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DELL Alienware M14x(M14xR2)レビュー

持ち運んで、外出先で本格的な3Dゲームを楽しむユーザーなら、Alienware M14xがお勧め。自分仕様にセットアップした14イン・チモバイル・ゲームノートを持ち運べるパソコンライフを楽しもう。パソ兄さんのユーザー視点でレビューしていきます。【Alienware M14x(M14xR2)レビュー項目

今回紹介するAlienware M14xは、Ivy Bridge設計でチップセットにHM77を採用したモデルです。サポート管理されているシステムモデル名では「Alienware M14xR2」と呼ばれるものです。以下、Alienware M14xと呼びますが「M14xR2」のこととご理解ください。同名旧製品がありますので混同しないように。

Alienware M14x、最強14インチ・モバイル ゲーミングノート

2012年5月に発売されたAlienware M14xをレビューします。14インチ液晶ノートで最強スペックを誇る、モバイル・ゲーミングノートです。2012年7月時点、パソ兄さんがこれまでレビューしたノートパソコンの中で最強パフォーマンスでした。以下、レビュー情報は2012年7月時点となります。

Alienwareシリーズの14インチ
第3世代Core i5 / i7、GPUにGeForce GT 650Mを搭載する高スペック!性能以外にも、設定できるイルミネーション機能やサブウーファ内蔵の2.1スピーカなど付加価値の高い製品です。最小重量2.92 kg程度なのでゲーミングノートとしては比較的気軽に持ち運べます。(超ハイスペックなので、ウルトラブックほどの軽量感はありませんけどね。)。レビュー時点では12万円台から提供されていたので、なかなか手に出せない製品でもないし、性能に対するコスパを考えると結構お買い得であることが判断できます。

今回レビューするAlienware M14xの構成を以下に表にまとめました。なお、レビューは2012年7月時点、実機の現状レポートになります。DELLはカスタマイズPCなので販売時期によって搭載パーツや仕様の変更が変わる場合があります。購入の際はDELLサイトにてご自身で確認してください。

デル

DELL Alienware M14x (M14xR2)

2012年5月発売の14インチ最強ゲーミングノート。Ivy Bridge設計で、第3世代Core i5 / i7が搭載可能。メモリは最大16GB。グラフィックにはNVIDIA GeForce GT 650Mを搭載、重量は3kgほどなので無理なく持ち運べる本格的3Dゲーム用ノート。設定できるイルミネーションやサブウーファ付きの2.1chスピーカ内蔵(Klipsch オーディオ)など付加価値も高い。キャッシュ用にSSDを搭載し、高速起動するISRTにオプション対応(2012年7月時点)
コンポーネント レビューした構成 Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
液晶ディスプレイ 14 インチWLED 光沢液晶(1600×900)
プロセッサ Core i7-3610QM (2.3GHz, 6MB キャッシュ)
※クロック数最大3.3GHz
7.6
メモリ 6GB (2GBx1+4GBx1) DDR3 SDRAM 1600MHz メモリ 7.6
グラフィックス
インテル HDグラフィックス4000
【 グラフィックスのスコアはこちら側 】

(NVIDIA Optimusテクノロジーよる自動切替)

GeForce GT 650M 1GB GDDR5
(7.1)
ゲーム用グラフィックス (7.1)
プライマリハードディスク 64GB mSATA SSD (システム用)
+500GB SATA HDD(7200回転)
7.9(上限)

今回の構成は、4コア実装8スレッド動作のCore i7-3610QM 搭載で、第3世代Core iシリーズです。GPUにはGeForce GT 650M 1GB GDDR5を搭載。NVIDIA Optimusテクノロジー実装のため、低負荷のときはCPUに内蔵するグラフィックの「インテル HDグラフィックス4000」が使われます。いわば、グラフィックを自動で切り替える省エネ機能です。Windowsエクスペリエンスインデックスではグラフィックスのスコアが7.1ですが、これはインテル HDグラフィックス4000のスコアと思われます。

2012年7月4日時点、インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)に対応していますが、今回のAlienware M14xではSSDはISRTではなく、完全にシステム用としてセットアップしてあります。レビュー時点ではこの構成は選べなくなっています。

