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15.6インチ・ゲームノート!GeForce RTX 2060構成で紹介

DELL G5 15ゲーミング ノート(5500)レビュー

Comet Lake-H設計の G5 15ゲーミング ノートパソコン をレビューする。(コンピューターモデル名:G5-5500 / 規制モデル名: P89F)。便宜上、G5 15-5500と呼称する。G3よりもワンランク高いG5シリーズで、レビュー時点では12万円台から購入検討できるモデル。発売日は2020年5月22日。

第10世代Coreプロセッサ(ハイパフォーマンス版のHシリーズ)搭載の、15.6インチゲームノート。ディスプレイは非光沢・広視野角(解像度1920 × 1080)、ゲームノートらしく、高速駆動である120Mhzや144MHzが選べる。デュアルファンを内蔵しており、最大では第10世代 Core i7-10750HGeForce RTX 2060 の構成が可能。ストレージではPCI Express接続で高速のNVMe SSDを搭載している。※レビュー時点における情報である。

DELL G5 15ゲーミング ノート(5500)レビュー手元のレビュー実機では、最高構成であるCore i7-10750HとGeForce RTX 2060 を搭載しており、構成の一例として紹介する。この実機では144MHzのディスプレイモデルだが、わりと狭額ディスプレイで見栄えもわりとスタイリッシュである。

このレビュー実機のように上位構成の筐体にはフロントにLEDバーが配置され、フルカラー(約1678万色)の配色が可能となる。テンキー付きのキーボードを搭載しており、バックライト・キーボード機能を実装。システムのターボ ブースト モードである「Game Shift」を実装しており、日本語キーボードでは「F7キー」がその切替スイッチに当てられている。

この実機(GeForce RTX 2060 搭載)この実機のカラーはイリデセント・ダークと呼ばれ、天板が虹色に反射する塗装がされている。材質をチェックしたところ、天板と底面はポリカーボネート(工業プラスチック)と思われる。パームレストでは黒く塗装された薄いアルミプレートが張られている。光学ドライブは搭載していない。

G5 15-5500の寸法はグラフィックの構成によって異なるようで、この実機(GeForce RTX 2060 搭載)やGeForce GTX 1660Ti 搭載機では、幅: 365.5 mm × 奥行き: 254 mm × 厚み: 24.5 mm となる。 DELL公称の最小重量は 約2.34kgだが、レビュー実機の測量では2.58 kgだった。内蔵するバッテリーが、3セル(51 Whr)か4セル(68Whr)でわりと差が開くのだろう。なお、DELLサイトによれば、最小構成のGeForce GTX 1650Ti 搭載時では、厚みが21.6mmという。約3mmほど薄型になるそうだ。

USB Type-C端子がThunderbolt 3に対応G5 15-5500の装備端子はグラフィックの構成によって異なるが、GeForce GTX 1660TiやGeForce RTX 2060を搭載している場合は、mini-Display Port 端子が付き、USB Type-C端子がThunderbolt 3に対応する。

ほかには、SDカードスロット、HDMI端子、USB3.2-Gen1 (旧名称:USB3.1-Gen1)×1基、USB2.0端子×2基、ギガビットイーサーLAN端子などが装備されている。USB Type-C端子ではUSB3.2-Gen2 (旧名称:USB3.1-Gen2)に対応している。Killerネットワークの構成は一部の上位構成の場合とある。標準搭載ではないので要注意。

ディスプレイを開けば自動でPCが起動する「カバー・オープン・センサー」搭載。搭載しているDell Power Managerで設定すれば、「Express Charge」により、バッテリー残量0%から80%まで1時間で急速充電できる。

デメリットとしては次の点を挙げておく。キーボードが他モデルでも流用される汎用的なパーツであり、ゲーム用途には特化していない。テンキーが小さく、アクションゲームでは操作しにくい部類に入るだろう。搭載するグラフィックによって、あれこれ仕様が変わるため、購入の際の製品把握が複雑化している。

※複数パターンの構成販売およびカスタマイズ販売のため、同一製品でも差異がある。特にG5 15-5500では構成によって筐体の仕様などが変わってくるので留意を。

DELL G5 15-5500の画像
2020年9月論評
Comet Lake
(Hシリーズ)

