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アルミボディの14インチ・ビジネスノート!ローエンドGPUの搭載も可能。
DELL Vostro 14(5471)レビュー
2017年12月19日に発売した、14インチノートのVostro 14(5471)をレビューする。設計はKabyLake Refresh (第8世代Core-Uシリーズ)で、第7世代Core-Uシリーズよりもかなり性能が向上している。その点でもパソコン買い替えにはいい時期だと思われる。単体GPUでは、ローエンドだがAMD Radeon 530が搭載できる。ただ、現在の内蔵グラフィックがかなり優秀なので、無理して搭載するほどのものではないと思われる。
天板と底面、さらにパームレストがアルミ素材であり、ボディに高級感がある。デザインとして部分的に若干鋭利なので、角にぶつけたりしないよう注意したい。14インチ非光沢ディスプレイでは広視野角のIPSパネルを採用。フルHD(1920 × 1080)搭載。一応オプションらしいがバックライト・キーボードも搭載。搭載するUSB Type-C端子には、USB3.1-Gen1ほか、USB Power Delivery、Display Port に対応している。光学ドライブは搭載しない。
2018年3月論評 KabyLake Refresh (Uシリーズ) |
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※2018年3月1日時点のレビュー。手元の実機レポートであり、仕様は各々の選択により異なる。
製品特徴
筐体 |
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カラー |
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電源 | 42WHr 3セルバッテリ(内蔵) ACアダプタ:内蔵グラフィック仕様時は45W / 単体GPU搭載時は65W USB Type-CではUSB Power Deliveryに対応 |
その他 |
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サイズ(公称値) | 幅: 343mm × 奥行き: 241 mm × 厚み: 16~17.4 mm |
質量 | 公称重量 約1.67g~ ※レビュー実機重量1.647g、65W ACアダプタ(ケーブル込)330g |
懸念ポイント | 光学ドライブなし。比較的先端が鋭利なデザインであり堅牢性のあるアルミボディであるため、武器に使用された場合は殺傷力が高い。物を投げる癖のある奥様がおられる方は要注意。 |
当方レビューに関する注意事項
※レビュー時点、レビュー実機の情報であるため、購入された場合の一致性は保証していない。
※標準搭載や仕様変更などの最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※感想は個人的見解である。※風景に写っている周辺機器等は、DELLと関係ない物もある。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能(注文は個人名の記入でOK)。
DELLの製品名について
DELLサイトにある「販売名」は統一性がなく、さらに新旧モデルの区別も困難。そのため唯一無二のコンピューターモデル名で確認する必要がある。詳しくは「DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること」を参照。
Vostro 14(5471)の天板および底面、パームレストがアルミ素材のボディとなっている。サイズ(公称値) 幅: 343mm × 奥行き: 241 mm × 厚み: 16~17.4 mm。このレビュー実機重量では1.647Kg。薄さもあってシャープな印象のある筐体だ。
今回の構成ではAMD Radeon 530 4GB GDDR5を搭載しているので、65WのACアダプタが付属する。毎度のこと、ジョイントする電源ケーブルは太めなので取り回しは良くない。アダプタ&ケーブルの重量は330g。
Vostro 14(5471)の左側面。ここのUSB Type-C端子では、USB Power DeliveryとDisplay Portに対応している。
(DELLサイト表記の適当ぶりが嫌いなので、当サイトでは付属のマニュアル書「クイックスタートガイド」をベースに紹介している。ゆえに番号をそのまま使っている。)
右側面では、USB3.1(Gen1)端子× 2基装備している。バッテリーマークのついている方はPowerShare対応。
前面および背面には装備する端子はなし。
インターフェースの補足説明
※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能。
※装備するUSB3.1は、すべてGen1のため転送速度はUSB3.0と同じ「5Gbps」
