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第9世代Coreプロセッサ搭載の、コンパクトな幅93mmスリム・デスクトップ
Optiplex 7070 スモール・フォーム・ファクターのレビュー
2019年6月発売!Optiplex 7070 スモール・フォーム・ファクターをレビューする(以下、OptiPlex 7070 SFF)。規制モデル名はD11S。DELLサイトの販売ではOptiplex 7070タワー(D18M)と同じページで括られている。
コンパクトな筐体で、幅93mmスリム・デスクトップ。縦置き、横置きの設置両対応。第9世代Coreプロセッサ(CoffeeLake Refresh)に互換搭載。グラフィックカード非搭載の構成になっている。USB Type-C端子(USB3.1-Gen2 )など最新インターフェースを搭載しつつも、PS/2 端子などレガシーポートも装備。ディスプレイ出力には、デュアルモード Display Port(Dマークに++)を2基装備しており、単なるコネクタ形状の変換だけでDVI/HDMIのディスプレイとも接続可能。拡張性ではメモリスロット4基、PCI Express x1を1基、PCI Express x16を1基実装。変換効率に優れた80PLUS BRONZEの電源を採用。
ストレージにはSATA接続のSSDよりも圧倒的に速いNVMe SSDのほか、3.5インチ、2.5インチHDDの搭載が可能。インテル Optaneメモリー16GB、ウルトラスリム光学ドライブ(9.5mm厚)はオプション対応。
高さ: 290 mm × 幅: 93 mm × 奥行き: 292 mm。DELLの公称重量 約5.26 kg。
懸念要素は次の通り。エアーフローはCPUファン一点集中型なので、HDDの冷却はあまり考慮していない雰囲気。200W電源(特殊型)なので、自前のカスタマイズにしても範囲が限られるエントリー構造。
2019年10月論評 CoffeeLake- Refresh互換 |
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※2019年10月2日時点のレビュー。本製品の発売日は2019年6月11日である。
レビュー実機の構成とスペック(Core i5-9500)
まず、この手元にあるOptiPlex 7070 SFF実機を基にした限定的な情報となる。実際の購入となると、選択により様々な構成があるので注意されたし。また、時期による仕様変更で情報が相違している場合もある。
今回導入したOptiPlex 7070 SFF実機のスペック詳細。チップセットはインテルQ370なので、CoffeeLake(第8世代Coreプロセッサ)世代から存在するベースである。CoffeeLake Refresh(第9世代Coreプロセッサ)には互換対応ということになる。実機では第9世代 Core i5-9500搭載。単体GPUの搭載はないので、CPUに統合型(内蔵)されているインテル UHD グラフィックス630が使われる。メモリは無難な容量で8GBメモリ構成。ストレージには256GBのNVMe SSD (M.2 / PCI Express)を搭載。ベンチマークテスト結果は後半で紹介する。
レビュー時点では、以下のような構成例がある。単体GPUの搭載はなく、各CPUの内蔵グラフィックを採用。現状ではすべてUHD グラフィックス630。
CPU:第9世代 Coreプロセッサ
- 第9世代 Core i3-9100
4コア/4T、6MBキャッシュ、3.6GHz / 最大 4.2GHz) TDP 65W 【UHD グラフィックス630 】 - 第9世代 Core i3-9300
4コア/4T、8MBキャッシュ、3.7GHz / 最大 4.3GHz) TDP 62W 【UHD グラフィックス630 】 - 第9世代 Core i5-9500
(6コア/6T、9MBキャッシュ、3.0GHz / 最大 4.4GHz) TDP 65W 【UHD グラフィックス630 】 - 第9世代 Core i5-9600
(6コア/6T、9MBキャッシュ、3.1GHz / 最大 4.6GHz) TDP 65W 【UHD グラフィックス630 】 - 第9世代 Core i7-9700
(8コア/8T、12MBキャッシュ、3.0GHz / 最大 4.7GHz) TDP 65W 【UHD グラフィックス630 】 - 第9世代 Core i9-9900
(8コア/16T、16MBキャッシュ、3.1GHz / 最大 5.0GHz) TDP 65W 【UHD グラフィックス630 】
メモリ
- メインメモリの最大は、64GB(32GB×2) DDR4 2666MHz とある
- インテル Optane メモリー16GBにオプション対応
Optane メモリーとは
Optane メモリーとは、HDDキャッシュメモリとして使われるM.2 SSDである。接続にはM.2スロットのNVMe SSD(PCI Express接続)を使う。SSDにはインテルとMicronが共同開発したメモリチップ「3D Xpoint」を採用している。3D XPointは、一般的なSSDに採用されるNAND型フラッシュメモリよりもランダムアクセスが速く、繰り返される読み書きの耐久性が高い。ハードそのものはストレージのSSDとして認識されるものだが、インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー(IRST)の有効化と設定でシステム・ストレージのキャッシュとして機能する。初回の挙動はキャッシュのため速くはないが、次回からはキャッシュから読み出されるため高速化する。メインメモリのような揮発性メモリではないので、一旦電源を落としてもキャッシュは保存されている。ストレージ