構成:今回レビューした、DELL G5 15-5500

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 15.6インチ 非光沢 【広視野角】 (解像度1920 × 1080) 高速駆動 144MHz
  • 第10世代 Core i7-10750H
    (6コア / 12T、12MBキャッシュ、2.6GHz / 最大 5.0 GHz) TDP 45W
  • 16GB(8GB×2) DDR4メモリ-2933MHz
  • NVIDIA GeForce RTX 2060 6GB GDDR6
  • 1TB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)

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※2020年9月19日時点のレビュー。本製品の発売日は2020年5月22日である。

レビューに関する、注意事項

当レビューでは、手元にある実機を情報のベースにしており、DELLサイトの情報と照合させて検証している。標準搭載の範囲は明確には分からない。ユーザーのカスタマイズ選択や、メーカーの仕様変更により ” レビュー実機との差異 ” があることをご了承いただきたい。

レビュー時点の、G5 15-5500 カスタマイズ例

GeForce RTX 2060構成で紹介G5 15-5500のプラットフォームではComet Lake-Hを採用している。2020年4月に発表された、第10世代Coreプロセッサの上位版Hシリーズ。本格的なゲームユーザーやクリエイター向けの高性能CPUである。ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0を搭載しており、従来のターボ・ブースト・テクノロジー2.0よりも「シングルスレッド時の高クロック化」が可能となったレビュー時点の構成例として以下のような選択が見られる。

構成の注意事項

※調査時点における情報。一部情報は時期により異なる。
※複数の既存構成で販売されているが、構成ごとに選択できるパーツが制限されている。

第10世代Coreプロセッサ(Hシリーズ)

※アーキテクチャ解説 【 Comet Lake(Hシリーズ)設計 ※2020年~

単体GPU(グラフィック)

※基礎知識 【 グラフィック専用のチップである単体GPUとは

選択できるディスプレイ

※基礎知識 【 高速駆動のリフレッシュレートとは

メインメモリ

※基礎知識 【 メインメモリ(主記憶装置)とは

ストレージ

※M.2スロットに搭載するSSDの基礎知識 【 NVMe SSD と SATA SSDについて

装備するインターフェース(GeForce RTX 2060搭載時)

「Thunderbolt 3」が装備されるのは、NVIDIA GeForce GTX 1660Ti以上まず付属していたクイックスタートガイドで、G5 15-5500が装備する端子をチェックしてみる。USB Type-C端子には備考欄があるので要チェック。

枠で囲った「mini-Display Port 端子やUSB Type-C端子の「Thunderbolt 3」が装備されるのは、NVIDIA GeForce GTX 1660Ti以上の搭載時とされる。レビュー時点では、NVIDIA GeForce RTX 2060も対象となるが、NVIDIA GeForce GTX 1650Tiは対象外ということになる。

では、GeForce RTX 2060搭載時の実機を見てみよう。

USB Type-C端子(Thunderbolt 3、Display Port 、USB3.2-Gen2 対応左側面では、「電源コネクタ、Mini-Display Port 端子、HDMI端子、USB3.2-Gen1 (旧名称:USB3.1-Gen1)、ギガビットイーサーLAN端子、USB Type-C端子(Thunderbolt 3、Display Port 、USB3.2-Gen2 対応)

GeForce GTX 1660Ti以またはGeForce RTX 2060搭載時の装備インターフェースである右側面では、SDカードスロット(SD、SDHC、SDXC)、ヘッドセット端子、USB2.0端子×2基、セキュリティロック・スロットを配置。

以上が、GeForce GTX 1660Ti以またはGeForce RTX 2060搭載時の装備インターフェースである。GeForce GTX 1650Ti搭載時は格下になり異なるので要注意。

インターフェースの補足説明

※2019年2月、USB Implementers Forum(策定団体)によってUSB規格の名称が変更された。以前、「USB3.0、USB3.1-Gen1」と呼ばれていたのが「USB3.2-Gen1 」に変更。そして「USB3.1-Gen2」は「USB3.2-Gen2」に変更。過去にアップしたレビュー記事では修正を入れないのでご留意を。

  • USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる
  • USB3.2-Gen1 (旧名称:USB3.1-Gen1)の転送速度は「5Gbps」
  • USB3.2-Gen2 (旧名称:USB3.1-Gen2)はUSB3.2-Gen1の2倍の速度で、「10Gbps」
  • 初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説
  • ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説

