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縦のリーチが長い!広視野角!切り離し型の12.3インチ2-in-1ノート
Latitude 7210 2-in-1 レビュー!Comet Lake-U
Comet Lake-U 設計の Latitude 7210 2-in-1 をレビューする。(規制モデル名: T04J タイプ:T04J002)。キーボードを切り離せる12.3インチの2-in-1ノートで、本体そのものは完全にタブレットPCなので軽量。ディスプレイ解像度は1920 × 1280で縦のリーチが長く、スクエア型に近い稀なスペック。縦使用にすると幅が広くビジネス用途に便利。法人向けモデルであるが、個人ユーザーが購入することも可能。発売日は2020年5月19日。
2019年8月にレビューしたLatitude 7200 2-in-1(規制モデル名: T04J タイプ:T04J001)の後継機で、プラットフォームの更新モデル。デザインをそのまま踏襲しており、キーボードも同じものが使われている。ディスプレイには特殊ガラス・メーカーのCorning社が開発したGorilla Glass DXを採用。汚れ防止と反射防止コーティングが施されている。アルミのキックスタンドを起こしてディスプレイを立てる機構。
キーボードとは磁力により接続される機構で、切り離せば完全にタブレットPCになるセパレートタイプ。キーボード・パームレストはヘアライン加工のアルミ素材であり、わりとプレミアム感のあるデザイン。バックライト・キーボード機能を実装しており、暗い場所でも操作可能。キーボードなしの販売構成も見られるため、キーボードは標準ではなくオプションと理解したほうがいいだろう。
プラットフォームはComet Lake-U設計であり、この実機の構成では第10世代 Core i7-10610U搭載となっている。設計上、単体GPUの搭載は不可であり内蔵グラフィック仕様。ストレージではPCI Express接続で高速のNVMe SSDを搭載している。メモリスロットは実装せず、内蔵のオンボード・メモリのため、後からの換装や増設はできない。購入時、メモリ容量の選択は慎重に!
米軍用規格(MIL-STD)耐久性基準を満たしている筐体。寸法は幅: 292 mm × 奥行き: 209 mm × 厚み: 9.35 mm 。 タブレットPC単体ではDELL公称の最小重量が 851g。レビュー実機の測量では828gであり、やや軽かった。キーボード実機の測量では346gであった。
スペックのほか、装備端子などはユーザーの選択肢によって様々ある。ここでは手元にあるLatitude 7210 2-in-1に限った情報として、あくまで一例として紹介する。
レビューに関する、注意事項
当レビューでは、手元にある実機を情報のベースにしており、DELLサイトの情報と照合させて検証している。標準搭載の範囲は明確には分からない。ユーザーのカスタマイズ選択や、メーカーの仕様変更により ” レビュー実機との差異 ” があることをご了承いただきたい。
2020年9月論評 Comet Lake (Uシリーズ) |
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※2020年9月26日時点のレビュー。本製品の発売日は2020年5月19日である。
縦のリーチが長い!12.3インチ 広視野角ディスプレイ(1920 × 1280)
まずはキーボードから切り離してLatitude 7210 2-in-1をタブレットPCとして解説する。
12.3インチ画面に1920 × 1280という高解像度仕様。幅1920ドットのディスプレイで一般的に多いのは縦1080だが、長いもので1200もある。このLatitude 7210 2-in-1ではもっと長く「1280」となっており、アスペクト比がよりスクエア型になっている。
つまり縦位置で使用しても幅が広領域で、ビジネス用には使いやすい。この実機の測量では828gだったので、キーボードの切り離しができない2-in-1タイプと比べてかなり軽量。
ちなみにレビュー時点におけるDELLサイトでの表記は「12.3インチ FHD (1920 x 1280) タッチ非光沢 Anti-Smudge with DX glass」となっている。しかし「非光沢」という表記は完全にNGだと思う。かなりマズイでしょ。マニュアルには「反射防止/汚れ防止コート」とあるため、光沢パネルに反射防止コーティングである。
さらに「Anti-Smudge with DX glass」というワードだが、汚れ防止コートされたCorning Gorilla Glass DX(強化ガラス)を指している。DELLサイトの説明では次のようにされている。
