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Gemini Lake(第6世代Atom系CPU)搭載!コスパ重視の15.6インチノート

DELL Vostro 15(3572)レビュー

Goldmont Plus設計(Gemini Lake)のVostro 15 3000 シリーズこと、Vostro 15(3572)をレビューする。発売は2018年6月26日。レビュー時点では、Pentium Silver N5000またはCeleron N4000が搭載可能となっており、いわゆる「第6世代Atom系プロセッサ」を搭載する15.6インチ・エントリーノート。グラフィックは内蔵仕様となる。とにかく低消費電力で4万円台あたりから検討できる低価格帯というのがメリット。テンキー付きキーボードや光学ドライブ、基本的な端子を搭載している。筐体はポリカーボネート(工業プラスチック)の質感ベースでむろん高級感はない。天板とパームレストには立体のテクスチャ・デザインが施されている。

もともと初代Atomは2008~2009年ごろのネットブック・ブームの火付け役となったが、それ以降はタブレットやサブ的なミニパソコンで採用されてきた。2018年には6世代となり、ついに定番エントリーノートにも採用されるようになってきた。ただ、Atom系が高性能化してきたとは言え、本格な動画編集やゲームような負荷にはまだ厳しい。

Pentium Silver N5000搭載DELL Vostro 15(3572)レビュー
Vostro 15(3572)
2018年9月論評
Goldmont Plus
(Gemini Lake)

レビューした、DELL Vostro 15(3572)の構成

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 15.6インチ 非光沢 ディスプレイ(解像度1366 × 7680)
  • Pentium Silver N5000 (4コア/4T、4MBキャッシュ、1.1GHz / 最大2.7GHz)
  • 4GB DDR4メモリ 2400MHz (4GBx1)
  • インテル UHD グラフィックス 605
  • 1TB HDD(2.5インチ / 7mm厚・SATA接続)

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※2018年9月16日時点のレビュー。手元の実機レポートであり、仕様は各々の選択により異なる。

DELLの製品名について

DELLサイトにある「販売名」は統一性がなく、さらに新旧モデルの区別も困難。そのため唯一無二のコンピューターモデル名で確認する必要がある。詳しくは「DELL製品の把握は、コンピューターモデル名を知ること」を参照。

当方レビューに関する注意事項

※レビュー時点、レビュー実機の情報であるため、購入された場合の一致性は保証していない。
※標準搭載や仕様変更などの最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※感想は個人的見解である。※風景に写っている周辺機器等は、DELLと関係ない物もある。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能(注文は個人名の記入でOK)。

インターフェース(装備端子など)

クイックスタートガイドの、Vostro 15(3572)付属のクイックスタートガイドにて、Vostro 15(3572)の装備端子などをチェックする。どうやらオプション扱いのインターフェースはないみたい。USB3.1-Gen1が2基、USB2.0端子が1基、ディスプレイ出力にはHDMI端子とVGA端子を装備。光学ドライブも搭載。ビジネス用途としては基本を押さえた印象。LAN端子はギガビットイーサーなので、サーバー構築環境でも速度に問題ない。

インターフェースの補足説明

※USB3.1-Gen1の転送速度はUSB3.0と同じ5Gbps(理論値)だが、電源供給力は高い。
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
※アナログ音声端子の色分けなどの基礎知識は、サウンドデバイス知識ガイドで解説。

左側面Vostro 15(3572)の左側面インターフェース。

光学ドライブを搭載右側面。この面に光学ドライブを搭載している。

中央にステータスライト前面に装備端子はなし。中央にステータスライトを配置し、下方の傾斜部にスピーカを配置している。

ディスプレイのヒンジ(蝶番)背面にも装備端子はなく、両サイドにディスプレイのヒンジ(蝶番)がある。

ACアダプタ

電源ケーブル込で257g45WのACアダプタが付属する。PC側へのケーブルは細めであるが、ジョイントする電源ケーブルは太めなので取り回しはよくない。電源ケーブル込で257gだった。

Vostro 15(3572)の構成例~Goldmont Plus設計(Gemini Lake)

Vostro 15(3572)はGemini Lakeのノートパソコンであり、Pentium Silver N5000か、Celeron N4000 が搭載できる。レビュー時点ではさほど注文のカスタマイズ性はない。
ディスプレイ
  • 15.6インチ 非光沢 ディスプレイ(解像度1366 × 768)
CPU

