DELL(デル)パソコン購入レビュー
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DELL Vostro 270sレビュー

Vostro 270sの発売時期は2012年10月ですが、当サイトの導入時は2013年2月、調査は2013年5/1時点になります。

DELLスリムタワーが更なるコンパクト化!Vostro 270s

DELL法人向けデスクトップの人気タイプにスリムタワー型がありますが、さらにコンパクト化したVostro 270sが登場しました。Vostro 270sの発売は2012年10月で、設計はIvy Bridge。第3世代インテルCore i3 /i5 が搭載可能なモデルです。前機種であるVostro 260s(2011年5月発売)よりもさらに89mmも背丈が短くなり、コンパクトになりました。そして奥行きも433 mm から376 mmへコンパクト化。

ビジネスパソコンのVostro 270sレビュー
前機種と同様に正面幅はたった10センチであり、スリムな形状です。またかなりの低価格帯ですので、気軽に購入できるエントリーモデルです。どうやら個人ユーザーでも購入できるようです。そもそもフリーランスの方々は個人みたいなものですし。

スリムでコンパクトなビジネスモデル、Vostro 270s

今回レビューするVostro 270s実機の構成

2012年10月発売のミニタワー。Ivy Bridge設計(チップセットはB75)。第3世代Core i3/i5ほかPentium、Celeron搭載可能。高さ271mm x 幅100mm x 奥行き376mm、 重量は6kgほどでデスクトップ機ではかなり軽量。デスクトップ機の中でかなり設置性に優れます。ローエンド・グラフィックカードが搭載可能で、ほかPCI Express × 1を1スロット装備。USB 3.0は2基、USB 2.0は6基装備。
コンポーネント レビューした構成 Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
OS Windows 7 Professional SP1 32bit
プロセッサ インテル Core i5-3450s(2.8GHz , 6MB キャッシュ)
※クロック数最大3.5GHz
7.4
メモリ 4GB (4GB×1)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) 7.4
グラフィックス インテル HD グラフィックス 2500 4.8
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリハードディスク 500GB SATA HDD(7200回転) 5.9
CINEBENCH R10のスコア
CPUベンチマーク 処理時間⇒56秒
スコア⇒15741
OpenGL スコア⇒4318

搭載可能パーツなどは変更されますので、最新情報はDELLサイトにてご確認ください。

2013年5/1時点でのカスタマイズ例
CPU Celeron プロセッサー G465 、Pentium プロセッサー G2020
Core i3-3220 プロセッサー
Core i5-3470S プロセッサー
GPU インテル HD グラフィックス 2000/2500 (構成による)
NVIDIA GeForce GT 620
メモリ 4GB (4GBx1) DDR3 メモリ(1600MHz)
8GB (4GBx2) DDR3 メモリ(1600MHz)
6GB (4GBx1+2GBx1) DDR3 メモリ(1600MHz)
ストレージ 500GB SATA HDD(7200回転)

今回レビューするVostro 270s実機ではCore i5-3450s搭載ですが、調査時点では新ファミリーのCore i5-3470S に差し替わっています。今回グラフィックカードは搭載していないので、内蔵グラフィックであるインテル HD グラフィックス 2500が稼働します。また、 Celeron やPentiumは個人的にお勧めしません。

CINEBENCH R10のベンチマークでは処理時間⇒56秒でした。ちなみに2009年9月発売のゲーミングPC「Alienware Aurora ALX 」では、Core i7-975 Extreme Edition搭載時で処理時間⇒46秒でした。ローエンド機の性能向上は著しいですなあ。

高さ271mm x 幅100mm x 奥行き376mmのVostro 270s
Vostro 270sの梱包では、上段に付属品の小箱があり、下段に低密度ポリエチレンで挟まれたVostro 270s本体があります。Vostro 270sは、高さ271mm x 幅100mm x 奥行き376mm、 重量は6kgほどでデスクトップ機ではかなり軽量。

側面デザイン-Vostro 270s
Vostro 270sの天井に拡張スロットの通気口、右側面にCPUファンの吸気口が配置されています。エンボス加工のVostroロゴも見えます。そして底面に4つの滑り止めが取り付けられています。従来モデルのように横置きには対応しなくなりましたが、左側面は通気口がないのでその面を下にすれば、横置きも可能でしょう。その場合、滑り止めがないので耐震マットなどを貼り付けておけば安心。

Vostro 270sの前面・背面インターフェース

Vostro 270sのフロント部分をチェックします。フロントのデザインは角を落とした多面体に仕上がっています。前面のインターフェースでは「USB 2.0 x 2基、8-in-1メディアカードリーダー、マイク/ヘッドフォン端子」を装備。
USB3.0端子は背面のみとなります。前面にも欲しかったところですけどね。端子はカバーなどなく、むき出しなのでアクセスがしやすい。ただし、ホコリが溜まったらこまめに掃除しましょう。

