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Whiskey Lakeの15.6インチ非光沢ノート。Radeon 520が搭載可能
DELL Vostro 15 3000 (3583)レビュー
2019年1月発売!Whiskey Lake(Uシリーズ)設計のVostro 15 3000 (3583)こと、Vostro 3583(コンピューターモデル名)をレビューする。15.6インチ 非光沢 ディスプレイ(解像度1920 × 1080)のビジネスノート。レビュー時点ではCore i3-8145U、またはCore i7-8565Uが搭載でき、単体GPUにはAMD Radeon 520が搭載可能。ストレージにはPCI Express接続で高速のNVMe SSD を搭載している。テンキー付きキーボード装備。光学ドライブは搭載していない。予算は5万円台あたりから購入検討できるモデル。
選べるカラーバリエーションでは「ブラック」と「アイス・グレー」があるが、レビューしているのはアイス・グレーのモデル。グレーと言うか僅かに青みを含んだシルバーカラーである。
2019年6月論評 Whiskey Lake (Uシリーズ) |
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※2019年6月12日時点のレビュー。本製品の発売日は2019年1月29日である。
レビューに関する、注意事項
※レビュー時点および手元の実機に限った内容であり、選択や時期により仕様は異なる。
※販売は既存構成(パッケージ)が基本で、そこから選択できるパーツは制限される。
※搭載可能パーツやベンダーは、レビュー機と異なる場合がある。
※標準搭載の範囲は不明。最終確認、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※製品の「コンピューターモデル名」を必ず理解しておくこと。購入アドバイスは個人的意見。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能。(注文は個人名の記入でOK)
Vostro 15 (3583)の構成例と解説
レビュー時点および、この実機を基にした概要をまとめておく。時期により変更の場合もあるのでご理解を。また、組み合わせに関しては既存構成(パッケージ)によってその範囲が決まっている。
ディスプレイ
- 15.6インチ 非光沢 ディスプレイ(解像度1920 × 1080)
カスタマイズ解説
非光沢ディスプレイのフルHD(1920 × 1080)のみ。15.6インチに1920 × 1080なので、わりと高解像度で表示領域が広い。非光沢なので長時間の使用による眼睛疲労の対策になる。ただし実機を見る限りTNパネルなので、視野角は狭い。
レビュー実機では、液晶パネルにBOEテクノロジー製のBOE0802を採用。検索すると、「TNパネル、最大輝度200 cd/m2 、コントラスト比290:1 、sRGB 50% 」というスペックだった。他のパネルが使われても似たようなスペックになるのだろう。BOEは過去にハイニックスの液晶ディスプレイ部門を買収しており、世界大手の液晶パネルメーカーである。近年はLGディスプレイの出荷を上回る勢いを見せている。なお、採用されているベンダーは時期により異なると思われるので、あくまで一例と理解してほしい
CPU ~ プラットフォームはWhiskey Lake(Uシリーズ)
- 第8世代 Core i3-8145U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.1GHz / 最大 3.9GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i7-8565U
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.8GHz / 最大 4.6GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】
カスタマイズ解説
Vostro 15 (3583)はプラットフォームにWhiskey Lake(Uシリーズ)を採用している。レビュー時点で搭載可能なCPUは上記の通りで、そのスペックと統合されている内蔵グラフィックを確認されたし。 単体GPUを搭載しない場合は、CPUが統合している内蔵グラフィックが使われる。
Core i3-8145UかCore i7-8565Uが搭載可能。キャッシュとクロック数に差があるほか、大きな違いはコア数およびマルチスレッド数である。マルチスレッドに最適化されているアプリを使うなら、Core i7-8565Uが有利。
グラフィック
- 単体GPUの搭載なし (CPUに統合されている内蔵グラフィックが使われる)
- AMD Radeon 520 2GB GDDR5
カスタマイズ解説