Goldmont Plus設計(Gemini Lake)~第6世代Atom系

  • Pentium Silver N5000
    (4コア/4T、4MBキャッシュ、1.1GHz / 最大2.7GHz) インテル UHD グラフィックス 605
  • Celeron N4000
    (2コア/2T、4MBキャッシュ、1.1GHz / 最大2.6GHz) インテル UHD グラフィックス 600
グラフィック
  • 各CPUの内蔵グラフィック(単体GPU非搭載)
ストレージ
  • 1TB HDD(2.5インチ / 7mm厚・SATA接続)
ワイヤレス 802.11ac + Bluetooth 4.1, デュアル バンド 2.4&5GHz, 1x1
光学ドライブ トレイ式スーパーマルチドライブ
バッテリ
  • 4セル(40 WHr) ※着脱可能
電源 45WのACアダプタ付属 (実機の測量では257g ※電源ケーブル含む)
サイズ 幅: 380 mm × 奥行き: 260 mm × 厚み: 24 mm /
最小重量(公称) 約2.08 kg (レビュー実機では2.16 kg)

※レビュー時点の構成例。採用パーツやベンダーは供給状況により異なる。
※構成ベースの販売であり、パーツの組み合わせは制限される。

実機の構成スペック(CPU・GPU・メインメモリ・ストレージ・マザーボード・OS)詳細

Vostro 15(3572)実機の構成スペック今回調査したVostro 15(3572)実機の構成スペック(CPU・GPU・メインメモリ・ストレージ・マザーボード・OS)の詳細。CPUにはPentium Silver N5000を搭載しており、単体GPUは搭載しないため、CPUに統合しているインテル UHD グラフィックス605が使われる。今回の構成ではメインメモリが4GBとやや物足りないが、ネットやビジネス用ではなんとかなりそうだ。

そして液晶パネルにはBOEテクノロジー製を採用していた。BOEは過去にハイニックスの液晶ディスプレイ部門を買収しており、世界大手の液晶パネルメーカー。近年はLGディスプレイの出荷を上回る勢いを見せている。なお、ベンダーは時期により異なると思われるので、あくまで一例と理解してほしい。

Pentium Silver N5000のベンチマークテスト

Pentium Silver N5000今回Vostro 15(3572)に搭載しているPentium Silver N5000のスペック詳細。さすがAtom系というか、TDP(熱設計電力)はたった6Wの低消費電力。トレンドとしては最下層のCPUであるが、何気に4コアを実装している。クロック数が1.1GHz と低いが、最大2.7GHzまでアップするので問題なさそうだ。内蔵グラフィックには、インテル UHD グラフィックス605を統合している。

CPU性能の指標:CINEBENCH R15ベンチマークテスト

CINEBENCH R15CINEBENCH R15のベンチマーク結果。マルチスレッドではスコアが245。当サイトの過去PCレビューと比較すると、マルチスレッドではCore i3-6100Uに近く、Atom系だからと侮れないほど性能が向上している。シングルスレッドではCore i3-530に近い。

マルチスレッドにおいて、今回のPentium Silver N5000以下だったCPUはこの通り。※当方の調査内

Atom系(Celeron・Pentium)過去のAtom系を見てみよう。2016年にレビューしたPCのPentium N3700では、マルチスレッド・スコアが141。 (※Pentium N3700は第4世代ATom)。6世代Atomに当たるPentium Silver N5000は一気にパフォーマンスアップしており、スタンダードノートに起用してもまず問題なさそうだ。

【 過去PCと比較 : CINEBENCH R15のレンダリングで、パフォーマンスチェック

ライトな本格ゲームでも厳しい。Pentium Silver N5000&UHD グラフィックス 605

Pentium Silver N5000&UHD グラフィックス 605のパフォーマンスとして、Vostro 15(3572)で以下のゲームタイトルのベンチマークテストを実施した。当方の調査内だと、Pentium N3700を搭載したInspiron 20 (3052) とあまり変わらなかった。1280×720であってもドラゴンクエストX のプレイは実質不可。あわよくば「本格ゲームなんかも」とゆめゆめ思わぬように。

Pentium Silver N5000搭載DELL Vostro 15(3572)レビュー
2018年9月論評

レビューした、DELL Vostro 15(3572)の構成

  • Windows 10 Home (64bit)
  • Pentium Silver N5000 (4MBキャッシュ、最大2.7GHz)
  • 4GB DDR4メモリ 2400MHz (4GBx1)
  • インテル UHD グラフィックス 605
スコア
またはFPS
ドラクエ10-HDベンチ

ドラゴンクエストX: 2013年~ Ver.1.10
(1280×720 標準品質 ウィンドウ)

備考:

過去PCとの比較のため、旧バージョン(Ver.1.10)のままにしている。
最適化した後発バージョンのほうが、スコアが高めになる傾向。
2103
ラスレム-ベンチHD ラストレムナント~2009年
(1280×720 フルスクリーン)
16.73

※ゲームタイトルのリンクをクリックすると、 当方過去のレビューPCと比較できる。

ゲームのベンチマークテストについての備考

※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担う。ゆえにCPUの依存度はゲームの内容による。

CPU内蔵グラフィック仕様の場合は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため搭載メモリの環境によってパフォーマンスが左右されやすい。