パフォーマンス(Core i7-10750H + GeForce RTX 2060の場合)

G5 15-5500に第10世代 Core i7-10750H搭載このレビュー実機に搭載されているパーツと、そのベンダー。CPUに第10世代 Core i7-10750Hを搭載、単体GPUにはGeForce RTX 2060 6GB GDDR6 を搭載している。サムスン製 8GBメモリ×2枚で、16GB DDR4メモリ-2933MHz搭載。構造上の最大メモリ構成は 32 GBとのこと。ストレージはSKハニックス製NVMe SSD(PC611)を搭載。液晶パネルにLG Philips(LGエレクトロニクス製)の【 LGD05E4 】を採用。 このベンダーは2014年に液晶パネル世界シェア1位となった経歴がある。

Core i7-10750Hのパフォーマンス

Core i7-10750HのパフォーマンスをチェックするG5 15-5500で搭載したCore i7-10750Hのパフォーマンスをチェックする。ベンチマークテストはCINEBENCH R15によるレンダリングだが、比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している) 。オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。なお、CINEBENCH R15の結果がCPU性能の全てではないのでご留意を。

Core i7-10750Hのマルチスレッドではスコアが1282。2020年9月時点ではノート向けの上位ポジションだが、ほかのPCに載せたCore i7-10750Hではスコア1359だったので、まだポテンシャルはありそうだ。

シングルスレッドではスコアが191Core i7-10750Hのシングルスレッドではスコアが191。ノート向けでは非常に高いスコアだが、Core i7-9750Hとほとんど同じ。Ryzen 7 4800Hもシングルスレッドであれば近いパフォーマンス。

CINEBENCH R15ベンチマークテストとは

ドイツMAXON社の3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるので「CPU性能指数」の目安になり、コア数が多く(スレッド数が多く)高クロックのCPUほど短時間で処理できる。主にマルチコア環境での参考になる。搭載GPUの影響はほぼ受けない。

CINEBENCH R15ベンチマークテスト ~ 過去レビューPCとの、マルチスレッド比較

ゲーム・ベンチマークテスト~ Core i7-10750H + GeForce RTX 2060

レビューしたG5 15-5500における本格ゲームのベンチマークテスト結果。GeForce RTX 2060 でちゃんと動くように自動切り替えではなく、NVIDIAコントロールパネルから任意指定した。(自動認識が信用できないのがNVIDIA Optimusの面倒くさいところ)。

依存具合はゲームタイトルによるが、搭載しているCPUの性能もスコアに影響を与える。むろんGPUが主体ではあるけれども、「CPUとGPUの組み合わせによるパフォーマンス」としてチェックしたほうがいい。なお、システムのターボ ブースト モードである「Game Shift」は稼働させていない。標準モードで測定している。

FINAL FANTASY XVでは、1920 × 1080かなり高負荷なFINAL FANTASY XVでは、1920 × 1080 標準品質 で快適プレイ可能なパフォーマンスを持つ。高品質にしても及第点である。軽量品質1280×720であれば最高目安の12000超えをマークした。

紅蓮のリベレーターをNVIDIA GeForce RTX 2060 6GB GDDR6でやるファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター や漆黒のヴィランズ では、かなりゆとりがある。フルHD(1920 × 1080)最高品質でもオーバースペック。以下、今回の構成におけるベンチマークテスト結果のまとめ。ゲームタイトルのリンクをクリックすると、当方過去のレビューPCと比較できる。

DELL G5 15-5500の画像
2020年9月論評
Comet Lake
(Hシリーズ)

