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Comet Lake-U 設計、360度回転するヒンジの13.3インチ・2-in-1ノート!
DELL Latitude 5310 2-in-1 レビュー
Comet Lake-U 設計の Latitude 5310 2-in-1 をレビューする。(規制モデル名: P96G)。Latitude 5000ブランドで中位の5000シリーズ。360度回転するヒンジで、タブレットPCに変形可能な13.3インチ・2-in-1ノート。法人向けモデルであるが、個人ユーザーが購入することも可能。発売日は2020年5月19日。
狭額でスタイリッシュなフレームレス・デザインで、13.3インチ 光沢 ディスプレイに解像度1920 × 1080搭載。広視野角パネルを採用している。DELLサイトによれば強化ガラスのCorning社製Gorilla Glassを採用しているとのこと。最大では第10世代Core i7-10610Uが可能。単体GPUの搭載はみられず、内蔵グラフィック仕様となっている。ストレージではPCI Express接続で高速のNVMe SSDを搭載している。見たところ天板、底面カバー、パームレストにおいて全般の材質はポリカーボネート(工業プラスチック)。筐体自体はプラスチックのエントリー感が強い。光学ドライブは搭載していない。
購入時のオプション要素が多く、「指紋認識リーダー、SCリーダー、NFC、英語キーボード、バックライト・キーボード機能、SIMカードスロット、Thunderbolt 3対応」など、ユーザーのニーズに応じて選べる。
Dell Power Managerで設定すれば、「Express Charge」により、バッテリー残量0%から80%まで1時間で急速充電できる。またAIによる最適化機能(Dell Optimizer)も搭載されており、ユーザーの作業方法を学習し、スタイルに合わせて継続的に調整を行い、生産性をアップする。
360度回転するヒンジ(蝶番)構造となっているため、ディスプレイを後方へ折り、回転させるとタブレットPCに変形できる。
寸法は幅: 306 mm × 奥行き: 208 mm × 厚み: 18~20 mm 。 DELL公称の重量目安は 約1.32kgだが、レビュー実機の測量では1.42 kgだった。たぶん、NFCリーダーやSCスロットを内蔵させると100gほどアップするのだろう。
Latitude 5310 2-in-1のデメリットとしては、次の点を挙げておく。
- 重量は1.4kgあたりなので、タブレット用途となると重量級 ※キーボードが付く2-in-1タイプのデメリット
- 内蔵グラフィックのため、ちょっとしたゲーム用途にも向かない。ただしストリートファイター4のような軽いものであれば、フルHD(1920 × 1080)のプレイでも十分快適な性能である。
- カードスロットはMicro SDなのでサイズが限定されてしまい、そこは使い勝手が悪い。
- 設計上、HDDの搭載やデュアル・ストレージ構成はできない。
- 有線LAN端子が無いので、無線環境は必須。
- 光学ドライブは無し
- 換装のための内部アクセスは、底面ボディをごっそり取り外す構造なのでややハードルが高い。 分解マニュアルはDELLサイトに掲載されているが、分解は保証なしの自己責任であることに要注意!
レビューに関する、注意事項
当レビューでは、手元にある実機を情報のベースにしており、DELLサイトの情報と照合させて検証している。標準搭載の範囲は明確には分からない。ユーザーのカスタマイズ選択や、メーカーの仕様変更により ” レビュー実機との差異 ” があることをご了承いただきたい。
2020年9月論評 Comet Lake (Uシリーズ) |
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※2020年9月25日時点のレビュー。本製品の発売日は2020年5月19日である。
Latitude 5310 2-in-1 レビュー実機の構成例
手元にあるLatitude 5310 2-in-1実機のスペック、および機能の実装について解説する。構成の一例として紹介しており、ユーザーの選択により構成は異なる。特にベンダー(部品メーカー)は各機で異なるのでご理解の上、参考にされたし。
手元にあるLatitude 5310 2-in-1の構成および採用ベンダー。
Core i7-10610Uを搭載しており、統合している内蔵グラフィックのインテル UHD グラフィックスが使われる。メモリは16GB×1枚のシングルスレッド搭載。マニュアルによればメモリスロットは2基実装している。ストレージには高速(PCI Express接続)のNVMe SSD 512GBを搭載。M.2スロットのType 2230である。マニュアルによれば搭載はType 2280にも対応している。液晶パネルにLG Philips(LGエレクトロニクス製)の【 LGD05DC 】を採用しており、IPSパネルのたぐいだと思われる。
構成の注意事項
※調査時点における情報であり、時期により異なる。
※複数の既存構成で販売されており、構成ごとに選択できるパーツが制限されている。