ストレージではSATA接続よりも圧倒的に高速のNVMe SSD(PCI Express接続、M.2スロット)が搭載可能。ほかには、2.5 インチ、3.5インチHDDが搭載でき、デュアルストレージの構成も可能。
今回のOptiPlex 7070 SFFレビュー実機では、システム用(Cドライブ)にSKハイニックス製BC501 (M.2スロット / 256GB NVMe SSD)を搭載している。パフォーマンスはこの通りで、シーケンシャルリードでは1600MB/s近くと速い。一般的にSATA接続のSSDではシーケンシャルリードが大体500MB/sあたりだが、PCI Express接続のNVMe SSDとなるとその速度は桁違い。ただし、SATA SSDとNVMe SSDの差は、双方ともすでに及第点のため通常の操作では実感しにくい。なお、ベンダーは供給時期により異なり、SSDには個体差もあるので、あくまでこの実機に限った一例である。
NVMe SSDの基礎知識と、パフォーマンス比較
※M.2スロット(NVMe SSDとSATA SSD)について※過去PCとストレージ比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス
ネットワーク
【上記ストレージ欄のキャプチャ:ネットワーク アダプターを参照】 デバイスマネージャから、ネットワークコントローラをチェック。有線LANではインテル l219-LMなので、ギガビット・イーサネット・コントローラー (1GbE) である。サーバー構築している環境で十分な速度をキープできる。
今回の実機では無線LANを搭載していないが、DELLサイトを見ると、インテルWireless-AC 9560、Qualcomm QCA61x4Aなどのオプションがある。
ネットワーク基礎知識
※通信インターフェース 有線LANと無線LAN規格についてWaves MaxxAudio Pro
サウンドチューニングにWaves MaxxAudio Proを搭載。内蔵型で出力の弱い小型スピーカーでも、デジタル処理で効果的なサウンドを展開するサウンド補正技術。 ゲームサウンドでは良好な結果を残しているのだとか。ユーティリティソフトを使ってイコライザー調整ができる。
レビューに関する、注意事項
※レビュー時点および手元の実機に限った内容であり、選択や時期により仕様は異なる。
※販売は既存構成(パッケージ)が基本で、そこから選択できるパーツは制限される。
※搭載可能パーツやベンダーは、レビュー機と異なる場合がある。
※標準搭載の範囲は不明。最終確認、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※製品の「コンピューターモデル名」を必ず理解しておくこと。購入アドバイスは個人的意見。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能。(注文は個人名の記入でOK)
OptiPlex 7070 SFFの装備端子
OptiPlex 7070 SFFのフロントデザイン。斜め格子のスリットと非光沢梨地の組み合わせになっている。装備するインターフェースは選択により異なるので、この実機を一例として紹介する。
縦配置でウルトラスリム光学ドライブ(9.5mm厚)を搭載しており、コンパクトであるが5.25インチ光学ドライブよりは低速。DELLサイトを見ると、光学ドライブはオプション扱いのようだ。
上から電源ボタン、HDDライト、SDカードスロット(オプションであり、この実機は非搭載)、ヘッドセット端子、USB2.0端子、USB2.0端子(PowerShare対応)、USB3.1-Gen1 端子、USB Type-C端子(USB3.1-Gen2 )を装備。
OptiPlex 7070 SFFの背面。格子状の排気口で、CPUファンによる吸い出し空冷のエアーフローとなっている。PCケースのファンはない。背面インターフェースは次の通り。
キーボード&マウス用のPS/2 端子、シリアル ポート:DE-9コネクタ(9pin) といったレガシーたちを装備。サウンドにはライン出力を装備。ディスプレイ出力には、デュアルモード Display Port(Dマークに++)を2基装備。デュアルモードDisplayPortは単なるコネクタ形状の変換で、DVI/HDMIのディスプレイと接続可能。
USB2.0端子×2基、USB3.1-Gen1 端子×4基、ギガビットイーサーLAN端子を装備している。
クイックスタートガイドによる、装備端子の説明。オプション部分もあるので留意されたし。
光学ドライブ搭載時には、サイバーリンク社のPower2Go(DELL版)などのアプリが付属する。
インターフェースの補足説明
※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能。
※USB3.1-Gen1はUSB3.0と同じ(転送速度は5Gbps)
※USB3.1-Gen2は、USB3.0およびUSB3.1-Gen1の2倍の速度で、「10Gbps」
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
※アナログ音声端子の色分けなどの基礎知識は、サウンドデバイス知識ガイドで解説
縦置き、横置き可能な筐体
PCケースはスチールであり、左側面には通気口なし。この面が内部アクセスの開閉パネルとなっている。
天井面。開閉部と重なっているので筋目が出ている。
右側面にも通気口なし。4隅にスタンドゴムが配置されており、横置きが可能。