構成:今回レビューした、DELL G5 15-5500

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 15.6インチ 非光沢 【広視野角】 (解像度1920 × 1080)
      高速駆動 144MHz
  • 第10世代 Core i7-10750H
    (6コア / 12T、12MB、2.6GHz / 最大 5.0 GHz) TDP 45W
  • 16GB(8GB×2) DDR4メモリ-2933MHz
  • NVIDIA GeForce RTX 2060 6GB GDDR6
  • 1TB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
ゲームベンチのスコアまたはFPS
漆黒のヴィランズ-PCベンチ ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
(1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン)
13551
紅蓮のリベレーター フルHD ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
(1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン)
13597
ラスレム-フルHD ラストレムナント~2009年
(1920 × 1080 フルスクリーン)
335.66
バイオハザード6のフルHDプレイ バイオハザード6~2013年
(1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン)
17508
バイオハザード5-フルHD バイオハザード5~2009年
(1920 × 1080 DirectX 10 フルスクリーン)
267.1
FINAL FANTASY XV FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト 1280×720
(1280×720 軽量品質 フルスクリーン)
13164
FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト 1920 × 1080
(1920 × 1080 標準品質 フルスクリーン)
7648
FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト 1920 × 1080
(1920 × 1080 高品質 フルスクリーン)
5536

ゲームのベンチマークテストについて

  • バッテリー駆動では著しくパフォーマンスが下がるので、ACアダプタは常時接続している。
  • 電源管理(Dell Power Manager)を、最適化(標準設定)にしている。
  • PCの排熱性能(冷却システム)によって、CPUやGPUのパフォーマンスに影響がでるため、純粋にそのCPUやGPUだけの性能とは言えない。(ポテンシャルを引き出していない場合もある)
  • CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリによってパフォーマンスが左右されやすい。
  • 3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。

手元にあるG5 15-5500実機のスペック詳細

手元にあるG5 15-5500実機のスペック、および機能の実装について解説する。構成の一例として紹介しており、特にベンダー(部品メーカー)は各機で異なるのでご理解の上、参考にされたし。

Core i7-10750H

G5 15-5500実機のスペック詳細搭載しているCore i7-10750Hのスペック。6コア実装、HTテクノロジーによって12スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は45WでハイパフォーマンスのHシリーズ。ベースクロックは2.6GHzだがターボブーストにより最大5.0 GHzまでアップする。ついにメインストリームのモデルにも5GHzが降臨!Core i7-10750Hには内蔵グラフィックの「UHDグラフィックス」を統合しており、単体GPUとの切り替え使用が可能。

初心者向けCPU基礎知識

NVIDIA GeForce RTX 2060 6GB GDDR6

G5 15-5500に搭載したGeForce RTX 2060のスペックGeForce RTX 2060 のスペック。RTXシリーズには、リアルタイムレイトレーシングの処理を行う RTコア、AI処理の低負荷に影響する Tensorコアを実装している。GeForce GTX 1660 Ti には「RTコア、Tensorコア」が無い。

NVIDIA Optimus テクノロジーにより、切り替え可能グラフィックとなっている。Core i7-10750Hが統合している内蔵グラフィック「UHDグラフィックス」と切り替えて使うことが可能。

上の写真右はNVIDIAコントロールパネルの設定画面。3D設定の管理にて「グローバル設定」は全体的に総括したグラフィック設定であり、グローバル設定で意図したグラフィックで動作しない場合は、「プログラム設定」でアプリごとに任意の指定をする。

詳しく切替可能グラフィックの解説 【NVIDIA Optimus と、AMD Enduro 電力管理テクノロジー

killer ネットワークの搭載(一部の上位構成の場合)

無線LANにはkiller Wi-Fi 6 AX1650i 160MHzデバイスマネージャから、ネットワークコントローラをチェック。無線LANにはkiller Wi-Fi 6 AX1650i 160MHzを搭載。Wi-Fi 6(第6世代の無線LAN規格)なので、IEEE802.11axに対応する。Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)から通信速度が向上し、「複数端末環境における通信の安定性」、「接続する端末の省電力性」で向上している。ギガビットイーサーの有線LANでは、コントローラーにのクアルコム・アセロス社のKiller E2500を搭載している。サーバー構築している環境でも速度に問題はない。なお、DELLサイトによるとKillerネットワークの構成は一部の上位構成の場合とある。標準搭載ではないようなので要注意。

ネットワーク基礎知識 【 有線LAN と 無線LAN規格 について

Killer Control Centerで、ネットワーク接続をモニタリングユーティリティソフトのKiller Control Centerで、ネットワーク接続をモニタリングし、オンラインゲームのパフォーマンスを最大化することができる。KillerでははWindowsが抱えるネットワーク処理の一部を肩代わりする機能を持ち、優先度の設定に基づいてネットワーク帯域幅を最適化、および管理する。CPU負荷を低減させネットワークの遅延を抑えるため、とくにオンラインゲームでは安定した通信が確保できる。「WiFi アナライザ」ではアクセスポイントの信号強度をグラフ化。