「Corning Gorilla Glass DXは、極めて革新的なガラスで、反射を最大9%抑制。場所を選ばず作業が可能です。画面は耐久性が強化されており、Gorilla Glass 5に比べて、耐擦傷性が最大15倍、割れにくさが約2倍向上しています。」 ・・・・要するに、特殊ガラス・メーカーのCorning社が開発したGorilla Glassを採用しており、DXという最新型というわけ。
オンラインマニュアルのスペック表を見ると、水平可視角度と垂直可視角度が89 +/- 9度 、輝度(標準) 400 ニット、コントラスト比(最小) 1000.1、色域 sRGB 100%、電力消費(最大) 3.44 W、タッチペンのサポートあり(ワコム ペン)とある。
12.3インチ画面に1920 × 1280は高解像度で細かい表示になるため、DELLの初期設定および推奨設定では150%拡大になっている。一応の基準としてこの掲載写真では拡大なしのドットバイドット表示(100%)に設定し直している。
ドットバイドット表示でも、人によっては許容範囲であろう。長時間のテキスト読みで疲れるようなら、適宜に拡大設定をすればいい。拡大時に発生する一般的な「にじみ問題」がネックであるが、軽減する機能も付いている。※ディスプレイの見え方に関しては、視力や好みの違いにより意見が分かれるので正解・不正解はない。
このLatitude 7210 2-in-1実機例では液晶パネルにシャープ製の【SHP14E0】を採用している。検索しても出てこなかったのでパネルの詳細は不明だが、見た感じで広視野角IPSパネルの類だろう。
ここまで極端な角度になると、少し色度変移を感じるが、一般的な用途であれば広視野角として許容範囲だろう。
ディスプレイ上部ベゼルに内蔵されたWebカメラ。この実機例では、IR(赤外線)カメラ仕様になっており、どうやらこれはオプションのようだ。ベゼルにIR エミッタ、IRカメラ、カメラ ステータスLED、周囲光センサー(ALS)が搭載されている。Windows Helloを使うことで、覗き込むだけでログインできる。キーボードでパスワードを入力する手間が省けるハンズフリー機能。
持ち手スペースを考慮したのか、狭額ベゼルではない。幅を測ったところ約16mmほど。
通気孔 ~ シングルファンを内蔵している
Latitude 7210 2-in-1の側面側に、広く配置されている通気孔のスリット。ファンレス構造ではなく、分解マニュアルにはシングルファンの搭載が掲載されている。
背面デザインとアルミ・キックスタンド
背面のデザイン。筐体のベースはポリカーボネート(工業プラスチック)。下のキックスタンドはヘアライン加工されたアルミ素材となっている。DELLサイトによれば、厳格な米軍用規格(MIL-STD)耐久性基準を満たしているとのこと。指紋認証リーダー搭載だと「背面の左上にセンサー部分」が付くようだが、今回の実機では非搭載。
サンドブラストされた梨地のポリカーボネート部分。DELLサイトによれば、「塗装部品に低VOC水性塗料を使用することで、ユーザーの健康に配慮している」とのこと。この位置にアウトカメラと、クロム調のDELLロゴを配置している。
さて普通の塗料だと健康に悪いのか??と思い、VOCを検索。「VOCとは揮発性があり、大気中で気体状になる有機化合物の総称。沸点が50℃~260℃で気体状になり、吸引すると頭痛や神経障害など人体に害を及ぼす」とのこと。ユーザーの健康というから何事かと思ったが、高熱でPCが壊れる環境でなければ、まず問題ないってこと。廃棄後の環境対策といったほうが的を射ていると思うが。
キックスタンドを起こしたときの背面風景。
アルミ・スタンドの下方にはLatitudeのロゴ。
スタンドで立てたLatitude 7210 2-in-1 左右側面の外観。
キックスタンドのギミック。両サイドに金具が取り付けられている。
スタンド部分で隠れている筐体背面部。蝶番の配置、インテルCPUシール・Windowsシールの貼付、後方にも配置されたスピーカ孔、「Latitude 7210 2-in-1」の印字が確認できる。スピーカは2W(ピーク2.5W)だが、小スピーカーながらわりとしっかりしたサウンドクオリティかと思う。
Latitude 7210 2-in-1が装備するインターフェース(一例)
まず付属していたクイックスタートガイドで、Latitude 7210 2-in-1が装備する端子をチェックしてみる。オプション選択があるので実装される端子(インターフェース)は各々異なる。例えば、nano SIMカードスロットや指SCリーダー、紋認証リーダー、NFCなどはオプションとなっている。またUSB Type-C端子には対応インターフェースの備考欄があるのでこれも要チェック。
では装備端子の一例として手元のLatitude 7210 2-in-1を紹介する。オプション分は搭載していない状態である。ん!?クイックスタートガイドではガラス面を下にしたポジションだったのか・・。写真はガラス面を上にしたのであしからず。