Latitude 5310 2-in-1のプラットフォーム(Comet Lake-U 設計)
Latitude 5310 2-in-1のプラットフォームは、Comet Lake-U 設計。第10世代Coreプロセッサで低消費電力版(TDP 15W)のUシリーズを搭載する。Whiskey Lake(第8世代Coreプロセッサ-Uシリーズ)の後継で、プロセスルールは変わらず14nm++のまま。ほか、第10世代Coreプロセッサには10nmプロセス製造のIce Lakeがあるが、Comet Lake-Uはそれを補完するポジションとされる。その設計から、「 Ice LakeはAIを活用したミドル/ハイエンド向け、Comet Lake-Uはオフィス系やコンテンツ制作向け 」という棲み分けになる。
Comet Lake-Uの設計としてはCoffeeLake(Uシリーズ)ベースに近く、メモリコントローラやPCH(チップセットのコントローラー)の機能を向上。コアに大きな変更はないが、動作周波数を効率よく引き上げるインテルDTTの搭載やメモリ帯域の強化で少しばかりパフォーマンスをアップしている。
※ちなみにノート向けの第10世代Coreプロセッサ(14nm)としては、Comet Lake-H が TDP 45W のハイパフォーマンス版。Comet Lake-Uの発表から8ヶ月後の2020年4月に発表された。
装備するインターフェース
まず付属していたクイックスタートガイドで、Latitude 5310 2-in-1が装備する端子をチェックしてみる。購入時の選択により実装される端子(インターフェース)は各々異なる。USB Type-C端子には備考欄があるのでこれも要チェック。
装備端子の一例として手元のLatitude 5310 2-in-1を紹介する。オプション箇所がいくつかあり、これがLatitude 5310 2-in-1の標準搭載ではないのでご注意を。あくまで一例。
電源コネクタ、USB Type-C端子(Display Port 、USB3.2-Gen2対応、さらにDELLサイトにはPower Delivery対応とある )、HDMI端子、USB3.2-Gen1 端子、SCスロットを配置。 ※USB Type-C端子のThunderbolt 3対応はオプションで選べる。SCスロットもオプション搭載となっている。
※今回のLatitude 5310 2-in-1の構成(指紋認識リーダー・SCリーダー・NFC・英語キーボード)と合致するパームレスト項目が「Palmrest with Touch Fingerprint Reader, SmartCard Reader, NFC, Thunderbolt」しかない。ここにThunderboltの記載がみられる。Type-C端子の印字で、Display Port マークかThunderbolt マークかで違いがでるはずなのだが、この実機ではDisplay Port マークなので不可解。まさかThunderbolt 3でもDisplay Port マークで逝っちゃっているのかも。
ヘッドセット端子、Micro-SDカードスロット、USB3.2-Gen1 (PowerShare対応)、セキュリティロック・スロット。オプションのSIMカードスロットは、非搭載の状態なのでふさがっている。
インターフェースの補足説明
※2019年2月、USB Implementers Forum(策定団体)によってUSB規格の名称が変更された。以前、「USB3.0、USB3.1-Gen1」と呼ばれていたのが「USB3.2-Gen1 」に変更。そして「USB3.1-Gen2」は「USB3.2-Gen2」に変更。過去にアップしたレビュー記事では修正を入れないのでご留意を。
- USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる
- PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能
- USB3.2-Gen1 (旧名称:USB3.1-Gen1)の転送速度は「5Gbps」
- USB3.2-Gen2 (旧名称:USB3.1-Gen2)はUSB3.2-Gen1の2倍の速度で、「10Gbps」
- Power Deliveryとは、USB電力拡張規格のこと。市販のPD対応ACアダプターを使うことができる。
- 初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説
- ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説
ネットワーク・コントローラーと、ストレージ
デバイスマネージャから、ネットワークコントローラをチェック。無線LANにはインテルWi-Fi 6 AX201 160MHzを搭載。Wi-Fi 6(第6世代の無線LAN規格)なので、IEEE802.11axに対応する。Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)から通信速度が向上し、「複数端末環境における通信の安定性」、「接続する端末の省電力性」で向上している。なお、有線LANは搭載していないので無線環境が必須となる。