単体GPUにAMD Radeon 520 2GB GDDR5 が搭載可能。単体GPUを搭載しない場合は、各CPUが統合する内蔵グラフィックが使われる。Radeon 520 はかなりローエンドなので、ゲーム用には物足りない。しかも内蔵グラフィックより少しばかりグラフィック・パフォーマンスがアップするくらい。しいてメリットとするなら2GBのビデオメモリがPCの負担軽減になるくらいか。
単体GPU搭載だとビデオメモリも搭載されるが、内蔵グラフィック仕様ではビデオメモリがないのでメインメモリの一部が代用される。内蔵グラフィック仕様だとそこがデメリットとなるとなるので、メインメモリを多めに搭載しておくのもよい。
メインメモリ
- 4GB(4GB×1) DDR4メモリ (2666MHz)
- 8GB(8GB×1) DDR4メモリ (2666MHz)
カスタマイズ解説
エントリーモデルと言えど、8GBメモリあったほうが安心できる。サポートにはないが、仕様ガイドによれば最大メモリ構成 16GBとのこと。メモリスロットは2基実装されている。
ストレージ
- 128GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
- 256GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
カスタマイズ解説
SATA接続よりも圧倒的に高速のPCI Express接続、NVMe SSD(M.2スロット)を搭載している。なお、構造では2.5インチHDDベイ(7mm厚)があるので、デュアル・ストレージ構成が可能。しかしDELLでのサポートはないため、自前&自己責任での増設となる。
インターフェース
- 無線LANはIEEE802.11ac対応、
- 有線LANはギガビットイーサー対応
- HDMI端子、USB3.1-Gen1 端子×2基、USB2.0端子、SDカードスロットなど
筐体の特徴
- 筐体はポリカーボネート(工業プラスチック)材質
- テンキー付きキーボード搭載
- パームレストは、少し立体(僅かに凹凸)のテクスチャ加工
- 光学ドライブは無し
- カラーバリエーションのラインナップは、ブラックとアイスグレー
筐体サイズ
- 幅: 380 mm × 奥行き: 258 mm × 厚み: 20 mm
- 最小重量(公称) 約1.97 kg (レビュー実機の測量では1.963 kg)
ACアダプタ
- 65WのACアダプタ付属(AMD Radeon 520 搭載の場合)
実機の測量では本体のみで225g / 接続する電源ケーブル104g - 45WのACアダプタ付属(単体GPUなしの場合)
バッテリ
- 3セル(42 WHr) 内蔵
デメリットや購入前の留意事項
- 光学ドライブ非搭載
- 筐体はポリカーボネート(工業プラスチック)材質ベースなので、低価格帯モデルらしい質感
- ビジネスモデルだが、VGA端子はない
- USB3.1-Gen2に対応していない
- PowerShareなし(PC起動なしでUSB充電用に使える機能が無い)
- 換装のための内部アクセスは、底面ボディをごっそり取り外す構造なのでややハードルが高い。 分解マニュアルはDELLサイトに掲載されているが、分解は保証なしの自己責任であることに要注意!
※調査時点における情報である。一部情報は時期により異なる場合もある。
デザイン: アイス・グレーのモデル
Vostro 15 (3583)は全般的にポリカーボネート(工業プラスチック)のボディなので、特にプレミアム性はない。エントリーな筐体である。このカラーバリエーションはアイス・グレーのモデルであり、「僅かに青みの含んだシルバカラー」といったほうがイメージが伝わりやすい。DELLサイトによれば、他にはブラックのカラーバリエーションがあるようだ。中央には少し窪んだDELLロゴを配置している。
前面では、ほぼ底面側になるが左右にスピーカーの配置が確認できる。前面に端子等はない。
背面はほぼヒンジ(蝶番)で占めており、端子の配置はない。少しばかりヒンジの隙間に段差があり、そこから排気口をのぞかせている。
右側面
ディスプレイの可動を全開にしたときの右側面。光学ドライブはなく、SDカードスロット、USB2.0端子、セキュリティロック・スロットを配置。USB端子はやや奥側にあるので、有線マウスを接続してもケーブルはさほど邪魔にはならない。
挿入したSDカードはやや突き出し気味になる。
左側面 ~ 端子が多い面
左側面の様子。
左側面では、電源コネクタ(隣に動作ライト)、HDMI端子、ギガビットイーサーLAN端子、USB3.1-Gen1 端子×2基、ヘッドセット端子を配置。
底面 ~ ユニボディ設計
底面も天板と同じくポリカーボネート(工業プラスチック)材質。カラーも同じ。底面から端子がある側面まで一体型であり、トレイみたいな形状に成形されている。これはつなぎ目が少ない「ユニボディ設計」であり、比較的堅牢性に長けた設計である。
ACアダプタ(65Wの場合)
今回のVostro 15 (3583)実機ではAMD Radeon 520 搭載なので、65WのACアダプタ付属となっている。非搭載の場合は45W-ACアダプタ。
