薄さ18.5mmのスタイリッシュボディが特徴的。わりと低価格設定でありながら、アルミ素材の天板とパームレストを採用しており、デザイン性も高い。
インターフェースにはUSB3.0端子 × 3基、VGA端子、HDMI端子、ギガビットイーサーLAN端子、 SDカードスロットを装備しており、ビジネスからホームまで正攻法を捉えてる。ただし、光学ドライブは搭載していない。USB Type-C端子やUSB3.1は無いので、先行投資ではなく、即戦力向けのビジネスノートと言える。バックライト・キーボードを搭載しているので、暗い会議室でも操作できる。
今回レビューする、DELL Vostro 14(5468)の構成は以下の通りで、レビュー時点の最小構成となっている。この構成であっても、ストリートファイター4のベンチマークテスト(解像度1366 x 768)では、快適プレイのRANK Aをマークしており、ビジネス用途ではかなり高いパフォーマンスである。
2016年12月論評 KabyLake設計 (Uシリーズ) |
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当方レビューに関する注意事項
※パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更がある。
※個人規模および、一個体の調査、一部の情報のため、購入された場合の一致性は保証していない。
※記事はレビュー時点の情報である。標準搭載の内容や変更状況など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※状況については極力丁寧に説明するが、感想やアドバイスは個人的見解であり、その賛否は各々異なる。
※風景にある周辺機器等は、DELLとは関係のないアイテムである。
※DELLサイトにある販売名は気まぐれで、さらに新旧モデルの区別が困難なため、当方では唯一無二の「コンピューターモデル名」を重視している。コンピューターモデル名は、DELLサイトの該当ページにてURLを見れば判断がつくので、困惑したら参考に。
KabyLake(Uシリーズ)設計、Vostro 14(5468)のパーツ構成例
2016年12月9日時点の構成例をまとめてみた。プラットフォームでは、第7世代インテルCoreのKabyLake設計を採用しており、いずれも低消費電力のUシリーズ。単体グラフィックではNVIDIA GeForce 940MX が搭載可能なため、グラフィックワークのビジネスにおいてもそこそこ対応できる。単体グラフィックなしの場合は、CPUに内蔵のグラフィックとなり、インテル HD グラフィックス620の仕様となる。内蔵グラフィックであっても、ストリートファイター4の1366 × 768解像度でのプレイがサクサクなので、多くのビジネス用途では、無理に単体グラフィックを搭載させる必要はないだろう。
14インチ 非光沢ディスプレイを搭載しているが、解像度が1366 × 768とフルHD(1920 × 1080)の2択がある。ストレージではHDDのほかにSSDが選択できる。モバイルがメインだとか、起動をさらに速くしたい場合はSSDを選ぶといいだろう。カラーバリエーションには、ジングル・ゴールドおよび、エラ・グレー(メタリック)が用意されている。
アーキテクチャ | KabyLake(Uシリーズ)設計 |
ディスプレイ |
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CPU |
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グラフィック |
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メモリ |
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ストレージ |
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カラー |
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装備する主要端子 | USB3.0端子 × 3基(1基のみPowerShare対応)、VGA端子、HDMI端子、 ギガビットイーサーLAN端子、 SDカードスロット |
サイズ(公称値) | 幅:340 mm × 奥行: 240 mm × 厚み: 18.5 mm / 重量:約1.59kg |
備考 |
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※ほぼ構成販売なので、パーツの組み合わせは制限される。採用パーツやベンダーは供給状況により変更がある。
※構成に関してはレビュー時点であり、変更の可能性もある。
Vostro 14(5468)のサイズと、ACアダプタ
幅:340 mm × 奥行: 240 mm。薄さは18.5 mmであり、スタイリッシュなデザインに仕上がっている。
DELLの公称重量では約1.59kgであるが、手にしているVostro 14(5468)実機はHDD搭載のためか1.672kgであった。SSD搭載時であれば、たぶん1.6kgぐらいなのだろう。内蔵グラフィック仕様のときは、45WのACアダプタが付属するが、重量は電源ケーブル込で275gであった。
45WのACアダプタ。コンパクトなのでモバイルに適しているが、ジョイントする電源ケーブルは太いので取り回しはよくない。
アルミ素材を使った、薄型スタイリッシュ・デザイン!