※購入時期により更新されている場合がある。実機ではver.2.2.3216.0
さらに詳しく 【 Killer Control Centerのレポート

ストレージ ~ PCI Express接続で高速のNVMe SSD

SKハイニックス製のPC 611を搭載ストレージにはSKハイニックス製のPC 611を搭載している。(M.2スロットに1TBGB NVMe SSD搭載)。パフォーマンスはこの通りで、シーケンシャルリードでは2889MB/sという爆速。一般的にSATA接続のSSDではシーケンシャルリードが大体500MB/sあたりだが、PCI Express接続のNVMe SSDとなるとその速度は圧倒的で桁違い。シーケンシャルライトも桁違いに速く2439MB/sだった。

なお、ベンダーは供給時期により異なり、SSDには個体差もあるので、あくまでこの実機に限った一例である。ちなみにSATA SSDでもすでに及第点の速度のため、一般的な操作でNVMe SSDとSATA SSDの差は体感しにくい。

参考比較はこちら 【 ストレージのパフォーマンス比較

カバー・オープン・センサー搭載

ディスプレイを開くと、自動でWindowsが起動する「カバー・オープン・センサー」搭載。PC起動が目的なら電源ボタンを押す手間が省ける。しかし清掃のために開いたなど” 起動目的ではないとき ” はシャットダウンする手間がかかる。

Dell Power Manager(v3.6.0) ~ 電源・温度の管理アプリ

レビュー時点では、Dell Power Manager(v3.6.0)が搭載されている。電源プロファイル管理や、静音性(ファン速度)・温度・パフォーマンス(処理速度)のカスタマイズがここで行える。このシステムは、インテルDynamic Tuning Technology(インテル DTT)に基づいたチューニング機能である。

バッテリー情報の「バッテリ設定」では、「バッテリーの長寿命を優先するか・・、寿命よりも急速充電」を優先するか・・・、そのバランスを取るか・・」という選択ができる。バッテリー残量0%から80%まで1時間で急速充電する機能「Express Charge」の設定もここで行える。

機能のカテゴリは以下の通り。なお、バッテリーの種類によっては、利用可能な設定が制限される場合があるとのこと。

「ピークシフト」が省かれたDell Power Manager(v3.6.0) この実機では「ピークシフト」が省かれたバージョン3.6.0が搭載されている。バッテリーの種類によっては、利用可能な設定が制限される場合があるというので、これはバッテリーの製造元に起因することなのだろう。この実機ではBYDというメーカーのバッテリーが内蔵されていた。

※購入時期により、Dell Power Managerのバージョンが更新されている場合がある。
※ちなみに、当サイトのベンチマークテストでは、最適化(標準設定)にしている。

さらに詳しく 【 DELL Power Manager(電源・温度の管理アプリ)のレポート

Alienware Command Center搭載

DELL GシリーズにもAlienware Command Center搭載。Alienwareシリーズでおなじみの環境管理ソフトで、「電源プラン、温度管理、オーディオ・プロファイル」などが設定できる。Gシリーズ向けにインターフェース・デザインを変えることなく、そのまま宇宙人(Alienware)をぶっこんでいる。ゆえにエイリアンヘッドのアイコンなどがそのまま表示されている。

Alienware Command Centerの機能の一つであるFXG5 15-5500にはフロントの間接照明があり、このAlienware Command Centerの機能の一つであるFXから12箇所にフルカラー(約1678万色)のLED配色が可能。※画像のように1つのフロントバーに12箇所連続して並んでいる

「電源プラン、温度管理、オーディオ・プロファイル」などについて
さらに詳しく 【 Alienware Command Centerのレポート

虹色に反射する!イリデセント・ダークの天板デザイン

イリデセント・ダークの天板レビュー時点のカラーバリエーションでは「イリデセント・ダーク」のみとなっている。天板材質は手触りや断面箇所からポリカーボネート(工業プラスチック)と思われる。トレイ形状の底面カバーも同じくポリカーボネート。パームレストでは黒く蒸着された薄いアルミプレートが張られている。