ACアダプタからPC側へのケーブルは比較的細めだが、ジョイントするAC電源ケーブルは太めなので取り回しはよくない。実物を測量したところ、本体225g、AC電源ケーブル104gだった。※一般的に市販されているメガネ型3P(通称ミッキー型 / IECコネクター・60320-C5)なので、市販品ケーブルへの変更は可能。
電源コネクタに差し込んだ状態。
Vostro 15 (3583)の装備インターフェース
付属のクイックスタートガイド(簡易マニュアル書)によるインターフェースの記載。これまでマルチ言語の説明であったが、ついに英語とアイコンのみの簡略化になった。前面および背面には端子の装備はない。電源ボタンに搭載可能な「指紋認証リーダー」はオプション扱いらしいが、レビュー時点では選択できるような様子はなかった。
左側面では、電源コネクタ(隣に動作ライト)、HDMI端子、ギガビットイーサーLAN端子、USB3.1-Gen1 端子×2基、ヘッドセット端子を配置。右側面では、SDカードスロット、USB2.0端子、セキュリティロック・スロットを配置。
インターフェースの補足説明
※USB3.1-Gen1はUSB3.0と同じ(転送速度は5Gbps)※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
無線LANはIEEE802.11ac対応、 有線LANはギガビットイーサー対応
デバイスマネージャから、レビュー機Vostro 15 (3583)のネットワークコントローラをチェック。
無線LANはQualcomm QCA9377(IEEE802.11ac対応)搭載。Bluetoothも搭載している。Qualcomm Atheros, Inc(クアルコム・アセロス社)は、アメリカの半導体メーカーでLAN関連製品のトップシェアを誇っている。有線LANはRealtek(カニさん)のギガビットイーサーなので、サーバー構築している環境でも速度に問題なし。
ネットワーク基礎知識
※通信インターフェース 有線LANと無線LAN規格についてWaves MaxxAudio Pro
サウンドチューニングにWaves MaxxAudio Proを搭載。内蔵型で出力の弱い小型スピーカーでも、デジタル処理で効果的なサウンドを展開するサウンド補正技術。 ゲームサウンドでは良好な結果を残しているのだとか。ユーティリティソフトを使ってイコライザー調整ができる。
15.6インチ非光沢ディスプレイ(1920 × 1080)
15.6インチ非光沢ディスプレイに1920 × 1080解像度の搭載。レビュー時点ではディスプレイの仕様がこれのみとなっている。この実機ではBOEテクノロジー製のBOE802パネルだが、供給時期によりベンダーは異なる。
高解像度で細かい表示になるため、DELLの初期設定および推奨設定では125%拡大になっているが、ここでは(写真では)ドットバイドット表示-100%に設定し直している。見え方の感じ方には個人差はあるだろうが、15.6インチに「1920 × 1080」はドットバイドット(100%)表示でもわりと実用的で、玄人ユーザーはわりとこの組み合わせを好む傾向にある。ディスプレイベゼルにスリムさはないが厚ぼったくもなく、スタンダードな印象。
ディスプレイベゼル上部のWebカメラは右にシングル・マイク内蔵、動作ライトを配置している。ベゼル下部にあるDELLロゴはシルバーカラーのプリントであり、プレミアム感はない。
エントリーモデルで用いられるTNパネルと思われ、視野角は狭い。基本的にはユーザーが正面で向き合う用途に限ったほうがいい。複数人で多方面から観るようなディスプレイではない。ただこれくらいの角度ならまだ大丈夫。
特にTNパネルは上下からの視野角が狭く、色度変移(色ムラ)が顕著に表れる。上からは青白く飛び、下からは黒っぽく反転する。
ディスプレイ基礎知識
※液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式とは※ディスプレイ表面処理 ~ 光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)について
※解像度と画素(ドット)について
※画面サイズと解像度の組み合わせ比較
レビュー機の構成と、ベンチマークテスト
手元のVostro 15 (3583)の構成とそのスペック。
Core i7-8565Uのパフォーマンス
Vostro 15 (3583)のプラットフォームはWhiskey Lake (Uシリーズ)である。今回導入したVostro 15 (3583)実機では、第8世代Core i7-8565Uを搭載。4コア実装、HTテクノロジーによって8スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は15Wで低消費電力。ベースクロックは1.8GHzだが最大4.6GHzまでアップする。統合している内蔵グラフィックは、インテル UHD グラフィックス620だが、レビュー機では単体GPU(AMD Radeon 520)を搭載している。