左側面
左側面では、ヘッドセット端子、音量ボタン、MicroSDカードスロット、USB Type-C端子×2基(Thunderbolt 3、USB3.2-Gen2 、Power Delivery対応、DELLサイトによればDisplay Port も対応)
USB Type-C端子では電源マークが片側だけになっているが、どちらのUSB Type-C端子もACアダプタの給電を受けつける。それにしてもUSB Type-C端子を横並びにしないで、左右側面に端子を割り振ってくれれば良かったのだが・・。MicroSDカードスロットは用途がMicroに限定されてしまうので扱いにくい。
MicroSDカードスロットは防塵キャップで塞がれている。ちょっと邪魔くさいが紛失には気をつけたい。
右側面
右側面では、セキュリティロック・スロット、USB3.2-Gen1 端子を配置。
インターフェースの補足説明
※2019年2月、USB Implementers Forum(策定団体)によってUSB規格の名称が変更された。以前、「USB3.0、USB3.1-Gen1」と呼ばれていたのが「USB3.2-Gen1 」に変更。そして「USB3.1-Gen2」は「USB3.2-Gen2」に変更。過去にアップしたレビュー記事では修正を入れないのでご留意を。
- USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる
- PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能
- USB3.2-Gen1 (旧名称:USB3.1-Gen1)の転送速度は「5Gbps」
- USB3.2-Gen2 (旧名称:USB3.1-Gen2)はUSB3.2-Gen1の2倍の速度で、「10Gbps」
- Power Deliveryとは、USB電力拡張規格のこと。市販のPD対応ACアダプターを使うことができる。
- 初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説
- ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説
上部には電源ボタンとバッテリーステータス・ライトを配置。右側に2箇所穴があるが、マイクの内蔵となっている。
底部にはキーボードと接続するコネクタがある。マニュアルではPogoコネクターと呼ばれている。ジョイントのための窪みや突起も確認できる。
65WのACアダプタ(USB Type-Cコネクタ仕様)
USB Type-CコネクタのACアダプタが付属するが、ここでは65W仕様を紹介する。
ケーブルの付け根が出っ張らないように窪んだ形状になっている。ACアダプタからPC側へつなぐケーブルは比較的細めだが、ジョイント式のAC電源ケーブルは太めなので取り回しはよくない。実物を測量したところ、アダプタ本体は205g、AC電源ケーブルは93gだった。オンラインマニュアルには65Wのほか、45WのACアダプタが記載されているため、標準搭載とは断言できない。購入の際には要チェックだ。
※AC電源ケーブルは一般的に市販されているメガネ型3P(通称ミッキー型 / IECコネクター・60320-C5)なので、市販品への変更は可能。当方では細めの市販ケーブルを予備にストックしている。
Dell latitude 7210 / 7200 2-in-1キーボードとジョイント
キーボードの詳細は後述するが、まずキーボードとジョイントした時のLatitude 7210 2-in-1を紹介する。
オンラインマニュアル「Dell Latitude 7210 2-in-1 セットアップと仕様ガイド」をみると、「Dell latitude 7210/7200 2-in-1キーボード」と記載されている。前モデルLatitude 7200 2-in-1と同じもののようだ。
キーボード装着時の背面外観。
真上から見た様子。
右側から見た外観。キックスタンドという構造上、引きずって本体移動させるのはNGである。
左側から見た外観。ちなみにキックスタンドの可動域はこの通り。ディスプレイを最も起こしているほうの角度では、これが一定のロックが掛かる位置である。これ以上起こすと、キックスタンドが折り畳むためにゆるくなるので安定しなくなる。
キーボードを装着したまま、ディスプレイを畳んだ様子。この実機では合わせて1.174kgである。(キーボードのみの測量では346g)
Latitude 7210 2-in-1 の構成一例および、パフォーマンス
今回、Latitude 7210 2-in-1の構成の一例として紹介する。ユーザーの選択により構成は異なり、特にベンダー(部品メーカー)は時期や個体差で異なる。すべてが標準ではないことを理解の上、ご覧頂きたい。