この構成でのベンチマークテストの結果は後ほど紹介いたします。

2012年、パソコン市場のトレンド

PC最新テクノロジーのトレンドを紹介します。Alienware M14xの購入を検討している方なら、すでにご存知のことでしょう。一応、勉強不足な方はご覧ください。

Ivy Bridge(開発コード名)とは

Alienware M14xはIvy Bridge設計です。Ivy BridgeはSandyBridgeの改良版なので、アーキテクチャ(基本設計)に大きな変化がないものの、新たに22mmプロセスルールの微細化設計となっています。従来にはなかった3次元構造の「Tri-Gate(トライゲート)トランジスタ」を採用しており、低電圧状態でリーク電流が10分の1に抑えられたとのことです。インテルいわく、前世代よりも同じ消費電力で「性能を約37%アップ」させたとのこと。※リーク電流とは、電流の漏洩であり水で例えると水漏れのようなもの。リーク電流が増すと消費電力も発熱量も増え、回路を傷める原因となる。

つまりIvy Bridgeになって、性能の向上と低消費電力が顕著になったと言えます。

インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)

2012年7月時点、Alienware M14xではインテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)の注文ができます。ISRTとは、インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーの追加機能であり、2台のストレージを活用する技術です。SSDをHDDキャッシュとして使用することでシステムの読み込みを高速化します。システムデータそのものはHDDに保存されていますので、SSDの容量の少なさを心配することがありません。ISRTはかつてはチップセットZ68のみの機能でしたが、Ivy Bridgeに引き継がれています。

なお、「システム用にSSD、バックアップデータにHDD」と別けて使うメジャーな方法がありますが、しかしゲームユーザーにとっては複数のゲームがSSDの低容量ではインストールしきれない場面があります。そこでISRTではSSDはキャッシュだけなので、大容量のHDDにたくさんのシステムを入れておくことができます。ただ、もともとSSDで充分事足りていたユーザーなら、ISRTの必要はないでしょう。

シリコン・コーティングでソフトな肌触り

Alienware M14xの天板および左右側面にはシリコン素材でコーティングされており、ソフトな手触りです。最近、ケータイ電話やキッチン用品でシリコン素材がよく使われているので、身近にあれば手触りを実感してみてください。指紋がつきにくいというわけではないですが、光沢のプラスチック素材みたいにベタつく印象はありません。さっと拭き取ることができます。シリコンの特長は、肌触りの良さのほかに放熱性の高さがあります。個人的には擦り傷の防止にもなるのではないかと思われます。

ステルスブラック
今回の天板カラーはステルスブラックで非光沢、他のカラーにはネブラレッドがあるようです。天板は完全なフラットではなく、中央に薄っすらと隆起があります。アクセントであるガンメタリックのエイリアンヘッドはお馴染みです。

ネブラレッド
こちらは旧Alienware M14xのネブラレッド。外観デザインは同じなのでカラーの参考に。

本格3Dゲームが持ち運んでプレイ
サイズは幅 337mm、奥行258.36 mm、厚み37.8 mm。重量がほぼ3kg。通常タイプの14インチノートよりもデカいし重いですが、これで本格3Dゲームが持ち運んでプレイできるのだから充分許容範囲。ゲーミングノートとしては比較的気軽に持ち運べると思います。

同時押し操作
アイソレーション・キーボードではないので「同時押し操作」に問題はありません。Enterキーは2列目にあるので、DELLが初めての方なら少々慣れが必要になるかもしれません。カーソルキーは一段下がって独立した配置になっているので、ゲームの操作に良好です。個人的にはDELLのスタンダードノートもそうあって欲しいです。

Klipsch Audio Technologies
Alienware M14x底面にはサブウーハーを内蔵しており、2.1スピーカ構成です。アメリカでトップシェアを誇る音響メーカー「Klipsch Audio Technologies」のオーディオを搭載しています。ただし、XPS 17(L702x)やXPS 15(L502x)にあったような2.1chスピーカよりも臨場感に弱い印象を受けました。筐体の小ささが災いしたのでしょうかね。当然のことながら、スタンダードノートの音質よりは良いと断言できます。過度の期待をしなければ・・。