※Power Delivery(USB PD)とは、USB電力拡張規格のこと。ホスト側から電力を得て、数珠つなぎ式で対応周辺機器へ電源供給ができる。順に電力消費をしていって、電力不足になるまで繋いでいける。
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
Vostro 14(5471)のプラットフォームと、構成例
アーキテクチャ | KabyLake Refresh設計(Uシリーズ) |
ディスプレイ |
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CPU |
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グラフィック |
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ストレージ |
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※レビュー時点の構成例。採用パーツやベンダーは供給状況により異なる。
※構成ベースの販売であり、パーツの組み合わせは制限される。
Core i7-8550UとRadeon 530の構成例
今回レビューしているVostro 14(5471)実機では、Core i7-8550UとRadeon 530を搭載。
Core i7-8550Uは、2017年8月以降に登場したKabyLake Refresh設計で、モバイル向けの第8世代Core-Uシリーズ。このCPU-Zでは、CoffeeLake-U/Yになっているが・・無視。(ちなみに、デスクトップ向けの第8世代Coreシリーズは次世代の「CoffeeLake設計」なのでややこしい。)
先代であるKabyLake(第7世代Core-Uシリーズ)ではCore i7であっても2コア実装であったが、Core i7-8550Uでは4コア実装のクアッドコア仕様。さらにHTテクノロジーによって8スレッド動作する(Core i5-8350U,8250Uも同様)。何よりも、このパフォーマンスでTDP(熱設計電力)15Wであり、ワットパフォーマンスが非常に良い。「製造プロセス」は第7世代Core-Uと同等の14nmであるが、改良のためかインテルは「14nm+」と呼んでいる。インテルいわく、KabyLakeとKabyLake Refreshにて、Core i7で比較すると最高40%のパフォーマンスアップとのこと。※Core i7-8550U VS Core i7-7500Uで、ベンチマークソフト「SYSmark 2014 SE」の比較。
Core i7-8550Uのベースクロックは1.8GHzだが、ターボ・ブースト・テクノロジーによって最大4GHzもクロックアップする。(下位であるCore i5-8350U,8250Uもクアッドコアなので、クロック数の高さとキャッシュメモリ容量で差別化を図っているもよう)。ベースクロックは1.8GHと低いのは、モバイル向けでバッテリーの持ちを良くするためであり、いざという時は「ムチを打って最大4GHzも頑張らせる」といった感じか。デメリットとしてはやはりピーク時の実消費電力の高さがあり、電源に余裕があっても長時間の高負荷には考慮が必要と思われる。
Core i7-8550Uにコア統合されている内蔵グラフィックは「インテル UHD グラフィックス620」。先代のHD グラフィックス620でも、3Dグラフィクスや4Kビデオ向けに強化されていたが、HDの頭に「U」が追加されており、さらなる強化がされたようだ。※UHD(4K)対応を意識したネーミング。
Core i7-8550Uにはインテル UHD グラフィックス620を内蔵しているが、レビュー機には単体GPUとしてAMD Radeon 530 4GB GDDR5を搭載している。内蔵グラフィックと切り替えて使うことも可能。【切替可能グラフィックの解説~NVIDIA Optimus と、AMD Enduro 電力管理テクノロジー】
CINEBENCH R15ベンチマークテスト
CINEBENCH R15におけるCore i7-8550Uのレンダリング・パフォーマンス(マルチスレッド)。スコアは670であり。Uシリーズにおいて、レビュー時点で最高値。Core i7-6700HQとほぼ同等パフォーマンス。ちなみに当サイト調査では、先代に当たるCore i7-7500Uはスコア335。ここの枠には収まらなかったので、気になる方は以下のリンク先を参照。
Vostro 14(5471)でベンチマークテスト中の様子。
モバイル向けのU/Yシリーズをまとめて歴代比較。当サイトレビューPCにおける測定で、最大スコアのものだけピックアップしたもの。(環境に影響があったのか、必ずしも上位CPU順になっているわけではないが・・)Core i7-8550Uがダントツに伸びていることがわかる。コア数とターボブースト時のクロック数が影響しているとかんがえられる。これまで2コア4スレッドが長く続いていたが、Core i7-8550Uで4コア8スレッドになった仕様は大きな変化である。もっと比較したい方は、以下のリンク先を参照にどうぞ!