ネットワーク基礎知識 【 無線LAN規格 について 】
PCI Express接続で高速のNVMe SSD
ストレージに、KIOXIA(東芝メモリ)製のKBG40ZNS512Gを搭載している。(M.2スロットに512GB NVMe SSD搭載。フォームファクタはType 2230)。パフォーマンスはこの通りで、シーケンシャルリードでは2343MB/sという爆速。なお、ベンダーは供給時期により異なり、SSDには個体差もあるので、あくまでこの実機に限った一例である。ちなみにSATA SSDでもすでに及第点の速度のため、一般的な操作でNVMe SSDとSATA SSDの差は体感しにくい。
【 NVMe SSD と SATA SSDについて 】
過去レビューPCとの参考比較はこちら 【 ストレージのパフォーマンス比較 】
Dell Power Manager(v3.6.0) ~ 電源・温度の管理アプリ
レビュー時点では、Dell Power Manager(v3.6.0)が搭載されている。電源プロファイル管理や、静音性(ファン速度)・温度・パフォーマンス(処理速度)のカスタマイズがここで行える。このシステムは、インテルDynamic Tuning Technology(インテル DTT)に基づいたチューニング機能である。
バッテリー情報の「バッテリ設定」では、「バッテリーの長寿命を優先するか・・、寿命よりも急速充電」を優先するか・・・、そのバランスを取るか・・」という選択ができる。バッテリー残量0%から80%まで1時間で急速充電する機能「Express Charge」の設定もここで行える。
機能のカテゴリは以下の通り。なお、バッテリーの種類によっては、利用可能な設定が制限される場合があるとのこと。この実機ではLG化学のバッテリーが内蔵されていた。
- バッテリー情報 (充電レベル・状況・正常性のモニタリング)
- 高度な充電 (バッテリ寿命の最適化~寿命を延ばす設定)
- ピークシフト (バッテリおよびACの使用スケジュール~AC電源に切り替えるタイミング設定など)
- サーマル管理 (システム温度およびファン設定~低温・静音・高パフォーマンス優先など)
- バッテリエクステンダ (バッテリ消費の最小化~CPU処理速度を低下、画面輝度など抑えるなど)
- アラート設定 (電源アダプター・バッテリー・温度に関するアラートをサポート)
※購入時期により、Dell Power Managerのバージョンが更新されている場合がある。
※ちなみに、当サイトのベンチマークテストでは、最適化(標準設定)にしている。
さらに詳しく 【 DELL Power Manager(電源・温度の管理アプリ)のレポート 】
Dell Optimizer ~ AIによる最適化機能
いわゆる、AIプラットフォーム の搭載。ユーザーの作業方法を学習し、スタイルに合わせて継続的に調整を行い、生産性をアップするシステム。例えば、バッテリーの日常的な電力消費や充電パターンを最適化したり、サウンドシステムを自動的にチューニングし、バックグラウンド・ノイズを抑えたり発話音量を調節したりする。
第10世代Core i7-10610U + 内蔵グラフィックのパフォーマンス
手元のLatitude 5310 2-in-1における本格ゲームのベンチマークテスト結果。古いゲームだがストリートファイター4がフルHD(1920 × 1080)でコマ落ちなく動作する性能がある(70.99 FPS)。内蔵グラフィックでもかなり性能が向上している。
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターだと1280×720 標準(ノートPC)のプレイは可能だが、コマ落ちはみられる。ラストレムナントも同様。以下、今回の構成におけるベンチマークテスト結果のまとめ。ゲームタイトルのリンクをクリックすると、当方過去のレビューPCと比較できる。
2020年9月論評 Comet Lake (Uシリーズ) |
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ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
3579 | |
ラストレムナント~2009年 (1280×720 フルスクリーン) |
48.67 | |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
70.99 |
ゲームのベンチマークテストについて
- バッテリー駆動では著しくパフォーマンスが下がるので、ACアダプタは常時接続している。
- 電源管理(Dell Power Manager)を、最適化(標準設定)にしている。
- PCの排熱性能(冷却システム)によって、CPUやGPUのパフォーマンスに影響がでるため、純粋にそのCPUやGPUだけの性能とは言えない。(ポテンシャルを引き出していない場合もある)
- CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリによってパフォーマンスが左右されやすい。