今回手元にあるLatitude 7210 2-in-1実機では、Core i7-10610Uを搭載。単体GPUの搭載は構造上無く、内蔵グラフィック(インテル UHD グラフィックス)が使われる。
メインメモリでは16GBのオンボードメモリを内蔵。8GBの選択もあるが、オンボードのため購入後は換装も増設もできないことに要注意。オンボードメモリであるが、このスペック表をみると「デュアルチャンネル」で動作している。システム上は8GBメモリ×2基なのだろう。なお、DELLサイトの購入ページや製品紹介では「LPDDR3メモリ, 2133 MHz」とあるが、オンラインマニュアルのスペック表では、「タイプ LPDDR4 、スピード 2667 MHz」とある。オンボードという特性上、詳細がわからないがどっちやねん。とりあえずLPDDRなので低消費電力のメモリであることは同じ。当サイトのベンチマークテスト表ではLPDDR3(2133MHz)で通した。
ストレージには高速(PCI Express接続)のNVMe SSD 256GBを搭載。ベンダーはKIOXIA。M.2スロットのType 2230で、インターフェースはGen 3 PCIe x4とのこと。
液晶パネルにはシャープ製の【SHP14E0】を採用。パネルの詳細は不明だが、広視野角IPSパネルの類だろう。なお、採用されているベンダーは時期により異なると思われるので、あくまで一例と理解してほしい。
構成の注意事項
※調査時点における情報であり、時期により異なる。
※複数の既存構成で販売されており、構成ごとに選択できるパーツが制限されている。
Latitude 7210 2-in-1のプラットフォーム(Comet Lake-U 設計)
設計(プラットフォーム)は、Comet Lake-U である。第10世代Coreプロセッサで低消費電力版(TDP 15W)のUシリーズを搭載する。Whiskey Lake(第8世代Coreプロセッサ-Uシリーズ)の後継で、プロセスルールは変わらず14nm++のまま。ほか、第10世代Coreプロセッサには10nmプロセス製造のIce Lakeがあるが、Comet Lake-Uはそれを補完するポジションとされる。その設計から、「 Ice LakeはAIを活用したミドル/ハイエンド向け、Comet Lake-Uはオフィス系やコンテンツ制作向け 」という棲み分けになる。
Comet Lake-Uの設計としてはCoffeeLake(Uシリーズ)ベースに近く、メモリコントローラやPCH(チップセットのコントローラー)の機能を向上。コアに大きな変更はないが、動作周波数を効率よく引き上げるインテルDTTの搭載やメモリ帯域の強化で少しばかりパフォーマンスをアップしている。
※ちなみにノート向けの第10世代Coreプロセッサ(14nm)としては、Comet Lake-H が TDP 45W のハイパフォーマンス版。Comet Lake-Uの発表から8ヶ月後の2020年4月に発表された。CINEBENCH R15 ベンチマークテスト
CINEBENCH R15のベンチマークテストを実施。このCore i7-10610Uのマルチスレッド・スコアは718。少し前のハイエンドであったCore i7-6820HKと同等のスコアを出していた。なお、CINEBENCH R15の結果がCPU性能の全てではないのでご留意を。
※ここで掲載されているCPU一覧はパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している) 。オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。茶色バーは他のPCで搭載していたCore i7-10610U。
1コアのパフォーマンスであるシングルスレッドではスコアが188。着実にUシリーズの高性能化が進んでいる。
CINEBENCH R15ベンチマークテストとは
ドイツMAXON社の3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるので「CPU性能指数」の目安になり、コア数が多く(スレッド数が多く)高クロックのCPUほど短時間で処理できる。主にマルチコア環境での参考になる。搭載GPUの影響はほぼ受けない。
【CINEBENCH R15ベンチマークテスト ~ 過去レビューPCとの、マルチスレッド比較 】ゲームのベンチマークテスト
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターや漆黒のヴィランズ では、1280×720 標準(ノートPC)でプレイ可能な性能ではある。FINAL FANTASY XVは高負荷すぎるので話にならない。ストリートファイター4やドラゴンクエストX くらいのゲームでは1920 × 1080でのプレイに問題なし。