イリデセントカラーバリエーションにある「イリデセント」とは虹色や真珠の光沢を指す用語で、ファッション業界では「玉虫調」を意味するのだとか。全般的には「半光沢ブラック」でくくって良いと思うが、光の当たる角度によって変化する虹色に新鮮味がある。部分的に現れるやんわりとした虹色であるため、ギラギラした印象はない。DELLノートでこのようなカラーリングは初と思われる。

ホログラムのDELLロゴ中央のDELLロゴは少し窪んだ加工になっており、ホログラムになっている。ベース色はクロム調であるが、光の当たる角度によって虹色に変化する。

DELLサイトの掲載写真より綺麗に撮れてんじゃね光の当たり方によってブラック天板に現れる虹色の様子。カメラに捉えるのなかなか大変だった。(DELLサイトの掲載写真より綺麗に撮れてんじゃね?と自負)。イリデセント・ダークというより、良く言えば「伝統工芸の蒔絵風」といったほうが伝わりやすいかもしれない。虹色に反射するラメ粉をまぶした塗装なのだろう。

右側面G5 15-5500右側面の様子。右側面前方のカーブ面にスピーカーを配置しており、サウンドにはNahimic 3D Audioを採用している。ノートの内蔵スピーカとはいえ、わりとしっかりしたサウンドかと思われる。USB端子は奥に配置されているので、有線マウスを接続してもケーブルが邪魔にはなりにくいだろう。

端子群は奥に配置されている左側面の様子。スピーカーの配置は右側面と同様。端子群は奥に配置されているので、ケーブルは邪魔になりにくい。デュアルファン内蔵のハイスペック構成でありながら、昔と比べるとかなり薄型化していると感心する。ただ、カーブ面を取り入れたデザインで、端子部分の面積を小さく見せているため、写真では実物よりも薄くみえるかもしれない。

15.6インチ 非光沢・広視野角・1920 × 1080画面、144MHzの場合

このG5 15-5500実機のディスプレイは、15.6インチ 非光沢 【広視野角】 (解像度1920 × 1080)。 高速駆動のリフレッシュレート144MHz。高速駆動はもっぱらゲームユーザー向きのスペックだが、チラツキの眼精疲労対策にもなるので無駄にはならないだろう。

わりと狭額デザインなので、スタイリッシュな画面といえる。ただ、DELLサイトには「144Hzディスプレイは、2辺がスリムベゼルのため表示領域が広がり、ゲームやプレゼンテーションのあらゆる細部まで描画されます。」と掲載されており、60Hzディスプレイの場合はどうなっているのか不明である。

高解像度で細かい表示になるため、DELLの初期設定および推奨設定では125%拡大になっているが、ここでは(写真では)ドットバイドット表示-100%に設定し直している。身体の個人差はあるだろうが、個人的には100%表示でも支障はないと思っている。

LG Philips(LGエレクトロニクス製)の【 LGD05E4 】を採用パネルにLG Philips(LGエレクトロニクス製)の【 LGD05E4 】を採用。 広視野角なのでIPSパネルのたぐいだろう。ARコーティングの問題かと思うが、明るすぎる場所ではやや画面が陰になる。表面は非光沢だが厳密にはやや半光沢に近い。

G5 15-5500にはLGD05E4搭載撮影照明を落として、一般的な家庭の照明環境にあわせると、さらに見やすい視野角になった。

ベゼルの幅は9mm左右のディスプレイベゼルの幅は9mmほど。なかなかの狭額なのでスッキリした画面デザイン。パネルとベゼルの間は少し段差になっている。

中央にWebカメラを搭載上部ベゼルもまずまず狭額なほう。中央にWebカメラを搭載。スペックは、「CMOS センサー、静止画像 0.92 メガピクセル、ビデオ 1280 x 720 (HD)(30 fps)、 対角視野角: 78.6度」となっている。Webカメラの左右にマイクを内蔵している。