- 3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。
Core i7-10610Uのパフォーマンス
ベンチマークテストはCINEBENCH R15によるレンダリングだが、比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している) 。オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。なお、CINEBENCH R15の結果がCPU性能の全てではないのでご留意を。
今回のCore i7-10610Uではマルチスレッドで680。当方の調査内であればCore i7-8705Gに近いパフォーマンスを出していた。ただ下位のCore i5-10210Uと大差ない。むしろちょっとした環境の違いか、下回る結果になっている。
1コアのパフォーマンスであるシングルスレッドでは、スコアが174。
CINEBENCH R15ベンチマークテストとは
ドイツMAXON社の3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるので「CPU性能指数」の目安になり、コア数が多く(スレッド数が多く)高クロックのCPUほど短時間で処理できる。主にマルチコア環境での参考になる。搭載GPUの影響はほぼ受けない。
【CINEBENCH R15ベンチマークテスト ~ 過去レビューPCとの、マルチスレッド比較 】360度回転するヒンジで、タブレットPCに ~ デザイン編
見たところ天板、底面カバー、パームレストにおいて全般の材質はポリカーボネート(工業プラスチック)。筐体自体はプラスチックのエントリー感が強い。シルバーというかダークグレーに近い塗装になっている。天板中央には、クロム調のDELLロゴを配置。
底面は内部アクセスのカバーになっている。見たところポリカーボネートの材質。スタンドゴムは横に長い土手形状。左右の傾斜部にスピーカを配置している。
底面を斜めから観察。
Latitude 5310 2-in-1のノートモードと、ヒンジ構造
まずLatitude 5310 2-in-1のノート・モード。このレビュー実機では1.42 kgだったため、ノートならともかくタブレットPCとしては重量級である。これは本来はノートPCそのものであるため、「2-in-1タイプ全般に言えるデメリット」である。2-in-1タイプを選ぶ場合は、「ノートパソコンがあくまでメインであり、タブレット用途はおまけ機能」と捉えておけば、購入後の後悔はないだろう。やはり、軽量でお手軽な専用タブレットPCとは、ニーズがちょっと変わってくる。
Latitude 5310 2-in-1の背面。シングルファン内蔵のため、左端に排気口が1つ。下段(底面寄り)にもスリットが配置されている。
360度回転するヒンジ(蝶番)構造となっているため、ディスプレイを後方へ折り、回転させるとタブレットPCに変形できる。ヒンジはヘアライン処理されたメタル外装。
当然、ディスプレイの180度オープンができるわけで、外部ディスプレイに接続したときなどは妨げにならず便利。
タブレット・モード
360度回転で折りたたんでタブレット・モードに変形。一定の角度まで曲げると、キーボード操作は無効になるので誤操作の心配はない。そしてタブレットモードの縦位置利用。ジャイロセンサーにより自動で画面が回転する。(任意で回転ロックも可能)。
タブレットモードでの側面外観。支えている手の指先では、本体背後キーボードのプチプチ感が気になってしまう。これは折り曲げ式 2-in-1の定めか。
変形の応用!テントモード と スタンドモード
ノート形状からタブレット形状への、可変途中を利用した応用的なモードである「テントモード」。 角度次第では地面の設置スペースが最も少なく、手軽に配置できるモード。さらに無線のマウスやキーボードを追加して、一体型パソコン風に使うのも一興である。手前の机上スペースが広く使えるので、資料を広げたりと仕事用にも使える。
テントモードの状態で、キーボード面を地面に伏せた格好が「スタンドモード」。タブレットPCをスタンドに置いたような感覚で使える。キーボード面を地面に伏せるため、汚い場所ではキーボードが汚れてしまうのがデメリット。視界にキーボードが入ってこないので、映画鑑賞などに向いている。
13.3インチ 光沢 ディスプレイ 【広視野角】 (解像度1920 × 1080)
高解像度で細かい表示になるため、DELLの初期設定および推奨設定では150%拡大になっているが、掲載写真では拡大なしのドットバイドット表示(100%)に設定し直している。13.3インチ画面に「1920 × 1080のドットバイドット表示」はかなり細かい見え方になるが、人によっては許容範囲であろう。長時間のテキスト読みで疲れるようなら、適宜に拡大設定をすればいい。拡大時に発生する一般的な「にじみ問題」がネックであるが、軽減する機能も付いている。※ディスプレイの見え方に関しては、視力や好みの違いにより意見が分かれるので正解・不正解はない。
狭額でスタイリッシュなフレームレス・デザイン
左右のディスプレイベゼルがかなりの狭額でスタイリッシュ。ベゼルは段差がなく全面フラット。
