XPS 13(9343)の、IGZO2液晶を詳しくレビュー
XPS 13(9343)は最新の液晶技術であるIGZO2液晶を搭載し、極限に薄いベゼル「Infinity Display」を採用している。そのため、13.3インチモバイルノートでありながら、11インチノート並みのサイズが実現となった。
非常に極薄のXPS 13(9343)ディスプレイ。アルミのエッジ部分がキラリと輝く!
XPS 13(9343)では、13.3インチ画面に超超超高解像度なQHD+ (3200 x 1800) 光沢タッチパネル液晶および、FHD (1920 x 1080)非光沢液晶・非タッチ が選べる。どちらにするか、悩むところだろうが、当サイトでは両方を導入してレビューしているので参考にしてほしい。XPS 13(9343)の2機の構成は以下の通り。CPUとディスプレイ以外は同じ構成である。
2015年8月論評 Broadwell設計 |
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2015年8月時点のレビューであり、手にした実機に基づいた情報である。 販売時期や供給状況、注文内容により情報は異なる。最新情報は上記リンク先にて!
IGZO(イグゾー)とは
TNやVA、IPSといったTFT液晶は、静止画の表示でも定期的なリフレッシュを行なっている。(一般的なモニタでは60Hzなので、1秒間に60枚もの静止画が連続して切り替わっている。このリフレッシュを人間の目で捉えることはできないが、これがチラツキの原因であり、眼精疲労の要因だ。)
IGZOでは、電流が無くても一定期間データの書き換えをせずに画像を保持できる特長がある。また、リーク電流(無駄にしてしまう電流)が少なく、リフレッシュ回数も少ないので低消費電力である。(シャープによると、ディスプレイ消費電力を5分の1~10分の1に減らすことに成功したという)。そして、TFTの超小型化と配線の超細線化により、従来のTFT液晶よりも同じ透過率に対し、約2倍の高精細化をしているという。
XPS 13(9343)の画面を観ていると、紙の印刷を観ているように感じたが、これはリフレッシュ回数が少ないからだと思われる。確かに、これまでのTFT液晶とは違うことが見た目で判断できる。眼精疲労が気になるユーザーには打ってつけだと思われる。
DELLサイトによると、XPS 13(9343)は「IGZO液晶を採用したため、ディスプレイのコントラストや色純度が向上したほか、輝度は 400cd/m2 と、通常のノートパソコンの 2 倍を実現しました」とある。
ちなみ、IGZOはインジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)、酸素(O)の結晶構造であり、IGZOという呼び名は頭文字を取ったものである。すでにスマートフォンやタブレットなどのデバイスで大きな反響がある。
IGZO2液晶!QHD+ (3200 x 1800) の光沢タッチパネル
まずは、QHD+ (3200 x 1800) 仕様から紹介。高精細と、13.3インチではありえない広領域に驚かされる。さらにこの解像度を選ぶと、光沢液晶でタッチパネルとなっている。当然のことながら、デフォルト設定ではかなり拡大されていたので、手動でドットバイドット(つまり100%)表示に戻した。
解像度がQHD+ (3200 x 1800)ともなると、YAHOOのページが3つも並べられる。
当サイトであれば、2ページ半ほど並べられる。
もちろん、文字が潰れてはなく鮮明なのだが、13.3インチに 3200 x 1800の解像度は”ド変態級”の高解像度。パソ兄さんはドットバイドット利用主義であるが、この極小サイズは数分の閲覧で眼精疲労が来た。しかも光沢液晶ときたもんだ。
この解像度を選んだ場合、通常、ドットバイドットでは利用しないのだろう。拡大使用が基本であり、場合によって「大きく俯瞰しなければならないときに、ドットバイドットで見る」といった具合だ。むろん視力には個人差があるが、多くはパソ兄さんと同じ意見だと思われる。つまり、ド変態級の高解像度は、クリエイターなど利用者がかなり限定されると思う。
IGZO2液晶の視野角は非常に良好。色度変移や色調変化は感じられないが、光沢パネルのため角度によって映り込みが発生する。光沢パネルは画面にメリハリがあるが、角度の調整に気を使う。
