XPS 13 Ultrabookのキーボード

DELL初の13.3インチウルトラブック！XPS 13 Ultrabook（XPS L321x）。アルミ削りだしボディにカーボンファイバーを用いた贅沢な製品。強化ガラスの「Gorilla Glass」を採用。※2012年6月時点の情報。XPS 13 Ultrabookのアイソレーションキーボードとそのキー配列、電源ボタン、シリコンコーティングされたパームレスト、タッチパッドについてレビュー解説します。

XPS 13 Ultrabookはアイソレーション・キーボードを採用しており、キーピッチは一般的な19mmでありフルサイズキーボードです。自宅用に使っても違和感のない操作性です。キーが浮石型であり、キーとキーの間が完全に離れています。そのためミスタッチが軽減され、個人的には使いやすいタイプだと思います。

XPS 13 Ultrabookのキーボード
キーボードとその周辺の全体図。アイソレーション・キーボードなので隙間のホコリを掃除しやすいです。それに防滴加工がしてあるので、ちょっとしたアクシデントに安心です。

ホームポジションチェック！XPS 13 Ultrabookにて
テンキーは無いので、真っ直ぐなホームポジション。気のせいかもしれないですが、アイソレーション・キーボードは押下した時のしなりが軽減されているような印象を受けます。XPS 13 Ultrabookの本体が薄いせいなんでしょうが、キーストロークが浅く感じます。（通常のキーよりも半分くらいの印象。）ただ、手応えはしっかりあるので文句はありません。

パームレストの素材はマグネシウム合金ですが、手触り感を出すため表面にシリコン・コーティングが施されています。高級マウスで採用されているラバー素材のような手触り。エッジ部分はそのままマグネシウム（アルミベース）の素材感を演出しており、程よいカーブを描いています。

XPS 13 Ultrabookの電源ボタン
電源ボタンは奥まった場所に配置されていないので、ネイルアートの指先でも操作が難なく行えます。

XPS 13 Ultrabookのキー配列チェック

微妙にドーム状に凹んでいますXPS 13 Ultrabook
キーは完全なフラットではなく、微妙にドーム状に凹んでいます。光沢の様子からやや分かっていただけると思います。左Shiftキーは割りとワイドなので使いやすい。スペースバーはわりとワイドなので、少々縮めてでも隣のキーにサイズを割り振ってもよかったのではないかと思います。

気になる点は「Delete、BackSpace、Enter」が小さいこと。フルサイズキーボードにするため、やや犠牲になった感があります。カーソルキーも小さいですが、これはよくある仕様。

操作している様子。Delete、BackSpace、Enterキーが小さいとはいえ、浮石型キーなので誤操作はなさそうです。

パソ兄さんのような指が太いユーザーでもXPS 13 Ultrabook操作
そのほかのメインキーを操作している様子。パソ兄さんのような指が太いユーザーでも浮石型キーは扱いやすい。もともとはネイルをばっちり決めたお姉さま向けに考案されたのでしょうけどね。

ファンクションキー

XPS 13 Ultrabookのファンクションキー列
キーボードの最上部はファンクションキー列。ここは「モニタ出力の切り替え、ワイヤレス、バッテリーメータ、ディスプレイ輝度調整、キーボードバックライト、メディアコントロール」などのキーとファンクションキーが兼用になっています。どちらを優先キーにするかはBIOSで設定できます。優先に選ばれなかったキーはFnキーと同時押しで機能します。

XPS 13 Ultrabookはバックライトキーボード搭載

バックライトキーボード搭載のXPS 13 Ultrabook
ここはXPS 13 Ultrabookの大きな注目ポイント！明暗センサーによってバックライトが点灯するので、薄暗い会議室や寝室でのとっさの操作時に活躍します。

キーボードバックライトは任意でも切り替えが可能で、ライトOFFのほか2段階の調光が設定できます。

ボタン一体型タッチパッド

XPS 13 Ultrabookではボタン一体型のガラス製タッチパッド。中央下に一本ラインが引かれているので、それを目安にクリックボタンを操作します。クリックボタンが曖昧に見えるところから好き嫌いに別れるタイプでしょう。ガラス製とのことですが、実機を前にしてもそれを判断するのは難しいです。また、指の動きによって様々な操作をするジェスチャーサポート対応ですが、個人的にはうざったいので機能をオフにしています。