Alienware M14xのディスプレイデザイン
14インチのディスプレイは、一枚板ガラスを張り付けたフラットデザイン。DELLはEdge to Edgeと呼んでいるディスプレイデザインです。ベゼル部分を感じさせにくいデザインなので画面に集中できます。ディスプレイ上部の中央に130万画素Webカメラと、デュアルデジタルマイクを内蔵。

光沢画面なので光が強く当たる場所では映り込みが気になるところです。今回の撮影でも照明を直接当てているため、映り込みがはっきり現れています。ベゼル部分がガラス張りであることもデメリットになってしまっています。しかし、少し照明を抑えて角度に気をつければ、映り込みは回避できますし、メリハリのあるゲーム画面が楽しめます。

解像度は1366X768および、1600X900が選択できます。今回レビューしているAlienware M14xは1600X900です。ゲームプレイでも1600X900設定で十分遊べるタイトルがありましたので、個人的には1600×900がお勧めです。14インチ画面なので1600×900でも目つぶしほど細かいとは感じませんでした。

遊び心が満載の付加機能

ハイパフォーマンスの処理能力は後に紹介するとして、まずはゲームノートならではの付加機能を紹介します。Alienwareシリーズといえば、お決まりのイルミネーション機能「Alien FX」です。Alienware M14xでは9つのゾーンが別々にカラー設定できます。

Alienware M14xのFX
単色だったり、各ゾーン異なる色で組み合わせるなどお好みしだい。宇宙船の操作パネルみたいです。うざったいと思うなら、ただの白色バックライトキーボードで設定するといいでしょう。

前面・背面・左右側面

Alienware M14xの装備するインターフェースや側面のデザインをチェックします。端子が豊富とはいいませんが、「VGA端子、HDMI端子、ミニDisplay Port端子」がありモニタ出力に有利です。、「ヘッドフォン・マイクコンボ端子」というのがあり、他のPCではあまり見られない端子です。

前面と背面

スポーツカーのフロントグリル
Alienware M14x前面には端子はなし。スポーツカーのフロントグリルを彷彿とさせるデザイン。グリルは一見スピーカーのように思えますが、ただのイルミネーション・ゾーンの1つです。グリルの周りや下は光沢ブラックで、それ以外はシリコンでコーティングされています。中央に窪みがあるのでディスプレイを開くのが容易。

Alienware M14xの騒音
背面は電源コネクタのみ。左側に排気口があります。1時間ほどベンチマークソフトを起動し続けてみましたが、排気音はそれなりに大きいです。逆に静かすぎると放熱に問題ありでしょう。
ネットをしているときは、NVIDIA Optimusテクノロジーによってインテル HDグラフィックス4000に切り替わっているため、稀にしか風切り音はしません。

Alienware M14xの前面越しで背面を見ようとすると、断面が斜めカットのデザインのため背面がよく見えない。ユーザーポジションによっては電源コネクタの接続がやりづらいことがあります。幸い、背面にある端子は電源コネクタだけです。

左側面

側面
Alienware M14xの左側面。スロットイン式光学ドライブ、USB3.0× 2、ギガビットイーサーLAN、セキュリティロック穴を装備。光学ドライブではDVDスーパーマルチドライブのほか、ブルーレイコンボドライブの搭載が見られます。

右側面

VGA端子、HDMI端子、ミニDisplay Port端子
右側面。モニタ出力に「VGA端子、HDMI端子、ミニDisplay Port端子」の3トリオを完全装備。オーディオ端子では通常のマイク/ヘッドフォン端子のほか、「ヘッドフォン・マイクコンボ端子」を装備。USB2.0 (Power Share USB仕様 )が1つで、パソコンの起動なしにUSB経由で周辺機器の充電が可能です。一番右側には9規格対応のメディアカードスロットを装備。

なお、eSATA接続はできなくなっています。USB3.0と世代交代になってしまったのでしょうかね。それにUSB系の端子が計3つというのはコアユーザーにとっては少ないかもしれません。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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