前面デザイン-Vostro 270s
下方にはメッキ加工のDELLロゴを配置。光学ドライブは1基。

Vostro 270sの電源ボタンのデザイン
電源ボタンはクロムメッキ加工で、起動時はLEDで白く点灯します。その下にはHDDライトを配置。USB機器接続時の写真も参考にどうぞ。

PCI Express × 16(グラフィックカード用)が1スロットのVostro 270s拡張性
Vostro 270sの背面上部には拡張スロットが2基。PCI Express × 16(グラフィックカード用)が1スロット、PCI Express × 1が1スロットです。そして背面下部に220 W電源ユニットを配置。

Vostro 270sではUSB 3.0端子はブルーで色分け
Vostro 270sの背面端子では「USB 3.0 x 2基、USB 2.0 x 4基、HDMI、VGA、ギガビットイーサーLAN端子、オーディオ端子」を装備。USB 3.0端子はブルーで色分けされています。

USB

USB 2.0 端子

USB2.0は、理論値480Mbps(60MB/s)の転送速度。USB1.1から転送速度を上げたのでHigh Speedと呼ばれる。(※ちなみにUSB 1.1の転送速度は理論値12Mbps(1.5MB/s)であり、USB2.0ではその40倍。 )
パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応。 USB 2.0端子から供給できる電力は500mA 。最大伝送距離は5mとされる。後方互換でUSB 1.1の周辺機器も接続可能。ただし、USB 2.0の速度を出すにはUSB 2.0対応機器が必要。
USB3.0

USB 3.0 端子とは

USB3.0は理論値5Gbps(625MB/s)の転送速度。理論上、USB2.0の10倍近くの速度で、SuperSpeed USBと呼ばれる。
パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応。 USB 3.0端子から供給できる電力は900mA(USB2.0の1.8倍)。 最大伝送距離は3mとされる。USB1.1/2.0と区別しやすいようにコネクタ部分が青色であることが多い。USB1.1/2.0と互換性を持つが、USB 3.0の速度を出すにはUSB 3.0対応機器が必要。

USBケーブルもUSB3.0仕様
AコネクタはUSB2.0と共通ですが、Bコネクタの形状が異なります。そのため、USB3.0ケーブルはUSB2.0機器には接続できません。
HDMI
HDMI

HDMI端子 【High Definition Multimedia Interface】とは

HDMI端子は「DVI」をベースに設計されたデジタル出力規格。1本のケーブルで映像・音声・著作権保護の制御信号を転送することができます。液晶テレビや外部モニタへデジタル出力することができる。
LAN端子

ギガビットイーサーLAN端子(1000BASE-T)

インターネット接続、PC同士をネットワーク接続する端子。通信速度が1Gbps(125MB/s)であるため、ギガビットイーサーネットと呼ばれる。エンハンスト・カテゴリ5以上のLANケーブルを推奨。ホームサーバー等、家庭内ネットワークを組むなら大容量データを転送するためにも必須。伝送距離は最大100m。

Vostro 270sのサイドパネルを開け、内部へアクセス

2本のインチネジによってサイドパネルが固定されています。では、サイドパネルを開け、内部へアクセスしてみましょう。ドライバでネジを外しサイドパネルの取っ手を掴み、Vostro 270sの後方へスライドします。

Vostro 270sの内部構造を公開
サイドパネルは1枚板で、端を折り返すことで強度を高めています。褒めるほどのものではありませんが、扇いでもそうそうしならないので、パソ兄さん的に合格ラインのパネルです。

Inspiron 660sと同じベースのVostro 270s
これがVostro 270sの内部。見た目ではInspiron 660sと内部構造がほとんど同じ。CPUファンのところにパッシブダクトが採用されています。集中的に吸気でき、これはPCケースの吸気ファンを兼ねている構造です。パネルを閉じた状態でここに手をかざすと、空気がVostro 270sの中へ吸い込まれているのが分かります。
パッシブダクトは静音性に劣ると言われますが、PCケースファンも兼ねており、余程の負荷をかけない限りは風切り音は気になりません。Vostro 270sを選ぶなら、高負荷を長時間かける使用ではないと思うので、ここは良しとします。

更にくわしくVostro 270sの内部
HDDと光学ドライブは1つのマウンタによってくくられています。つまり兼用。ドライブベイの拡張性はないので各1台までです。メモリスロットは2基ですが、パッシブダクトを外さないと着脱は難しい。

拡張スロットはPCI Express × 16とPCI Express × 1が1スロットずつあります。今回のVostro 270sレビュー機では何も搭載していない状態です。スリム型なので拡張カードはロープロファイルのみの対応です。拡張スロットの固定はインチネジで、そのカバーは側面パネルが兼ねています。PCI Express × 1スロットの下には、PCI Express Mini Cardスロットがあり、無線LANカードのDW1506 が搭載されていました。

Vostro 270sのフロントパネルを外すHDDと光学ドライブの兼用マウンタを外す場合は、フロントパネルを外すことになります。

Vostro 270sのレビュー(2012年5月時点)

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