ディスプレイベゼル上部の中央にWebカメラとマイクを内蔵。セキュリティ機能として、Webカメラにはレンズを物理的にふさぐ「プライバシー・シャッター」付き。上のレバーをスライドすることで開け閉めできる。ディスプレイがいくつか選択できるが、プライバシー・シャッターが全てについているのかは不明。選択肢にはWebカメラなしの構成もみられるので、それはさすがにシャッター無しだろう。
強化ガラス&広視野角パネル ※実機ではLG PhilipsのLGD05DC
この実機ではLG Philips(LGエレクトロニクス製)の LGD05DC というパネルを搭載していたが、詳しいスペックは不明。IPSパネルの類と思われ、広視野角である。広視野角だと、極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きにくい。複数人で観るようなシチュエーション、つまり様々な角度から視聴する場合にも好都合。
DELLサイトによれば「ゴリラガラス」を採用している。特殊ガラス・メーカーのCorning社が開発したGorilla Glassは、プラスチックの数十倍の強度とされる強化ガラス。「通常のガラスよりも耐擦傷性が高く、傷がついても目立ちにくい、擦傷がついても強度を維持」という特長がある。スマートフォンを始め、iPhoneなどタッチスクリーンのデバイスで多々採用されている。触れてもベタつきにくい特長を持つ。
反射防止加工(低反射)
光沢ディスプレイなので、コントラストが高く黒の引き締まった画質を楽しめる。ただし照明や日光の当たる角度により背景の映り込みが生じるので、環境に応じて角度や照明の調整が必となる。ただ、AR(アンチ リフレクション)コーティングが施してあるので、非コーティングのDELLノートよりも比較的映り込みは軽減されている。
AR(アンチ リフレクション)
AR(アンチ リフレクション)コーティングとは反射防止加工のこと。その仕組は、画面に射し込む「入射光」と跳ね返った「反射光」の角度を合わせることで干渉させ、映り込みの原因となる正反射を抑制するものである。(光の干渉効果を利用)。スパッタリング(真空めっき)などで、表面にフッ化マグネシウムなどの薄い膜を作りコーティング(薄膜)することが、一般的に知られている。ディスプレイ基礎知識
- 広視野角とは : 液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式
- ディスプレイ表面処理 ~ 光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)
Latitude 5310 2-in-1のキーボード(英語版の場合)
この実機では英語キーボードを搭載しているが、DELLサイトを見ると、日本語および「バックライト付き日本語キーボード」も選べる。この英語キーボードにはバックライト機能は付いていない。パームレストの材質は見たところポリカーボネート(工業プラスチック)。
DELLサイトには 「ご選択のパームレストにより、内蔵キーボードが英語へ変更となる場合がございますのでご注意ください」とある。いやはや、もう少しシンプルなカスタマイズ構成にしてもらいたいところだ。
右上の端に配置された電源ボタン。クイックスタートガイドではオプション扱いになっているが、電源ボタンが指紋認識リーダーと統合されており、ボタン表面がフラットになっている。(Windows Hello対応)
最近は法人モデルでしか見かけないクリックボタン独立タイプ。オプションのNFC(Near Field Communication))タグ リーダーを内蔵させているので、タッチパッドの右側にマークが印字されている。
クリックボタンの硬さは平均的と思われる。
手とキーボードのサイズ比較。
ホームポジションの様子。
キー配列をチェック。カーソルキーの段差配置は使いやすい。個人向けのモデルでも広く採用してほしいところだ。
ACアダプタ付属 (65W仕様の場合)
このLatitude 5310 2-in-1実機で付属しているのは65WのACアダプタ(コネクタ先はDCプラグ)。コネクタ先が電源LEDライトになっている。
なお、65Wアダプターでは「Type-Cコネクタ」のタイプがオプション販売されているが、給電中はType-C端子が使えなくなるデメリットがある。DCプラグの90W ACアダプターもオプション販売されていた。
ACアダプタからPC側へつなぐケーブルは比較的細めだが、ジョイント式のAC電源ケーブルは太めなので取り回しはよくない。実物を測量したところ、アダプタ本体は225g、AC電源ケーブルは98gだった。※AC電源ケーブルは一般的に市販されているメガネ型3P(通称ミッキー型 / IECコネクター・60320-C5)なので、市販品への変更は可能。当方では細めの市販ケーブルを予備にストックしている
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
Latitude 5310 2-in-1のレビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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