レインボーホログラムのDELLロゴディスプレイベゼル下部中央には、少し凹んだ溝にレインボーホログラムのDELLロゴ。光の当たる角度によって虹色に変化する。

ディスプレイ基礎知識

背面デザインと、排気口

大掛かりなスリット背面では左右に排気口があり、ゲームノートらしく大掛かりなスリットになっている。

排気口のスリット。それぞれファンが内蔵されたデュアル構成。

G5ロゴがプリントヒンジ中央にG5ロゴがプリントされている。

ディスプレイはここまで開横長のヒンジで、ディスプレイはここまで開く。

排気の半分は後方に突き抜けディスプレイと排気口の関係をチェックすると、排気の半分は後方に突き抜け、一部はディスプレイ上に流れるエアーフローのようだ。

通気孔のスリットヒンジの隙間にも通気孔のスリットが確認できる。

前面デザイン ~ フロントLEDの間接照明(GeForce GTX 1660Ti 以上の構成で)

、GeForce GTX 1660Ti およびGeForce RTX 2060 搭載時のオプション前面には特に端子等は装備されていない。前面の曲面(ほぼ底面側)に長いLEDイルミネーション・バーが配置されているが、DELLサイトによれば、GeForce GTX 1660Ti およびGeForce RTX 2060 搭載時のオプションだそうだ。

効果としては間接照明通常の操作ポジションであれば、光源が視界に入ることはなく、効果としては間接照明という形になる。

正面からみるとこのような様子。

レッドカラーを間接照明にした様子。

DELL-G5 15-5500のAlienware Command CenterのFX項目フロントLEDバーは1本であるが、カラー配色は12箇所存在している。Alienware Command CenterのFX項目から、各ゾーンに配色設定ができる。この設定では、配色ゾーンがわかりやすいように異なる色調で配色してみた状態。

フルカラー(256×256×256=最大約1,678万色)の配色カラーパレットからプリセット色を選べるが、カラーのカスタマイズも可能。三原色(RGB)の各カラーを256段階(0~255の数値入力)で設定できるので、フルカラー(256×256×256=最大約1,678万色)の配色が可能。画面のデザインで確認しながら各箇所へのRGB-LED配色を決めていく。輝度設定が100段階で設定できるので、明るさまで設定できる。

色調で配色12箇所に異なる色調で配色した様子。ちょっとサーカス・テントぽい雰囲気に。

青と黄色の2トーンで配色した例。

部分的に消灯させて、ピンポイント的なイルミネーション演出もできる。

ちょっとエネルギッシュにビタミンカラー。ユーザー手前のみの間接照明(イルミネーションゾーン)であるが、結構楽しめる。むろん、常時消灯も可能だ。

G5 15-5500の底面カバー

内部アクセスのカバートレイ底面は全体が内部アクセスのカバートレイになっており、材質はポリカーボネート(工業プラスチック)。これと同型のG3 15-3500などでカバーを開けてきたが、これはどうも排気口スリットあたりの引っ掛かりが強く、力技になりそうだったので途中で開くのを断念した。(個体差があるのだろうか。いずれにしてもこれは借り物なので、無理な行動はとらないことにしている)。

なお、オンラインマニュアルをみると、2.5インチHDDが搭載できる構造と、できない構造の2パターンあるもよう。これについてはほぼ同設計と思われるG3 15-3500のレビューで検証しているが、確実な判定方法は見当たらない。レビュー時点ではG5 15-5500の構成で2.5インチHDDの搭載がないため、おそらくHDD不可の構造だと思われる。だとすると、G3 15-3500で検証したとおり、ストレージ用にM.2スロットが2基実装するのか。

スリット部分はパンチング・メッシュデュアルファンを内蔵している位置に吸気口のスリットがある。。スリット部分はパンチング・メッシュになっている。

縦縞の立体でG5ロゴが形成中央あたりに、窪みと縦縞の立体でG5ロゴが形成されている。

前方には1本長いの土手底面を斜めから見る。端子部分とつながっているトレイ形状の底面カバーであることが分かる。スタンドゴムはL字型のが2箇所後方に配置され、前方には1本長いの土手のように配置されている。

G5 15-5500のパームレストと、テンキー付きキーボード

横から覗き込むと薄いアルミプレートアルミ素材のパームレストで黒く塗装されている(たぶん蒸着)。触った瞬間はポリカーボネート(工業プラスチック)かアルミか判断できなかったが、横から覗き込むと薄いアルミプレートが張り付けられている様子が確認できた。