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】
ラストレムナント(1280×720)ベンチマークテスト
AMD Radeon 530 4GB GDDR5を搭載しているので、ラストレムナントの「1280×720 フルスクリーン」で、ベンチマークテストを実施。90.82FPS FPSだったので、快適にプレイできる性能。同じ構成のVostro 13(5370)が89.61 FPSだったので、ほぼ適正値だろう。
ただ、他のPCの例ではCore i7-8550U+インテル UHD グラフィックス620で「64 FPSあたりのパフォーマンス」があった。微妙すぎるパフォーマンスアップのため、用途がはっきりしないならRadeon 530を載せる意味は無いだろう。以下、過去のレビューパソコンとの比較。
【 設定 】 | ラストレムナント(1280×720 フルスクリーン) | FPS |
2018年3月論評 |
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90.82 |
2017年11月論評 |
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148.29 |
2018年2月論評 |
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89.61 |
2011年12月論評 |
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86.19 |
内蔵グラフィックの「インテル HD グラフィックス3000」で動作 | 24.00 | |
2017年11月論評 |
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77.95 |
内蔵グラフィックの「インテル UHD グラフィックス620」で動作 | 48.59 | |
2017年2月論評 |
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70.52 |
2017年11月論評 |
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64.92 |
2018年2月論評 |
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64.43 |
2017年11月論評 |
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62.66 |
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43.60 |
2017年3月論評 |
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35.35 |
2018年2月論評 |
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34.58 |
2017年8月論評 |
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25.89 |
2013年4月論評 |
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23.96 |
2010年4月論評 |
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10.28 |
アルミボディのVostro 14(5471)デザイン
天板はアルミ素材で、アルマイト加工によりさらっとした手触り。表面はサンドブラスト加工による梨地仕上げ。中央にはクローム調のDELLロゴを配置。
底面も天板同様、アルミ素材で梨地仕上げ。中央にはプレス加工のVostroロゴ。2本のゴム足の間には吸気口スリット。
底面のプレートをプレス加工して、そのまま端子面の側面につながっている。つまりつなぎ目が少なく、堅牢性に長けたユニボディとなっている。緩やかなカーブ面にスピーカを配置しており、内蔵型で出力の弱い小型スピーカーでもデジタル処理で効果的なサウンドを展開するサウンド補正技術:Waves MaxxAudio Proを採用。
左側面。
右側面の端子を使用している例。SDカードは少し出っ張る。
横長のヒンジで、ディスプレイはここまで開く。ディスプレイを開いているとき、角が少々鋭利な印象がある。なかなかないとは思うが、誤って引っ掛けるようなことがあればちょっと痛手になるかも。全般的に薄く角が鋭利なので、シャープなデザインでカッコイイのだが、落としたり角に当たるようなことがあれば、「破壊力もそれなりにあるだろうな」と思う。