消費電力(条件:バッテリー満充電、ディスプレイ輝度最大時、ACアダプタ接続)

今回レビューしているVostro 15(3572)での消費電力をチェックした。アイドル時は7W、CINEBENCH R15のマルチスレッドで18W(シングルは12W)、ドラゴンクエストX では15Wあたり。かなり低消費電力なエントリーノートである。

ストレージとネットワーク・コントローラ

ST1000LM049搭載Vostro 15(3572)レビュー時点では、低価格設定のためかHDDのみの搭載となっている。この実機ではシーゲート製ST1000LM049搭載なので、7mm厚の2.5インチHDDだと分かる。アクセス速度は上記の通りで、やはりSSDと比べるとパフォーマンスに見劣りがある。猛者であれば、DELLサイトから分解マニュアルをダウンロードしてSSDの換装もありだが、むろん保証がなくなる。

そして、デバイスマネージャからネットワークコントローラーをみると、有線LANはRealtek(カニさん)チップのギガビットイーサーである。 無線LANでは、クアルコム・アセロス社(Qualcomm Atheros, Inc.)を採用。この企業は、アメリカの半導体メーカーでLAN関連製品のトップシェアを誇っている。

【 過去PCと比較 : SSD / HDD 各規格・接続による、ストレージ・パフォーマンス

15.6インチ・ディスプレイ

1366 × 768解像度を搭載15.6インチ画面に1366 × 768解像度を搭載。エントリータイプでは事実上、標準の解像度。ドットバイドット表示(100%)ではこれくらいの表示領域。決して広領域ではないが、ドットバイドットで文字やアイコンが見やすい大きさである。ディスプレイベゼルの厚みは標準的。

TNパネルとくに上下からの視野角は狭く、色度変移が顕著に現れる。エントリーモデルだから当然、TNパネルであろう。水平位置からの左右角度はまずまず行ける。今回のVostro 15(3572)ではBOE製の液晶パネル。

DELLロゴのプリントディスプレイベゼルのWebカメラと、DELLロゴのプリント。

テクスチャ加工の筐体デザイン

立体テクスチャのパターンデザインVostro 15(3572)の筐体では、天板およびパームレストに立体テクスチャのパターンデザイン。手触りは凹凸のザラザラ感。天板の中央にDELLロゴを配置している。全般的にポリカーボネート(工業プラスチック)の質感なので、上位ノートにあるような高級感はない。非光沢ベースだが、端子のある左右側面は光沢処理になっている。

幅: 380 mm × 奥行き: 260 mm × 厚み: 24 mm。最小重量(公称)だと約2.08 kgだが、レビュー実機では2.16 kgだった。構成次第で重量には個体差がある。

底面のデザインVostro 15(3572)の底面。

気軽にバッテリーの着脱バッテリー・リリース・ラッチがあるので、気軽にバッテリーの着脱ができる。

十分な可動域ディスプレイは最大ここまで開く。一般的な用途であれば十分な可動域。

キーボードとパームレスト

立体テクスチャパームレストも天板と同じ、立体テクスチャの表面加工。

ホームポジションの様子キーボードタッチのホームポジションの様子。テンキーがあるため、やや左寄りになる。

Inspiron 15-3576Vostro 15(3572)の搭載キーボードはInspiron 15(3576)などで採用されているキーボード・パーツと同じ。(詳細はリンク先にて)。地盤がキーボードとセットの一体化タイプ。2014~2018年にかけて15.6インチ・Inspironノート3000/5000シリーズでたびたび採用されている。15.6インチノートの筐体にテンキーを載せているため、Enterキー、BackSpace、¥、右Shiftあたりが窮屈になっている。

LED点灯はなく電源ボタンにはLED点灯はなく、いかにもエントリーっぽい。

タッチパッドクリックボタン一体型のタッチパッドは、奥行きがあり割と広め。

Vostro 15(3572)のレビューは、以上。低下層のAtom系ノートとはいえ、従来よりも大幅な高性能化を実感させられる製品であり、ビジネスノートとしては十分基本を満たしている。動画編集や高度なグラフィック処理を求めないのであれば問題ない。Pentium Silver N5000搭載であれば、4コア実装だし普段の動作にもっさり感はない。またAtom系ならでは低消費電力もオススメどころ。Celeron N4000だと2コアで内蔵グラフィックの格も落ちるので、個人的には避ける。

光学ドライブを搭載しているところもポイント。SSDの搭載サポートがないところと、筐体に高級感がないところは、当然のことながら妥協点となる。なんと言っても、最安値クラスの価格帯というコストパフォマンスが魅力である。

詳しくはDELLサイトへ

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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