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お手軽な価格と究極の省スペース性!手のひらサイズ・デスクトップPC
Inspironマイクロデスクトップ(3050) レビュー
2016年2月に発売された「Inspironマイクロデスクトップ」こと、Inspiron 3050をレビューする。幅と奥行ではCDケースのサイズに収まるほど超コンパクトなデスクトップ。まるで周辺機器のように、モニタの片隅に置かれている程度の存在感である。ノートパソコンよりも遥かに設置スペースをとらず、デスクトップPCなので、モニタやキーボード等は自由に組み合わせて使うことができる。
Inspironマイクロデスクトップ(3050)概要
23インチ・フルHDモニタと、Inspiron 3050を組み合わせた設置例。なお、写真にある周辺機器などは自前の市販品であり、DELLとは関係がない。
当サイトのInspiron 3050レビュー時点では、Celeron J1800を搭載している。これはSilvermont 設計(開発コードBay Trail-D)なので、第3世代のAtom系CPUである。これは2014年ごろがメインだったため、Inspiron 3050が2016年2月の発売となると、1世代前のCPUを採用したことになる。Inspiron 11(3162)やInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252) では、すでに第4世代のAtom(Airmont設計)を採用しているので、購入検討の際は念頭に置いたほうがいい。(これが価格に反映されていると思う。)ただし、ネット、ビジネスソフト、BDほどの2D高精細コンテンツなら、Celeron J1800で普通に対応できるので、ライトニーズであればさほど悩まなくてもいいだろう。今回レビューしたInspiron 3050の構成は以下のとおりである。
2016年3月論評 Silvermont 設計 (Bay Trail-D) |
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2016年3月5日時点のレビュー。パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更があるため、購入された場合の一致性は保証していない。あくまで、手元にあるInspiron 3050実機における現状レポートである。
DELL Inspiron 3050のデザインとインターフェース
Inspironマイクロデスクトップこと、Inspiron 3050のデザインをチェックしてみよう。Inspiron 3050を上から見るとほぼ正方形である。天井面は少しドーム状でピアノブラックの光沢。ベタベタ触ると指紋がよく付着する。中央にシルバーのDELLロゴを配置している。
こちらは前面と右側面の様子。4方の側面は非光沢である。
そしてInspiron 3050の背面と左側面の様子。
Inspiron 3050は手のひらサイズで、この実機の重量では544g(DELLサイトでは最小重量590gとある)。CDケースと重ねあわせると、それに収まるサイズである。これなら表面積ではCDケース以下だろう。
前面と左右側面
Inspiron 3050の前面では、電源ボタンとHDDライトのみ。電源ボタンは起動時に点灯する。前面にささっと使えるUSB端子がほしいところだが、右側面に装備しているので大してストレスにはならないだろう。
左側面には3規格対応のSDカードスロットを配置。挿入したSDカードはやや突っ張り気味になる。右側面ではUSB3.0端子×1基、USB2.0端子×1基、セキュリティロック・スロットを配置。
背面
背面に多くの端子が揃っている。電源コネクタ、Display Port 端子、HDMI端子、USB2.0端子×2基、ギガビットイーサーLAN端子、ヘッドセット端子を配置。なお、Display Port 端子、HDMI端子によるデュアル・ディスプレイ接続が可能。
USB2.0端子は上下の距離間が近いため、厚みのあるUSBメモリ等では2つ同時接続が厳しい。延長ケーブルなどの活用があるといいだろう。
45W ACアダプタ
Inspiron 3050では45W ACアダプタが付属する。エントリーノートで使われるようなACアダプタでさほど場所をとらない。ただ、電源ケーブルが太めなので、取り回しはよくない。
今回の構成における消費電力をチェック。アイドル時では7W、CPU最大稼働時のCINEBENCH R15のレンダリング中では9W、ストリートファイター4ベンチマークテスト中では13Wだった。デスクトップ機としては非常に低消費電力であることは言うまでもない。
ベンチマークテスト(Celeron J1800搭載のInspiron 3050)
Celeron J1800搭載したInspiron 3050にて、ベンチマークテストを行なった。レビューしているInspiron 3050の構成は以下のとおりである。ちなみに、通常のBDタイトルを超える転送レート(平均Rate 50Mbp)の動画「Pioneer Visual Material Movie01」を再生してみた。使用率が70%あたりだったが、滑らかに再生できた。このあたりが用途として限界レベルだろう。※通常のBDタイトルはRate 40Mbpsが最大
2016年3月論評 Silvermont 設計 (Bay Trail-D) |
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Celeron J1800および、それに内蔵するインテル HD グラフィックスのスペック。Celeron J1800は2コア実装で2スレッド動作する。先述の通り、Silvermont設計であり第3世代のAtom系CPUである。開発コードはデスクトップ向けのBay Trail-D。TDPは10Wと低消費電力。
ただし、Silvermont設計のCeleron J1800は2014年ごろがメインだったため、2016年2月の発売機種に搭載するのは時期が遅い。これが低価格につながっているのだろうと思う。2016年では第4世代のAtom系(Airmont設計-Braswell )が旬である。TDPでは6Wが多く、さらにワットパフォーマンス(少ない電力でも効率のよい処理能力)がいい。ただ、Inspiron 3050はライトニーズ・モデルなので、さほどシビアにならなくてもよい気がする。要は価格で納得できればということで。