OptiPlex 7070 SFFを横置きにした様子。縦置き用のスタンドゴムも見える。後述するが、フロントパネルのDELLロゴも向きを変えられる。(この写真ではやってないけど)
フロントパネル
ツメのロックを外してフロントパネルを外した様子。
フロントパネルの裏側からDELLロゴの向きを変えられる。
DELLロゴとインテルインサイド。
キーボード&マウス
付属していたキーボードはKB216t。(KB216シリーズ詳細レビュー)。
付属マウスはMS116t1。梨地の表面加工で非光沢ベースの落ち着いたデザイン。左右クリックボタンとホイールだけのスタンダードマウス。標準的なサイズと思われる。(MS116tシリーズの詳細レビュー)
Core i5-9500 ベンチマークテスト
Core i5-9500のアーキテクチャはCoffeeLake Refreshである。今回導入したOptiPlex 7070 SFF実機では、第9世代 Core i5-9500を搭載。6コア実装、6スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は65W。ベースクロックは3.0GHzだが最大4.4GHzまでアップする。統合している内蔵グラフィックは、インテル UHD グラフィックス630。
初心者向けCPU基礎知識
※基本的なCPUのスペック : 動作周波数(GHz)や、キャッシュメモリ、TDPなど※定格内の自動クロックアップ(最大~GHz)の、ターボ・ブースト・テクノロジーとは
※PCの複数同時処理! ~コア/~Tという、マルチコアとマルチスレッドとは
統合された内蔵GPU(内蔵グラフィック)とは
CPU内部には組み込まれたグラフィック機能(内蔵グラフィック)がある。CPUコアとGPUコアが統合しているため、厳密には「統合型グラフィック」とも言う。同世代の単体GPUよりも性能が控えめというのが通例だが、低消費電力、低コストのメリットがある。時代ごとに高性能化しており、本格ゲームなど高負荷な用途でない限り、これで十分というユーザーは多い。4Kコンテンツに対応するパフォーマンスがあり、2Dコンテンツでは十分。
PCに単体GPUが搭載されていない場合は、この内蔵グラフィックが使われる。画像処理するにはビデオメモリが必要だが、内蔵グラフィックではビデオメモリがないのでメインメモリの一部を代用される。内蔵グラフィックだけだと、そこがデメリットとなる。(単体GPUだとビデオメモリも搭載している)。CINEBENCH R15のベンチマークテスト
このCore i5-9500でCINEBENCH R15によるレンダリングを実施。比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している) 。オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。
今回のCore i5-9500ではマルチスレッドで978だった。スコアを見ると、8コア実装8スレッド動作のCore i7-9700T(低消費電力版TDP 35W)に近い印象。当方のレビューPC内で、Core i5シリーズとしては最高スコアだった(2019年10月時点)
1コアのパフォーマンスであるシングルスレッドでは、スコアが189。これも当方のレビューPC内ではCore i5シリーズとして最高スコア。8世代-9世代Coreが確実に上位に位置している。
CINEBENCH R15のベンチマークテストとは
3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」がベースで、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。最大256スレッドまで対応しているため、コア数が多く高クロックのCPUほど有利だが、アーキテクチャの新旧にもよる。なお、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】ゲームのベンチマークテストと、他PCとの比較
本格ゲームのベンチマークテスト結果。グラフィックカードはないので、Core i5-9500とその内蔵グラフィックによるパフォーマンスとなる。ストリートファイター4ならフルHD(1920 × 1080)でコマ落ちなく動作するパフォーマンス。 ファイナルファンタジーXIVやラストレムナントだと、1280×720ならプレイできないことはない。
※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、当方過去のレビューPCと比較できる。
2019年10月論評 CoffeeLake- Refresh互換 |
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スコア またはFPS |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
3778 | |
ラストレムナント~2009年 (1280×720 フルスクリーン) |
54.05 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
67.38 | |
バイオハザード6 ~2013年 (1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) |
2677 |
基礎知識:ゲームのベンチマークテストについて
※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。なお、CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリによってパフォーマンスが左右されやすい。OptiPlex 7070 SFFの内部構造