プラットフォームの概要は以下で解説する。
第8世代Coreプロセッサ(第3弾) | |
プロセスルール | 14nm++ |
PCトレンド時期 | 2018年末~ (登場:2018年9月ごろ~) |
概要 | 2018年9月に発表。第8世代Coreプロセッサの第3弾だが、第1弾目(Kaby Lake Refresh)の改良版といえる。Kaby Lake Refreshから大したパフォーマンスアップはないが、統合PCH(コントローラー系)に改良が加えられている。ネットワークの強化で、4K解像度のストリーミング再生などに有効。 プロセスルールは14nm++。 「TDP15Wで4コア実装8スレッド」は、Kaby Lake Refresh(第1弾・8世代)ですでに存在していたが、改良点は統合PCH(メモリやグラフィックなどのインターフェース・コントローラー)である。ネットワークでは、インテルWireless-AC 160MHzの「ギガビットWi-Fiコントローラー」が内蔵されており、4K解像度のストリーミング再生がシームレスに行える。 高性能化に関しては、旧8世代よりもブーストクロックが引き上げられている。ただ、統合型(内蔵)グラフィックは、Kaby Lake Refreshと大差はない。それでも従来と比べると、TDP15Wのプロセッサとしてはパフォーマンスが高い。 主なCore i5 / i7では4コア実装8スレッド(TDP 15W)、 Core i3では2コア実装4スレッド(TDP 15W)、 それぞれターボ・ブーストを実装しており、クロックアップ数も高い。過去のアーキテクチャではCore i3にターボ・ブーストが無いことがほとんどだが、Core i3-8145Uでは最大 3.9GHzのクロックアップをする。また、それぞれインテル UHD グラフィックス620を統合(内蔵)している。つまりCoffeeLake-H/U(第2弾・8世代)よりも内蔵グラフィックがグレードダウンしている。 |
初心者向けCPU基礎知識
※基本的なCPUのスペック : 動作周波数(GHz)や、キャッシュメモリ、TDPなど※定格内の自動クロックアップ(最大~GHz)の、ターボ・ブースト・テクノロジーとは
※PCの複数同時処理! ~コア/~Tという、マルチコアとマルチスレッドとは
統合された内蔵GPU(内蔵グラフィック)とは
CPU内部には組み込まれたグラフィック機能(内蔵グラフィック)がある。CPUコアとGPUコアが統合しているため、厳密には「統合型グラフィック」とも言う。同世代の単体GPUよりも性能が控えめというのが通例だが、低消費電力、低コストのメリットがある。時代ごとに高性能化しており、本格ゲームなど高負荷な用途でない限り、これで十分というユーザーは多い。4Kコンテンツに対応するパフォーマンスがあり、2Dコンテンツでは十分。
PCに単体GPUが搭載されていない場合は、この内蔵グラフィックが使われる。画像処理するにはビデオメモリが必要だが、内蔵グラフィックではビデオメモリがないのでメインメモリの一部を代用される。内蔵グラフィックだけだと、そこがデメリットとなる。(単体GPUだとビデオメモリも搭載している)。CINEBENCH R15のベンチマークテスト
今回レビューしているVostro 15 (3583)に搭載したCore i7-8565Uのパフォーマンスをチェックする。ベンチマークテストはCINEBENCH R15によるレンダリングだが、比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している)。オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。
今回のCore i7-8565Uではマルチスレッドで540。少し前のデスクトップ向けだと、Core i5-6500に近いパフォーマンスを出している。過去のレビューPCの例ではCore i7-8565Uの最高が677なので、パワーがセーブされている雰囲気がある。(それともシステム環境か?) それでも、過去のUシリーズと比べて確実にパフォーマンスが高くなっている。
1コアのパフォーマンスであるシングルスレッドでは、スコアが171。1コアのパフォーマンスはわりといい。過去のUシリーズと比べても確実にパフォーマンスが高くなっている。
CINEBENCH R15のベンチマークテストとは
3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」がベースで、約30万ポリゴンある静止画のレンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるのでCPU性能指数の目安になる。最大256スレッドまで対応しているため、コア数が多く高クロックのCPUほど有利だが、アーキテクチャの新旧にもよる。なお、搭載グラフィックの性能にはあまり左右されない。
【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック 】単体グラフィックに、AMD Radeon 520 2GB GDDR5
