アルミボディ13.3インチ2-in-1ノート、Inspiron 7386レビュー2弾目
Inspiron 13 7000 2-in-1~アビスブラック 4K(3840 × 2160)
引き続き、Inspiron 13 7000 2-in-1こと、Inspiron 7386のレビュー。前回はプラチナシルバーだったが、今度はカラーがアビスブラックのモデル。ディスプレイのスペックは4K(3840 × 2160)にしてある。その他、CPUやメモリ、ストレージは前回同様なのでベンチマークテストは省略する。
Inspiron 7386はWhiskey Lake設計の、13.3インチ2-in-1ノート。360度回転できるヒンジ構造で、ノートからタブレットに変形できる。天板・底面・パームレストすべてアルミボディ。IPSパネル、狭額ディスプレイ、指紋認証リーダー付き電源ボタン、バックライト・キーボード機能、NVMe SSD搭載などの特長がある。前回レビューの「プラチナシルバー」と重なることが多いので、そこは省略する。主にデザイン・レビューとなる。
2018年12月論評 Whiskey Lake (Uシリーズ) |
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※2018年12月25日時点のレビュー。本製品の発売日は2018年10月5日である。
13.3インチ IPS光沢 タッチ・ディスプレイ 解像度4K (3840 × 2160)
このレビュー実機では4K (3840 × 2160)解像度。ディスプレイベゼルが狭額なので画面に広がりを感じる。上部にはWebカメラを搭載している。
液晶パネルにはAU Optronics(BenQグループ)製のAUO252Bを採用。このメーカーは、1996年に設立された達碁科技(Acerの子会社)が2001年に聯友光電と合併してAUOになった。LG電子、サムスン電子、イノラックスに次ぐ大手液晶パネルメーカーである。くれぐれも、採用されているベンダーは時期により異なると思われるので、あくまで一例と理解してほしい。
初期設定および推奨設定では拡大表示になっているが、ここではあえてドットバイドット表示(100%)に設定し直している。この13.3インチ画面にしてはモノスゴイ表示領域だが、テキスト読みなどでは、ドットバイドット表示は細かすぎて実用的とは言い難い。むろん、文字が潰れるわけではないのでただ極粒なだけである。多くのユーザーは適宜に拡大が必要になるだろう。
ただし、アイコン画像からデータを探したり、地図の表示など俯瞰的な作業から入る場合では領域が広いため使いやすい。それに、4K動画・映画など美麗なコンテンツを楽しむなら必須となる。作業用に関しては、用途に合わせてドットバイドットと拡大を使い分けることになるだろう。 見え方の感じ方には個人差はあるだろうが、テキストがメインとなるユーザーはフルHD(1920 × 1080)にしたほうが無難である。
広視野角IPSディスプレイのため、極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きていない。光沢ディスプレイなので、コントラストが高く黒の引き締まった画質を楽しめる。ただし照明や日光の当たる角度により背景の映り込みが生じるので、環境に応じて角度や照明の調整が必となる。
IPSパネルは広視野角でも、一般的に光沢画面だと極端な角度からの視聴では全体的に陰が広がってしまい、黒っぽく見えてしまうことが多々ある。しかし、これは比較的だが陰の影響が軽減されているように感じた。AR(アンチ リフレクション)コーティングでもしているのかと思ったが、そのような仕様表記は確認できなかった。
オール・アルミボディのInspiron 7386 (アビスブラック編)
ここでレビューするカラーはアビスブラックだが、Abyssとは深淵とか「底知れぬ深い穴」という意味から地獄を指す。個人的にはジェームズ・キャメロン監督のSF映画「アビス」を思い出す。未知なる深海生物との戦いみたいな話だったと記憶している。
Inspiron 7386の底面は天板と同様で、アルミボディにサンドブラストの梨地加工。アルマイト加工でさらっとした手触り。なお、アルマイト加工(陽極酸化処理)とは酸化皮膜を生成させる表面処理で、これにより耐食性と耐摩耗性が向上する。中央にはInspironロゴがエンボス加工されている。アビスブラックの色つけは蒸着だろうか。左右の緩やかな傾斜部にスピーカを搭載している。
底面を斜めから見た様子。端子のある側面は、パームレスト側のアルミ板をプレスしてトレイ状にしたもの(パームレストの一枚板)。
Inspiron 7386の右側面。光学ドライブは搭載していない。microSD カードスロット(SD、SDHC、SDXC)、ヘッドセット端子、USB3.1-Gen1端子を配置。
左側面のデザイン。厚みはたったの14mmで、カバンに収まりやすい。装備する端子は奥の位置にあるので、有線マウスなどを常時接続していてもケーブルが煩わしくなりにくい。配置端子は、電源コネクタ、右隣に電源ライト、HDMI端子、USB Type-C端子(USB3.1-Gen1、Display Port対応)。
前面には端子はない。先端が細くなったデザインでスタイリッシュ。
背面は中央に排気口。DELLサイトではヒンジに沿って配置されたゴム足のことを、「排熱を逆循環しないゴム足の配置」と言っている。ヒンジの間にも排気口があるため、吸気口方面に向かう排熱をゴム足でブロックしている。
以上、Inspiron 7386の装備端子は左右側面にあり、前面と背面には装備していない。USB Type-C端子があるものの、総合的にインターフェースが乏しい。SDカードスロットもmicroであり扱いにくい。ここはネックとなるだろう。DELLサイトでは、USB Type-C端子が電源供給(おそらくUSB Power Delivery)に対応すると記載されているが、クイックスタートガイドやダウンロードマニュアルには記載されていない。当方では確認のすべがなく未検証。
インターフェースの補足説明