指紋認証リーダー統合型マニュアルではオプション扱いになっている「指紋認証リーダー統合型」の電源ボタン。

クロム調のG5ロゴ窪みにハメ込まれたようなクロム調のG5ロゴ。ただのプリントロゴであるG3よりも上位ポジションであることを窺わせる。

タッチパッドクリックボタン一体型のタッチパッド。クリックの押下はやや重め。周囲の縁取りでは光沢処理されている。

寝室などとっさの使用でも室内照明を点けずに操作バックライト・キーボード機能を搭載している。(F10を繰り返し押すことで、ライトのオンオフおよび、2段階の調光可能)。薄暗い会議室や、寝室などとっさの使用でも室内照明を点けずに操作することができ、わりと重宝する機能である。機能がオンのときは、キーに触れると自動的に点灯する。しばらく操作をしないと自然に消灯する。

バックライト・キーボード機能フロントのLEDバーのオンオフも、バックライト・キーボード機能の操作(F10の操作)と連動しており、次の順の挙動となっている。

F10キーを押す 1回目 2回目 3回目(4回目は最初に戻る)
キーボードの
バックライト挙動
ライト機能ON(輝度最大)
※暫く操作しないと消灯。
触れれば再び点灯。
調光(輝度弱) ライト機能OFF(常に消灯)
フロントの
LEDバー
ライト点灯 変化なし ライト消灯

フロントLEDバーでは2回目のボタン押しに変化がないので、消灯させるにはもう一度押す必要がある。むろん、Alienware Command CenterのFXで操作することも可能。

キーボードパーツが搭載されているDELLの15.6インチノートで汎用的に採用されているキーボードパーツが搭載されている。特にゲームノートに特化したキーボードではないのが妥協点。

15.6インチノート向けでもテンキーを載せているため、やはりEnterキー、BackSpace、¥、右Shiftあたりが犠牲になり、やや幅が狭くなっている。また、英字キーのくり抜きをそのまま流用したコストダウン化が見られる。当方では2016年末ごろから確認している型だが、これにバックライト・キーボード機能を実装したタイプは2020年9月が初見である。

Game ShiftキーについてはDELLサイトの説明このように汎用キーボードなので印字はされていないが、G5 15-5500では特別に「F7キーがGame Shiftキー」として機能する。Game ShiftキーについてはDELLサイトの説明をピックアップしておく。

「Game Shiftテクノロジー:ゲームが白熱化になった時、簡単にキーボードのGキー(日本語キーボードの場合はF7キー)を押すと、瞬時にシステムのターボ ブースト モードが始動。Game Shiftで、ゲームプレイを中断することなく、Alienware コマンドセンター内でダイナミック パフォーマンス モードを起動することができます。これにより、ファンの速度が最大化されてシステムを冷却しながら、プロセッサーの動作を一段と高めます。」当方レビューでは「Game Shift」でのパフォーマンスを検証をしていない。通常モードにてチェックしている。

以上のように、DELLの他モデルでも流用されている汎用的なキーボードであり、キーボード単体での使用感は別ページにてまとめて紹介している。パーツ限定の共通コンテンツであるが、詳しく知りたい方は以下を参考に。掲載画像サイズが特大になっている。

【パーツ詳細はリンク先にて: G5 15-5500で採用のキーボード・パーツ

240WのACアダプタ

G5 15-5500のGeForce RTX 2060搭載時では、240WのACアダプタが付属する。G5 15 SE(5505)と同じものが付属していた。(ちなみに、GeForce GTX 1660 Ti 搭載時は240W。GeForce GTX 1650 Ti では130Wと記載されている)。

GeForce RTX 2060搭載時では、240WのACアダプタケーブルは太く、取り回しはよくない。ジョイントするAC電源ケーブルは、デスクトップPC用と同じくIECコネクタのC14(オス)。アース付きの3ピンコネクタのため、2ピン変換プラグが付属している。断線に気をつけられるなら、市販の細いケーブルを使うのもありか。

240WのACアダプタ本体は742gコネクタ先がDCプラグで、周囲が青LEDの電源ライトになっている。測量したところ240WのACアダプタ本体は742g、AC電源ケーブルは変換プラグ込みで213gだった。持ち運ぶ場合はちょっとお荷物になる重さだ。

最新情報など、詳しくはDELLサイトへ

購入ガイドは以上G5 15-5500のレビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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