Vostro 15 (3583)では単体GPUにAMD Radeon 520が搭載できる。ビデオメモリは2GB GDDR5 。GPUコアが320基であり、スペックからして非常にエントリーである。正直、必要なのかわからないくらいだが、理論的にはCPUの負担軽減にはなる。
このVostro 15 (3583)にて、ゲームのベンチマークテスト
正直、AMD Radeon 520 2GB GDDR5を搭載する意味があるのか、疑問に思うくらいのパフォーマンスアップ。 メリットはビデオメモリの2GB GDDR5くらいか。
Radeon 520を搭載したPCはいくつかレビューしたが、このVostro 15 (3583)では若干低い傾向にある。ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターでは、1280×720 標準(ノートPC)ならプレイは可能なレベル。ただし過去のPCでは内蔵グラフィックでも、これくらいのパフォーマンスを出している例はある。また、かなり高負荷なFINAL FANTASY XVでは1280×720 軽量品質でも話にならない。
2019年6月論評 Whiskey Lake (Uシリーズ) |
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スコア またはFPS |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
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FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト (1280×720 軽量品質 フルスクリーン) |
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※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、
当方過去のレビューPCと比較できる。
※ベンチマークテスト中では、ACアダプタは常時接続している。
基礎知識:ゲームのベンチマークテストについて
※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担う。ゆえにCPUの依存度はゲームの内容による。なお、CPU内蔵グラフィック仕様の場合(単体GPUの搭載なし)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリの環境によってパフォーマンスが左右されやすいことを念頭に置いたほうがいい。ストレージ・パフォーマンス
レビュー実機ではシステム用(Cドライブ)に東芝製KBG30ZMS256G (M.2 Type 2230)を搭載している。パフォーマンスはこの通りで、シーケンシャルリードでは1500MB/s近くの爆速。一般的にSATA接続のSSDではシーケンシャルリードが大体500MB/sあたりだが、PCI Express接続のNVMe SSDとなるとその速度は爆速。
ただし、SATA SSDとNVMe SSDの差は、双方ともすでに及第点のため通常の操作では実感しにくい。実質、数値的な満足感。なお、ベンダーは供給時期により異なり、SSDには個体差もあるので、あくまでこの実機に限った一例である。
NVMe SSDの基礎知識と、パフォーマンス比較
※M.2スロット(NVMe SSDとSATA SSD)について※過去PCとストレージ比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス
パームレスト、キーボード
パームレストもポリカーボネート(工業プラスチック)なので高級感のあるものではない。少し立体(僅かに凹凸)のテクスチャ加工がされている。
Vostro 15 (3583)が搭載するのは、G7-15(7588)などで採用されているキーボード・パーツ(パーツ詳細はリンク先にて)。一枚板くり抜きタイプ。テンキー付き。主に15.6インチノートで搭載されているが、一部17.3インチノートで採用される例もある。15.6インチノート向けでもテンキーを載せているため、やはりEnterキー、BackSpace、¥、右Shiftあたりが犠牲になり、やや幅が狭くなっている。また、英字キーのくり抜きをそのまま流用したコストダウン化が見られる。当方では2016年末ごろから確認している。
ホームポジションの様子。テンキーがあるのでやや左寄りのスタイルになる。
電源ボタン。エントリーモデルのためか、LED点灯しないボタンでコストダウン化がみられる。このボタンは指紋認識リーダー機能なしの形状。
一体型のタッチパッド。Vostro 15 (3583)のレビューは以上!
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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