CINEBENCH R15のスコア(CPUパフォーマンス)
CINEBENCH R15でレンダリングテストを行なった。専らCPUの性能指標である。Celeron J1800搭載したInspiron 3050では、スコアが75。
過去のレビューPCにAirmont設計のPentium N3700搭載機があり、そちらでは139。数値上ではCeleron J1800の倍近い。同じくAirmont設計のCeleron N3050では67で、前世代であるCeleron J1800よりも若干低い。これはクロック数の低さが影響したと思われる。なお、2016年の注目株である2in1ノート向けのCore m5-6Y57では194あり、Celeron J1800よりもかなり高速であることがわかる。
CINEBENCH R10の処理時間(CPUパフォーマンス)
CPUの性能が顕著に現れるCINEBENCH R10ベンチマークテストでチェック。
CINEBENCH R10は、MAXON Computer社のCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。 Cinema 4Dとは映画・テレビ業界・ゲーム制作・建築で採用されている3Dソフトである。このベンチマークテストのレンダリング処理時間で、主にCPU性能を測ることができる。 CINEBENCH R10はマルチコアに最適化されているので、クロック数の高さだけでなくマルチスレッド効果を発揮する。
Celeron J1800搭載のInspiron 3050では、レンダリング完了までに4分13秒かかった。これはCore 2 Duo T7100搭載のInspiron1520(2007年)に近いパフォーマンス。
過去レビューのAtom系PCと比較
過去のAtom系搭載PCの例をみると、新旧Atom系でまぜて比較してもPentiumブランドはわりと速い傾向にある。今からすると、初代Atom(Bonnell設計)、2代目Atom(Saltwell設計)はかなり遅い。
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⇒4分13秒 | |
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⇒2分14秒 | |
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⇒2分26秒 | |
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⇒2分54秒 | |
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⇒3分38秒 | |
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⇒4分24秒 | |
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⇒4分59秒 | |
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⇒12分09秒 | |
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⇒18分06秒 |
ストリートファイター4 ベンチマークテスト(ゲームパフォーマンス)
次は内蔵グラフィックのパフォーマンス(ゲームパフォーマンス)をチェック。ストリートファイター4の1280×720 ウィンドウ表示でチェックしたところ、26.42FPSでRank E。プレイはほぼ不可能。
AVERAGE FPS 26.42
比較コメント | このInspiron 3050に近いパフォーマンスのPCは、2007年のミドルノート、Inspiron 1520。または2011年のエントリースタンダードノートのInspiron 15R(N5110)。現在においてもライトニーズであれば、十分利用できる性能だ。 |
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比較コメント | 過去にレビューしたAtom系CPU搭載機と比較してみる。2016年の主流は第4世代AtomにあたるAirmont設計:Braswell。今回のInspiron 3050はCeleron J1800搭載なので、第3世代AtomでSilvermont設計 (Bay Trail-D)。どっちみち、まだAtom搭載機での本格ゲームプレイは論外。 |
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ストレージ・パフォーマンス
今回のInspiron 3050では、東芝製の500GB HDDを搭載していたが、そのパフォーマンスは上記の通り。2.5インチHDDを搭載しており、現在において2.5インチHDDの平均的なパフォーマンスだと思う。
Inspiron 3050の底面および、内部構造
「Inspironマイクロデスクトップ」こと、Inspiron 3050の底面では台形状になっており、傾斜部分に通気口が4方向配置されている。Inspiron 3050の内部へは、底面からアクセスする。ネジを4本外すだけの楽な作業である。
カバーの裏側には2.5インチHDDの取り出し方が記載されている。下段にあるHDDの接続ケーブルを外し、マウンタのネジを外し、スライドしながらHDDが取り出せる。上のマザーボードを外す必要はない。
底面からカバーをあけるので、当然底面が上の状態で紹介している。メモリスロット1基とCPUファンがみえる。動作時は少しばかり風切音がなるが、一般的なデスクトップ機よりも静かな方だ。
USB端子の配置されている側面の様子。
無線LANカードはマザーボードの裏面に装着されている。この実機ではインテルDual Band Wireless-AC3160が搭載されている。2016年2月に発売された「Inspironマイクロデスクトップ」こと、Inspiron 3050のレビューは以上。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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