青いレバーを下げることでロック解除され、工具無しでサイドパネルが外せる。パネルは一枚板の端を折り返して強度を高めた簡易なもの。
内部全体。PCケースにはファンがない。
グラフィックカードなどのPCI Expressカードは、工具レス・ネジフリーで固定できる。DELLではグラフィックカードのサポートがないので自前となるが、200Wの電源とロープロファイル限定ではパフォーマンス的に搭載するメリットは低いだろう。ディスプレイ端子目的くらいか。
吸い出し式のCPUクーラー
パッシブダクトと一体化したCPUファン。一般的なPCでみられるCPUに風をあてる空冷ではなく、吸い出し式。パッシブダクトを介して筐体背面へ熱気が排出される。エアーフローはCPUファン一点集中型なので、HDDの冷却はあまり考慮していない雰囲気。
200W 電源ユニット~何気に80PLUS BRONZE認証
総出力200Wの電源なのでかなりのエントリー仕様。グラフィックカードなしの仕様にうなずける。メイン出力となる+12V系統は2つあり、それぞれ最大16.5A、14Aである。意外にも、80PLUS BRONZE認証の電源。
80PLUS BRONZEの電源を採用
「80PLUS」とは、効率指標の共通規格。変換効率で優秀とされる基準は変換率80%であるが、「80PLUS認証」がついた電源ユニットであれば、それをクリアしている。(第三者機関による認証プログラムなので信用性が高い)。
※変換効率とは、「コンセントもとのAC(交流電流)から、PCで使うDC(直流電流)に変換したとき、どれだけ有効に変換できたか」の指数。例えば、変換効率70%なら、残りの30%は「変換時の電力」と熱としてPCに使われず消えている。80PLUSには以下のグレードがある。
グレード | 負荷率20%の場合 (クリアすべく変換効率) |
負荷率50%の場合 (クリアすべく変換効率) |
負荷率100%の場合 (クリアすべく変換効率) |
80PLUS Standard | 80% | 80% | 80% |
80PLUS BRONZE | 82% | 85% | 82% |
80PLUS SILVER | 85% | 88% | 85% |
80PLUS GOLD | 87% | 90% | 87% |
80PLUS PLATINUM | 90% | 92% | 89% |
負荷率20%、50%、100%のときの変換効率がチェックされる。やはり電源ユニットは負荷率50%のとき、変換効率が良い。80PLUS BRONZE以上は負荷率50%時の変換率が高く設定されている。 なお、電源ユニットならびに80PLUSにこだわるユーザーであれば、80PLUS BRONZE以上がトレンドとなっている。
【電源ユニットの変換効率とは~指標の共通規格!80PLUSとは】
ドライブマウンタ
青いプラスチックのマウンタを使い、3.5インチHDDが搭載できる。この実機ではHDD非搭載だが、マウンタと「SATAケーブル/SATA電源ケーブル」はそのまま付属していた。免震ゴム付きのピンにハメるマウンタなので作業は工具レス。DELLサイトを見ると、2.5インチドライブを搭載できるようなので、おそらくそれ用のマウンタも存在するのだろう。
レバーをスライドすると、光学ドライブ(9.5mm厚)のマウンタも一緒に取り外せる。
マザーボードのチェック
ドライブマウンタを外して、OptiPlex 7070 SFFのマザーボードをチェックする。PCケースにファンがないためか、さすがにチップセットにはヒートシンクが載せられている。
マザーボードの電源周りが特殊。メインコネクタ(マザーボード用電源)が24pinではなく6pin。SATA電源コネクタは電源ユニットからではなく、一旦マザーを介してマザーからの出力になっている。SATAコネクタは3基あるが、この現状ではSATA電源コネクタが2基なので要注意。
PCI Expressスロット
PCI Express x1が1基、PCI Express x16が1基。
メモリスロット4基
OptiPlex 7070 SFFではメモリスロットは4基あるので、後の増設はしやすい。
M.2スロットとNVMe SSD
SSD用のM.2スロット。このOptiPlex 7070 SFF実機ではType2230のNVMe SSDを搭載している状態。受けネジの位置を変えれば、Type2280も搭載できる。なおスロットの横の印字を見ると、PCI ExpressとSATAの両対応のようだ。
無線LANカード
無線LANカード用のM.2スロット。今回は非搭載の状態。OptiPlex 7070 SFFのレビューは以上!
DELL OptiPlex 7070 シリーズの、サイズ比
今回、DELL OptiPlex 7070 シリーズの3機種を同時にレビューしている。左から、マイクロ(D10U)、スモール・フォーム・ファクター(D11S)、タワー(D18M)である。カッコ内は規制モデル名。
OptiPlex 7070シリーズ!同時レビュー
- DELL OptiPlex 7070マイクロ (D10U) レビュー
- OptiPlex 7070スモール・フォーム・ファクター (D11S) ※現在
- OptiPlex 7070タワー (D18M)
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
2019年10月論評 CoffeeLake- Refresh互換 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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