※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※USB3.1-Gen1の転送速度はUSB3.0と同じ5Gbps(理論値)だが、電源供給力は高い。
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説
NVMe SSDのパフォーマンス
レビューしたInspiron 7386の実機では、前回のプラチナシルバーのときと同じくSKハイニックス製BC501のNVMe SSDを搭載している。大体誤差のレベルであり、疑問に思うところはない。シーケンシャルリードでは1600MB/s近くの爆速。デバイスマネージャーを見ると、無線LANでは同じくインテルWireless-AC9560を搭載していた。
テントモード、スタンドモード、タブレットモードの紹介
Inspiron 7386は360度回転するヒンジ構造となっているため、ディスプレイを後方へ折り、360度回転させるとタブレットPCに変形できる。一定の角度まで曲げると、キーボード操作は無効になるので、誤操作の心配はない。タブレットPCへの変形途中でテントモード、スタンドモードがある。
テントモード。 角度次第では地面の設置スペースが最も少ない。机上スペースが広く使えるので、資料を広げたりと仕事用にも使える。
キーボード面を地面に伏せた「スタンドモード」。視界にキーボードが入ってこないので、映画鑑賞などに向く。
折りたたんでタブレットモード
完全に折りたたんで、タブレットモード。ジャイロセンサーにより自動で画面が回転する。(むろん任意で回転ロックも可能)。
タブレットモードのときの各側面の様子。
タブレットモードのときの背面はキーボード。タブレットを支えている手の指先では、キーボードのプチプチ感が気になってしまうのはご愛嬌。
アビスブラックのキーボード
アルミ素材のパームレストで高級感がある。アルマイト加工でさらっとした手触り。アビスブラックのモデルでは、プラチナシルバーと違ってヘアライン加工ではない。天板と似たような表面。
電源ボタンが指紋認識リーダー(Windows Hello対応)にもなっている。電源ボタンの周囲はダイヤモンドカット加工で、アルミの金属光沢がアクセントになっている。
一体型のタッチパッド。周囲がダイヤモンドカット加工で、アルミの金属光沢がアクセント。周りがブラックなのでプラチナシルバーのモデルよりも強調された印象がある。
ファンクションキー(F1 ~ F12)とマルチメディアキー/設定キーが兼用になっているため、優先キーになっていない方はキーボード左下側にあるFnキーと同時押しで使う。なお、「Fn + Esc キー」を押すと、その優先順を切り替えることができる。F1~F6まではメディア・コントロールキー、F8はディスプレイの切り替え、F10はバックライトキーボード、F11・12はディスプレイ輝度調整の操作になっている。
一部のキー(BackSpace、Enter、shiftなど)はその横のキーと隣接させつつ、キートップの段差で隔離している加工。これはユーザービリティのためではなく、単なるコストダウン加工と思われる。プレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っているようだ。 BackSpaceと¥のキーが小さいのでやや扱いづらいのがデメリット。
バックライト・キーボード
バックライト・キーボード機能を搭載(オンオフおよび、2段階の調光可能)。薄暗い会議室や、寝室などとっさの使用でも照明を点けずに操作することができ、わりと重宝する機能である。機能がオンのときは、キーに触れると自動的に点灯する。しばらく操作をしないと自然に消灯する。明らかにかすれる箇所はなく、視認性はよい。
Whiskey Lake設計であるInspiron 13 7000 2-in-1こと、Inspiron 7386のレビューは以上。
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
- Whiskey Lake設計、最大で第8世代 Core i7-8565U 搭載可能。統合型(内蔵)グラフィック仕様
- 360度回転できるヒンジ構造。(ノートからタブレット、テントモード、スタンドモードに可変)
- 広視野角 IPS パネル採用
- 狭額ベゼルのフレームレスで、広がりを感じる画面
- 高級感あるアルミボディ!(天板・底面・パームレストに、アルマイト加工のアルミ素材)
- バックライト・キーボード機能(オンオフおよび、2段階の調光可能)
- 指紋認証リーダー付き電源ボタン(Windows Hello対応)
- タッチパッドおよび電源ボタンのエッジに、ダイヤモンドカット加工
~カット部分がアルミの金属光沢デザイン - スマートサーマル:サーマルスロットをヒンジに組み込み、空きスペースをエアフローに利用
- 排熱を逆循環しないゴム足の配置
- USB Type-C端子を装備 (USB3.1-Gen1、Display Port に対応)
- 高速!PCI Express接続のNVMe SSD(M.2)搭載
- デメリットや購入前の留意事項
- SDカードスロットはMicroSDなので、やや不便。
- USB3.1-Gen2に対応していない
- 光学ドライブは無し、有線LAN端子は無し(無線LANは内蔵)
- 約1.4kgなので単体タブレットとしては重いが、2-in-1のなかでは軽量なほう
- オンボードメモリなので換装は不可。メモリ容量の選択は慎重に!
- 総合的に装備端子が乏しく、予めニーズをはっきりしておいたほうが無難
- 換装のための内部アクセスは、ややハードル高め。
※分解マニュアルはDELLサイトからダンロード可能。ただし保証なしの自己責任であることに要注意。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- Inspiron 13 7000 2-in-1 (7386)レビュー ~プラチナシルバー(1920 × 1080)
- レビュー2弾目 ~アビスブラック 4K(3840 × 2160)