ヒンジの間に排気口を配置。従来よりも空間を取るようになった印象がある。KabyLake Refreshではピーク時のクロック数が高いから、排熱構造にも改良を加えたのだろうか。
14インチ非光沢 IPS ディスプレイ(1920 × 1080)。写真ではドットバイドット表示。14インチ画面にフルHD(1920 × 1080)はだいぶ高解像度の仕様で、拡大しないと文字やアイコンは細かい。ただ個人的な視力では、ドットバイドット表示で使えるぎりぎりサイズかな、という印象。どっちにしろ、人による。
ディスプレイにはWebカメラ&デュアルマイク内蔵。DELLロゴはシルバーのプリント。
広視野角IPSパネル
広視野角のIPSパネルを採用しているため、TNパネルのような極端な色度変移が起こらない。ただ、陰になりやすい印象はある。なお、仕様では非光沢液晶であるが、厳密にはやや半光沢である。
液晶モニタではTFT液晶(アクティブ マトリックス方式)が使われるが、IPS方式(In Plane Switching)は、TFT液晶の中で視野角が最も広く、色度変移(見る角度によって色合いが変化する現象)が少ない。DTP分野や医療用などシビアな色表現を求める業界で好まれる。IPSパネルは比較的コスト高なので、上位モデルで採用される。【解説:液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式】
Vostro 14(5471)のキーボード、アルミ製パームレスト
このプラチナ・シルバーのモデルでは、内面(パームレスト)がノクターンブルー)。ほぼ黒に近いのだが、若干紺色を思わせるカラーだ。パームレストもアルミ素材であり、剛性も実感できる。キーボードを打っていても、たわみにくい印象がある。各キーの位置がくり抜きされたパームレスト部分と一体型のタイプ。キーボードエリアが少し窪地になって、くり抜かれた穴からキーが頭を指している構造。つまりキーボードの地盤もそのままパームレスト全体の一部(1プレート)となっている。
なお、DELLサイトでは「標準フルサイズ、テンキー付きチクレットキーボード(防滴)、オプションのバックライトキーボード」と記載されているが、何をトチ狂ったのか、テンキーなどない。14型ノートではまずテンキーはありえないだろう。キーボードパーツは14インチノートで使われているもの。
今回のVostro 14(5471)では、電源ボタンに指紋認識リーダーを搭載させていない仕様。搭載させると、LED点灯しないのっぺりした電源ボタンになる。この電源ボタンの周りにはダイヤモンドカットによりアルミの光沢がアクセントになっている。タッチパッドも同様で、周囲はカットにより金属の光沢がある。
パームレストの角がちょっと鋭利でしかも材質がアルミなので、手や物をぶつけないように注意したい。
2016年ごろから見かけるようになった、一部のキー(BackSpaceと¥など)を隣接させつつ、キートップの段差で隔離している加工。これはユーザービリティのためではなく、単なるコストダウン加工と思われる。
BackSpaceと¥のキーボードが小さいのでやや扱いづらいが、隣接することで小さいキーの狭苦しさが視覚的に緩和されている。(ただし、操作性には何の影響もないが。)実際に使ってみて、見た目の違和感は若干あるが、これといった支障は感じられなかった。エンターキーがやや幅狭だが、一番端にあるので操作性にはさほど影響はないだろう。カーソルキーは小さめであるが、段差の付いた独立配置なので、誤接触もなく扱いに不自由はない。
スペースキーの両脇も同様。グローバル対応の加工。半角全角キーはそんなに小さくなっていないので、問題なし。
キーストロークも、まずまずの底打ち感で14インチノートとして妥当な印象。キートップはほぼフラットなので、滑らすようなタッチに向く。
一応。オプション扱いのようだが、バックライト・キーボード搭載(2段階の調光可能)。暗い場所でも操作ができる。
おまけ。右側に13.3インチノートのVostro 13(5370)を置いてみて2ショット撮影。使われているキーボードパーツは全く同じもの。Vostro 14(5471)レビューは以上。
Vostro 14(5471)について、詳しくはDELLサイトへ
KabyLake Refresh (Uシリーズ) |
14インチ非光沢ディスプレイ、広視野角のIPSパネル フルHD(1920 × 1080)搭載。天板・底面・パームレストがアルミ素材であり高級感がある。デザインとして部分的に若干鋭利なので、角にぶつけたりしないよう注意したい。バックライト・キーボード搭載。USB Type-C端子には、USB3.1-Gen1ほか、USB Power Delivery、Display Port に対応。単体GPUでは、ローエンドだがAMD Radeon 530が搭載できる。 光学ドライブは搭載しない。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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