バイオハザード5 (1920 × 1080 DirectX 10 フルスクリーン)では、46.5 FPSなので60 FPSまでは届かなかった。1280×720まで下げればわりと快適にプレイできるだろう。
以下、今回の構成におけるベンチマークテスト結果のまとめであり、ゲームタイトルのリンクをクリックすると当方過去のレビューPCと比較できる。
2020年9月論評 Comet Lake (Uシリーズ) |
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game | 1280×720での検証 | - |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
4732 | |
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ (1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン) |
4560 | |
ラストレムナント~2009年 (1280×720 フルスクリーン) |
56.88 | |
バイオハザード6 ~2013年 (1280×720 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン) |
2891 | |
FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト 1280×720 (1280×720 軽量品質 フルスクリーン) |
1308 | |
game | フルHD(1920 × 1080)での検証 | - |
ストリートファイター4~2009年 (1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン) |
81.84 | |
バイオハザード5~2009年 (1920 × 1080 DirectX 10 フルスクリーン) |
46.5 | |
ドラゴンクエストX: 2013年~ Ver.1.10 備考: 過去PCとの比較のため、旧バージョン(Ver.1.10)のままにしている。最適化した後発バージョンのほうが、スコアが高めになる傾向にあり、当方では検証にてVer.1.51では10%ほどスコアが高くなると認識している。 |
5032 |
ゲームのベンチマークテストについて
- バッテリー駆動では著しくパフォーマンスが下がるので、ACアダプタは常時接続している。
- 電源管理(Dell Power Manager)を、最適化(標準設定)にしている。
- PCの排熱性能(冷却システム)によって、CPUやGPUのパフォーマンスに影響がでるため、純粋にそのCPUやGPUだけの性能とは言えない。(ポテンシャルを引き出していない場合もある)
- CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリによってパフォーマンスが左右されやすい。
- 3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。
ネットワーク・コントローラー
デバイスマネージャから、ネットワークコントローラをチェック。この実機の場合、無線LANにはインテルWi-Fi 6 AX201 160MHzを搭載。Wi-Fi 6(第6世代の無線LAN規格)なので、IEEE802.11axに対応する。Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)から通信速度が向上し、「複数端末環境における通信の安定性」、「接続する端末の省電力性」で向上している。なお、有線LANは搭載していないので無線環境が必須となる。なお、Qualcomm QCA61x4Aの選択もあり、そちらはWi-Fi 5(IEEE802.11ac)である。
ネットワーク基礎知識 【 無線LAN規格 について 】
NVMe SSDのパフォーマンス(KIOXIAのKBG40ZNS256G)
引き続き上の画像を参照。ストレージに、KIOXIA(東芝メモリ)製のKBG40ZNS256Gを搭載している。シーケンシャルリードでは2322MB/sというPCI Express接続ならではなの速度。なお、ベンダーは供給時期により異なり、SSDには個体差もあるので、あくまでこの実機に限った一例である。ちなみにSATA SSDでもすでに及第点の速度のため、一般的な操作でNVMe SSDとSATA SSDの差は体感しにくい。
【 NVMe SSD と SATA SSDについて 】
【 過去レビューPCとの参考比較はこちら!ストレージのパフォーマンス比較 】
Dell Optimizer ~ AIによる最適化機能
いわゆる、AIプラットフォーム の搭載。ユーザーの作業方法を学習し、スタイルに合わせて継続的に調整を行い、生産性をアップするシステム。例えば、バッテリーの日常的な電力消費や充電パターンを最適化したり、サウンドシステムを自動的にチューニングし、バックグラウンド・ノイズを抑えたり発話音量を調節したりする。