上方からみた視野角。色度変移は起きていないが、際どい角度だと映り込みのため視認性は落ちている。
さて、タッチパネルであるが、このモデルにはかなり不要な気がする。当然、3200 x 1800ドットバイドットでは微細すぎてタッチできるわけないし、拡大してタッチ操作というのも何だか微妙。細かいことだが、タッチすると、XPS 13(9343)本体が舟漕ぎ状態になってユサユサと動く。本体を押さえてタッチするのがやや面倒。タッチパネルは実用性というよりも、所有する満足感を満たすプレミアム要素だと思われる。
5.2mmという、極限に薄いベゼル「Infinity Display」。光沢パネルでは段差がなく、ベゼルを含む画面全般がフラットで光沢処理となっている。
狭額ベゼルには搭載できないため、Webカメラが左下ベゼルに配置されている。そして下部中央にミラー調のDELLロゴ。
解像度3200×1800の領域
3200×1800の領域ではYahooのtopページが3つも並べられる。
3200×1800の領域に1280 × 720のベンチマーク画面を表示したところ。15.6インチまでの多くのノートは1366×768なので、3200×1800は著しく広領域だ。
3200×1800の領域にフルHD(1920 × 1080)のベンチマーク画面を表示したところ。これの2倍以上の領域がある。
13.3インチに解像度3200×1800のサイズ対比
ドットバイドット表示のサイズを100円玉のサイズと対比してみよう。当サイトで使用している、サブタイトル(16pixel)と本文(14pixel)のサイズは写真の通りである。(IEで表示)。※100円玉のサイズが150pixelになるように画像全体を縮小
13.3インチ(解像度3200×1800)(アスペクト比16:9)
では、ほかの解像度とくらべてみよう。
13.3インチで最も多いのは解像度1366×768である。
個人的にドットバイドットで使える許容範囲は、15.6インチに解像度1920×1080まで。
過去のド変態解像度では、11.6インチ(解像度2560×1440)があったが、こちらのほうがまだ大きめ。
15.6インチに4K(解像度3840×2160)というのも、昔に遭遇した。13.3インチに解像度3200×1800とほぼ同じくらいの見え方である。
13.3インチ(解像度3200×1800)をドットバイドットで使うのは、ユーザーが限定されることがお分かりだろうか?ただし、拡大使用する気があるなら、特に懸念することではない。画像表示がメインなら、高解像度は便利である。
あくまでドットバイドット利用のテキストユーザーに限ったことである。(・・ドットバイドットを標準というと、決めつけるなと非常に怒る方がいらっしゃるので、一応補足しておく。)
IGZO2液晶!非タッチ・フルHD(1920 × 1080)のディスプレイ
次はもう一機のXPS 13(9343)で、非タッチ・フルHD(1920 × 1080)モデルのディスプレイをチェックする。光沢パネルのモデルとは違い、ベゼルには少しばかりの段差があり、非光沢で落ち着いている。
フルHD(1920 × 1080)の領域ならYAHOOのページは2つほど並べられる。13.3インチにフルHDだと、これでも上級者向けの広領域であるが、3200 x 1800ほどのド変態ぶりではない。文字も充分細かいが非光沢ということもあり、目には優しい。
IGZO2液晶の視野角。非光沢なので映り込みの妨害もなく、鮮明に見ることができる。むろん、色度変移や色調変化は感じない。
非光沢だと、こんな角度でも映り込むことなくスッキリ見える。IGZOの特長である、リフレッシュ回数の少なさもあってか、印刷物みたいな画面となっている。明らかな認識はできないがチラツキが少ないからだろう。
5.2mmという、極限に薄いベゼル「Infinity Display」。光沢モデルと違って、極わずかに段差がある。
左下にWebカメラ。下部中央に、エンブレムが埋め込まれたようなDELLロゴを配置。
非光沢・フルHD(1920 × 1080)モデルのほうが、実用性が高いと思われる。不要なタッチパネルもないので予算を抑えられることもメリットだろう。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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