Vostro 14(5468)の天板はアルミ素材であり、なかなかの高級感を出している。サラッとした手触りの梨地加工がされており、指紋もつきにくい。中央には溝にハメ込んだようなDELLロゴを配置。カラーバリエーションには、ジングル・ゴールドおよび、エラ・グレー(メタリック)が用意されているが、今回のVostro 14(5468)実機では、ジングル・ゴールドである。
ジングルとはなんぞや?だったが、調べると楽器のことらしく、「タンバリンの胴部分に取り付けられている小型のシンバル」らしい。簡単に状況説明すると、淡いゴールドのシャンパン・ゴールドである。
ヒンジは横長1本の構造で、ディスプレイはここまで開く。通常の用途では十分な可動域であろう。
ヒンジの内側に排気口が配置されている。理想的なエアーフローとは言い難いが、低発熱のUシリーズで内蔵グラフィック仕様であれば、気に病むことではないだろう。NVIDIA GeForce 940MX を搭載して、24時間ゲームを動作するなら懸念要素であるが、常識的な用途であれば問題ないと思われる。
ディスプレイと視野角
Vostro 14(5468)は14インチ画面で、目に優しい非光沢処理。フルHD(1920 × 1080)解像度の選択もあるが、この実機では1366 × 768である。フルHDほどの表示領域はないが、ドットバイドット表示でも文字が見やすいサイズ。解像度は用途に合わせて選ぶといいだろう。
ディスプレイベゼルには、Webカメラとデュアルマイク内蔵。DELLロゴはシルバーのプリント。
ディスプレイベゼルの緩衝用ゴムが部分的な配置であり、これはコストダウンのためかと思われるが、機能的には問題ない。
視野角をチェックしてみよう。これくらいの角度なら何の支障もなく視認できる。
これくらいの角度の視聴となると、色度変移が顕著になる。エントリーモデルで一般的なTNパネルと思われるが、普通に向き合って使う分には問題ない。
Vostro 14(5468)の底面
Vostro 14(5468)の底面では、2本のスタンドゴムと吸気口のスリットを配置。底面を占めるボディでは、材質がポリカーボネート(工業プラスチック)となっている。ゴールドのペイントがしてあるが、天板のシャンパン・ゴールドより黄色みが強く、もっと黄銅色。意図的に同系色の2トーンなのか、それとも個体差があるのかは不明。
底面から左右の側面にかけて、多面的な台形となっており、傾斜面にスピーカが配置されている。スピーカ位置がユーザーと対面になっていないが、ノートPCのスピーカ出力程度ならサウンドに違和感はない。
底面の中央には、窪みでVostroのロゴがある。
Vostro 14(5468)の装備インターフェース
Vostro 14(5468)の右側面では「SDカードスロット、USB3.0端子、VGA端子、セキュリティロック・スロット」を配置している。挿入したSDカードはやや突き出し気味になる。
左側面では「電源コネクタ、ギガビットイーサーLAN端子、HDMI端子、USB3.0端子×2基、ヘッドセット端子」を配置している。
左側のUSB3.0端子のみ、PowerShare対応(PC起動なしでUSB充電用に使える)。
正面の中央には動作ライトを配置しており、「電源・バッテリライト」と「HDDライト」の兼用となっている。Fn + Hキーを押すことでライト機能をどちらかに切り替えられる。
背面は長いヒンジ部分。装備する端子はない。
バックライト付きのキーボード
13.3インチノートと同じキーボードを搭載しており、操作性としてはモバイルと同等。ただ、画面は14インチなので、据え置きのメインPCでも、モバイルでも無理のないマルチなタイプだ。
キーボードおよびパームレスト全般。アルミの一枚板にプレスと穴開け加工しているようだ。アルミ素材のため、低価格ながら高級感がある。ガンブラックカラーで、シンプルかつ落ち着いたデザイン。右端に電源ボタンを配置しており、起動時には棒状のLEDライトが点灯する。
アルミ素材のパームレストにはヘアライン加工。天板もアルミ素材であり、所有の至福感も高い。
一体型のタッチパッドで、周囲はダイヤモンドカットされており、金属の光沢がアクセントになっている。これも高級感ポイントになっている。
2016年ごろから見かけるようになった、一部のキーを隣接させキートップの段差で切り離している加工。プレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工を共通化させてコストダウンを図っているようだ。展示会イベントでDELLの社員にも聞いたが、グローバルメーカーゆえ、日本仕様のためだけにコストを掛けるのは社内で圧力がかかるらしい。もちろん、グローバルでの共有化がコストパフォーマンスにつながっており、ユーザーにも有益な面もある。
実際に使ってみて、見た目の違和感は若干あるが、これといった支障は感じられなかった。隣接することで小さいキーの狭苦しさが、視覚的に払拭されており、個人的には受け入れても良い加工と思う。カーソルキーは小さめであるが、独立配置なので誤接触もなく扱いに不自由はない。
キーストロークは浅すぎず、それなりの底打ち感はある。気になるような「たわみ」もなかった。
バックライト・キーボード
Vostro 14(5468)ではバックライト・キーボードを搭載しており、兼用キーとなっているF10を押すことで、バックライトのオン・オフおよび、2段階の調光が可能となっている。暗い会議室では重宝される機能である。
キーの印字がかすれることなく点灯しており、視認性は良好。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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