Dell Power Manager(v3.6.0) ~ 電源・温度の管理アプリ
レビュー時点では、Dell Power Manager(v3.6.0)が搭載されている。電源プロファイル管理や、静音性(ファン速度)・温度・パフォーマンス(処理速度)のカスタマイズがここで行える。このシステムは、インテルDynamic Tuning Technology(インテル DTT)に基づいたチューニング機能である。
バッテリー情報の「バッテリ設定」では、「バッテリーの長寿命を優先するか・・、寿命よりも急速充電」を優先するか・・・、そのバランスを取るか・・」という選択ができる。バッテリー残量0%から80%まで1時間で急速充電する機能「Express Charge」の設定もここで行える。
この実機ではBYDのバッテリーが内蔵されていた。2セル(38Whr)バッテリーであり、オプションでロングライフ版も選べるようだ。Dell Power Manager(v3.6.0)の機能カテゴリは以下の通り。なお、バッテリーの種類によっては、利用可能な設定が制限される場合があるとのこと。
- バッテリー情報 (充電レベル・状況・正常性のモニタリング)
- 高度な充電 (バッテリ寿命の最適化~寿命を延ばす設定)
- ピークシフト (バッテリおよびACの使用スケジュール~AC電源に切り替えるタイミング設定など)
- サーマル管理 (システム温度およびファン設定~低温・静音・高パフォーマンス優先など)
- バッテリエクステンダ (バッテリ消費の最小化~CPU処理速度を低下、画面輝度など抑えるなど)
- アラート設定 (電源アダプター・バッテリー・温度に関するアラートをサポート)
※購入時期により、Dell Power Managerのバージョンが更新されている場合がある。
※ちなみに、当サイトのベンチマークテストでは、最適化(標準設定)にしている。
さらに詳しく 【 DELL Power Manager(電源・温度の管理アプリ)のレポート 】
Latitude 7210 2-in-1のキーボード
表面はアルミ素材でヘアライン加工されたLatitude 7210 2-in-1の専用キーボード。キーボードなしの構成も見られることから、オプション扱いのようだ。日本語および英語キーボードが選択でき、いずれもバックライト・キーボード機能を実装している。無線接続にはなっていない。この実機の測量では346gだった。
ガラス製の一体型タッチパッドを搭載。下地のカラーが磨りガラスで透過しており透明感がある。
タッチパッドの周囲はダイヤモンドカット加工。光沢ではなくヘアラインであるため、アクセントとしては控えめな印象。
半角全角キーがやや小さい。Enterキーが比較的大きめになっているが、その分、Enterキー左隣の4つのキーがやや小さくなっている。キーボード・バックライト機能付き。
過去のレビューPCと比べてみたら、(色違いであるが)どうやらXPS 13-9380と同じ型のキーボードパーツを採用しているもよう。
このように、DELLの他モデルでも流用されている汎用的なキーボードであり、キーボード単体での使用感は別ページにてまとめて紹介している。パーツ限定の共通コンテンツであるが、詳しく知りたい方は以下のリンク先を参考に。掲載画像サイズが特大になっているので細部までチェックしてみよう!
【パーツ詳細はリンク先にて → Latitude 7210 2-in-1 のキーボドパーツ 】
キーボードを横から見た様子。
Latitude 7210 2-in-1のディスプレイ(タブレット本体)とつなぐ端子面。この指で指している位置に磁石が内蔵されている。
金尺を使って磁力のある場所を特定してみた。結果、キーボードの上にある土手の部分、パームレストの左右に磁石が内蔵されているようだ。
キーボードの裏面。ウレタンでも吹き付けているのか、しっとりした緩衝材の手触り。設置したときのグリップにもなっているようだ。
バックライト・キーボードを活用している様子。バックライト・キーボード機能を搭載(F10を押すごとに、バックライトのオンオフおよび、2段階の調光が可能)。薄暗い会議室や、寝室などとっさの使用でも室内照明を点けずに操作することができ、わりと重宝する機能である。機能がオンのときは、キーに触れると自動的に点灯する。しばらく操作をしないと自然に消灯する。
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
Latitude 7210 2-in-1のレビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。
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